「情けは人の為ならず」の言葉どおり、人に親切にするとめちゃくちゃ得します!
なぜか?
親切をした瞬間に「幸せホルモン」と呼ばれるオキシトシンが分泌され、さまざまな奇跡を起こしてくれるからです。
今回は「親切のすすめ」というお話です。
読み終わるころには、親切をしたくてウズウズしてくるかもしれませんよ。
人に親切にすると、寿命と収入が増える
「親切なんて偽善だよ」
先日居酒屋で、
横のおじさんが、そんな話をしていたんですけど…
きっと、このおじさん、
「親切は、自分を犠牲にして人を助けること」と思っているのでしょう。
でも、それは大きな間違い!
「情けは人の為ならず」の言葉どおり…
親切な人は、ビックリするぐらい「自分が得」するんです!
例をあげると…
●自信を持てるようになる
●人生の満足度が上がる
●寿命がのびる
●人付き合いがうまくなる
●収入が増える
●「うつ」になりにくい
●心臓・血管の病気が減る
●胃腸の調子が良くなる
●傷が治りやすい
●元気がわいてくる
●顔つきが変わってくる
●浮気心が減る
●人間を好きになる
●人に好かれる
●味方が増える
などなど、
お金では買えないものが、ごっそり手に入ります。
「ホンマかいな?」と思われるかもしれませんが、これ本当の話。
さまざまな研究で、そのことが証明されています。
オキシトシンの驚くべき効果
人に親切にすると、
なぜか「心が温かい」。
みなさんも経験があると思います。
このとき、体の中で何が起こっているのか?
オキシトシンの分泌です。
親切な行動をとった瞬間…
「幸せホルモン」と呼ばれるオキシトシンが分泌され、
幸福感を感じる。
そして、そのオキシトシンが、体内でさまざまな奇跡を起こしてくれるのです。
次に、その奇跡の一部をご紹介させていただきます。
オキシトシンで寿命がのびる!
人の細胞の中には、
テロメアと呼ばれる「ひも状」のものがあります。
「テロメア」=「寿命時計」
テロメアの長さで、残りの「寿命」が推測できます。
テロメアが短くなる原因は…
主に「老化」と「ストレス」。
そのストレスを消してくれるのが、
「幸せホルモン・オキシトシン」なのです。
人に親切にすれば、
ストレスが減るだけでなく、寿命までのびる。
ある研究では…
平均で9.4年も寿命が長くなるという結果も出ています。
オキシトシンの効果は、それだけではありません↓
心臓や血管も健康にする!
日本人の3大死亡原因は…
ガン・心臓疾患・脳血管疾患。
オキシトシンはストレスを解消してくれますから、当然ガン予防につながるわけですが…
実は、心臓や血管にも優しい!
オキシトシンは血管をひろげ、血圧を下げ、「心臓」と「血管」への負担を軽減してくれる効果もあるそうです。
日本の厚生労働省も、
幸福感が高い人ほど、脳卒中や血管疾患による死亡率が低いという内容の論文を発表しています。
長寿の秘訣は「食生活」よりも「親切」?
外国人観光客に「日本の印象」を尋ねると…
「日本人が親切なところ」という答えが一番多いそうです。
日本が世界一の長寿国になれたのは、
もしかしたら「食生活」よりも、「親切心」のおかげかもしれませんね。
親切にすると、収入が上がる?!
健康のつぎは「収入」のお話。
「親切にすると収入が上がる」というのは、商売をしている人だけの話ではないんです。
ある大学でおこなわれた調査で、
幸福感が高い学生(オキシトシンが多い人)のグループと、そうでないグループに分けました。
そして、16年後の追っかけ調査で…
なんと!
幸福感が高いグループのほうが、
平均2万5千ドル(約250万円)も年収が高かったのです。
「親切な人が出世しやすい」というのは何となく分かるのですが、理由はそれだけではないようです↓
オキシトシンで、人付き合いがうまくなる!
オキシトシンが多い人は、以下の特徴もあるそうです。
- 知らない人が魅力的に見える
- 相手の感情を読み取れるようになる
- 他人の顔を覚えやすくなる
つまり、自然と人付き合いがうまくなるのです!
社会に出てから必要なものは、「学力」よりも「コミュニケーション力」。
コミュニケーション力を磨くのは、なかなか大変なことですが…
人に親切にしていれば、知らぬ間にそれが手に入るわけです。
収入が上がる理由は、これだけではありません↓
オキシトシンで胃腸の調子がよくなる!
「胃腸の調子が悪いと、ヤル気が出てこない」というのは当然のことですが…
実は、オキシトシンと「胃腸の調子」には大きな関係があるのです。
オキシトシンは、胃腸の筋肉運動を促す効果があり、オキシトシンが少ないと消化不良の原因になるそうです。
また、
胃痛の多い人や、お腹を壊しやすい人ほど、オキシトシンの血中濃度が低いのだとか。
「人に親切にすれば、胃腸の調子がよくなり、ヤル気もわいてくる!」
これも、収入が上がる理由の1つなのでしょう。
松下幸之助さんは知っていた!
パナソニック創業者で「経営の神様」と言われていた松下幸之助さん。
幸之助さんは、採用の面接試験で…
「今までの人生、ツイてましたか?」と尋ね、「ツイてました!」と答えた人を採用していました。
つまり、
オキシトシンが多い人(幸福感の高い人)を採用していたわけです。
そして、そこで採用された人たちが会社の中心になったころ、実際に会社の業績がグンッと伸びました。
松下幸之助さんは、オキシトシンの効果を体感的にわかっていたのでしょう。
まとめ
人に親切にすれば、
↓↓
オキシトシンが分泌され、
↓↓
自分が幸せになる!
その、ごく一部をご紹介させていただきました。
今回は書き切れませんでしたが…
親切による効果は、まだまだ、これだけではありません。
まるで「神様からのごほうび」であるかのごとく、いいことづくめ。
まさに「情けは人の為ならず」です。
親切は、副作用のない「幸せの秘薬」。
人に親切にすれば…
「体」も「心」も「人生」もハッピーになっていきます。
やらないなんて、もったいない!
いっそのこと「親切を趣味にしてしまう」といいかもしれませんね。
【参考文献】
以上、『【情けは人の為ならず】親切で寿命と収入が増える!』でした。