そうだったのか!「ストレスに弱い」の意外な原因と改善法

心理カウンセラー・ラッキー
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この記事でお伝えしたいこと

  1. 「ストレスに弱い」の意外な原因
  2. 「ストレスに弱い」の改善法

 

今回は、「ストレスに弱い」の意外な原因と その改善法

ですが…

ストレスに弱い人だけでなく、すべての方に役立つ内容だと思います。

 

というのは、2つ目の改善法をおこなうと…

どんな人でも、心が強くなります。

忍耐強くなります。

心に余裕ができ、優しくなれます。

それほど緊張しなくなります。

 

ほかにも…

  • 集中力アップ
  • 記憶力アップ
  • 幸福度アップ

などなど、どんな人でも、いい事ずくめ。

効果

 

そんな魔法のような方法もご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

「ストレスに弱い」の意外な原因

まず1つ目の、「ストレスに弱い」の意外な原因。

 

実はぼく自身、昔はすんごいストレスに弱い人間でした。

 

たとえば、かなりの心配性で、すぐに暗いことばかり考えてしまう。

「背中のニキビ、もしかしてガンじゃないかしらん」

「家族の乗った飛行機が墜落したら、どうしよう?」

心配性

考えても仕方がないとわかっているのに、グルグルグルグル頭から離れない。

 

常に不安で、毎日何かで悩んでいるという、相当なネガティブ思考。

 

あと、いちばん困るのが「お腹」

 

ちょっとしたストレスや緊張で、すぐにお腹がピーピーになったり、胃がキリキリしたり。

正露丸と胃薬が手放せない。

お腹が弱い

 

そんでもって、「毎日体がだるい」というのが昔の僕。

 

「あっ!それ、私も同じだ」という方もみえると思いますが…

なぜ、こんなにストレスに弱くなっちゃったのか?

原因はいったい何なのか?

 

心理学で、昔からよく言われいてるのが、こちら↓

幼少期のストレス

 

幼少期のストレスというのは…

たとえば、親の愛情不足(スキンシップ不足)

乱れた家庭環境

トラウマや虐待など。

幼少期のストレス

 

それらが原因で、潜在意識の奥に傷がついてしまう。

潜在意識に傷

 

「その傷を解消しないかぎり、身体症状は改善しませんよ。心も強くなりませんよ」ということで…

心理学の父・フロイトが編み出した方法が、精神分析

精神分析

 

「精神分析によって、心の傷を癒やせば、不安症や心因性の体調不良も改善しますよ」ということなんですが…

実は、最近の研究で、衝撃的な事実が分かってきたのです。

 

それは…

フロイト流のこの考え方は、ほとんどが間違いだ、と。

フロイト流は間違い

ぼくも、これを知ったときには、大きな衝撃を受けました。

 

どこが間違いなのかというと…

「精神分析で心の傷を手放し、人生を前向きに生きていけるようになる」という意味では、たしかに効果がある。

前向きに生きていける

 

ところが、心の傷が癒えたとしても、「ネガティブ思考は直らない」「心因性の体調不良はよくならない」

良くならない

 

そのような研究が、最先端の学者たちによって、次から次へと証明されてきたのです。

最先端の学者

 

ストレスに弱くなる本当の原因とは

フロイト流の考え方が間違いなら、いったい何が原因でストレスに弱くなっちゃったのか?

最先端の学者たちは、どう考えているのか?

最先端の学者

 

答えは、こちら↓

幼少期のストレス

 

原因は、フロイトと同じなんです。

でも、ここからが違う!

 

幼少期は、脳の成長期。

この時期に強いストレスを受けると、「脳の配線ミス」が起きる。

脳の配線ミス

 

すると、「ストレスに敏感な脳」になってしまう。

ストレスに敏感な脳

 

そして、腸。

脳腸相関といって、腸と脳は、緊密に連絡を取り合っています。

脳腸相関

 

なので、脳がストレスに敏感になれば、腸もストレスに敏感になるのではないか。

ストレスに敏感な腸

というのが、最先端の学者たちの考え方。

 

原因は、もう一つある!

