【メンタルが強い人・弱い人】心の強い人が無意識にやっている3つのこと

心理カウンセラー・ラッキー
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メンタルが強いか弱いかで、人生は大違いです。

 

仕事も趣味も恋愛も人間関係も、うまくいっている人たちは、たいていメンタルが強い。

 

一方、メンタルが弱い人は…

・すぐに不安になる
・いつまでも引きずってしまう
・他人の目が気になる
・本音が言えない
・人といるとリラックスできない

など、常に生きづらさを感じている。

 

「あなたは、どちらの人生がいいですか?」と問われたら、絶対にメンタルの強いほうがいいですよね。

 

では、メンタルの強い人は、なぜメンタルが強いのか?

 

実は、メンタルの強い人は、無意識にあることをやっているんです。

 

この「あること」をすれば、メンタルはどんどん強くなります。

やらなければ、メンタルが弱くなります。

 

では、その「あること」とは、一体何なのか?

これが、今回の本題。

 

というわけで今回は、メンタルの強い人が無意識にやっていることを3つと、最後におまけで「メンタルを一瞬で強くする秘技」をご紹介させていただきます。

これらをするか、しないかで、これからの人生がぜんぜん違うものになると思いますよ。

 

 

メンタルの強い人が無意識にやっていること①

メンタルの強い人が無意識にやっていること、その1つ目は、こちら↓

「ネガティブ感情は悪いもの」とは思っていない

 

これはとても重要な話で、特に「自分はメンタルが弱い」と思っている方は、耳をダンボにして聞いていただきたいのですが…

 

「怒るのは、良くないこと」
「緊張するのは、みっともないこと」
「些細なことで不安になるのは、恥ずかしいこと」
「いつまでもクヨクヨするのは、情けないこと」

このように、「ネガティブ感情は悪いもの」と思っていると、メンタルがどんどん弱くなります

 

反対に、「嫌なことがあれば、ネガティブになるのが当たり前だ」と思っている人は、メンタルが強くなるんです。

 

どういうことか?

 

たとえば、既読スルーされて、「こんな些細なことで不安になっちゃいけない。怒っちゃいけない」なんて思うと、逆に不安や怒りが増大します。

 

これは、「早く寝なくちゃいけない」と思えば思うほど、目が冴えてくるのと同じ原理。

 

「不安になっちゃいけない。怒っちゃいけない」という思いが、余計な緊張感を生み、感情が暴走します。

ネガティブな思いが、頭から離れなくなります。

 

すると、次に来るのは「自己否定」です。

 

「こんなことで強い不安を感じるなんて、自分は弱い人間だ」
「こんなことで腹を立てるなんて、自分はダメな人間だ」

というように、ネガティブ感情を抱いている自分を、心の奥で否定してしまう。

自分で自分にバツを付けてしまう。

 

人から「考え過ぎだよ」と言われれば、これまた「やっぱり私は弱い人間だ」と自分にバツを付けてしまう。

 

そんなことを繰り返すうちに、次は「自己評価」が下がっていきます。

 

「自分は弱い人間だ。ダメな奴だ」という悪いセルフイメージができてくる。

そして、自分の性格を嫌いになります。

 

そんな人が、社会の中で堂々と生きていけるでしょうか?

 

無理ですよね。

自己評価が低ければ、弱気になり、他人の目が気になったり、言いたいことが言えなくなったりします。

で、これまた自分にバツを付けてしまう。

 

このような悪循環を繰り返すことで、メンタルがどんどん弱くなっていくのです。

 

この悪循環の始まりは、「ネガティブ感情は悪いもの」と思っていること。

 

だから、「ネガティブ感情は悪いもの」なんて、決して思ってはいけないんです。

 

ネガティブ感情は、自然な生理現象

人間は、弱い生き物です。

 

人からイヤミを言われれば、怒って落ち込むのが普通です。

 

風邪で寝込めば、「本当に風邪かしら?死んじゃうんじゃないかしら」と不安になるのが普通です。

 

これは「暑ければ汗をかく」のと同じ、自然な生理現象。

 

史上最強のボクサーといわれたマイク・タイソンですら、試合前は恐怖で震えていたそうです。

プレゼンの天才といわれたスティーブ・ジョブズですら、プレゼン前は激しい緊張でトイレを往復していたそうです。

 

ネガティブな気分になるのは、ダメなことでも恥じることでもなく、人間として当たり前のこと。

メンタルの強い人は、この事実をしっかりと受け入れています。

 

