自分に自信が持てない原因と 、自信がないの克服法7つ

心理カウンセラー・ラッキー
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人生で一番大切なのは「自信」だと思います。

自信さえあれば、自分らしくて充実したハッピーな毎日を送ることができます。

コミュニケーションや恋愛も順調で、チャレンジ精神も旺盛になり、人生に花を咲かせることも可能です。

自信のある男

 

一方、自分に自信が持てない人は、「人と違うことに臆病になってしまう」「自分らしさを消して みんなと同じであろうとする」という傾向があります。

そのため…

・周囲に合わせて、何十年も自分を抑えつづけてしまう

・言いたいことが言えなくて、居心地の悪い状態を耐えつづけてしまう

・他人の言葉に影響をうけて、すぐに落ち込んでしまう

・不完全燃焼のモヤモヤした人生になってしまう

自信のない女性

 

自信欠如というたった一つの問題が、自分の人生そのものを「面白みのないもの」に変えてしまうのです。

 

ところが、「自分に自信がない」と思っている日本人は少数派ではありません。

下のグラフをご覧ください↓

 

「あなたは自分を優秀と思いますか?」という日米高校生へのアンケート

自信のグラフ
(高校生の心と体の健康に関する調査より)

 

「優秀ではない」と答えた日本人は合計83.2パーセント。

アメリカ人はわずか10.8パーセントです。

 

日米で天と地ほどの差がありますが、実際に能力の差があるわけではありません

両者の違いは「自信の差」。

自信に、才能や根拠は必要ないのです。

 

私たちに一番足りないものは、才能ではなく「自信」。

では、どうしたら喪失した自信を取り戻すことができるのでしょうか?

 

そのためには、まず自信を持てなくなった原因を知ること。

次に、そのための対策をうって 少しずつ自信を回復していくことです。

 

というわけで、この記事では…

「自分に自信が持てない原因7つと その克服方法」をご紹介していきます。

簡単なのに効果の高い方法をピックアップしましたので、今日からでも活用できると思いますよ。

 

自分に自信が持てない原因7つとその克服法

自分に自信を持てない「主な原因と克服法」を7セットご紹介していきます。

 

原因①乳幼児期の周りの大人の影響

自分に自信を持てない一番の原因は、「乳幼児期の大人の影響」です。

乳幼児期

 

幼い頃、自分の言動に対して、周りの大人がどう反応したのか。

大人がポジティブな反応を見せてくれれば、子どもは自信を持つことができます。

大人がネガティブな反応を見せれば、子どもは自信を失ってしまいます。

 

もう少し具体的な例を挙げると…

・「メソメソするな!」「わがまま言わないで!」と言われれば、「感情表現すると怒られる」と潜在意識が記憶します

・「黙ってなさい!」「言う通りにしなさい!」と言われれば、「自分の考えは間違っている」と潜在意識が記憶します

・「何やってるの!」「なんでできないの!」と言われれば、「自分には能力がない」と潜在意識が記憶します

・「自分でしなさい!」「ママは忙しいから!」と言われれば、「お願いすると嫌われる」と潜在意識が記憶します

 

このような誤った固定観念が定着してしまい、自信を失ってしまう。

これを心理学では「自己肯定感が低い」といいます。

 

乳幼児期は、潜在意識のフタが開いています。それが6歳ぐらいになるとパタッと閉じてしまう。

潜在意識の箱

つまり、乳幼児期にインプットされた情報が、一生の心の基盤。「三つ子の魂百まで」というわけです。

 

梅干を見ると唾がでるのと同じで、潜在意識にある情報に基づいて、体は正直に反応します。

・言いたい意見があるのに、どうしても口が動かない

・デパートで店員さんにモノを尋ねるだけなのに、なぜか罪悪感を感じてしまう

シャイな女性

このような反応は、乳幼児期に記憶した「潜在意識にある誤った固定観念」が原因で起こるもの。

 

では、これらの誤った固定観念を書き換えるには、どうしたら良いのでしょうか?

