仕事・人間関係・家庭…
ごく一部ですが、人生何をやっても、うまくいく人がいます。
一方、何をやっても、うまくいかない人もいます。
そして、多くの人が、その中間で生きています。
![人生うまくいく人、人生うまくいかない人のグラフ](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909raph.png)
「うまくいく人」と「うまくいかない人」は、何が違うのか?
「人生うまくいく人」になるには、どうしたらいいのか?
今回の記事は、シンプルだけど、奥が深い。
「人生うまくいく人と、いかない人の違い」というお話。
これを読むと…
「心って、こういう動きをしてるんだ」と、心の本質がみえてくるはず。
それがきっと、幸せな人生への一番の近道になると思いますよ。
人生うまくいく人、いかない人の違い
突然ですが、
人は、なぜ生まれてきたのか?
![赤ちゃん](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909baby.png)
それは…
幸せになるため
あらゆる行動は「幸せになるため」に行われています。
ご飯を食べることも
トイレに行くことも
コンビニに行くことも
就職することも
マンガを読むことも
結婚することも
すべて「自分を幸せにするため」の行動。
みんな、幸せになるために、毎日ちゃんと頑張っています。
なのに…
人生、うまくいく人もいれば、うまくいかない人もいる。
何が違うのか?
「やっぱ人生お金でしょ。稼いだ者勝ちでしょ」と思われる方もいるかもしれません。
ところが、
お金持ちでも、いつもカリカリしてて、みんなに嫌われて、むなしい日々を送っている人がいます。
![人生がうまくいかないお金持ち](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909rich-man.png)
一方、
小さなアパート暮らしでも、人に好かれ、仕事や家庭も順調で、幸せに満たされている人もいます。
![人生がうまくいく人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909poverty.png)
ではいったい、何が違うのか?
その違いは…
「心」
「心を向ける方向」が、逆なのです。
どういうことか?
「我が強い」か、「愛が強い」かの違い
人生うまくいかない人は…
心がつねに「自分の方向」を向いています。
![自分に心のベクトルが向く状態](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909failure.png)
無意識に「自分のため」ばかりを考えてしまうのです。
これを「我(が)」、
もしくは「エゴ」と言います。
「あの人、我が強いね」というときの、我です。
そして、
「我」の反対が「愛」。
「人のため」「人を笑顔にしたい」というのが、愛です。
![相手に心のベクトルが向く状態](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909kind.png)
結論から言えば…
人生うまくいかない人は、「我が強い」。「自分のため」を考える人。
人生うまくいく人は、「愛が強い」。「人のため」を考える人。
たとえば、バイトの皿洗い。
我が強い人は…
「なんで俺が毎日皿を洗わないといけないんだ!」と、ふて腐れます。
![我が強い男](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909self-indulgence.png)
![心のベクトル](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909angel.png)
心のベクトルが「自分」に向いている。
つねに「自分のため」が、頭の中にあるのです。
一方、愛が強い人は…
「綺麗な皿で美味しく食べてもらいたい」と思います。
心のベクトルが「相手」に向いているのです。
![愛のあるアルバイト女性](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909love2.png)
![心のベクトル2](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909angel2.png)
上のバイトの二人…
どっちの方が、人に好かれると思いますか?
どっちの方が、ストレスが少ないと思いますか?
どっちの方が、恋愛がうまくいくと思いますか?
どっちの方が、家庭がうまくいくと思いますか?
どっちの方が、トラブルが少ないと思いますか?
どっちの方が、交通事故が少ないと思いますか?
どっちの方が、出世しやすいと思いますか?
仕事で成功するのは、どっちだと思いますか?
