視力・聴力を失っていく子の母親に学ぶ、6つのポジティブ思考

心理カウンセラー・ラッキー

vol.0094

人間はもともとネガティブ思考。

それは大昔、危険から身を守るために必要でした。

 

しかし、現代社会で、

事あるごとに落ち込んでいたのでは、身も心も持ちません。

 

現代のわたしたちに大切なのは、ポジティブ思考

そこで今回は、壮絶な子育てを経験した福島玲子さんに学ぶ「ポジティブな考え方」についてお話させていただきます。

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 ポジティブ思考◇6つの考え方

出典

福島令子さんって誰?

「ポジティブな考え方」をご紹介する前に、まずは福島令子さんをご紹介させていただきます。

 

福島令子さんは、

目も見えず、耳も聞こえない「盲ろう者」でありながら、東大教授になられた福島智(さとし)先生

の母親。

 

息子の智先生は、さまざまなマスコミで取り上げられているので、ご存知のかたも多いと思います。

 

3歳で右目を、9歳のときには左目からも光が失われました。

さらに、14歳で右耳、18歳のときには左耳からも音が奪われてしまいました。

 

あらゆる手立てを講じたにもかかわらず、

現代医学では原因がわからぬまま「盲ろう者」となってしまったのです。

 

母親の令子さんは、この壮絶な子育てをどのような考え方で乗り越えてきたのでしょうか?

ポジティブ思考を、福島令子さんに学びます。

 

①なるべく考えないようにする

息子のことが心配で、いても立ってもいられないとき、令子さんはどうしていたのでしょうか?

心配でいてもたってもいられなくなるので、なるべく考えないようにするしかありませんでした。

(中略)

細かい変化に一喜一憂していると、精神的にまいってしまいそうだったからです。

くよくよ考えたところで、現実は1ミリも変わらない。

ならば、

なるべく考えないようにして、自分の心を守るほうが賢明

ということです。

 

暗い考えが浮かんできたら、すかさず他のことを考える

これは、ポジティブ思考で最も大切なことといえるでしょう。

 

②私と似たような境遇の人もいる

令子さんはある日、盲学校の上級生のお母さんから、こんな話を聞きました。

 「死にたいと思ったことは何度もありますが、涙もかれてしまいました。もう、何があっても平気ですよ」

いつもニコニコしている人から、そんな言葉を聞き、令子さんは悟ります。

この学校にいる子どもたちのお父さんやお母さんは、私と同じように子供の将来を悲観し、涙に暮れたことのある人ばかり。でも、困難を乗り越え、みんな前を向いて歩いている…

 

・「自分と似た境遇の人もいる」と思うことで、勇気が湧いてくる。

・「それでもみんな笑顔で生きている」と思うことで、希望が湧いてくる。

似た境遇の人を想うことで、ポジティブになれるのですね。

 

③もっと不幸な人もいる

息子の智先生は子どもの頃、幾度も大学病院に入院していました。

そこで出会う人たちを見て、令子さんはこう思うのです。

大学病院には、命に関わる病気をしている人がたくさんいて、命を落とす小さな子どもも少なくなかった。智の目は見えなくなったものの、まだ幸せと思わなくてはならない。もっとしっかりしなくては…

 

大きな不幸に襲われたときに、自分のおかれた状況を受け入れるのは簡単なことではありません。

しかし、もっと不幸な人のことを想うことで、「この程度で悩んでいてはいけない!」と自分を鼓舞できる。

とても大切な考え方を、令子さんは教えてくれています。

 

④もう悩むのはやめて、未来を見る

智のことをあれこれと悩むのは、もうやめよう。障害に負けないで、のびのびと成長できるよう、個性を伸ばせるよう、私もしっかり支えていかなくては…

「過去」や「現在」に意識を向ければ、くよくよと悩んでしまう。

しかし、「未来」に目を向ければ、悩んでいる暇がなくなります。

 

未来のために「今できる対策」を考えることが、ポジティブになる秘訣なのでしょう。

 

また、息子の智先生も、未来に目を向けることができる子どもだったようです。

「小さいときから何度も手術をしてきたというのに、神も仏もおらんのか…」

と嘆くおじいちゃんに対して、

当時9歳だった智くんはこう言います。

「おじいちゃん。あのね、やれるだけのことをやって、こうなったんやから、しかたないんや。世界で一番偉いお医者さんに診てもらっても、悪くなるときは悪くなるんや。ぼくは、だいじょうぶ。もうすんだことより、これからのことを考える方が大事やと思うんや。だから、おじいちゃん、あんまり心配せんとってね」

なんてポジティブな考え方のできる子どもなんでしょう。涙が出ます!

未来に目を向けて生きてきたから、東大教授にまでなることができたのでしょう。

 

⑤「運命」として受け入れ、それを生かす

 

やっぱり、不思議な運命を持っとるんや。智が「日本のヘレン・ケラー」と言われるのも合点がいく…

(中略)

私は智を育てるために、この世に迎えてもらったのかなと思うことがあります。私自身も小さい時から身体が弱く何度も入院しましたが、病院生活に慣れていたことが、智の闘病にも役立ったのではないかと思うのです。遠い昔から神様のご計画があって、病弱な私にいろいろな経験をさせて、智を育てられるようにしてくださったのだと思われてなりません。

トランプでも、配られたカードに文句を言っていては勝つことができません。

神様から与えられた「運命」として現実を受け入れ、それをどう生かすかが肝心なのでしょう。

 

⑥ユーモアを忘れない

息子の智先生は、子どもの頃からユーモアを忘れない人気者だったそうです。

東大の構内で開かれた博士号授与式の挨拶でも、「9年毎に起きるトラブル」をユーモアたっぷりに話しています。

「私は九歳で失明したのち、十八歳で聴力を失って、全盲ろうになりました。その九年後の二十七歳では腹が出てスマートさをなくし、さらに三十六歳では髪が薄くなって若さを失いました。それまで何かを失うばかりでしたが、四十五歳でこのように博士号をいただくことができました。これからは何かを得ていく人生になるのかなと思っています」

どんな境遇であっても、ユーモアを忘れないことでポジティブに生きられるのでしょう。

お笑いの明石家さんまさんも、弟を火事で亡くしたそうですが、ユーモアの大切さについてこのように語っています。

追い詰められた時には追い詰められた時なりのギャグいうもうんがあるんですわ。人間、どんなに沈んでいても笑うんです。 葬式の日でも絶対笑えるんですわ。こら凄いことですよ。

落ち込んでいるときこそ、ユーモアが大切なのですね。

 

ポジティブ思考になれる本でした

福島玲子さんに学ぶ「ポジティブな考え方」を見てきましたが、いかがでしたでしょうか?

参考にさせて頂いた書籍「光と音のない世界で 盲ろうの東大教授・福島智物語」は、福島智先生の壮絶な半生がつづられています。

 

「ポジティブな考え方」をご紹介しておいて、こんなことを言っては元も子もないのですが…

この本を読むだけでポジティブ思考になれます!

「自分の悩みなんて、どうでもいいぐらい ちっぽけなもの!」と思うことができ、チカラと勇気が湧いてきます。

 

児童書にしておくのは勿体ないぐらい、とにかく皆様に読んで頂きたい本です。

もし機会がありましたら、ぜひ手に取って読んでみてください。

 

以上、『[ポジティブ思考]視力.聴力を失っていく子の母親に学ぶ6つの考え方』でした。

 

最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!
(心理カウンセラー・ラッキー)

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