



・苦手な人との接し方がわからない
・なぜか自分ばかり、こき使われる
・自分を敵視してくる人がいる
・嫌味な人がいて、困る
・相手を怒らせるのが怖くて、断れない

人間関係の悩みはいろいろありますが…
なぜ、心理学が発展しているのに、人間関係の悩みは無くならないのでしょうか?
その答えは簡単で…
私たちは「正しい人間関係の構築法」を習ってこなかったからです。
人間関係は、料理と同じで「スキル」です。
上手い人のやり方を知り、それを実行すればいいだけ。
これだけで、人間関係の悩みは、見事に消えてなくなります。
というわけで今回は、人間関係が驚くほどラクになる考え方を3つご紹介させていただきます。
これさえわかれば、人間関係のストレスが激減して、今よりもっと自由で軽やかな毎日になると思いますよ。
人間関係がラクになる考え方①
人間関係がラクになる考え方、その1つ目はこちら↓
「人を嫌ってもいい」と割り切る
人間関係で悩む人は、「自分のコミュニケーション能力が低いからだ」と思っている人が少なくありません。

でも、そうではありません!
本当の理由は、もっとシンプルなんです。
人間関係で悩む、本当の理由
私たちは、小さいころから…
・みんなと仲良くしなさい
・人を嫌ってはいけない
・誰にでも優しくしなさい
・協調性が大事
と言われて育ってきました。

その結果、「困った人」や「不快な人」に対しても、「何とか上手くやろう。波風を立てないようにしよう」として気を使ってしまう。

つまり、「自分さえ我慢すれば、この場は丸く収まる」というスキルを子供のころに身に着けてしまうんです。

そして、そのまま大人になると…
・理不尽だと思いつつ、我慢してしまう
・断ると、相手を怒らせそうで、断れない
・自分を嫌う人にまで、気を使ってしまう
など、この場を丸く収めるために、「しなくてもいい我慢」をしてしまう。

この「しなくてもいい我慢の連続」こそが、人間関係に悩み続ける原因なのです。
いい人間関係の条件
いい人間関係の条件は、自分が「あなたを大切にしたい」と思い、相手も「あなたを大切にしたい」と思う。
この2つの条件が重なったときに初めて、いい人間関係は成立します。

もしも相手が、「あなたは嫌い」とか、「利用してやろう」などと思っていたら、こちらがどれだけ気を使っても、どれだけ我慢をしても、いい人間関係はできません。

むしろ、自分が我慢すればするほど、相手が有利になり、関係は泥沼化していきます。

このように、人間関係の悩みとは、「しなくてもいい我慢の連続」であり、
その原因は、「誰とでも上手くやらなければいけない」という間違った思い込みが根本原因。

コミュ力不足が原因ではないんです。
間違った思い込みを手放すには?
では、この思い込みをどうすれば手放せるのか?というと…
それがタイトルの、「人を嫌ってもいい」と割り切ること。
人間関係で悩まない人は、「すべての人と上手くやろう」なんて思っていません。
「人を嫌ってもいいし、相手だって自分を嫌ってもいい」と思っています。
学校の先生とは、真逆のスタンスです。

だからといって、モメ事を起こすわけではありません。
「この人、苦手!」と思ったら、さっさと距離を置く。

「何とかして、あの人と上手くやろう」なんて絶対に考えません。
みなさんも、「この料理、苦手!」と思ったときに、「これを食べれるように、明日から努力しよう」なんて思いませんよね。
「もう、これは注文しない」となりますよね。

人間関係も、これと同じ。
「嫌いなものは嫌い!」と、とっとと距離を置けばいいんです。

「いやいや、そんな簡単に嫌いな人と距離を置けたら、苦労しないよ!」と思われた方もみえると思いますが…
でも実は、嫌いな人と簡単に距離を置く方法があるんです!
それが2つ目の話になります。
人間関係がラクになる考え方②
人間関係がラクになる考え方、その2つ目はこちら↓
まずは、人間関係を仕分けする
まず最初に「自分の人間関係を仕分け」すると、嫌いな人と距離をとるのが上手くなります。
所要時間は3分程度です。
やり方は簡単で、3つの箱をイメージする。

1つ目の箱は、「嫌いだけど、付き合わないといけない人」。

2つ目の箱は、「嫌いで、付き合う必要のない人」。

3つ目の箱は、「大切な人やその他の人」。

この箱を使って、人間関係を仕分けする。
たとえば…
母親は③
父親は①
同僚の山田君は③
部長も③
課長は①
お隣の山川さんも①
ママ友の安田さんは②
友達のけい子も②
……
このように仕分けしていくと、一見複雑に見える人間関係も、霧が晴れたようにスッキリ見渡せるようになります。
「この人たちが自分を苦しめてるのか」とハッキリするし、嫌な人が案外少ないことにも気づけます。