「腹が立つものは、腹が立つ」
「不安なものは、不安だ」
「それの何が悪い?当たり前だろ」

といった感じですね。

 

だから、感情が暴走することもないし、自分を否定することもない。

ネガティブなときでも、ネガティブなまま堂々と生きていけるんです。

 

著名な心理学者ジークムント・フロイトは、こう言います。

あなたの強さは、あなたの弱さを認めることから育つ。

アルフレッド・アドラーの場合は、こうです。

今の自分を認める勇気を持つ者だけが、本当に強い人間になれるのだ。

逆説的ですが…

「ネガティブな気分になるのは、ダメなことでも恥じることでもなく、人間として当たり前のことなんだ」と自分の弱さを認めることで、健全なメンタルをキープできるということですね。

 

メンタルの強い人が無意識にやっていること②

メンタルの強い人が無意識にやっていることの2つ目は、こちら↓

自分から挨拶する

 

「挨拶とメンタル、何の関係があるの?」と思ってしまいますが、これが大アリなんです。

 

わかりやすい話があって…

目のまえに「急な上り坂」がある。

 

このとき、仲間と一緒にいれば、「坂の角度が緩やかに見える」という目の錯覚が起こります。

 

逆に、一人ぼっちのときは、「より急坂に見える」という目の錯覚が起こります。

 

なぜ、そんなことが起きるのか?というと…

「人とのつながり」を感じているときは、心が強気になり、目のまえの困難が小さく感じます。

 

反対に、人とのつながりを感じていないときは、心が弱気になり、目のまえの困難が大きく感じます。

 

つまり、「人とのつながり」を感じているだけで、メンタルは強くなるのです。

 

わかりやすいのが、転校生。

前の学校では、どんなに元気で自信があっても、新しい学校に転校した途端に、「みんなから、どう思われているんだろう?この先、どうなるんだろう?」とメンタルが弱くなる。

 

なぜ、弱くなるのかといえば、人とのつながりがゼロだからです。

 

では、どうしたら、人とのつながりを感じられるのか?というと…

もっとも手っ取り早い方法が、「自分から挨拶する」ことなんです。

 

「山田さん、おはよう!」
「吉田さん、おはよう!」
「木村さん、昨日はどうも!」

 

たくさんの人と挨拶を交わせば、脳は「みんなとつながっている」と安心します。

強気になり、目のまえの困難も小さく感じます。

 

たとえば、部長にド叱られたとしても、「やらかしちゃったよ。参った参った」くらいで済ませられます。

 

一方、挨拶をしない人は、脳が「人とのつながり」を感じられず弱気になります。

 

部長に叱られれば、ズドーンと落ち込みます。

さらに、「みんなから、ダメな奴だと思われてるに違いない。もうダメだ」と、心がくじけます。

 

そんな弱いメンタルにしないためにも、自分から挨拶することが大事なんですね。

 

ちなみにですが、「人とのつながりを感じられない人ほど、依存症になりやすい」ということも分かっています。

 

これも同じ理由で、つながりを感じないと、メンタルが弱くなり、ストレスが多くなり、依存症になる、という流れです。

 

あいさつは、心のビタミン。

いっそきこと、挨拶を趣味にしてしまうのも良いかもしれませんね。

 

メンタルの強い人が無意識にやっていること③

メンタルの強い人が無意識にやっていることの3つ目は、こちら↓

感情をメタ認知している

 

メタ認知とは、「第三者の目で自分を見ること」ですが…

メンタルの強い人は、「いま俺、不安になってるな」「今の一言にイラッとしたな」「いま俺、焦ってるな」というように、自分の感情をメタ認知しています。

 

すると、不思議なことに、感情が暴走することなく、冷静な自分でいられるんです。

 

「なぜ、感情をメタ認知すると、冷静でいられるのか?」というと…

怒り・不安・焦り・嫉妬などのネガティブな感情は、「かまってちゃん」みたいなところがあって、自分の存在を気づいてくれないと、どんどんどんどん燃え上がる、という性質があるんです。

 

そうなると、もう手に負えなくなる。

 

ところが、感情が燃えあがる前に、「あっ、怒りが湧いてきたぞ」とメタ認知すれば、「気づいてくれてありがとう」となって、それ以上感情は膨らまない。

比較的冷静でいられるんです。

 

ときどき街中でブチ切れている人を見かけますが、あれはまさにメタ認知ができていない人。

 

