一日1分、あることをするだけで…
- 幸福感アップ
- 不安や落ち込みが減る
- ストレス耐性が上がる
その「あること」とは、『スリー・グッド・シングス』。
日本では、「3つのよいこと」と呼ばれています。
スリー・グッド・シングスの高い効果は、世界中の大学や研究グループによって実証済み。
今回は、『スリー・グッド・シングス』のやり方と効果についてお伝えしています。
ストレス耐性を上げる『スリー・グッド・シングス』とは
①スリー・グッド・シングスのやり方
②スリー・グッド・シングスの効果
①スリー・グッド・シングスのやり方
スリー・グッド・シングスのやり方は、簡単!
「今日あった良いこと3つ」書き出す
たったそれだけ。
夜、寝る前に、今日あった嬉しかったことや、ありがたいと思ったことを思い返して、3つ書き出す。
内容は、どうなに些細なことでもOKです。
「家族が元気だった」
「かわいいペンを買った」
「駅でイケメンを見た」
「コブクロの新曲がよかった」
「課長の機嫌がよかった」
小さなことでOK。よかったことや感謝できることを3つ書くだけ。
簡単ですよね!1分くらいで出来ると思います。
②スリー・グッド・シングスの効果
スリー・グッド・シングスの主な効果は3つ。
- 幸福感アップ
- 抑うつ感の減少
- ストレス耐性アップ
人の脳は、「ネガティブな出来事ばかりを何度も思い返し、記憶に残す」という性質があります(ネガティビティ・バイアス)。
その結果、現実以上に人生が暗く感じてしまう。
その、脳の悪いクセを修正しましょう、というのが「よかったことを思い返す」ことなのです。
ポジティブな出来事を思い返すことが増えれば…
・人生全体が明るく感じる
・不安や落ち込みが減る
・ストレスに強くなる
というわけです。
効果のほどは?
瞑想や運動にも、スリー・グッド・シングスと似た効果があります。
でも、スリー・グッド・シングスは「一日1分くらい」だから遥かに簡単ですよね。
続けやすいと思います。
しかも、驚くことに…
「スリー・グッド・シングスを1週間つづけるだけでも、効果は6カ月間継続する」ということがポジティブ心理学の研究でわかっています。
6カ月って、凄いですよね!
でも、「たったこれだけのことで、ホントに効果があるの?」と疑ってしまいますよね。
実は、スリー・グッド・シングスの高い効果については、たくさんの大学や研究グループが、いろんな方法で研究しています。
で、その結果は、どこもほぼ同じ。
NHKのためしてガッテンでも、「介護のストレスを緩和する方法」ということで紹介されていました。
それから本屋さんに行くと、ポジティブになるための『3行日記』『感謝日記』というタイトルの本を見かけますが、それもスリー・グッド・シングスと同じ原理です。
このように、スリー・グッド・シングスは高い効果は、世界中で実証済み。
「1人でできる心理療法」「手軽な性格改善法」と言い換えてもいいかもしれません。
スリー・グッド・シングスの注意点
スリー・グッド・シングスのやり方には、2つポイントがあります。
●朝より夜のほうが効果が高い
「昨日の夜、やり忘れたから」ということで、朝にやってもほとんど効果はないそうです。
でも、たまにやり忘れても全然OK。効果は6か月ですからね。
「書くのは面倒くさい」という方には
ぼくもそうですが、「書くのは面倒くさい」という方も多いと思います。
安心してください!
「指折り数える」だけでも効果があります。
たとえば、子どもを寝かしつけるときに…
「今日あった良かったことを3つ教えて」
「ママは、こんなことがあったのよ」
そんなんでも、いいんです。
ちなみに我が家では…
「今日のよかったことを3つ考えたら、カレンダーにシールを貼る」という感じで、家族の習慣にしています。
ハッピーカレンダーと勝手に呼んでいるんですけどね。ダイソーで買ったカレンダーとシールです。
あと、スマホをお持ちの方は、スリー・グッド・シングスのアプリもあります。
「ハッピーノート」
カタカナで「ハッピーノート」。
iPhone版もアンドロイド版もあります。2019年1月現在は無料でした。
やり方は簡単で、「良かったことを毎日3つ書く」だけ。
このアプリ、最初は英語になっているので、設定で日本語に切り替えて使ってくださいね。
まとめ
私たちの毎日の行動は、すべてが「幸せになるため」。
仕事も、勉強も、買い物に行くことも、トイレに行くことも、テレビを観ることも、生活のすべてが「幸せになるため」の行動です。
その内のたった1分を、スリー・グッド・シングスに当ててみてはいかがでしょうか。
きっと、人生全体の幸福度がワンランクアップするはず。楽しい努力になると思いますよ。
☆☆☆
以上、一日1分!ストレス耐性を上げる『スリー・グッド・シングス』でした。
●こんな記事もありますよ
●10個より3個のほうが効果が高い
「今日はたくさんいいことがあったから、いっぱい書こう」というのはNG。効果が薄れてしまうそうです。
『3つ書き出すのがベスト』ということですね。不思議ですけど。