感動的な話にうるうるしました
感動しました!!
久しぶりに、読書で ウルウルしてしまいました。
実話をもとにした、
『牛乳一本』というお話。
要約して、ご紹介させていただきます。
感動的な話「牛乳一本」
◆ 牛乳一本 ◆
下宿暮らしの、貧しい医大生がいました。
青年は、学費どころか、生活費にも事欠くほどの苦学生。
何日も、食べ物を口にしていない青年は、見ず知らずの家の戸を叩きました。
「すみません。誰かおられませんか」
その家には、一人で留守番をしている女の子がいました。
「何か……、何か食べ物を分けてもらえないかな」
「ごめんなさい、何もないの……」
「じゃ、水だけでいいから……、1杯もらえるかな」
女の子は、台所から牛乳を1本持ってきて、差し出しました。
どーぞ
青年は、とても恥ずかしく、また女の子に悪いと思ったのですが…
あまりの空腹に耐えられず、その牛乳を一気に飲みほしました。
それから数年後…
女の子の母親が、重い病気になりました。
手術が必要です。
「お母さん、手術してみようよ」
「うちにはそんな大金はないよ」
「大丈夫よ。お母さんが元気になったら、私が一所懸命働くから。
ね、だから手術してみようよ」
手術は成功し、母親は奇跡的に回復しました。
退院の日…
女の子は、高額の医療費のことを心配していました。
受付で請求書を受け取り、
ビックリして目を丸くしました!
入院費と医療費は牛乳1本、支払い済み
手術をしたお医者さんは…
その昔、女の子が牛乳を差し出した青年だったのです。
おわり
参考: 『世界でいちばん大切な思い(東洋経済新報社)』
思いやりの大切さ
どんな人間でも…
生きていれば必ずピンチが訪れます。
そんなときに、誰かが手を差しのべる。
そこには、お金では得ることのできない愛と感動が生まれます。
人間は、自分ひとりのチカラでは生きていけない動物。
お互いが支え合うことは、とても大切です。
そのために神様は、
『思いやり』という美しい心を人間に与えたのでしょう。
人は、親切にすることで、
喜びを得られるように作られています。
「思いやり」から得られる幸福は、すがすがしくて温かい。
また、誰かの役に立つことで、
自分の存在価値を実感でき、純粋な喜びとなります。
これらは、親切をした人だけの特別な幸福です。
親切って、意外と難しい!
でも、他人に親切にするって、意外と難しいんですよね。
電車で席をゆずることすら難しい。
いざ、その場面になると、
『迷ってしまい親切心が引っ込んでしまう』という人も少なくないと思います。
親切するにも…
事前の心構えがとても大切。
毎朝、玄関を出る前に
「今日もたくさん親切にするぞ!」
とか、
親切を『趣味のひとつ』にしてしまう、とか。
そうすることで、
自分の心の底にある『尊い思いやり』を素直に表現できるようになるはずです。
「親切」は究極の自己満足
『思いやり』は、いくら差し出しても減ることはありません。
『思いやり』は、与えれば与えるほど増えていくという不思議な性質を持っています。
『一本の牛乳』が青年にとって、何物にも代えがたい幸せであったように…
あなたのちょっとした親切が、
困っている人にとって、価値の高い、温かな幸福へと変わる。
また、
誰かの役に立つという「尊い気持ち」が、自分自身も喜ばせてくれます。
究極の自己満足は、人に喜んでもらえること。
一見、矛盾するようですが、これは真実です。
思いやりをためらわず表現して、温かくて幸せな人生にしていきたいものです。
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以上、『【感動的な話】思いやりで心を温めよう!』でした。