この記事でお伝えしたいこと
- 簡単に悪い習慣をやめる方法
- 簡単に良い習慣をつくる方法
- 運動は大事
- 規則正しい生活は大事
- 健康的な食事は大事
- 部屋の掃除は大事
そんなことは当たり前で、誰もが知っていることですが、それがなかなかできない!
テレビやスマホをダラダラ見てしまったり、脂っこいものをつい食べ過ぎてしまったり。
飲みすぎて、しょっちゅう二日酔いなんてことも。
その原因は、「性格がだらしないから」ではなく「人間だから」。
人間、誰でもそうなんです。
一度身についた習慣は、地球の引力と同じで、そう簡単には逆らえない。
悪い習慣から抜け出すのは、とても難しいんです。
「もう少し痩せた方がいいですよ」とアドバイスしているお医者さんですら、太ってたりしますからね。
そこで今回は、簡単に悪い習慣をやめる方法をご紹介させていただきます。
これ以上簡単な方法は、ほかにないと思いますよ。
悪習慣を断ちきる簡単な方法とは
どうすれば悪い習慣を断ち切ることができるのか?
簡単で良い方法があるんです!
それが、『20秒ルール』。
アメリカの心理学者ショーン・エイカーさん。
ハーバード大学やGoogle・マイクロソフトなどの大手企業とともに、ポジティブ心理学を研究してる方ですが、そこで編み出したのが20秒ルール。
やり方は簡単で…
悪い習慣は、取りかかるまでに必要な時間を、今より20秒ふやす
もう少し簡単にいうと…
取りかかるまでの手間を増やす。ちょっとだけ不便にするということ。
それだけで、すごい効果があるんです!
20秒ルールの実例
わかりやすい例だと…
職場の机の上に置いてあるお菓子を、引き出しにしまうだけで、食べる量が3分の1に減る。
脳は、「めんどくさいこと」が大嫌い!
「お菓子を食べる」=「めんどくさい」と脳が感じて、我慢することなく自然と食べる量が減っていくという原理です。
なので、「ついお菓子を食べ過ぎてしまう」という習慣があるのなら…
- お菓子を棚の奥にしまう
- 食べる分だけお皿にのせる
そんな簡単なルールをつくるだけで、無理なく悪習慣を断ち切ることができるというわけです。
うちに双子の息子がいるのですが、お兄ちゃんは氷砂糖が大好き。
毎日ボリボリ食べていました。
だから、虫歯がやたら多い。
本人は「やめたい」そうですが、「どうしてもやめられない」。
「食べたくて食べたくて仕方がない!」って。
そこで、20秒ルールを考えたんです。
リビングから一番遠いぼくの部屋。
そこの机の引き出しに氷砂糖をしまって…
「どれだけ食べてもいいけど、必ず1つずつ持ってきてね」と息子に伝えました。
すると、最初はめんどくさそうだったのですが、だんだんだんだん食べる量が減って、10日後には一切食べなくなりました。
だから今も、このとおり机に入っています。
あまりの効果に僕も嬉しかったのですが、いちばん喜んでいたのは息子本人。
我慢しないで止められるって、ホント凄いですよね!
それから、ぼく自身の話で恐縮ですが「お酒」。
毎日晩酌するのですが、会話が盛り上がってくると、ついつい飲みすぎちゃう。
だから、しょっちゅう二日酔い。
そこで考えた20秒ルールが…
「どれだけ飲んでもいいけど、その都度1本ずつコンビニに買いに行く」
これが効果テキメンで、コンビニまで歩いて2分くらいですが、酔えば酔うほど、行くのがおっくうになる。
だから、自然と飲む量が減ってきて、今では二日酔いとは無縁になっています。
他にも、20秒ルールの実例をいくつかご紹介させていただきます。
テレビ
ダラダラとテレビを観てしまうのなら…
「電源はコンセントから抜く」とか「毎回リモコンの電池を抜いてしまう」とか。
我が家のばあいは…
「どれだけ見てもいいけど、録画した番組しか見ない」というルールにしました。
すると、テレビを見る時間がだんだん減ってきて、今では1日に1時間くらい。
まったく見ない日もあります。
スマホ
家でダラダラとスマホを触ってしまうのなら…
「充電器ごと玄関に置いておく」とか「ゲームアプリは毎回ログアウトする」とか。
簡単なルールを1つ決めておけば、触る量が自然と減ってくるはずです。
このように、取り掛かるまでの手間を少し増やすだけで、悪い習慣が減っていくというのが20秒ルール。
でも実は、20秒ルールにはもう一つあるんです!
もう一つの20秒ルールとは
もう一つの20秒ルール。
それは、「取り掛かるまでの手間を20秒短縮するだけで、良い習慣が身につく」というもの。
たとえば我が家では、「掃除」。
以前はコード式の掃除機を使っていたのですが、出してくるのが面倒ですよね。
そこで、「マキタの充電式掃除機」をリビングの隅に置くことにしたんです。
すると、掃除をする回数が自然と増えた。
ほこりや抜け毛が気になったら、すっと5秒で吸い込めますからね。楽しいんです。
あとは、「本」。
せっかく買ってきたのに、読んでない本や雑誌がありますよね。
そういうものは、本棚にしまうのではなくて、テーブルの上に置いておく。
すると、自然と手に取ってしまうというわけです。
最後は、「メモ」。
「メモをするのは大事」とわかっているけど、手帳を用意したり、ペンを取り出したり、結構めんどうですよね。
そこでオススメなのが、スマホの音声入力。
やり方は簡単で、ぼくの場合はiPhoneですが、こんな感じ↓
「Hey Siri。メモして」
「ワカメと育毛剤を買う」
これなら10秒もあれば十分ですし、車の運転中でもメモできます。
簡単だから、メモの習慣がすぐに身につくというわけです。
このように、取り掛かるまでの手間を少し短縮するだけで、良い習慣が身につくというのが、もう一つの20秒ルール。
20秒ルールをうまく活用すれば、良い習慣を身につけるのも、悪い習慣をやめるのも、自分の思いのままというわけです。
まとめ
有名な心理学者ウィリアム・ジェームスはこう言っています。
「私たちの生活はすべて、習慣の集まりに過ぎない」
すごいことを成しとげたイチローやビル・ゲイツだって、 一日は私たちと同じ24時間。
違うのはただ1つ。習慣の違いです。
習慣が変われば、やがて脳の構造も変わっていく。
それが才能。
人間が習慣をつくり、その習慣が人間をつくるわけです。
では、習慣をつくるには何が必要かというと、「強い意志力」ではなく「20秒ルール」。
小さなルールを守るだけで、自然と良い習慣が増えていきます。
やがては人生も変わっていきます。
これ以上簡単な方法は他にないと思うので、ぜひ実践してみてくださいね!
☆☆☆
以上、簡単!悪い習慣を断ちきる『20秒ルール』でした。
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