中途半端な人生を送っている人と、充実した人生を送っている人とでは、考え方がまったく違います。
正反対といっても過言ではありません。
充実した人生を送っている人は、一体どんな考え方をしているのか?
その共通点を、5つご紹介させていただきます。
やる気と笑顔にあふれた最高の人生を手に入れる鍵は、たった一つ。
それは「考え方」。
考え方を変えれば、行動が変わります。
行動が変われば、運勢が上がります。
運勢が上がれば、人生が充実します。
ではさっそく、「人生が充実している人の頭の中」をのぞいてみましょう。
充実した人生を送っている人の5つの考え方
「お金儲けは素晴らしいこと」と思っている
「お金は汚いもの」という思い込みが、世の中に蔓延しています。
しかしそれは、お金について深く考えたことのない人の思い込み。
ここでちょっと、お金について考えてみましょう。
まず「稼ぐ」とは、社会貢献するということ。
社会貢献の質と量に比例して、お金をいただけるわけです。
つまり「1000円」とは、「1000貢献」。
「1000円札」は「1000貢献証明書」。
「10000円札」は「10000貢献証明書」なのです。
そして…
「貯金」とは、(貢献した量)引く(貢献してもらった量)
毎月の貯金額が多い人ほど、貢献度が高いということになります。
では、お金を使うと、貢献度が下がってしまうのかというと、そうではありません。
使っても、貢献度は上がる。
それがお金の不思議なところ。
たとえば、シャネルのバッグを奥さんにプレゼントする。
すると…
奥さんは喜ぶし、自分も嬉しい。
買ってもらった店員も、シャネルの会社も嬉しい。
そして、子会社もその家族も潤う。
消費税や所得税も発生し、それが道路をつくり、子どもの教育費をまかない、福祉を支える。
さらに、そこで働く人に仕事を提供する。
誰一人、困ってないですよね。
お金は、稼いでも使っても社会貢献になるものなのです。
それだけではありません。
「お金は使うと減る」って、普通は考えますよね。
実は、その逆。
お金を使うと、2倍に増えるんです。
どういうことか?
たとえば、3000万円の家を建てる。
すると、大工さんは3000万円の現金を受け取り、建て主には3000万円の家がのこる。
合計6000万円。
世の中の資産が3000万円ふえて、国が潤う。
こんなことも、一つの社会貢献です。
「お金は汚いもの」という思い込みは…
お金のためにズルいことをしたり、トラブルを起こしたりする人がときどきいるのが原因。
本来、お金は尊いものです。
お金がなければ、家族が病気になっても助けてあげられません。
清く正しくシッカリ稼ぐ。
これが、充実した人生を送っている人の1つ目の共通点です。
「仕事を楽しくする方法」を知っている
ある講演家によると…
小学校で「はやく大人になって働きたい人?」と尋ねても、誰一人 手を上げないそうです。
きっと、周りの大人やテレビの影響で…
「仕事=イヤなこと」と思い込んでしまっているのでしょう。
みなさんは、どうですか?
たしかに、仕事は楽しいものではありません。
厳密にいうと、仕事とは「作業の連続」ですからね。
でも、「仕事=イヤなこと」であれば、休日はストレス解消日。
それでは、灰色の人生になってしまいます。
反対に、「仕事=楽しいもの」であれば…
休日まで充実してきて、バラ色の人生になります。
では、どうしたら仕事を楽しくできるのでしょうか?
いろいろな方法がありますが、ここでは代表的なものを3つご紹介させていただきます。
①スピードを上げる
ダラダラ仕事をしている人で、楽しそうな人はまずいません。
仕事を楽しんでいる人は、たいてい仕事が速い人。
同じ24時間でも、人の2倍の仕事をこなし、人の2倍遊び、本や映画も楽しんで、8時間たっぷり眠る。
そんな人ほど、充実した人生を送っているものです。
「充実」とは、文字通り「実りで充たす」ということ。
「量をこなせば、毎日が充実してくる」という、ちょっと不思議な法則があるのです。
②上の努力をする
努力には、「横の努力」と「上の努力」があります。
毎日、同じ作業の繰りかえしが「横の努力」。
だんだんマンネリ化してきて、仕事がつまらなくなります。
一方、上の努力とは、「もっと早く、もっとより良く」と工夫すること。
すると、どんどん効率がよくなってきて、半分の労力で2倍の成果を出せたりする。
その成長が、おもしろくて仕方ないのです。
それは、まるでゲームのよう。
自分が、マリオからファイアーマリオへと成長するような感覚です。
古本屋のパートタイマーだった主婦から、ブックオフの社長までのぼりつめた橋本真由美さんという方がいます。
タレント清水國明さんのお姉さんです。
橋本さんもきっと、「もっと早く、もっとより良く」と上の努力をくり返した結果が、社長ということでしょう。
ここに来るまでの道のりは、まるでドラマのように充実していたと思いますよ。
③仕事の先にある笑顔を想像する
同じレンガ職人でも…
「レンガを積んでいるだけだ」と思って仕事をする人もいれば、
「大聖堂をつくっているんだ」と思って仕事をする人もいる。
どちらの方が、充実した日々を送れるでしょうか?
