「夫婦喧嘩が絶えない…」
「こんな生活 もううんざり…」
そんな悩みを抱える方へ、夫婦喧嘩を減らす会話法『アイ・トーク』をご紹介させていただきます。
「夫婦喧嘩の原因」を減らす会話法
「なんで毎日呑んで帰ってくるの!」と文句を言えば…
「仕事だから仕方ないだろ!」とケンカになる。
「口やかましく言うな!」と文句を言えば…
「あんたの方こそナニよ!」と喧嘩になる。
夫婦喧嘩のほとんどは「ちょっとした文句」が原因。
しかも!
文句を言い合う夫婦は、離婚率が通常の4倍にもなるそうです。
相手に文句を言っても、何ひとつ良いことは起きない。
とはいえ…
言いたいことも言えない結婚生活なんて、息が詰まってしまいます。
では、どうすれば良いのでしょうか?
「アイ・トーク」を使って話せばいいのです!
「アイ・トーク」とは?
「アイ・トーク」とは、家庭問題カウンセラーの松本光平さんが提唱する「夫婦のための会話法」。
やり方は簡単で…
「あなたは○○○」という文句を、
「わたしは○○○」に変えるだけ。
主語を「You」から「I」に変える。
だから「アイ・トーク」。
または「アイメッセージ」ともいいます。
アイ・トークのコツは「自分の感情」を相手に伝えること。
具体例を見ていきましょう↓
♠悪い例(主語がYou)
×「(あなたは)どうして、こんなに帰りが遅いの!」
↓↓↓
「仕事だから仕方ないだろ!」
♥アイトーク(主語がI)
「帰りが遅いと(わたし)心配だわ」
↓↓↓
「ごめんよ。仕事が立て込んでてね」
♠悪い例(主語がYou)
×「自分の物は、自分で片づけてよ!」
↓↓↓
「いちいち、うるさいなぁ!」
♥アイトーク(主語がI)
「片づけてくれると助かるわ」
↓↓↓
「よし、分かった」
♠悪い例(主語がYou)
×「(きみは)ドジだなぁ!それじゃケガするぞ」
↓↓↓
「あなたにドジなんて言われたくないわよ!」
♥アイトーク(主語がI)
「見ているこっちがドキドキするよ」
↓↓↓
「そうよね、もう少し気を付けないとね」
♠悪い例(主語がYou)
×「飯はまだできないのか!」
↓↓↓
「こっちだって忙しいんだからね!」
♥アイトーク(主語がI)
「お腹すいたよ~」
↓↓↓
「そうよね、もう少しでできるからね!」
上級編
♠悪い例(主語がYou)
×「なに、ムスッとした顔をしてるんだよ!」
↓↓↓
「わたしの勝手じゃない!」
♥アイトーク(主語がI)
「笑顔のきみが、一番好きだよ」
↓↓↓
「イヤだぁ~、照れるじゃない♡」
いかがでしょう。
「You」を「I」に変えて自分の気持ちを伝えると、「文句」にならないですよね!
これなら、相手も素直に受け入れてくれるはず。
自分の気持ちを「優しい感じ」で伝えられたらいいですね。
そもそも、なぜ文句を言いたくなるのか?
少し話が戻るようですが…
なぜ、多くの夫婦が文句を言い合うようになるのでしょうか?
それは…
「男と女は、まったく違う」ということを忘れてしまうからです。
中高生の頃を思い出してみてください。
男の子なら「女の子の気持ちって、難しいなぁ」
女の子なら「こんなとき、男の子ならどう思うんだろう?」
と思ったはず。
若いころは…
男女の違いをわかっていたし、その「違い」を楽しめたはずです。
しかし、結婚生活が長くなると…
「男女の違い」を忘れてしまう。
「こんなの常識だろ!」
「普通はこうじゃないの!」
と、自分の常識を押し付けてしまうのです。
夫婦関係に詳しいジョン・グレイ博士は、こう言っています↓
「そもそも男は火星人で、女は金星人だった」と思うべきである
「異星人が恋に落ち、地球で暮らしている」
そう思えば、お互いの違いを受け入れやすくなります。
火星人は…
「いくら言っても、後片付けができない生き物」かもしれません。
金星人は…
「靴やバッグを何個買っても、満足できない生き物」かもしれません。
その違いを忘れてしまったとき…
かならず衝突がおき、夫婦仲は冷めてしまうのです。
夫婦の会話法まとめ
交通事故を減らすには、安全運転が必要なように…
夫婦喧嘩を減らすにも、多少の努力が必要です。
夫婦喧嘩を減らすために、
まずは…
①男女の違いを受け入れる
そして…
②「アイトーク」で言いたいことを言う
夫婦の愛が一度枯れてしまったら、ふたたび花を咲かせることはとても難しい。
そうならないためにも、ほんの少し「言葉」を工夫してみてくださいね。
以上、「夫婦喧嘩の原因を減らす会話法『アイ・トーク』」でした。