【ゴミ屋敷・汚部屋】物が捨てられないのは精神疾患のサインかも

心理カウンセラー・ラッキー
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物が捨てられない原因

部屋の散らかり具合によって、ある程度、心の中を読み取ることができます。

「物を捨てられない」「ゴミをためてしまう」という場合、もしかしたら精神疾患のサインかもしれません。

 

物が捨てられず、溜めこんでしまう原因は大きく分けて2つ。

  1. ホーディングが原因
  2. 精神疾患が原因

1つずつ見ていきます。

 

①ホーディング

海外では「物を捨てられない」「片づけられない」という症状をホーディングと呼び、

日本では「強迫性貯蔵症・溜め込み症候群」とも訳されています。

 

ゴミ屋敷・汚部屋の原因は、ほとんどがホーディング。

そうなってしまう心理はさまざまで、主なものは…

  • 自分の所有地にゴミ類を不法投棄されることに対する怒り。
  • 地域や親族への不信から、自分や財産に対して抱く不安。
  • (対象は何でも良い)処分する事への罪悪感。
  • 地域共同体(コミュニティ)からの疎外、孤立感。
  • 収集癖が病的にまで高じることによる。
  • 街角に捨てられているゴミを見つけると寂しそう、悲しそうに感じ自分のところに連れてくる。

(ウィキペディアより抜粋)

また、ホーディング以外にも、精神疾患が原因で物が捨てられないケースもあります。

 

②物が捨てられない精神疾患

もしも…

「一人暮らしの娘の部屋に行ったら、ゴミの山だった」

「最近おばあちゃんが、物を拾ってくるようになった」

などの場合、もしかしたら初期の精神疾患かもしれません。

 

「物が捨てられない」という場合に疑われる精神疾患はさまざまありますが、ここでは主なものを5つご紹介させていただきます。

 

統合失調症

統合失調症で「物が捨てられない」というケースがあります。

統合失調症は、過去に「精神分裂病」と呼ばれていたもので、発病率は120人中1人程度といわれています。

 

統合失調症になると、幻覚や妄想が伴い「周りの人には理解できない行動」が多くなります。

また「行動・思考が歪んでいることを自覚できない」という特徴もあります。

 

もしも「物を溜めはじめた」と同時に「話が噛み合わない」「ケアレスミスが多い」ということがあるのなら、統合失調症を疑ってみることも必要かもしれません。

 

強迫性障害

強迫性障害の症状はさまざまですが「ゴミを捨てられない」という症状もあります。

 

強迫性障害で代表的なものは「感染の不安から手洗いを何十回もしてしまう」というもの。

 

それと同じように…

「ゴミの中に大事なものが混ざっているかもしれない」という不安から、すべてのゴミを何回も点検してしまう。

そして遂には、ゴミ捨てを諦めてしまいます。

 

ADHD(注意欠陥・多動性障害)

ADHDは、「集中力がない」「じっとしていられない」というのが特徴で、自分の行動をコントロールすることが非常に難しい。

そのために「掃除ができない」というケースがあります。

 

「甘えているだけ」に見られがちですが、

実は脳や神経系の障害で、その原因はまだはっきりとわかっていないようです。

 

うつ病

鬱になると、気力を失います。

「掃除をしなければ」と思いながらも掃除ができない。

そのため、強い罪悪感を抱く人も多いようです。

 

認知症

「最近おばあちゃんが、物を拾ってくるようになった」

「部屋の掃除をしなくなった」

このような場合は、認知症を疑ってみることも必要かもしれません。

 

精神疾患は、早期発見・早期治療

もしも、家族など周りの人がゴミを溜めはじめたら、初期の精神疾患のサインかもしれません。

「疑わしい」と感じたら、早めに専門の医療機関を受診させましょう。

 

とはいっても、

本人が「このままでいい」「変わりたくない」と病院に行きたがらないケースも多いものです。

そのようなときは、気長に根気よく説得することが肝心です。

 

 

 

以上、『【ゴミ屋敷・汚部屋】物が捨てられないのは精神疾患のサインかも』でした。

著者:心理カウンセラー・ラッキー

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