「めんどくさい」が吹っ飛ぶ裏ワザ・2選

心理カウンセラー・ラッキー
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この記事でお伝えしたいこと
  1. 「めんどくさい」の正体
  2. 「めんどくさい」が吹っ飛ぶ裏ワザ

仕事、運動、整理整頓、掃除、筋トレ、ダイエット、読書、歯医者…

「何事もめんどくさい」

「やらなきゃと思うけど、なかなかできない」

めんどくさい

 

そう思ってしまうのは…

怠慢でも、行動力がないわけでもありません。

 

人間として「ごく自然な感情」です。

 

「めんどくさい」の正体

というのは、動物園の動物を見るとわかりやすいのですが…

ライオンもゴリラもコアラも、エサを食べてるとき以外、ずーっとエンドレスでダラダラしていますよね。

動物

 

脳は「エネルギーを温存する」ために、

・ダラダラすることは「善」

・動くことは「悪」

と考えます。

 

なので、よっぽどの急用がないかぎり、脳は「めんどくさい」という感情を出し続ける。

面倒くさい感情

だから、動けない。

 

これは、人間も同じ。

「めんどくさい」という気持ちは、動物に備わった大切な本能であり、ごくごく自然な感情。

自然な感情

 

ところが、わずか一部の人で…

仕事も、掃除も、筋トレも、「楽しそうにやっている人」がいます。

楽しそうな人

 

涼しい顔をして、猛烈な努力を続けていける人もいます。

涼しい顔

 

いったい、何が違うのでしょうか?

行動力の有無は、「生まれつき」なのでしょうか?

 

そうではないんです!

 

行動力の違いは…

「脳のカラクリ」を知っているかどうか。

脳のカラクリ

 

このカラクリを知ると、面倒くささをグッと減らせます。

「めんどくさい」を、「楽しい!」に変えることも可能です。

 

というわけで今回は、「めんどくさい」が吹っ飛ぶ裏技2つご紹介させていただきます。

めんどくさがり屋さんには、必見の内容になると思いますよ。

 

 

「めんどくさい」が吹っ飛ぶ裏技①

「めんどくさい」が吹っ飛ぶ裏技、その1つ目は、こちら↓

言葉で、脳をだます

 

脳には、とっても面白い性質があります。

 

たとえば、目のまえに坂があるときに、「この坂の傾斜は、何度でしょうか?」とたずねると…

坂

 

疲れていない人は、「15度くらい」と答えます

疲れている人は、「25度くらい」と答えます

回答

 

その差は、約10度。

ちなみに、高速道路の最大傾斜が約4度ですから、10度の差はすごいですよね。

高速道路の傾斜

 

で、何が言いたいのか?というと…

・体のコンディションが良いときは、目のまえの困難が小さく見える

コンディションが良い

 

・体のコンディションが悪いときは、目のまえの困難が巨大に見える

コンディションが悪い

 

これを「身体化された認知」というのですが…

わたしたちの脳は、そういう錯覚を起こすようにできているんです。

 

つまり…

「今はコンディションが良いよ」と脳をだませば、目のまえの困難が小さくみえる。

めんどくささがグッと減るわけです。

脳をダマす

 

脳をダマす裏技とは

では、そんな都合のいい方法があるのか?というと、あるんです!

 

それが、言葉

「弱気の言葉」を封印して、「強気の言葉」をつかう

 

「めんどくさい」「嫌だなぁ」「今日も仕事か」「疲れた」「やりたくないなぁ」「参ったなぁ」「もうイヤ」など、弱気の言葉を言ったり思ったりすると…

脳は「今はコンディションが悪いんだ」と勘違いして、目のまえの困難が現実以上に大きく見えます。

めんどくささが増幅

めんどくささが増幅してしまいます。

 

それとは逆に、「一丁やるか!」「とっとと終わらせてやる」「こんなのへっちゃら」「まだまだいける」「絶好調!」など、強気の言葉を言ったり思ったりすると…

脳は「今はコンディションが良いんだ」と勘違いして、目のまえの困難が小さく見えます。

めんどくささが減る

めんどくささをグッと減らせるんです。

 

「たかが言葉で、そんなに効果があるの?」と思われた方もみえるかもしれませんが、分かりやすい研究を1つご紹介すると…

 

大学生の「一流水泳選手」と「三流水泳選手」。

水泳選手

 

何が違うのか調べたところ、予想どおり練習量が違いました。

 

では、なぜ練習量が違うのか?を調べたところ…

最大の原因はやっぱり「言葉」でした。

 