きっと、すべて「愛が強い人」の勝ちだと思います。
「人生がうまくいく」って、そういうことなんです。
「人のため」という愛が、結局「自分のため」になる。
反対に、
「自分のため」という我は、「自分のためにならない」のです。
次に、もう少し詳しくご説明させていただきます。
そして最後に、「我を減らす方法」と「愛があふれる方法」をお伝えいたします。
すべてのマイナス感情は「我」から生まれる
「我が強いと、人生がうまくいかない」とお伝えしましたが…
「我」の弊害はそれだけではありません。
人生における、ほとんどすべての「マイナス感情」は、我から生まれます。
たとえば、
「自分よりすごい人」を見たとき…
我の強い人は、「どうせ私なんて」と自分を責めます。
心のベクトルが「自分」に向いているからです。
![自己嫌悪に陥る女性](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909hate5.png)
一方、
愛の強い人は、「すごいですね!」と相手を褒めます。
心のベクトルが「相手」に向いているからです。
![よく褒める女性](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909praise.png)
他にも…
●緊張
人前で緊張してしまうのは…
「恥をかきたくない」「良く見られたい」と、心のベクトルが「自分」に向いているから。
![緊張する男](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909tension.png)
心のベクトルが「相手」に向いている人は…
「どう話したら、わかりやすいかな?退屈しないかな?」と相手のことを考えます。
だから緊張が少ないそうです。
![緊張しにくい人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909proudly.png)
ちなみにぼくは、まあまあ上がり症なので、エラそうなことは言えないんですけど…。
![上がり症のぼく](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909myself.png)
●ねたみ・嫉妬・凹み
我が強い人ほど、「自分と他人を比較」します。
ねたみ・嫉妬・凹みも、我が原因なのです。
●イジメ・悪口
イジメや悪口は、「相手を低下させ、優越感を得て、自分の劣等感を穴埋めする」という行為。
「自分のため」が高じて、イジメを起こすのです。
![イジメをする我の強い人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909bullying.png)
●めんどくさい
「でも」「だって」「めんどくさい」「やりたくない」「なんでオレが?」
![めんどくさがり屋](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909troublesome.png)
これらすべてが「自分をラクさせたい」という気持ちから生まれます。
「自分のため」なのです。
●ストーカー
「俺はこんなに愛してるのに」と、苦しみのあまり、ストーカー行為に走る人がいます。
![夜のストーカー](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909stalker.png)
それは、愛ではなく、我。
「愛してるのに」ではなく、「我してるのに」なのです。
「求める」のは我。
求めても求めても、「もらえない」から苦しくなる。
愛とは、その逆で「与えること」なのです。
●心配・不安
息子に「あなたの将来が心配なのよ」と言う。
![子どもを心配する親](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909worry.png)
実はこれも、愛ではなく我。
自分の理想を、子どもに「求める」気持ちです。
一方、愛とは「与えること」。
「お母さん、あなたのこと信じてるから」と自信を与えたり、
「お父さんお母さんは、いつでもお前の味方だからな。困ったことがあったら遠慮なく言ってくれよ」と安心を与えたり。
![子供に愛を与える親](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909give.jpg)
与えることが、愛なのです。
このように…
心のストレスの根本原因は「我」。
もちろん、我をゼロにすることはできません。
カフェオレと同じで、「バランス」が大事。
「我70%、愛30%」の人より、
「我30%、愛70%」の人のほうが、遥かに幸せなのです。
アドラーという有名な精神科医は、うつ病患者にこう言います。
「あなたは二週間で全快する。そのためには、どうしたら人を喜ばすことができるか考えなさい」
![精神科医アドラー](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909adler.png)
つまり…
「愛の気持ち」「与える心」で生きていれば、「自分への執着(我)」が減って、同時に精神的ストレスも減りますよ
ということ。
我が、自分を苦しめているのです。
仏道修行も、「自分への執着(我)を捨てる」ことが一つの目的。
我があると、厳しい修行を乗り越えられないのです。
また、神社では…
お参りすると、中央に鏡があります。
![神社にある鏡](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909mirror.png)
鏡には自分が映る。
「鏡」イコール「自分」。
「かがみ」の「が」を消すと、「かみ」になる。
つまり…
「自分」から「我」が消えると、「神」の心になります。
神の心とは、明るくて・優しくて・苦しみのない心です。
![明るくて優しい人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909bright.png)
愛で生きると、こんなにもお得!