さらに、もう一つの原因があって…

エピジェネティクス

エピジェネティクス

 

エピジェネティクスというのは、

親に「脳の配線ミス」があった場合、子どもも配線ミスが起こりやすいというもの。

親から受け継ぐ

 

ぼくが、まさにこれで…

両親どちらの家系も、代々ストレスに弱くて、胃腸も弱い。

 

多分にもれず、ぼくもそれを受け継いでいて、妹も受け継いでいます。

家系図

 

ところが、兄はストレスに強くて、胃腸も強い。

家系図2

たぶん、兄貴だけ、エピジェネティクスが起こらなかったのでしょうね。

 

こうやって見てみると、当の本人はたまったもんじゃないですよね。

 

原因が、幼少期のストレスであれ、エピジェネティクスであれ…

自分は何も悪いことをした覚えはないのに、一生ストレスに苦しまなければならない。胃腸の調子にも苦しまなければならない。

一生苦しむ

 

たとえ、病院で精密検査を受けたとしても、脳の配線ミスなので、なんの問題も見つからない。

「気もちの持ちようじゃないですか?」と言われてしまう。

精密検査

 

それで、精神科でみてもらったとしても、たいていは「抗不安薬でも出しときましょうか」で終わり。

精神科

 

もちろん、抗不安薬を飲めば、一時的には良くなるかもしれませんが、一生飲み続けるのも怖い。

 

ほかにいい方法はないのか?

ストレスに敏感な脳を、なんとか改善できないのか?

心の声

 

実は、方法があるんです!

3つあるんです。

 

「ストレスに弱い」の改善法

というわけで、ここから「ストレスに弱い」の改善法。

3つ、ご紹介させていただきます。

 

改善法① 瞑想 or 運動

まず1つ目は、こちら。

瞑想

 

「ストレスに敏感な脳」というのは、具体的にいうと扁桃体が興奮しやすい」ということ。

扁桃体

 

そして、扁桃体の興奮にブレーキをかけてくれるのが、海馬前頭葉

海馬と前頭葉

 

瞑想を毎日続けていると…

だんだん扁桃体は小さくなり、海馬と前頭葉が大きくなります。

瞑想による変化

 

つまり、「ストレスに強い脳」が出来上がるのです!

 

オドオドビクビクしてるお坊さんって、いませんよね。

そういうことなんです。

お坊さん

 

あと、おまけの効果として…

前頭葉は、集中力や自制心の脳。

海馬は、記憶の脳。

海馬と前頭葉

 

なので、瞑想を続けていると、集中力・忍耐力・記憶力もアップします。

 

運動も、瞑想とおなじ効果

あと、もう一つ。

瞑想とまったく同じ効果があるのが、有酸素運動

 

ウォーキング・ジョギング・水泳・エアロビクス・エアロバイクなどの、いわゆるリズム運動ですね。

有酸素運動

 

これをできれば30分以上、毎日続けていると…

瞑想と同じく、扁桃体が小さくなって、海馬と前頭葉が大きくなる。

脳の変化

 

また運動は、「睡眠が良くなる」「幸福度が上がる」という効果もあって、一石二鳥。

もしかしたら、瞑想より運動のほうがいいかもしれない。

 

でも、瞑想にしろ、運動にしろ、大切なのは続けることですからね。

自分の好きな方でいいと思います。

 

効果が出るまでの期間

効果が出るまでの期間は、いろんな研究があって、一概にはいえないのですが…

基本的に、脳に変化が出てくるのが、だいたい3週間

 

3週間くらいから徐々に効果が出てきて、長年続ければ続けるほど、ストレスに強い脳になっていくということですね。

 

改善法② プロバイオティクス

つづいて2つ目の改善法は、こちら↓

プロバイオティクス

 

プロバイオティクスとは、乳酸菌やビフィズス菌などの、いわゆる善玉菌。

具体的には、ヨーグルトや発酵食品・ヤクルト・ビオフェルミンなどのことです。

プロバイオティクス

 

みなさんもCMなどを見て、すでにご存知だと思いますが、プロバイオティクスを毎日とると、腸が元気になります。

腸が元気

 

ではなぜ、腸を元気にする必要があるのかというと…

セロトニン

 

セロトニンは、心を安定させる脳内ホルモンですが…

セロトニンの貯蔵タンクは、脳ではなく、腸にある。

セロトニン

 

セロトニンの95%が、腸に蓄えられています。

 

それから、腸は20種類以上のホルモンを分泌する、体内で最大のホルモン工場

ホルモン工場

 

だから、腸を元気にする必要がある。

腸に頑張ってもらわなければならない、ということですね。

 

でも、これは簡単ですよね。

プロバイオティクスを毎日摂るだけですからね。

 

ただ、注意したいのが…

ストレスに弱い人ほど、腸の調子を崩しがちということ。

 

ですので、プロバイオティクスだけでなく、脂っこい食事は控えるとか、食物繊維をしっかりとることも大切になると思いますよ。

 

改善法③ 認知行動療法

改善法の3つ目は、こちら↓

認知行動療法

 

認知行動療法は、心理療法の王様。

 

どんなものかというと…

「認知療法」プラス「行動療法」

 