 

克服法①「認められる経験」「受け入れられる経験」を増やす

残念ながら、乳幼児期に刻まれた潜在意識の情報を消すことはできません。

ただ、少しずつ上書き保存することはできます。

そのための効果的な方法を2つお伝えします。

 

まず1つ目の方法は…

「他人にモノを尋ねる」こと。

 

人に道を尋ねたり、店員さんに商品の場所を尋ねたり、積極的に人を頼ることです。

 

すると、ほとんどの人がビックリするほど丁寧に教えてくれます。

案内する女性

自分の存在を無条件に受け入れられるという貴重な経験ができるのです。

 

他人の優しさに触れ、「自分は受け入れられているんだ」という経験を重ねることで、潜在意識にある誤った情報が書き換えられ、徐々に自己評価が上がっていくのです。

 

2つ目の方法は…

「自分の失敗談を陽気に話す」

 

自分の失敗談を面白おかしく話すと、周りの人たちも心を開いて話してくれます。

つまり、「ありのままの自分を受け入れられる」という貴重な経験ができるのです。

 

「そのままの自分を出しても、全然嫌われないんだ」という経験で、潜在意識にある誤った情報が書き換えられていきます。

そうした経験を重ねることで、徐々に自尊心が上がっていくのです。

 

原因②人を否定すると自分の自信がなくなる

自信を失わないために、絶対に覚えておきたい「心の仕組み」があります。

それは、「他人を否定すると、やがて自分が否定されることを恐れるようになる」という心理。

 

・世間の噂話が好きな人は、やがて世間の目が気になるようになる

・悪口の多い人は、やがて「自分も悪口を言われてるんじゃないかしら?」と疑心暗鬼になる

・人を見下す人は、自分が見下されることを強く怖れるようになる

・人をけなす人は、自分がけなされることに敏感になる

・人を非難する人は、自分が非難されることを恐れるようになる

 

つまり、他人をジャッジすればするほど、自分の自信が失われ臆病になってしまうのです。

 

他人をジャッジしてしまうのは、「無意識に人と比べてしまう思考グセ」が原因。

自分よりレベルの低い人を見つけて、その人を否定すれば、一時的に自分の劣等感を忘れることができるかもしれません。

しかし、上には上がいるもの。人と比べているかぎり永久に自信は持てないのです。

 

では、他人をジャッジする癖をやめるには、どうしたら良いのでしょうか?

 

克服法②人の短所ではなく、長所や美徳を見つけていく

ジャッジする癖をやめるには、人の短所ではなく、長所や美徳を見つけていくことが大事。

ところが、他人の短所を見つけるのは簡単だけど、長所を見つけることは案外難しいものです。

 

そこでおすすめしたい方法が…

「身近な人のキャッチコピーをつくる」こと。

  • 情熱的な部長
  • いつも明るい田中
  • アイディアマンの鈴木

世の中の全員から嫌われていない限り、どんな人間にも長所があります。

それを探して、その人のキャッチコピーにしてしまうのです。

 

不思議なもので、長所を意識して見るようにすれば、その人の短所が「個性」に見えてくるもの。

「吉田さんはおっちょこちょいで失敗も多いけど、いいところもあるよね♪」といった感じです。

そう思えるようになれば、人をジャッジすることも減ってくるはずです。

 

 

原因③お役に立てていないという喪失感

ちょっと想像してみてください。

職場で「君のおかげだよ」と褒められ、友達からは「ありがとう」と言われ、家に帰れば「助かるわ」と感謝される。

感謝される人

そんな人が自信を失うでしょうか?

 

そんなことはないですね。

「自分は人のお役に立っている、世の中のお役に立てている」という実感があれば、確実に自信を持つことができます。

 

もしも、なんとなく自信がないと感じるのなら、それは「お役に立てていない」という喪失感が原因かもしれません。

 

では、お役に立てているという実感を得るには、どうしたら良いのでしょうか?