ここまでは、「我が強いと損をする」とお伝えしました。
次は、「愛が強いと、こんなにもお得ですよ」というお話。
わかりやすくするために、簡単な物語にしてみました。
「エゴランドとフォーユーランド」というお話です。
ある国に、2つの遊園地がありました。
「エゴランド」と「フォーユーランド」
エゴランドの社訓は…
「自分の為に生きよう!」
![エゴランド遊園地](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909amusement-park.png)
フォーユーランドの社訓は…
「人の為に生きよう!」
![フォーユーランド遊園地](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909amusement-park2.png)
エゴランドで働くエゴ太郎は、社訓に忠実。
つねに「自分のため」に生きています。
昨晩も、ストレス解消のために、深酒をして眠りました。
![ストレス解消するエゴ太郎](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909stress.jpg)
だから朝は、いつもギリギリ。
慌てて車に乗り込み、
他の車を蹴散らすように、自分勝手な車線変更を繰り返します。
![暴走するエゴ太郎](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909runaway.png)
いつもそんな感じだから、
ご近所さんからは「あそこの旦那、わがままな人ね」というレッテルを貼られています。
職場に到着しても、サボることばかりを考えます。
「がんばっても、同じ給料だろ」と思っているからです。
![怠けることばかり考えるエゴ太郎](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909laze.png)
同僚や上司も、エゴ太郎同様、社訓に忠実。
道に落ちているゴミは、誰も拾いません。
![道端のゴミ](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909refuse.png)
トイレは臭く汚れていて、天井にはクモの巣も。
![臭く汚れたトイレ](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909toilet.jpg)
レストランは決して美味しくないし、店員の笑顔もありません。
![やる気のないシェフ](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909chef.jpg)
アトラクションは昔のままで、サビている。
パレードなんて絶対にやりません。
「自分のため」を忠実に守っているので、心づかいなんて、どこにもない。
「文句を言われないギリギリのところ」で、みんなが働いているのです。
上司も常に冷たい態度。
社内のイザコザは絶えません。
![社内のいざこざ](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909quarrel.png)
終業15分前には、みんなソワソワ帰り支度。
仕事を終えたエゴ太郎は、今日もストレスを抱えたまま帰宅します。
![暴走するエゴ太郎](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909runaway.png)
家に帰っても…
エゴ太郎は「自分の都合」しか考えません。
「飯は?」「風呂は?」と。
「あなたも手伝ってよ」と言われれば…
「俺は仕事でストレスがたまってるんだ!」と返します。
![家で飲むエゴ太郎](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909home.png)
奥さんが「今度の日曜日、友達とランチの約束をしたの」と言えば…
「俺の昼飯はどうなるんだ」と怒ります。
奥さんが何を言っても…
「俺は」「俺が」と返してくる。
オレオレ詐欺より、「俺」が多い。
つねに、心のベクトルが「俺」に向いているのです。
そんなんだから、夫婦喧嘩が絶えない。
![妻に怒るエゴ太郎](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909couple-fight.png)
当然、子どもたちもグレてくる。
「勉強しろ!」と言っても反発される。
そして今夜もまた、ストレスを解消するために、深酒をして眠りにつくのです。
![ストレス解消するエゴ太郎](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909stress.jpg)
一方、フォーユーランドはというと…
やはり、みんな社訓に忠実。
「人のため」「人を笑顔にする」ことを第一にを考えます。
「お客さんの笑顔」を想像しながら…
掃除をし、トイレを磨きます。
![ぴかぴかのトイレ](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909clean-up.png)
清潔なレストランでは、旬の食材をつかい、腕によりをかけて料理を作ります。
![腕によりをかけるシェフ](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909restaurant.jpg)
ピカピカの最新アトラクションは、いつも長蛇の列。
![アトラクションに長蛇の列](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909matrix.png)
当然、社員たちはとても仲がよく、協力体制も整っています。
![仲良く協力する社員](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909cooperation.png)
暇さえあれば、次のイベントを考えます。
「どうしたら、もっと楽しんでもらえるかな?」と。
![明るく会議する人たち](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909conference.png)
このフォーユーランドで働く、ユウ次郎。
夏は、帰宅が遅くなることもしばしば。
なぜなら、パレードの練習があるからです。
![パレードの練習](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909parade.png)
遅くなった夜はいつも、サーティーワンのアイスを家族に買って帰ります。
![サーティーワンのアイスクリーム](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909ice.png)
つねに「人を笑顔にする」ことを考えているからです。
そんな感じだから…
当然、家族仲はいいし、
ユウ次郎は、子どもたちのあこがれの的。
![家庭円満なユウ次郎家族](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909satisfaction.png)
ここまで読んで…
エゴ太郎とユウ次郎の、どちらの生き方がいいと思いますか?
