金銭的には裕福でも、いつもイライラしていて不幸そうな人がいます。
一方、生活は質素で、さらに持病があるにもかかわらず、いつも笑顔で幸せそうな人もいます。
幸せな人とそうでない人は、いったい何が違うのでしょうか?
その主な理由は…
日頃のちょっとした”習慣”の違い。
人は、習慣の積み重ねによって”考え方”が変わります。
その考え方が、幸と不幸を左右してしまうのです。
考え方は、サングラスと同じ性質。
赤いサングラスをかければ、この世のすべてが赤く見えるのと同じで…
・”不幸なサングラス”をかければ、毎日が不幸に見えてくる
・”幸せなサングラス”をかければ、毎日がハッピーに見えてくる
つまり、いつも幸せでいるには、幸せのサングラスをかける”習慣”を持てばいいのです。
ぼくは、悩みの解決法を勉強するかたわらで、幸せになる方法も同時に研究しています。
今のところ6000冊程度の本とセミナーのほか、”幸せな人の共通点”を研究し、さまざまなサングラスを試してきました。
それで幸福度がどう変わったかというと…
ありがいことに、自分でも信じられないくらいハッピーになりました。
のろけ話をいうとお叱りを受けそうですが、妻もぼくと同感で「とんでもなく幸せ」と、毎日のようにつぶやいています。
とはいっても、生活が裕福になったわけでも、環境が変わったわけでもありません。
単純に”考え方が変わった”だけ。
ここでは、ぼくが知るかぎりで一番効果的な「幸せな人の10個の習慣」を簡潔にご紹介していきます。
今まで以上の幸せをゲットするヒントになれば幸いです。
幸せな人の習慣10
01.心が豊かになる習慣とは
幸せな人の1つ目の共通点は…
”心が豊かになる習慣”を持っていること。
そしてその習慣とは、
”当たり前への感謝”です。
当たり前への感謝とは「ありがたい、ありがたい」という気持ち。
・安全で綺麗な水が、蛇口からジャブジャブ出てきてありがたい
・子供が健康でありがたい
・電気も道路も電車もスマホもコンビニも手袋も、ありがたい
・「夫は仕事をするのが当たり前」じゃなくて「稼いできてくれてありがたい」
・「妻は家事をするのが当たり前」じゃなくて「家事をしてくれてありがたい」
目の前にあるすべての”当たり前”を、”感謝”に変えていくことです。
すると、自分がいかに恵まれた生活をしているかがわかります。
サンマ一匹を食べるのでも、自分で一から作ろう思ったら、まずは船をつくる材料集めから始めなければなりません。
船をつくる人、漁をする人、発泡スチロールをつくる人、サンマを運ぶ人、スーパーの人、料理する人。
目の前にサンマが運ばれてくるまでの手かずに感謝したら、サンマはもっと美味しくなります。
それは、感謝のない人が食べるフォアグラよりも、ずっと美味しいはず。
当たり前への感謝を習慣にしている人は、”ありがたい人”や”ありがたい物”に満たされた豊かな生活になります。
02.心が明るくなり、人間関係もうまくいく習慣とは
幸せな人の2つ目の共通点は…
”心が明るくなり 人間関係もうまくいく習慣”を持っていること。
そしてその習慣とは、
”いつも笑顔でいる”ことです。
・料理をしているときも笑顔
・一人でテレビを観ているときも笑顔
・眠るときも笑顔
笑顔をつくると、暗いことを考えるのが難しくなります。
つまり明るい性格になれるのです。
これを「顔面フィードバック効果」といいます。
笑顔の効果は、それだけではありません。
笑顔の時間が長いと頬の筋肉が発達して、口角が上がり顎のラインもシュッとします。
つまり、ベースの顔が”笑顔”になり、人間的魅力が上がるのです。
すると不思議なことに、人間関係がうまくいくようになります。
仕事でミスをしても、それほど怒られません。
さらには、笑顔は健康にもいい。
もう、やらないなんて、もったいない!
笑顔一つで、美容・健康・人間関係・性格、これらすべてが良くなるのです。
幸せな人の習慣2一人のときも笑顔で、明るく魅力的に生きる
03.神経を緩める習慣とは
幸せな人の3つ目の共通点は…
”神経を緩める習慣”を持っていること。
そしてその習慣とは、
”明るい言葉をつかう”ことです。
・うれしい、美味しい、楽しい、
・しあわせ、ツイてる、ありがとう
・張り切っていくぞ!、オッケー!