一流の選手たちは、「まだ、いける」「こんなの余裕」など、強気の言葉をつかって脳をダマしていました。

一流選手

だから、きつい練習も乗り越えることができたのですね。

 

一方、三流の選手たちは、「きつい」「もうイヤだ」など、弱気の言葉を吐いていました。

三流選手

だから、練習が現実以上に大きな困難に思えてきて、練習がめんどくさくなっちゃったのですね。

練習がめんどくさい

 

元読売ジャイアンツの名選手・中畑清さんは、30代以上の方ならご存知だと思いますが、「絶好調!絶好調!」が口癖でしたよね。

中畑清

 

中畑さんは、こんなことを言っています。

言葉の力は不思議なもので、「絶好調」と口にすると、本当にそうなっていくんです。

「絶好調」という言葉に出会っていなければ、いまの私はなかったかもしれません。

 

中畑さんも、「絶好調」という強気の言葉をつかって、目のまえの困難を小さくするテクニックを使っていたから、一流選手になれたのでしょうね。

絶好調

 

このように、めんどくささを減らすコツは、「強気の言葉」をつかって脳をダマすこと。

 

「仕事行きたくないな」という気持ちをグッとこらえて、

「今日も絶好調!サクッと終わらせてこよう!」

仕事

 

「片付け、めんどくさいな」という気持ちをグッとこらえて、

「一丁やるか!とっとと終わらせてやる」

片づけ

 

強気の言葉を口癖にすれば、目のまえのあらゆる困難が小さく感じますからね。

これだけで、めんどくささをずいぶん減らせると思います。

 

ただ、病院で「絶好調です」と言うと、「何しに来たの?」と言われちゃいますからね。

診察

お医者さんには、正直に伝えてくださいね。

 

「めんどくさい」が吹っ飛ぶ裏技②

「めんどくさい」が吹っ飛ぶ裏技の2つ目は、こちら↓

If-thenプランニング

 

If-thenプランニングは有名なので、ご存知の方もみえると思いますが…

「めんどくささ」を消す、簡単かつ最強の方法だと思います。

 

やり方は、至ってシンプルで…

「AしたらBする」と決める

もしくは、「Aする前にBする」と決める

 

たとえば、

「電車に乗ったら、読書する」

「昼食前に、歯医者の予約を入れる」

「ナニコレ珍百景が終わったら、皿を洗って、お風呂に入る」

 

このように、「いつ何をするか」をあらかじめ決めておくのが、If-thenプランニング。

とっても簡単なことですが、めんどくささを減らす劇的な効果があるんです。

 

わかりやすいのが、コロンビア大学の研究。

 

スポーツジムに通いはじめた人たちを2つのグループに分けて、

半数には、「月水金は仕事のまえに、ジムに行く」というように、If-thenプランニングをしてもらいました。

IF-THENプランニング

 

残りの半数は、自由に通ってもらいました。

自由に通う

 

それから数週間後…

If-thenプランニングをした人たちで、ジム通いをやめてしまった人は、たったの9%

一方、自由に通っていた人たちは、なんと61%もジム通いをやめていたんです。

 

If-thenプランニングをしていないと、ジムにいくのが面倒くさくなっちゃうんですね。

めんどくさくなる

 

脳は「If-then」が大好き!

なぜ、このような現象が起きるのか?というと、理由は簡単で…

脳は「If-then」が大好きだからです。

脳

 

わかりやすいのが「信号」で…

・赤なら、止まる

・青なら、進む

 

信号は完全な「If-then」。

 

だから、横断歩道の手前で止まるときも、青信号で進むときも、「めんどくせぇ!」なんて思いませんよね。

横断歩道

体が勝手に動きますよね。

 

これがもしも…

信号機も何もないところで、「1分止まって歩き、2分止まってまた歩き」と繰りかえしていたら、どうでしょう?

歩いて止まって

めちゃくちゃ面倒くさいですよね!