メンタルが強い人は、みんなメタ認知の達人です。

 

たとえばイチローは、こう言っています。

自分のナナメ上にはもう一人の自分がいて、その目で自分がしっかりと地に足がついているかどうか、ちゃんと見ていなければならない。

タモリさんも、ナイナイの岡村さんに、こんなアドバイスをしています。

余裕というのは、オーバーに言うと、幽体離脱したみたいに自分をちょっとズレた視点から見られるということだね。

イチローもタモリさんも、自分の感情をしっかり監視している。

だから、いつも冷静でいられるのですね。

 

ちなみに、仏教の世界では、メタ認知を「ラベリング」と呼んだりしますが…

お坊さんがいつも冷静でいられるのも、やっぱりメタ認知のおかげなんですね。

 

メタ認知の上達法

メタ認知の上達法は、「鏡の中の自分をみる」ことです。

 

「今日は調子いいね!」
「今日はモヤモヤしてるな」
「ちょっとだけ不安になってるな」

 

これが、自分を客観的に見る練習になり、感情が燃え上がる前にメタ認知できるようになります。

「あっ、不安になってきたな」って。

 

メタ認知ができるようになれば、感情コントロールがうまくなり、メンタルも一気に強くなると思いますよ。

 

メンタルを一瞬で強くする秘技

最後はおまけの、「メンタルを一瞬で強くする秘技」。

 

みなさん、中村天風(1876年~1968年)さんをご存知でしょうか?

 

「よく知ってるよ」という人もいれば、「名前すら聞いたことがない」という方もみえると思います。

 

天風さんは、簡単にいってしまうと「インドで教わった心を強くする技を、日本に広めた人」です。

 

天風さんの影響を受けた人は様々で、

・皇族の方々
・原敬首相
・東郷平八郎
・松下幸之助
・ロックフェラー3世
・瀬戸内寂聴
・稲盛和夫

など、鋼のようなメンタルを持つ人ばかり。

 

また最近では、松岡修造さんが「中村天風先生の教えのおかげでメンタルを強くできた」というようなことを言っています。

 

あと、大谷翔平選手がメジャーに行くまえ、「中村天風の本」を熟読していた、というのも有名な話です。

 

そんな中村天風さんが教える、メンタルを一瞬で強くする秘技。

それが、神経反射の調節法

またの名を「クンバハカ」と言います。

 

やり方は、というと…

・尻の穴をキュッと締める
・下腹部に力を入れる
・肩を落として、なで肩にする

この3つを同時にキュッと行います。

 

すると、3方向から力がかかり、下腹部に圧力を感じます。

この状態が、クンバハカ。

 

あとは、ゆっくりと深い呼吸をする。

 

すると、不思議なことに、ドシッと腹が据わってきます。

 

不安も怒りも恐れも、どんなネガティブ感情も、すーっと小さくなります。

あっという間に、堂々とした自分になれるんです。

 

ぼく自身、クンバハカをしょっちゅうやっています。

「不安になってるな」と思ったら、キュッ!
「イラッ」としたら、キュッ!
「臆病になってるな」と思ったら、キュッ!

 

このように、「メタ認知からのクンバハカ」で、ネガティブ感情はだいたいイチコロです。

 

もしかしたら、最初は「上手くできない」とか、「効果を感じられない」という方もみえるかもしれません。

ぼくも、最初はそうでした。

 

でも、ときどき練習すれば、必ず上手くなるはずです。

 

クンバハカが上手くなれば、あの不快なネガティブ感情から解放され、今よりもっと清々しく生きていけると思いますよ。

 

まとめ

メンタル=「自己評価」+「つながり」

 

「ネガティブ感情は悪いもの」という考えをやめれば、自己評価がガツンと高まります。

自分から挨拶すれば、人とのつながりを感じられます。

 

この2つだけでも、メンタルは相当強くなります。

 

さらに、「メタ認知からのクンバハカ」で、ネガティブ感情をやっつけることができれば、もうワンランク、メンタルが強くなります。

 

メンタルが強くなって損をすることは、何一つありませんからね。

ぜひ、この4つを実践して、今よりもっと清々しくて、自信に満ちた毎日をゲットしてくださいね。

① 「ネガティブ感情は悪いもの」という考えをやめる

② 自分から挨拶する

③ 感情をメタ認知する

④ クンバハカ

 

 

以上、【メンタルが強い人・弱い人】心の強い人が無意識にやっている3つのことでした。

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著者:心理カウンセラー・ラッキー

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