答えは、言うまでもないですよね。
ほとんどすべての仕事は、「人を幸せにするため」に存在しています。
たとえば、医者や看護師さんは、患者やその家族を幸せにする仕事。
それだけではありません。
薬をつくる人も、それを運ぶ人も、患者やその家族を幸せにする仕事。
駐車場のガードマンも、トイレ掃除のおばさんも、みんな患者やその家族を幸せにする仕事です。
自分の仕事の先に、どんな笑顔があるのか。
それをありありと想像できる人は、充実した気持ちで仕事に取り組むことができるでしょう。
「運はコントロールできる」と思っている
運は、ある程度 自分でコントロールすることができます。
その方法は、「すべて自分の責任」と考えること。
ちょっと意味がわからないですよね。
でも、実に単純な話です。
たとえば、バスが遅れて会社に遅刻する。
そのときに「遅刻したのはバスの責任だ」と考える山田くんは…
後日バスが遅れれば
↓↓
また遅刻する
↓↓
また怒られる
↓↓
「あぁ、俺はツイてない!」となる
一方、「遅刻したのは自分の責任だ」と考える田中さんは…
一本早いバスに乗るようになる
↓↓
バスが遅れても遅刻しない
↓↓
「山田は遅刻したのに、田中はさすがだな」と褒められる
「すべて自分の責任」と考えることで…
”ツイてない”から”褒められる”に変わる。
つまり、運勢が上がるのです。
ソフトクリーム屋さんで、雨が続いて売れゆきが悪いときでも…
「雨のせいだ」と考える人は、「ツイてない!」となります。
「雨は自分の責任だ」と考える人は…
「ホットケーキにソフトクリームを乗せたら、寒い日でもお客さんが来てくれるんじゃないかな?」などと、アイディアが出てくる。
”ソフトクリームでつくったクリームコロッケ”で大人気店になるなんてことも、夢ではありません。
・人の責任にすると、運勢が下がる
・自分の責任にすると、運勢が上がる
この原則は、人生を充実させる基本みたいなものです。
「自分にもできそう」と考える
ここ重要です
「俺には、ムリそう」
これが、中途半端な人生になる人の、典型的な考え方。
「俺にも、できそう」
これが、充実した人生をおくる人の、典型的な考え方。
「ムリそう」と「できそう」は、些細な違い。
しかしこれが、人生に驚くほどの大きな違いを生むのです。
ちょっと、想像してみてください。
「青森-鹿児島間を30日で歩いたら賞金1000万円」と聞いて…
・「ムリそう」と思う人は、周りがいくら説得しても、やらない
・「できそう」と思う人は、周りの人がいくら止めても、やる
つまり、エネルギーが全然違ってくるのです。
ところが、わたしたち日本人のほとんどが、「自分にはムリそう」という気持ちが強い。
自分の実力を過小評価しているために、何をするにもエネルギーが湧いてこないのです。
その原因のほとんどが、学校の成績。
学校の成績表を見るたびに、自分の実力を勝手に見積もってしまう。
「私の実力は、こんなもんだ」と。
本当はもっと実力があるのに、です。
これを「メンタルブロック」といいます。
では、メンタルブロックを壊すには、どうしたらいいのか?
「ムリそう」を「できそう」に変えるには、どうしたらいいのか?
その方法を、ノミが教えてくれます。
犬や猫の、ピョンピョン跳ねるあのノミです。
ノミを、フタのついた瓶に入れると、ジャンプするたびに頭をコツンとぶつけます。
するとそのうち、小さなジャンプしかしなくなる。
これが「メンタルブロック」。
フタを外しても、小さなジャンプしかできません。
そこへ、もう一匹のノミを入れる。
そのノミは、メンタルブロックがないから、大きくジャンプします。
それを見たノミは、「自分にもできるかも!」と思い、だんだん高くジャンプするようになる。
つまり、「できているノミ」を見ることで、メンタルブロックが壊されていくのです。
これはノミだけでなく、人間でも同じ。
たとえば、親が医者なら…
「自分も医者になれそう」と思い、本当に医者になれる。
「すでに できている人」と接することで、「自分にもできそう」という気持ちになり、エネルギーが湧いてくるのです。
とは言っても、「すでにできている人」は、なかなか周りにいませんよね。
接したくても、接することができません。
では、どうしたらいいのか?