・今日はいい日だ、充実してる
明るい言葉をつかうと、それをコッソリ聞いている脳は安心します。
「今は安全で順調な状況なんだ」と。
すると、神経と筋肉がゆるみ、血行がよくなって元気になります。
逆に、暗い言葉の多い人は、不健康になりがち。
・許せない、腹が立つ、うざい
・めんどくさい、つまらない
・最悪、不安だ、心配だ、疲れた
暗い言葉を聞いた脳は「今は危機的状況だ」と判断し、神経と筋肉を硬直させます。
すると、血行が悪くなり、病気や体調不良を起こすのです。
その代表例が…
・胃の調子が悪くなり、やる気がなくなる
・腰痛がクセになり、働けなくなる
・なぜか毎日だるい
明るい言葉は、健全な心と体の栄養源。
自分がつかっている言葉をチェックして、明るい言葉を増やしていくことが大切です。
幸せな人の習慣3暗い言葉を減らして、明るい言葉を増やす
04.悩みを引きずらない習慣とは
幸せな人の4つ目の共通点は…
”悩みを引きずらない習慣”を持っていること。
そしてその習慣とは、
”今を生きる”ことです。
人間の体は、とうぜん”今を生きる”ことしかできません。
しかし、心はタイムマシーンのように、過去や未来に自由にいくことができます。
・過去へ行って、後悔・怒り
・未来へ行って、心配・不安
悩みが多い人とは、決して悪い出来事が多いわけではありません。
心のタイムマシーンに乗って、嫌な出来事を何度も経験しているです。
・上司に怒鳴られた”たった5秒間”を、何年間も引きずっている
・「リストラされたらどうしよう」と最悪の事態を、今にもってくる
これでは、今がどんなに幸せでも、幸せを感じられません。
一方、幸せな人は、過去や未来を考えるよりも、”今を感じる”ことを大切にします。
・家族一緒にご飯が食べられてしあわせ
・今日も元気に働けてしあわせ
・夕日が綺麗でしあわせ
今を感じていれば、心は過去や未来に行けません。
子どもに悩みが少ないのも、心が今を感じて、今を生きているからです。
とはいっても、”今を生きる”ことは意外と難しい。
ほとんどの大人には、心のタイムマシーンで過去や未来へいくクセがあるからです。
そこで、そのクセを矯正する、ちょっとしたコツをお伝えします。
「過去5分間にイヤな出来事はありましたか?」
「未来の5分間にイヤな出来事が起こりそうですか?」
これを自分に問うてみるのです。
ほとんどの人が、どちらの答えも「NO」になるはず。
ということは、”今は平和で幸せ”ということ。
あとは、目の前のことを感じて、楽しむことです。
お風呂の中でやると、分かりやすいと思いますよ。
幸せな人の習慣4今を感じて、今を生きる
05.毎日を楽しくする習慣とは
幸せな人の5つ目の共通点は…
”毎日を楽しくする習慣”を持っていること。
そしてその習慣とは、
”日々、自分を喜ばせる”ことです。
平日に楽しみがない人は、休日が”ストレス解消日”になります。
毎日楽しみがある人は、毎日が幸せです。
楽しみはどんなことでも構いません。
・お昼に大好きなものを食べる
・仕事帰りに一杯やる
・ショッピングを楽しむ
・TSUTAYAでビデオを借りてくる
・趣味の雑誌を楽しむ
・日帰り温泉にいく
楽しみが多ければ多いほど、ストレスに強くなります。
一喜一憂の日々はツラいけど、百喜一憂の毎日は楽しいのです。
お小遣いの範囲内で、できるだけ多く自分を喜ばせていくことが大切です。
幸せな人の習慣5平日にも楽しみをつくる
06.すべての出来事をプラスに変える習慣とは
幸せな人の6つ目の共通点は…
”すべての出来事をプラスに変える習慣”を持っていること。
そしてその習慣とは、
”手を合わせる”ことです。
・神社に行って手を合わせる
・お墓をキレイにして手を合わせる
・お仏壇や神棚に手を合わせる
手を合わせる習慣がある人は、神仏やご先祖様などの”偉大な存在”を身近に感じることができます。
すると「いざというときは神様が守ってくれる」と、心に余裕ができてきます。
手を合わせる効果は、それだけではありません。
すべての出来事をプラスに変換することもできます。
たとえば、就職試験で第一志望の会社が不合格なら…
「あの会社に就職しないほうが良かったから落ちたんだ。合格した会社でがんばろう!」と前向きな気持ちになれます。
たとえば、渋滞にハマって遅刻したら…
「あのままスムーズに行っていたら、大事故を起こしてたかもしれない。きっと神様が守ってくれたんだ」と前向きになれます。
「ノー天気な考え方だ」と思う人もいるかもしれませんが、変えられないことで心を悩ますより、よっぽどマシです。
幸せな人の習慣6神仏に手を合わせる
07.後悔しない習慣とは
