子どもの人格形成の要因
子どもの人格＝先天性＋後天性
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『生まれ持った気質』と『生まれてからの環境』の両方で、子どもの人格が形成されていきます。
特に『生まれてからの環境』は影響が大きいとされています。
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良い環境って？ 悪い環境って？
みなさまも「子どもの育つ環境」が大切なことは、十分ご承知のことでしょう。
しかし、
『どのような環境で育つと、どんな性格になるのか』を知っている人は、意外と少ない。
これを知らなければ…
いくら「子どもの環境は大切」とわかっていても、何をしたらいいのかわかりません。
どのような環境で育つと、どんな性格になるのか？
これを上手くまとめたものが、「こころのチキンスープ」という本に納められています 。
以下に引用します。
子どもは、批判されて育つと、人を責めることを学ぶ。
子どもは、憎しみの中で育つと、人と争うことを学ぶ。
子どもは、恐怖の中で育つと、オドオドした小心者になる。
子どもは、憐れみを受けて育つと、自分を可哀想だと思うようになる。
子どもは、馬鹿にされて育つと、自分を表現できなくなる。
子どもは、嫉妬の中で育つと、人をねたむようになる。
子どもは、ひけめを感じながら育つと、罪悪感を持つようになる。
子どもは、辛抱強さを見て育つと、耐えることを学ぶ。
子どもは、正直さと公平さを見て育つと、真実と正義を学ぶ。
子どもは、励まされて育つと、自信を持つようになる。
子どもは、ほめられて育つと、人に感謝するようになる。
子どもは、存在を認められて育つと、自分が好きになる。
子どもは、努力を認められて育つと、目標を持つようになる。
子どもは、皆で分けあうのを見て育つと、人に分け与えるようになる。
子どもは、静かな落ち着きの中で育つと、平和な心を持つようになる。
子どもは、安心感を与えられて育つと、自分や人を信じるようになる。
子どもは、親しみに満ちた雰囲気の中で育つと、生きることは楽しいことだと知る。
子どもは、まわりから受け入れられて育つと、世界中が愛であふれていることを知る。
（「子どもは大人の鏡」ドロシー・Ｌ・ノテル作 『こころのチキンスープ―愛の奇跡 の物語』より引用）
これを読んで…
「あっこれ、わたしのことだ」と思い当たる部分もあったのではないでしょうか。
子どもは、見て学ぶ
「学ぶ」の語源は「真似ぶ」。
子どもは、見たものを真似て育ち、やがてそれが性格の一部に変わっていきます。
心理学では、これを「モデリング」といいます。
実はこれ、犬も同じ。
老人に育てられた犬は、「おっとりした性格」に育ちますが、
子どもがいる家庭の犬は、「やんちゃな性格」に育ちます。
つまり、子どもは…
「言って聞かせる」よりも、
「見せて教える」ことのほうが重要。
それゆえ「環境づくり」はとても大切になります。
親や周りの人が、
どんな「環境」をつくるのか。
どんな「雰囲気」をつくるのか。
それによって、子どもの性格が変わってくるのです。
子供の人格形成まとめ
どのような環境で育つと、どんな性格になるのか。
これを知らずに、子どもの環境づくりはできないと思います。
現在子育て中なら、なおさら重要。
子供が育つ環境が、その後の性格形成に影響を与えてしまいます。
先ほどの一覧を覚えておいて役立ててください…と言いたいところですが、
長くて、とても覚えられないですよね。
ガンバって覚えたころに、子育てが終わってしまいます。
ドテ！
書き写して、壁にでも張っておいて下さい。
その書き写した一枚が、子どもの性格を、よりよく変えていくはずです。
以上、『【人格形成の要因】どんな環境で子育てしたらいいのか？』でした。
