カフェイン依存症ー心への影響
毎日コーヒーを飲む習慣はありますか?
コーヒーを飲むと、心が落ち着きリラックスできる。
しかし、必ずしも良いことばかりではありません。
今回は『カフェインの効果と副作用』についてお話させていただきます。
カフェインの効果
カフェインを含む食品は意外に多く、コーヒー・紅茶・緑茶・ココア・栄養ドリンクなどにも含まれています。
カフェインの代表的な効果は、
- 覚醒作用
- 集中力アップ
また、コーヒー・ココア・緑茶は、抗がん作用やダイエット効果も期待できます。
カフェインを含む食品には、優れモノが多いのです。
しかし、
飲み過ぎは禁物です。
カフェインの副作用
カフェインの摂りすぎは、心に悪影響を及ぼします。
「カフェインの摂りすぎ」とは…
一日の摂取量がおよそ250mg以上。
コーヒーに換算すると、約4杯です。
「ゲッ!わたし、毎日4杯以上飲むわ!」という方は要注意。
毎日の摂取量が250mgを超える人は、以下のような症状があらわれやすくなります。
- 不安になる
- 神経過敏
- 落ち着きがなくなる
- 不眠
- 動悸がする
本来、リラックスするために飲むコーヒーやお茶も、飲み過ぎると心が乱れてしまうのです。
カフェイン依存症になると
「いつもの時間にコーヒーを飲まないと、なんだか落ち着かない」
そんなことはありませんか?
それ、もしかしたらカフェイン依存症かもしれません。
コーヒーを飲まないと…
- 頭がボーっとする
- 不安になったり、落ち込んだりする
- 吐き気や頭痛がくる
- ヤル気が起きなくなる
もしも、このような症状があるのなら、カフェイン依存症の可能性があります。
カフェイン依存症になると…
心が落ち着かない
↓↓
カフェイン摂取
↓↓
もっと心が落ち着かなくなる
↓↓
カフェイン摂取量の増加
と、このように悪循環にはまってしまいます。
カフェイン依存症から抜け出すには…
カフェイン依存症は病気とは認められていませんが、将来的には心の病気になる可能性を高めてしまいます。
だから、できれば脱出したほうがいい。
では、どうすればよいのでしょうか?
コツは、
徐々に減らしていくこと。
突然スパッとやめてしまうと、強い離脱症状からリバウンドしたり、強い不安感に襲われたりします。
ですので、心に負担をかけない程度に、少しずつ量と回数を減らしていくのが理想的です。
カフェインを摂り過ぎない
コーヒーは、少量ならとても素晴らしい効果があります。
しかし飲み過ぎは、心に悪影響を及ぼしてしまう。
不安障害など心の病気の人が、カフェインを絶ったとたんに症状が良くなるケースもあるほどです。
「カフェインを摂り過ぎてないかな?」と、ときどき意識する。
そうすることで、カフェイン依存の悪循環におちいらなくて済みます。
体の健康も大切ですが、ときには心の健康にも気を使っていきたいものです。
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