みなさんご存知のとおり、普通のカーブミラーはこの形ですよね↓
ところが、徳島県に「長~~いカーブミラー」なるものがあるらしい!
「一度この目で見ておきたい!」
というわけで、名古屋からはるばる徳島県まで「長いカーブミラー探しの旅」に行ってまいりました。
妻には「カーブミラーのために、なんで徳島まで行くの?」と聞かれました。
なぜ、行くのか?
それは、ぼくにもわかりません。
「長いカーブミラー」探しの旅
長いカーブミラーの情報を知ったのは、図書館でみつけたこの本↓
自分でもなぜか分からないけど、「ぜひ見てみたい!」。
ところが、場所がわからない。
ネットで調べてみたところ、1つだけ情報を発見!
徳島県東みよし町「加茂の大クス」の近くらしい。
でも、グーグルアースで探してみるが、一向に見つからない。
「もう、行くしかないでしょ!」というわけで、その日の晩に名古屋を出発しました。
長いカーブミラーを見事探し出せるのか?
明石海峡大橋経由で、早朝に四国に上陸。
ゆうゆうと流れる吉野川を右手にみながら、国道192号線を西へ走らせる。
「加茂の大クス」方面へ。
「加茂の大クス」の無料駐車場に駐車。
写真ではわかりにくいけど、大クスは予想以上にデカかった!
コマーシャルの「この木なんの木、気になる木」より、はるかにデカいそうです。
国の特別天然記念物、新日本名木100選にも選ばれているらしい。
樹齢約1000年にもかかわらず元気満々、生き生きとしている。
まさにパワースポットだ!
いざ「長いカーブミラー」を探しに、あたりを散策しはじめる。
観光客も地元の人も、人っ子ひとりいない場所。
誰に尋ねることもできない。
撤去されてなければいいのだが…
不安がよぎる…
見つけられるのか?
あった!
150メートルほど歩いたところで、それはあっさりと見つかった。
通常のカーブミラーは、ミラーの下にポールがあります。
でも、長いカーブミラーのポールは「横に長い」。
「長い長い」
「まだまだ!」
「もっともっと!」
電柱に到着。
でも、まだ終わらない!
「2本目の電柱も通過!」
「まだいける!」
「3本目の電柱は越えられるのか?」
「超えた-!」
と、ここで終了。
「長いカーブミラー」は、やっぱり長かった。
重みで、ほんの少しポールが曲がっているところも、また素晴らしい!
台風の日には、どれほど揺れるのだろう?
きっと、往復ビンタ状態に違いない。
ちなみに、なぜこのような形なのかというと…
「立てるところがなかったから」なのだとか。
どう見ても、立てるところは十分にあるのだけど…。
きっと深い事情があるのでしょう。
何はともあれ、目的は達成!
ホッと ひと安心。
しかし…
この後、驚きの展開がまっていました!
魔女か?女神か?それとも…
「長いカーブミラー」を無事に見つけることができて、心は晴れ晴れ。
それに合わせるかのように、天気も見事に晴れてきました。
「せっかく晴れてきたのだから、加茂の大クスをもう少し撮っておこう」
というわけで、撮ったのがこの写真↓
「虹色の光」が写り込んでいるのが分かりますか?
「レンズの具合」なのか、「大クスのオーラ」なのかは判りません。
ただ1つ言えるのは、「パワースポットでは よくある現象」。
試しに、もう一枚撮ってみた↓
やっぱり、写ってる!
しかも、拡大してみると…
下にある「ほこら」から、真上の「枝」に光が当たっているようにも見えます。
ちなみに、「ほこら」には白ヘビ様がまつってありました。
そんなこんなで、ゾゾゾと鳥肌を立てていると…
不意に後ろから、女性の大きな声が!
「兄ちゃん!ストップ!ストップ!その場から動くな!」
びっくりして振りかえると…
電動アシスト自転車に乗ったおばあさんが、こちらに向かって快走してくる。
えっ!なになに?
頭が混乱して、何が起きているのかさっぱり把握できない。
おばあさんは、おもむろに自転車をとめると…
「兄ちゃん。わしは、あんたと話がしたかったんじゃ」
なんなの?この展開…
もしかして、白ヘビ様の化身?
それとも、魔女?
はたまた、普通のおばあちゃん?
頭のなかは混乱しているけど、数年ぶりに「兄ちゃん」と呼ばれたことだけは正直うれしい。
「魔法の杖でもくれるのか?」と淡い期待をしながら、おばあさんの話を聞いてみると…
このおばあさん、最近心を病んでいて精神科に通ってるのだとか。
で、家でボーッとしていたら、突然大クスを見たくなって、はるばる自転車でやってきたそうです。
この話をきいて「なるほど!」と思いました。
以前どこかで、こんな話を聞いたことがあります↓
むかし、むかし、偉い人が、全国各地に「神のほこら」を立てて回りました。
「この場所は気がいいから、ほこらを立てましょう」
それを聞いていた村人は、こんな話をします。
村人A「『きがいい』って、なんだべ」
村人B「んん?樹木のことでねえべか?」
村人A「なるほど!あそこは巨木が多いからな」
そんな勘違いから、「樹木」のことを「き」と呼ぶようになったとさ。
この説が真実かどうかは分かりませんが、確実にいえることは「巨木があれば、そこはパワースポット」ということ。
おばあさんも、「大クスにいけば、エネルギーを充電できて元気になれる」ということを本能的に感じたのでしょう。
大クスの下で40分ほど立ち話をしたあとのおばあさんは、エネルギー満タンになったようで「最高の笑顔」。
気分もすっきりしたのでしょう。手を振りながら帰っていきました。
みなさんも「なんだか元気がでない」というときは、巨木のあるところに行って、少し触らせてもらうといいと思いますよ。
というわけで、魔女でも女神様でもない「普通のおばあさん」とお別れしたところで、時間はまだお昼。
さあ、これからどうしよう?
明日まで時間はある。
そこで、ふっと頭に浮かんだのが「徳島県といえば、かかしの里」でしょ!
徳島県「天空の村・かかしの里」は、数年前にテレビやネットで話題になり、海外からも観光客が訪れていた限界集落。
「かかしの里は、今どうなっているのだろう?廃れちゃったのかな?」
というわけで、さっそく確かめに行ってみた↓
かかしの里(徳島県)は今どうなっているのか?確かめ行ってみた