【心の健康】心配性の原因は、テレビの悪影響?!

心理カウンセラー・ラッキー
YouTube Twitter Facebook

心配性の原因は「テレビの影響」かも

テレビは情報の宝庫。

テレビの見過ぎ

しかし、心に悪影響を及ぼすような番組が、非常に多いのも事実。

テレビが心に与える悪影響

テレビは子供に影響を及ぼすだけでなく、大人の心にも悪影響を及ぼします。

 

「小さいことでも、すぐに不安になってしまう…」

そんな方は、心が荒むようなテレビ番組の見過ぎかも。

 

今回は『心配性』と『テレビ』の関係についてお話させていただきます。

 

映像でもトラウマになる

トラウマとは、心的外傷(つまり心の傷)。

過去の実体験が、心に傷を残してしまうわけです。

トラウマ体験

 

が…、

実は、映像を見るだけでも、それがトラウマになってしまいます。

テレビの悪影響

 

忌まわしい映像やニュースを見るだけで、実際に体験したかのごとく、心に傷を残してしまうのです。

 

これは、心の奥にある『潜在意識』と深い関係があります。

潜在意識

潜在意識の不思議な性質を知ることで『心に取り入れる情報』の大切さを、改めて理解できると思います。

 

潜在意識の不思議な性質

心の奥にある潜在意識。

その潜在意識には、とても変わった性質があります。

 

それは…

「映像や情報を、自分の実体験と勘違いしてしまう」

ということ。

 

スポーツ選手が本番前におこなう『イメージトレーニング』も、この性質を利用したもの。

イメージトレーニング

成功する場面を、くりかえし想像することで、「今までに何度も成功している」と潜在意識が勘違いするのです。

だから、過度な緊張がほぐれて上手くいく。

 

同じように…

テレビの映像や情報も『自分が体験したこと』として、潜在意識が記憶してしまう。

潜在意識が記憶し心配性になる心

 

恐ろしい映像を見るだけで…

「恐ろしい体験をした!」という自分自身のトラウマになってしまうのです。

テレビの悪影響を受けた心配性の女性

心理学では、これを「スプラリミナル知覚」といいます。

 

その傷の一つ一つは小さいのですが…

それが蓄積されれば、不安症・神経症・心配症・うつ病へとつながる危険性もあります。

 

「すぐに不安になる」

「わけもなく不安で眠れない」

「子どもの性格がオドオドしている」

というのなら…

不安になる

それ、テレビの悪影響かもしれません。

 

不安をあおる番組が80%

報道情報の80%は…

「事件・事故・政治不信・病気などのネガティブな情報」なのだそうです。

 

その理由は簡単で、

怒りや不安を煽ることで、視聴率が取れるから。

 

なので、どんな情報でも、ネガティブな一面だけを放送する傾向があります。

 

たとえば、円高になると…

「○○自動車が、何百億円も損しました」という、一部のネガティブなことを取り上げ報道する。

円安になっても同じように、「○○業界がたいへん厳しい!」という一部のネガティブなことを取り上げ報道する。

ネガティブなテレビ番組

 

それから、

「最近の子どもはキレやすく、少年の凶悪犯罪が増えている」と思い込まされ、不安を感じている人も多いと思います。

 

しかし「犯罪白書」によると、少年犯罪は急速に減少しているのが現実です。

 

つまり、テレビの情報は、現実よりも暗い。

現実よりも暗いテレビの情報

これらネガティブな情報を、潜在意識は「自分の体験」として認識してしまいます。

 

すると、心はどうなってしまうのでしょうか?

 

次に、テレビが心に及ぼす悪影響を、具体的にみていきます。

 

テレビは、どんな悪影響があるの?

こんなことを書くと、テレビ番組を制作している人たちに怒られてしまいそうですが…

書きます。

 

『警察24●』のような、物々しい番組をみると、どうなるか?

 

パトカーを見るだけで、なんとなく不安な気持ちになります。

パトカー 不安な気持ちになる

 

『政治家の理解できない言動』や、『企業の失態をあばくような報道』ばかり見ていると、どうなるか?

 

「世の中、悪い奴らばっかりだ」人間不信になります。

人間不信になる

 

『衝撃的映像』や『誘拐事件』ばかり見てると、どうなるか?

 

「両親の乗った飛行機、大丈夫かな?」

「子どもの帰りが遅いけど、もしかして!?」

というように、現実的でない想像(妄想)が膨らむようになります。

心配性になる

つまり、心配性になってしまうのです。

 

僕自身も東日本大震災の直後は、海に近づくことが怖かったし、大好きだった釣りも今ではほとんどしていません。

「津波の映像」を見過ぎてしまったようです。

 

僕の妻の知り合いも「津波の映像」を見過ぎて鬱になり、精神科を受診しました。

 

その先生いわく、

「ワイドショーを見過ぎて、鬱になる専業主婦が急増している」とのこと。

 

テレビのなかった時代は『実体験』のみがトラウマの原因でした。

テレビのなかった時代

しかし、現代ではテレビの疑似体験も、トラウマの原因となっていまうのです。

 

心の病が急増した原因も、もしかしたら、ここにあるのかもしれません。

 

ネガティブな情報も、少しは必要

とはいっても、ネガティブなテレビの、すべて悪いわけではありません。

『詐欺の手口』『被災地の現状』を知ることができたり、経済状況を把握できるなど、ためになることも多い。

 

また『不安』を感じることも、大切なこと。

不安があるからこそ「わたしも気をつけよう!」となって、用心することができます。

不安があるから頑張る人

不安とは、命を守るための『心の警報機』

 

身体にとって、ビタミン・ミネラルが大切なように、

『ネガティブな情報』適度に摂取することが必要です。

 

テレビの悪影響まとめ

『恐ろしい事件』『役人の失態』など、ネガティブな情報ほど知りたくなるのが人情です。

また、テレビに映る『悪い人』に対して文句を言えば、優越感や正義感を感じ少しは楽しいかもしれません。

テレビに映る悪い人に文句を言う夫

 

しかし、起きた犯罪・事件・事故にいくら精通しても、心にトラウマを残すだけ。

最後に苦しむのは、自分自身です。

心の傷

 

ネガティブな情報で頭をいっぱいにすることは、栄養にもならない食べ物を詰め込むより、ずっと危険なこと。

ネガティブな情報で頭がいっぱい

 

身体に取り入れる栄養と同じように…

心に取り入れる情報の『質と量』にも気を配りたいものです。

 

  • なるべく明るい番組を見るようにする
  • 「不安をあおってるな」と感じたらチャンネルを変える

などの、ちょっとした心がけが、心の健康には不可欠です。

心の健康

 

 

 

以上、『【心の健康】心配性の原因は、テレビの悪影響?!』でした。

著者:心理カウンセラー・ラッキー

★YouTube 始めました★

きっと役立つ知恵をお届けします

☆ラッキーのTwitter☆


★読むだけでみるみる幸運になる「ラッキー語録」も、TwitterとFacebookで無料公開中!