「伝記」を読むのが一番です。
「伝記?なんだ、そんなことか」と感じた方もいると思います。
そうです。「そんなこと」なんです。
でも、これが人生に大きな違いを生むのです。
伝記をたくさん読むと、ある一つの共通点が見えてきます。
「偉人は特別なことをしたわけではなく、工夫を楽しんでいただけだ」と。
先ほどお伝えしました「上の努力」です。
それを知ると、「簡単じゃん!自分にもできそう」と思えてきて、体がウズウズしてくる。
メンタルブロックが壊れて、エネルギーが湧いてくるのです。
偉人の伝記でなくても、有名人の自叙伝などでもOK。
最近ぼくが読んだ本で「これいいな!」と思ったのは、ジャパネット元社長・高田明さんの『伝えることから始めよう』。
修学旅行に添乗するような「田舎の小さな写真屋」から、どうやって1500億円企業へと成長したのか。
それは…
「誰にでもできる小さな工夫を重ねていたら、いつの間にか大企業になっていた」。
これを読んで、ぼくも写真屋から始めてみたくなりました。
本は苦手という方は、テレビでもOKです。
・TBS「情熱大陸」
・NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」
・テレビ東京「カンブリア宮殿」
・NHK「知恵泉」
「すごい人は、どんな一日を送っているのか」
それを知ると、自分とそんなに違わないことがわかります。
一日は、誰もが24時間。
睡眠時間や食事時間などをのぞけば、のこり14時間程度。
その時間の密度が、他人よりも少し濃いだけ。
それが、すごい人がすごい人になれた唯一の理由です。
そんなことを知るうちに、自分の中にあった「メンタルブロック」が壊れて、エネルギーが湧いてくるはずです。
失敗を歓迎する
中途半端な人生になる人にとって…
「失敗=結果」
そのため、失敗を強く怖れてしまい、チャレンジができません。
充実した人生をおくる人にとって…
「失敗=成功の途中」
『失敗⇒改善⇒失敗⇒改善⇒⇒大成功』という図式が頭に入っているのです。
つまり、いきなり成功してしまっては、小粒な人間にしかなれないということ。
失敗は、歓迎すべきものなのです。
日本ラグビーを一気に強くしたエディー・ジョーンズ監督は、こう言います↓
私たちは失敗から学ぶのです。人生でもそうでしょ。
日本の練習で一番間違っているのが、ミスをしないように練習することです。
ノーミス!ノーミス!と叫んでいますが、ミスするから上達するのです。
小さな町工場から、世界のHONDAをつくった本田宗一郎さんの場合は、こうです↓
私の現在が成功というのなら、私の過去はみんな失敗が土台作りをしていることになる。
私の仕事は失敗の連続であった。
失敗して改善する。
これを別の言い方で、「キャリアを積む」といいます。
仕事でミスをして、上司に怒られてしまうこともあるでしょう。
お客さまから、きついクレームをいただくこともあるでしょう。
でも、それも一つのキャリア。
失敗とは、自分を成長させてくれる肥料なのです。
失敗を怖れるのか、喜べるのか。
それによって、人生に大きな差が生まれます。
しつこくて申し訳ございませんが、失敗とは「結果」ではなく「成功の途中」。
これも、伝記を読むとよくわかります。
まとめ
「充実した人生を送っている人の5つの考え方」を見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
実は、この5つの考え方には、共通する一つのキーワードがあります。
それは…
「成長」
植物は、成長が終わると、途端に枯れていきます。
同じように、人の心も、成長を止めると枯れてしまうのです。
もしも、「最近の私、イキイキしていない」と感じるのなら、成長していないことが原因かも。
「成長できる何か」を見つけることが大切です。
新しい趣味をはじめてみるのもアリ。
ネットを使って、ひと儲けするのもアリ。
ざわちんの本を買ってきて、メイクを研究してみるのもアリ。
「自分を成長させ続ける」ことが、人生を充実させる唯一の方法です。
☆☆☆
以上、【充実した人生】イキイキ生きている人の5つの共通点でした。
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