 

同じ行動でも…

・「If-then」になっていれば、面倒くささを感じにくい

・「If-then」になっていなければ、面倒くささを感じる

 

人間の脳は、こういうシステムになっているのですね。

だから、if-thenプランニングが効くんです。

 

実は僕自身、超めんどくさがりな性格なので、if-thenプランニングには、すごく助けられています。

めんどくさがり屋

 

たとえば、確定申告の書類が届くと…

以前は、「めんどくさいなぁ」「早くやらなくちゃ」「いつやろうかな?」とモヤモヤ迷っているうちに、気がつくと提出期限の3月15日ギリギリ。

迷う

 

で、あわてて書いて提出する、というのが毎年のパターンでした。

ギリギリ

 

でも、3年くらい前からは…

確定申告の書類が届いたら、「2月18日土曜日、昼飯を食べたら、確定申告の書類をかく」と付箋に書いて、パソコンにペタッと貼っておく。

付箋

 

すると、不思議なもので…

「めんどくさい」と考える暇もなく、すんなりと終わらせることができるようになりました。

余裕

 

ウォーキングもそうで、雨の日以外はウォーキングをするようにしているのですが…

「11時になったら、ウォーキングをして、帰りに買い物をして、帰ったら昼飯を食べる」というif-then-then-thenが、今の生活パターン。

ルーティン

 

これに決めてから、「ウォーキング、面倒くさいなぁ」とか「買い物、行きたくないなぁ」と思うことは、一切なくなりました。

というか、むしろ11時になるのが楽しみになっています。

楽しみ

 

あと、「夜9時に歯磨きをする」「湯船につかったら、瞑想する」など、そんな細かなことも、if-thenにしています。

 

汚れていなくても掃除する理由

うちの近所に、神社があるのですが…

そのすぐ前に住んでいるおばあちゃんが、神社の木から落ちる枯れ葉を、毎朝ほうきで掃いています。

おばあさん

 

でも不思議なのが、落ち葉がほとんどない時期でも、毎朝おなじ時間に掃いている。

 

これを見て、「落ち葉がたまってから、掃除すればいいのに。めんどくさいことをしてるな」と以前は思っていたんです。

疑問

 

でも、今では、このおばあちゃんの気持ちがよ~くわかります。

理解

 

おそらく、このおばあちゃん…

「朝ごはんを食べたら、皿を洗って、落ち葉を掃いたら、朝ドラをみる」という感じのif-thenになっているのでしょうね。

だから、めんどくささを感じない。

 

これがもしも、「落ち葉がたまってから、まとめて掃除しよう」なんて考えていたら、

落ち葉がたまってから…

そっちの方が、よっぽど面倒くさい。

めんどくさい

 

たぶん、このおばあちゃんは「if-then」のことを知らないと思いますが…

「if-then」のパワーを体感的に知っているのでしょうね。

おばあさん

 

ちょっと話が長くなってしまいましたが、

If-thenプランニングの劇的な効果をお分かりいただけたのではないでしょうか。

 

「風呂から出たら、ストレッチ」

「今日の会社帰りに、車のオイル交換」

「明日の土曜日は、朝食たべたら庭の草むしり」

 

面倒くさいことや、やり残していることなど、どんな事でも…

If-thenプランにしてあらかじめ決めておけば、めんどくささは想像以上に小さくなると思いますよ。

 

まとめ

「めんどくさい」という感情は、エネルギーを温存するために備わった、動物の本能。

ですが、現代社会の日本では、何の役にも立たない本能です。

役に立たない本能

 

この「めんどくさい」という無駄な感情を、小さくするためのテクニックが、今回ご紹介しました、この2つ。

①「弱気の言葉」を封印して、「強気の言葉」をつかう

② If-thenプランニング

 

今回は「めんどくさい」を減らす裏技をご紹介しましたが…

実は、「めんどくさい」を減らす王道の方法もあります。

 

それが、この3つ。

①運動か瞑想で、脳の前頭葉を強くする

②体力をつける

③低GI食品を食べて、血糖値を安定させる

 

この3つは、最近の本を読むと、そこら中に書いてあります。

たしかに、効果はありそうです。

 

ただ、いきなりこれらにチャレンジするのは、やめたほうがいい!

 

というのは、3つとも、めちゃくちゃ面倒くさいからです。

まず間違いなく、途中で挫折します。

 

ですので、まずは今回ご紹介しました裏技で、「面倒くささを小さくするコツ」をつかんで、それから、この3つにチャレンジしていく。

そうすることで、途中で挫折することは、ほとんどなくなるはずです。

 

で、晴れて、この3つを自分のものに出来れば…

「めんどくさい」という感情がほとんど無くなるだけでなく、周りの人たちがビックリするくらい行動力のある自分になれると思いますよ。

ビックリ

 

 

以上、「めんどくさい」が吹っ飛ぶ裏ワザ・2選でした。

●こんな記事もありますよ

やる気がなくなるヤバい習慣・3選

著者:心理カウンセラー・ラッキー

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