・認知療法とは、「ものの見かた」を変えて、心を強くするというもの。

・行動療法とは、「行動」を変えて、心を強くするというもの。

 

これを合わせて、認知行動療法。

 

認知行動療法のやり方

認知行動療法のやり方は、何百種類もあります。

新しい方法も、次から次へと開発されていて、数え切れないほど。

 

ですので、ここでは紹介しきれない。

 

というわけで、1つ本を紹介させてください。

心がスッと軽くなる 認知行動療法ノート

心がスッと軽くなる 認知行動療法ノート

 

この本では、不安やストレスに弱い人のための認知行動療法を、27種類紹介しています。

 

たとえば…

・自分の気持ちに点数をつける

・1週間の行動を表に書き出す

・とっさの呼吸法で不安をしずめる

・先延ばししていることを片づける

・1日1個、よかったことを書き留める

など、自分でできて、簡単にできるものばかり。

 

簡単だと長続きしますからね。

そういう意味でも、とてもいい本だと思います。

 

認知行動療法を一度試してみたいという方には、おすすめの一冊ですよ。

 

まとめ

・ネガティブ思考

・精神的に弱い

・胃腸薬が手放せない

 

もしかしたら、その原因は…

幼少期のストレスか、エピジェネティクスによる「脳の配線ミス」かもしれません。

 

ちなみに、昔のぼくと同じように…

「精神的な弱さが原因で、胃腸に何らかの障害を抱えている人」は、アメリカでは人口の15パーセント。

約5000万人だそうです。

心因性の胃腸障害

 

悩んでる人が、けっこう多いのですね。

日本でも同じくらいの割合か、もっと多いかもしれません。

 

では、これを改善するには、どうしたらいいのか?というと…

今のところ分かっているものの中で、代表的なのはこの3つ。

・瞑想と運動

・プロバイオティクス

・認知行動療法

3つというか、全部で4つですね。

 

ちなみに、ぼくの場合は…

「瞑想・運動・プロバイオティクス・認知行動療法」、4つとも毎日やっています。長年続けています。

 

認知行動療法は、以前このブログでもご紹介しましたスリー・グッド・シングスという方法。

 

夜、寝る直前にこれをやると、ものの見かたが変わってきて、性格がポジティブになるんです。

 

続けてきた結果は?

この4つを続けてきた結果、心とお腹がどう変わったのかというと…

まずは、腸。

 

腸は、自分で言うのも何ですが、きれいな腸をキープできています。

腸の調子

毎日、絶好調!

 

ただ、脂っこいものを食べるとすぐに壊れてしまうので、そこらへんは気をつけています。

 

心のほうは、どうかというと…

これまた、自分で言うのも何ですが、人並み以上に強くなったと思います。

心の調子

 

問題やトラブルが起きても、たいして動じないし、落ち込みもしない。

ウジウジと暗いことを考えることも、なくなりました。

 

あと、何より嬉しいのが、自制心が強くなったこと。

 

たとえば、「お酒の量を半分にするぞ」と決めても、昔は三日坊主だったのですが…

今では、そういうことも、ほとんどストレスなく実行できるようになりました。

お酒を減らす

 

車の運転で、イライラする事もなくなりました。

車の運転

 

分厚くて難しい本を読むのが、昔は苦手だったのですが、今ではへっちゃら。

読書

 

自分でも、ずいぶん落ち着いた性格になったもんだと、ビックリしています。

「これが本当の自分なのかな?」ってね。

 

今回ご紹介しました、この4つの方法は、ストレスに弱い人だけでなく、すべての人におすすめです。

最初にもお伝えしましたとおり、いろんな効果が期待できますからね。

さまざまな効果

 

長く続ければ、自分でもビックリするような自分に生まれ変わることも、夢ではないと思いますよ。

 

本の紹介

さきほど一冊ご紹介しましたが、もう一冊紹介させてください。

マインドフルネス瞑想入門

マインドフルネス瞑想入門

 

「瞑想してみたいけど、右も左も分からない」という方にもおすすめの、とても分かりやすい本です。

 

CD付きで、そのCDがメイン。

CD

本は、CDの解説書みたいなイメージです。

 

まずは、CDを聞きながら瞑想を覚えて、次にCDなしで瞑想できるようにする。

そうすれば、電車の中でも、仕事の休憩時間でも、スキマ時間で瞑想できるようになりますからね。

 

あっという間に、瞑想の達人になれると思いますよ。

 

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☆☆☆

以上、そうだったのか!「ストレスに弱い」の意外な原因と改善法でした。

 

●こんな記事もありますよ

大丈夫?ストレスに弱くなる2つの悪習慣

著者:心理カウンセラー・ラッキー

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