おそらく、ほとんどの人が「ユウ次郎」だと思います。
でも、これだけじゃないんです。
5年後…
フォーユーランドは、いつも大盛況。
![大盛況のフォーユーランド](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909success.png)
CMを打たなくても、口コミでお客さんが増えていきます。
マスコミも取材に来てくれます。
ユウ次郎の給料・ボーナスは、うなぎ上りに上昇。
![ユウ次郎の給料](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909salary.png)
人手が足らず、たくさんの新入社員が入ってくるので、ユウ次郎は自動的に出世。
さらに収入がふえました。
憧れの一軒家を購入し、新車に買いかえ、今年の家族旅行は北海道7日間の贅沢な旅。
![一軒家と新車](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909house.png)
一方、エゴランドはというと…
いくらCMを流しても、値下げをしても、お客さんは減少する一方。
閑古鳥が鳴きはじめた。
エゴ太郎も、減給は免れず、少ないお小遣いが、さらに少なくなる始末。
![小遣い減少](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909allowance.png)
その後さらに、エゴランドの経営は悪化。
大規模なリストラを決行します。
残念ながら…
エゴ太郎もリストラ対象に。
![リストラ](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909restructuring.png)
路頭に迷ったエゴ太郎は、頭を抱えならがこう言いました。
「こんなにガマンして頑張ってきたのに…。神も仏もないのか!」
「景気が悪い・会社が悪い・国は何もしてくれない…。俺はなんてツイてないんだ」と。
![訴えるエゴ太郎](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909action.jpg)
おわり
日本はこの先、「二極化がすすむ」と言われています。
それは、
「お金持ちがますます豊かになり、貧乏人がますます貧しくなる」
という事ではありません。
真の意味は…
「愛のある人が豊かになり、我の強い人が貧しくなる」
ということ。
「医者になって金持ちになりたい」という人より、
「医者になって多くの人を救いたい」という人が豊かになる。
「サラリーマンは嫌だからラーメン屋になる」という人より、
「美味しい!って喜ぶ顔が見たい」というラーメン屋が豊かになる。
「いい人に、いいことが起こる」という、本当の意味で「いい時代」がくるのです。
だから、早いところ、我を減らして、愛を増やしたほうがいい。
というわけで…
次は「我を減らす方法」と「愛があふれる方法」です。
我を減らす方法
「ボランティア」や「徹底的なトイレ掃除」など、我を減らす方法はたくさんあると思います。
その中でも、ぼくが一番効果が高いと思う方法は…
「人の幸せを願う」こと
やり方は簡単。
町ですれ違う人に、「この人に幸せが訪れますように」と心の中で願う。
できるだけ多くの人の幸せを願う。
![すれ違う人たち](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909hope.png)
たった、それだけ。
仏教では、この方法を「慈悲の瞑想」といいます。
この方法、とても簡単なのですが…
いざやってみると「嫌な気分」になる人もいると思います。
「なんで俺が、人の幸せを願わないといけないの?」みたいな。
![気分が悪くなる人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909feeling.png)
この「嫌な気分」が、我です。
心のコップに「綺麗な愛の水」をポタリと垂らせば、「我の水」がコップからあふれ出る原理。
![心のコップに愛の水を垂らす](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909cup.png)
これを繰り返せば、心のコップは愛で満たされていく。
心の濁りがとれていく。
「自分」に向いていた心のベクトルが、だんだん「相手」のほうを向くようになるのです。
![心が綺麗になっていく人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909beautiful.png)
「これで、だんだん心が綺麗になっているんだ」という気持ちでやるといいと思いますよ。
愛があふれる方法
「我を減らす」の次は、愛をふやす方法です。
ところで…
我が強くなる原因は、なんだと思いますか?