ここまで来たら、あとは簡単!
次は、嫌な人との距離の取り方です。
嫌な人との距離の取り方
まず、「②嫌いで、付き合う必要のない人」と距離をとる方法ですが、これはシンプル。
・こちらから連絡しない
・誘いを断る
関わる頻度を減らすだけで、気持ちが楽になるし、関係は自然と薄れていきます。
これは、「もう既にやってるよ」という方も多いと思います。
問題なのは、「①嫌いだけど、付き合わないといけない人」。
こういう人と「物理的な距離」をとるのは不可能です。
であれば、「心の距離」をとればいいのです。
「心の距離って、なに?」ということですが、たとえば恋愛で考えてみましょう。
付き合いはじめた当初は、すごく気を使ったり、優しくしたりしますよね。

でも、付き合って3年もたてば、文句や不満を相手にぶつけてしまう。

これが、心の距離が近いということ。
人は往々にして、「心の距離が近い」と図々しくなる。
逆に、心の距離が遠ければ、その分「気を使う」。
つまり、嫌いな相手とは、そういう関係を築けばいいのです。

心の距離を遠くするには?
では、心の距離を遠くするには、何をすればいいのか?というと…
・「必要な話」と「挨拶」しかしない
・できるだけ「敬語」で話す
この2つです。
僕の知り合いの奥さんの話ですが…
旦那さんがワガママな人で、夫婦関係が上手くいっていなかったそうです。
でも、子育て中だし、別れるわけにもいかない。

そこで、あるとき一念発起して、「もう必要な話しかしない!」「敬語で話す」と決めて、他人行儀で事務的に接したそうです。

すると半年後には、だんだん「よそよそしい関係」になってきて、旦那さんのワガママが収まった。

そして最近は、旦那さんがときどきケーキを買ってきて、そっと冷蔵庫に入れといてくれるそうです。

旦那さんとの心の距離を離すことで、逆に旦那さんが気を使うようになったのですね。

ここまで上手くいくことは稀だと思いますが、やり方は、職場でもご近所さんでも同じ。
・「必要な話」と「挨拶」しかしない
・できるだけ「敬語」で話す
この2つで、極力関わらない。「よそよそしい関係」をつくる。
そうすれば、無駄な我慢は必要なくなるし、相手も不誠実な態度はとりずらくなる。
これが、心の距離をとるということです。
今の話を簡単にまとめると…
人間関係の仕分けをして、「嫌な人」をハッキリさせる。
付き合う必要のない人とは、物理的な距離を置く。
付き合わないといけない人とは、心の距離を置く。
これだけで、人間関係のストレスは激減します。
でも実は、最後にもう1つ、やらなければならないことがあるんです。
それが、3つ目の話になります。
人間関係がラクになる考え方③
人間関係がラクになる考え方、その3つ目はこちら↓
余った時間と労力を、大切な人につかう
今まで、嫌な人に使っていた「時間」と「労力」を、今度は大切な人のために使う。
周りの人に、思いやりを持って接する。
具体的には…
・熱心に話を聞く
・約束を守る
・よく褒めて
・よく感謝する
大切な人を大切にすると、もっと大切になります。もっと好きになります。
すると相手も、こちらを大切に思ってくれるし、互いの絆も深まっていきます。

そんな人たちと一緒に、くだらない話で笑いあったり、美味しいものを食べたりするのは、人生において最高の幸せです。

また、いざというときは、みんなが助けてくれます。
仲間がボディーガードのような存在になって、百人力。強気でいられます。
嫌な人も、仲間がたくさんいる人に対しては、不誠実な態度をとりづらくなります。

仲間の存在は、人間関係を安定させるのに必要不可欠なものです。
そのためには、嫌な人に使っていたエネルギーを、大切な人のために使う。
それだけで、人間関係のストレスは大幅に軽減されると思いますよ。
まとめ
スヌーピーは、こんなことを言っています。
「僕のことを好きじゃない誰かのことで、くよくよする時間はないんだ。
僕は、僕を大好きでいてくれる人を大好きでいるのに、忙しすぎるから」
これぞまさに、人間関係で悩まない人の考え方。
そうなるための方法は、今回ご紹介しました、この3つ。
①「誰とでも上手くやる必要はない」「人を嫌ってもいい」と考える
②嫌な人とは、上手に距離を置く
③大切な人にエネルギーを注ぐ
これが、学校では教えてくれない「正しい人間関係の構築法」。
誰でも、いつからでも、始めることができます。
「人生」とは、「自分の時間」。
その大切な時間を、嫌な人のために使いストレスを溜める。
こんなに馬鹿らしいことはないですよね。
大切な時間は、大切な人と過ごすために使う。
そうすれば、最高の時間を過ごせるし、コミュニケーション能力で悩むこともなくなると思いますよ。

以上、人間関係が驚くほどラクになる考え方・3選でした。
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