幸せな人の7つ目の共通点は…
”後悔しない習慣”を持っていること。
そしてその習慣とは、
”迷わずズバッと決断する”ことです。
迷えば迷うほど、後悔は大きくなります。
というより、迷うから後悔するのです。
どんな会社に入ろうが、どんな人と結婚しようが、かならず嫌な部分が見えてきます。
そのとき…
・迷って決めた人は「やっぱり、あっちにすれば良かった」と後悔します
・迷わず決めた人は「どうしたら上手くいくかな?」と工夫します
人生で大切なのは、「どちらにするか」という弱気な態度ではなく、「そこでどう生きるか」という強気な姿勢。
その覚悟さえあれば、ズバッと決断できるようになり、どんな道でも自分で切り開いていけるものです。
幸せな人の習慣7決断力を上げる
08.不安・心配を減らす習慣とは
幸せな人の8つ目の共通点は…
”不安・心配を減らす習慣”を持っていること。
そしてその習慣とは、
”暗いテレビは観ない”ことです。
暗いニュースや報道番組の8割くらいは、事件・事故・病気などのネガティブな情報と言われています。
ネガティブな情報を頭につめ込むことは、不健康な食べ物をお腹につめ込むよりも危険。
なぜなら、臆病者になってしまうからです。
・娘の帰りが遅いと「事件に巻き込まれていないかしら?」と不安になる
・両親が飛行機に乗ると「落ちないかしら」と心配になる
万に一つも起きないことだと分かっていても、今にも起きそうな気がして怯えてしまうのです。
外を散歩してみるとわかりますが、世の中は至って平和です。
のべつ幕なしに事件や事故が起こっているわけではありません。
しかし、暗いテレビを見過ぎると、脳が勘違いしてしまいます。
「この世の中は危険なところだ」と。
番組を制作している方には申し訳ないのですが、暗いテレビは自分に必要なもの以外観ないこと。
それが、無駄な心配を減らすコツです。
幸せな人の習慣8不必要な暗いテレビはチャンネルを変える
09.未来に目を向ける習慣とは
幸せな人の9つ目の共通点は…
”未来に目を向ける習慣”を持っていること。
そしてその習慣とは、
”目標をもつ”ことです。
目標がないと、”時間の流れ”という川に流されがち。
「あっちにぶつかったらどうしよう。こっちにぶつかったらどうしよう」と恐くなるのです。
それが、人間関係・病気・貧困に対する漠然とした不安。
一方、目標がある人は、川の上流にある宝物に向かって、自分の足で歩いている状態。
やる気がみなぎり、いつもワクワクしています。
目標が一つあるだけで、普段の気持ちがぜんぜん違ってくるのです。
そのための目標は何でもOK。
・100万円貯めて彼女と同棲する
・趣味のコンクールで入賞する
・仕事の経験を生かして本を執筆する
・副業で300万円稼いで高級車を買う
目標をもつと、たしかに毎日が忙しくなります。
しかしその忙しさは、くたびれる忙しさではなく、充実感を得られる忙しさ。
また、忙しくすることで不安や心配も減らせるし、誰かから悪口を言われたとしても「くだらない話に付き合っている暇はない」という気持ちになれます。
幸せな人の習慣9何でもいいから目標をもつ
10.精神を安定させる習慣とは
幸せな人の最後の共通点は…
”精神を安定させる習慣”を持っていること。
そしてその習慣とは、
”運動習慣”です。
運動習慣がない人は、セロトニン・ノルアドレナリン・ドーパミン・エンドルフィンなどの神経伝達物質の分泌バランスが悪くなりがち。
それが、”不安・いら立ち・やる気のなさ”につながります。
一方、運動習慣がある人は、精神的に安定し、さらにやる気も湧いてきます。
「健全な精神は、健全な肉体に宿る」と言われるように、運動をしなければ精神不安定になってしまうのです。
肉体労働をされている方は問題ないと思いますが、デスクワークの方は運動が必須。
心の健康を保つには、ウォーキングなど週3日・1回30分程度の運動が必要です。
幸せな人の習慣10運動習慣がある
☆☆☆
ここには書ききれなかった大切な習慣が、もう一つあります。
それは、”運勢を上げる”こと。
多くの成功者が、実力よりも何よりも”運が大事”と断言しています。
運を上げる方法を説明するには、長い文章が必要なので、今回はご紹介できませんでした。
次回のブログでご紹介したいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
◇追伸◇
運をあげる方法をアップしました↓
☆☆☆
以上、幸せな人の考え方10選◇なぜあの人はいつも幸せそうなのか?でした。
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