それは「ストレス」。
自分が飢えていたら、人に分けてあげられないんです。
![飢えている人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909starve.png)
そして「ストレスが我を生み、我がストレスを生む」という悪循環におちいります。
では、
「愛」は何から生まれてくると思いますか?
それは「ご機嫌」。
自分がお腹一杯なら、人に分けてあげたくなる。
![愛を分けてあげる](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909good-feeling.png)
自分を「上機嫌」にすれば、愛は勝手にあふれてくるのです。
もちろん、不機嫌でも親切はできるけど、それだとストレスがたまってしまう。
そして、そのストレスが「我」を生んでしまうのです。
ご機嫌じゃないと、本当の愛は出てこない。
では、どうしたら自分をご機嫌にできるのか?
太陽光発電と同じ原理で
自分をご機嫌にするのには…
太陽光発電と同じ原理を利用します。
![太陽光発電](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909power-generation.png)
屋根の上にソーラーパネルを取り付ける。
発電して余った電気は、電力会社に売ることができます。
これと同じで、
「ご機嫌」は、自家発電すればいい。
そして、余った分を、人に配ればいいのです。
ある方法を使えば…
好きなだけ「ご機嫌」を自家発電できます。
いくらでも「愛」を与えられます。
その方法とは…
「感謝」
感謝は、ご機嫌の発電機。
やらなきゃ損する、打ち出の小槌。
中でも、とくに効果的なのは…
「当たり前への感謝」です。
「ありがたい、ありがたい」という気持ちです。
「綺麗な水を飲めて、ありがたい」
「家族が健康で、ありがたい」
「三度の食事ができて、ありがたい」
![仲良し家族](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909appreciation.jpg)
当たり前のことは、身の回りに無限にあります。
そのすべてが、感謝の対象。
旦那は働くのが「当たり前でしょ」じゃなくて「ありがたい」。
妻は料理を作るのが「当たり前だろ」じゃなくて「ありがたい」。
コーヒー1杯でも、一から自分でつくったら、何年かかるかわからない。
だから「ありがたい」。
![コーヒーの実](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909coffee.png)
お肉を食べられるのも、牛さんやブタさんが命を提供してくれたおかげ。
だから「ありがたい」。
![牛やブタ](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909livestock.png)
日本には「道路」があるのは当たり前。
でも、もし道路が無かったら、玄関の前はジャングルか湿地帯。夜は真っ暗。
![ジャングル](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909jungle.jpg)
炎天下で道路工事をしてくれる人のおかげ。
だから「ありがたい」。
![道路工事のおじさん](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909construction.png)
このまえスーパーで、さんまが150円だったんですけど…
ここに来るまでの手かずを考えたら、「ありがたい」としか言いようがありません。
![漁師さん](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909sanma.png)
電車も、ありがたい。
スマホも、ありがたい。
コンビニも、ありがたい。
ティッシュも、ありがたい。
一度、「自分には作れない」を枕コトバにしてみると、面白いですよ。
自分には作れない蛇口をひねり
自分には作れない綺麗な水を
自分には作れない鍋に入れ
自分には作れないコンロで沸かし
自分には作れないカップヌードルに…
「無数のありがたい」に囲まれていることに気づくはずです。
このように…
「あたりまえ」を「ありがたい」に変えていく。
それが、当たり前への感謝。
感謝の言葉で、不快感・不足感が消え、心が澄んでくる。
やればやるほど、心が温まり、ご機嫌になっていく。
![心が温まった人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909good-mood.png)
これが「ご機嫌の自家発電」。
自分が好きなだけ発電できる。
余った分は、「人を笑顔にする」ことに利用できます。
「感謝」の注意点
「今日から感謝をはじめた」としたら…
最初は、うまく発電できないかもしれません。
イヤな気分になる人もいるかもしれません。
