とくに日本人は、「楽に生きられない」という人が多いと思います。
- なんとなく生きづらさを感じている
- どこにいても安心感がない
- 自分を好きになれない
- 自分らしく生きられない
- 人付き合いがおっくう
- カラ元気で友達と接している
- 他人にイライラしがち
- 人の目が気になる
- なるべく目立たないように生きている
どうでしょう?
何個くらい当てはまりますか?
もしも「私、たくさん当てはまる!」というのなら、ある呪いにかかっている。
この呪いにかかっていると、楽に生きられない。人生が苦しくなってしまいます。
実はぼくも、昔はこの呪いにかかっていて、息苦しい毎日を送っていました。
でも、呪いさえ解いてあげれば、心がすっと軽くなる。
もっともっと自分らしくイキイキと生きていけるのです。
というわけで今回は…
①楽に生きられない呪いとは?
②呪いをとく魔法の言葉
この2つを順番にお伝えしていきます。
①楽に生きられない呪いとは
楽に生きられない呪いとは何なのか?というと…
「ベキの呪い」
男はこうあるべき
女はこうあるべき
妻はこうあるべき
仕事はこうするべき
礼儀はこうするべき
真面目に生きるべき
人付き合いはこうするべき
一度決めたことは最後までやり遂げるべき
自分のなかの「べき」が多ければ多いほど、自分のことを認められない。
「すべてを完璧にこなす」ことは不可能ですからね。
できない自分に劣等感を抱いてしまうのです。
そのため…
- 自分に自信がもてない
- 自分を好きになれない
- 他人の評価が気になる
- 素の自分を出せない
- すぐに緊張してしまう
- ダメな自分を見せられない
- 新しいことに挑戦する勇気ない
- いつも試されているような気がする
さらに、「べき」の多い人は、他人に対しても厳しくなってしまいます。
「そんなこともできないの?」「しっかりしてよ!」と。
言葉にだして言えなくても、心のなかでそう思ってしまいます。
「べき」の呪いにかかっていると、自分を愛せないと同時に他人も許せない。
だから、人生が苦しくなってしまう。
ちなみに心理学では、「べき」の多い人のことを「完璧主義」といいます。
完璧主義の人ほど…
- 夫婦仲がうまくいかない
- 行動力がない
- 三日坊主
- 情緒不安定
など、完璧主義で得することは何一つない、ということが判っています。
「ベキの呪い」の原因は?
では、「ベキの呪い」はどこで植え付けられたのでしょうか?
それは、子どものころに、大人から言われた言葉。
親・学校の先生・周りの大人などですね。
「真面目に勉強しないと、将来困るわよ」
「女なら料理ぐらいできないと、恥ずかしいぞ」
「途中で諦めたら、人生ダメになるわよ」
「友達が少ないと、寂しいぞ」
「食べ物を残すと、バチが当たるわよ」
「〇〇したら、××になる」と言うのは、人に暗示をかけるときの定型文。
言われれば言われるほど、自分のなかの「べき」が増えてしまう。
素直な人ほど、ベキの呪いにかかってしまうのです。
「ちゃんとしなければならない」「こういうことはしてはいけない」「大変なことになる」と。
それが親から子、子から孫へと、親子代々くり返されていきます。
「べき」は役立つのか?
では、これらの「べき」は、自分の人生で役に立つのかと言うと、ほとんどが役に立たない。
「べき」は都市伝説と同じで、そのほとんどがムダな常識。役立たない知識。
たとえばですが…
「友達は多いほうがいい」「みんなと仲良くしなければならない」というのは、その代表例。
そんなものを信じてしまったら、友達が少なくて劣等感を抱いてしまったり。
無理して友達を増やしたとしても、意地悪な人やずるい人に利用されてしまったり。
人付き合いは、「馬が合う・合わない」がありますからね。
「みんなと仲良くすべき」というのは、人生の足かせになるだけ。
気をつかうばかりで、自由に自分らしく生きていけないのです。
②呪いをとく魔法の言葉とは?
では、「べき」の呪いを解くにはどうしたらいいのか?
それが今回のメイン、呪いをとく魔法の言葉。
「楽に生きる」ための呪文ですね。
これは実に簡単!
「まあ、いっか」を口癖にする。
これだけ。
たとえば…
「嫌われちゃったかもしれないけど、まぁ、いっか」
「三日坊主になっちゃったけど、まぁ、いっか」
「みんなから笑われちゃったけど、まぁ、いっか」
「部長に怒鳴られるだろうけど、まぁ、いっか」
「命まで取られるわけじゃないから、まぁ、いっか」
「まぁ、いっか」なんて言っていると、人生がダメになってしまうような気がしますが…
実際にやってみると、なんの問題も起きないことに気づきます。
「あれ?全然大丈夫じゃん!」って。
そうなれば、こっちのもの。
「まぁ、いっか」を1つ言うたびに、自分をしばってきた規制から開放される。
自分のなかの「べき」が1つずつ剥がれていく。
今までのしかかっていた肩の荷がおりて、心がふっと軽くなる。
実はぼくも、よく親に言われてたことがあるんです。
「会社を辞めたら、そのさき苦労するぞ」
「〇〇したら、××になる」。暗示の定型文ですね。
そのため、「最初に入った会社で定年まで勤めるべき」と信じてた。
だから、社内での態度や人間関係も、必要以上に気を遣いました。
でも、あることがきっかけで、「まぁ、いっか」って会社を辞めちゃった。
すると、苦労するどころか、何一つ問題は起きない。
給料は少し下がったけど、それで不幸になったわけでもないし、やりたいことができるようになったし。
なにより心が元気になった!
「最初に入った会社で定年まで勤めるべき」というのは嘘だと気づいたんです。
で、次の会社も3年くらいで辞めちゃいましたけどね。
これまた、何の問題も起きない。
このように、「気張って生きていく必要はないんだ。ガマンしなくていいんだ。そのままの自分でオッケーなんだ。なんの問題も起きないんだ」ということが分かってくると…
人に対して無駄に気を使うことがなくなるし、自分らしく生きられるようにもなる。
感情をすなおに表に出せたり、ダメな自分を許してあげられたり、自分のやりたいことができるようになったり…。
イキイキと人間らしく生きられる。
しかも、気を遣いながら生きているときよりも、感情を素直に出しているときほうが、周りの人から好かれたりもするんです。
さらに、「べき」が減ってくると、他人に対してもおおらかな気持ちでいられるます。
イライラすることも減ってきます。
たとえば誰かが遅刻してきても…
「人間だもの。そういうときもあるよな」って。
それから、行動力も上がります。
ありのままの自分を受け入れることができると、自信がついて、人の評価が気にならなくなりますからね。
たとえば、今までだったら「太ってるからスポーツジムなんて、みっともなくて行けない」と思っていたのが…
そのままの自分を受け入れられるようになると、「太ってるからこそジムに行って汗を流そう!」という気持ちになったり。
このように、「まあ、いっか」を口癖にして、ベキの呪いがとけてくると、いいことがたっくさんあるんです。
ほかにも、家族仲が良くなるとか、あまり緊張しなくなるとか…。
まだまだ話しきれないくらい、いい事がたくさんありますが、長くなりそうなので今回はここまで。
「人生が息苦しい」「なんとなく生きるのが辛い」と感じている方は、ぜひ「まぁ、いっか」を口癖にしてみてください。
すこしずつムダな規制から開放されて、気楽な毎日、イキイキとした人生を手に入れることができると思いますよ。
☆☆☆
以上、「楽に生きる」ための魔法の言葉とは?でした。
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