![気分が悪くなる人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909feeling.png)
感謝は、スポーツと同じ。
やればやるほど、うまくなります。
発電効率が上がります。
現代の日本のように…
「何もかも、あって当たり前」の世の中では、感謝の念は育ちません。
毎日、意識して感謝することが、上達への近道。
感謝の日々を送っていると…
やがて不満が減り、「無数のハッピーに囲まれていた」ことに気が付くはずです。
![幸せに気づいた人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909happy.png)
これは、皇后美智子さまの有名なお言葉です。
「どんな境遇でも幸せ」
これを突き詰めていくと…
「愛」と「感謝」、そして「クスっと笑えるユーモア」のある生き方になると思います。
実はこれ、史上最高の知恵「黄金律」なんです
「人生うまくいく人」になるための手順をまとめると…
①人の幸せを願い、「我」を減らす
②感謝で「ご機嫌」を自家発電する
③余った分で、人を笑顔にする
実はこの方法は、目新しいものではありません。
史上最高の知恵といわれる「黄金律」です。
何千年も前から、思想家・宗教家たちが言い続けてきたこと。
キリストはこう言いました。
「与えよ、さらば与えられん」
お釈迦様はこう言いました。
「托鉢をするなら、貧しい家をまわりなさい」
![托鉢するお坊さん](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909mendot.png)
その理由は「与えない人は、貧しくなる」から。
現代でも「成功法則」系の本には、「与えることの大切さ」が必ずと言っていいほど書いてあります。
本を読まなくたって、
繁盛店に行けば、与えまくっていることが、すぐにわかります。
・いい笑顔
・気持ちいい挨拶
・美味しさ
・清潔さ
・楽しさやワクワク感
・親切や丁寧さ
![繁盛店の店員](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909give2.png)
それなのに、活用できている人はほとんどいない。
おそらく、2割もいないと思います。
これじゃあ、もったいない!
やらない理由
「人を喜ばせることが一番大事」と知っているのに、なぜやらないのか?
たぶん、それは…
「楽しくないから」
もう少し正確に言うと…
「楽しそうじゃないから」
でもそれは、違います。
忘れているだけです。
「人を喜ばせる楽しさ」を。
「目のまえの人を笑顔にする喜び」を。
幼い子が、肩たたきをするときの…
「おばあちゃんに喜んでもらいたい」という、あの純粋な気持ち。
![おばあちゃんの肩たたき](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909joy.png)
プレゼントやサプライズだって、
もらう方より、あげる方が、遥かに喜びが大きい。
![豪華プレゼント](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909surprise.png)
「どんな笑顔を見せてくれるのだろう」とワクワクするはずです。
外で食事をしたときに、ぜひ一度試してみてください↓
![飲食店で褒める人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2017/09/20170909praise2.png)
お金を払うときに、相手の目を見て…
「美味しかったですよ。また来ます」と。
きっと店員さんは、ニコッと笑顔を見せてくれるはず。
そのときの「自分の気持ち」を確かめてみてください。
こんなに些細な事でも…
「こんなに嬉しいんだ!」
「人を笑顔にするって楽しいんだ!」
と心が弾むはず。
自分の中に、「別の自分がいる」という大きな発見があるはずです。
これは、想像できない感覚。
実際にやった人だけが、味わえる感覚です。
「人を喜ばせる・人を笑顔にする」ことは、人間と犬だけに与えられた至福の喜び。
「趣味にしてもいい」くらい楽しいもの。
さらにそれが「自分の人生を最高のものにしてくれる」のだから、やらない手はないと思いますよ。
まとめ
とても長い文章になってしまいました。
わかりづらい部分も、多々あったと思います。
「耳が痛い」と感じる部分もあったかもしれません。
でも、「一人でも多くの人に、幸せになってほしい」という愛の気持ちで書いたつもりです。
それに免じて、許してあげてください。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
ここまで読んでいただいた皆さまに、たくさんのハッピーが訪れますように!
そして、皆さまの「心の中心」から、愛の輪が広がりますように!
以上、『人生うまくいく人、いかない人の違い。幸せの黄金律とは?』でした。
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