 

克服法③「ありがとうゲーム」と「募金」

お役に立てているという実感を持つための、おすすめの方法は2つ。

 

1つ目は「ありがとうゲーム」です。

一日に最低1回は「ありがとう」と言われることを日課にするというもの。

  • 電車で席をゆずる
  • 風邪気味の同僚にのど飴をあげる
  • 皿洗いや洗濯を手伝う

人から感謝される回数に比例して、自分の存在価値が上がっていき、自信も増していくものです。

 

2つ目の方法は「募金」の習慣。

募金は、人のためにもなりますが、自分の自信を育てることにも役立ちます。

海外の多くの成功者が、貧乏な頃から「収入の10パーセントを募金する習慣」を持っていたのは有名な話です。

 

さすがに収入の10パーセントは難しいですが、1回10円なら、月20回募金したとしても200円。

ローリスク・ハイリターンな自己投資になるはずです。

 

原因④成長していないと自信を失う

植物は成長が止まると、途端に枯れていきます。これは自然の法則。

枯れ木

人の心もそれと似たところがあり、「成長していないと自信を失ってしまう」という法則があります。

 

たとえプロスポーツ選手であっても、スランプやケガなどで成長が止まってしまうと、あっという間に自信を失います。

一方、少年野球であっても、成長している子どもは自信満々です。

少年野球

 

つまり、人間にとって「成長し続ける」ことは、自信を失わないための必須条件。

 

では、どうすれば日々成長を実感することができるのでしょうか?

 

克服法④おすすめなのは読書と資格取得

成長し続けるには、当然「成長できる何か」を持つことが必要です。

それは、仕事や勉強でなくても構いません。

趣味・スポーツ・投資・筋トレ・ダイエット・ファッション・お化粧・占い…。

 

その中でも、特におすすめしたいのが「読書」と「資格取得」です。

読書は、いつでもどこでも手軽に自分を成長させることができるし、資格取得は「認められた」という実感を得ることもできます。

自分の将来に役立ちそうなものを選ぶと、もっと良いかもしれませんね。

 

原因⑤ネガティブな言葉が多い

「言葉」や「思い」の力は、想像以上に強力です。

普段よく使う言葉や 心の中の思いは、潜在意識に刻み込まれ、ちょうど催眠術にかかったように「その通りの自分」になっていきます。

「俺はダメだ」

「どうせ無理だ」

「物覚えが悪い」

「才能がない」

「やる気がない」

「勇気がない」

「人付き合いは苦手だ」

「私 面倒臭がりだし」

まだまだいくらでもありますが、このようなネガティブな言葉が潜在意識に刷り込まれ、自信を失っていく人も多いのです。

 

先にもお伝えしましたが、潜在意識にある情報に基づいて、体は正直に反応します。

それは、意志の力では太刀打ちできないくらい、強力なパワーを持っています。

 

プロスポーツ選手やオリンピック選手で弱気な発言をする人を、未だかつて見たことがありません。

彼らはメンタルトレーニングを受けていて、言葉のもつ強力なパワーを知っているのです。

 

では、どうすれば「潜在意識に刷り込まれたネガティブな言葉」を書き換えることができるのでしょうか?

 

克服法⑤強がりでもいいから「強気言葉」を使う

潜在意識に刷り込まれた言葉を書き換えるには、強気な言葉をつかうことが一番の近道になると思います。

・「めんどくさい」と思っても、「いっちょやるか!」と強気なことを言う

・「また失敗した」と思っても、「これで俺もひとつ成長した」と強気なことを言う

・「どうせ無理」と思っても、「大丈夫!何とかなる」と強気なことを言う

・「緊張してきた」と思っても、「ゾクゾクしてきた!」と強気なことを言う

・「恥ずかしい!」と思っても、「マジ笑える!」と強気なことを言う

 

それは嘘でもいい。強がりでもいい。

思っていなくてもいいから、強気な言葉を発することが大切。

 

潜在意識は、「繰り返し」にめっぽう弱いという特徴があります。

強気な言葉を何度も発していれば、本当に強気な自分になっていく。

つまり、自分に自信が持てるようになってくるのです。

 

 

原因⑥だらしない生活による自己暗示

だらしない生活も、自信を失う原因。

だらしない生活

 

特に視覚からの情報は、心への影響大です。

散らかった部屋で暮らしている
↓↓
自分はダメな人間だ
↓↓
能力がない
↓↓
どうせ無理

このように悪い自己暗示にかかってしまいます。

 

家でダラダラしているというのも良くありません。

人は筋肉を動かさないと、悲観的なことを考える傾向があります。

休日もずっと家にいたら、悩んだり落ち込んだりする回数が増えて、ネガティブ思考になりがちです。

また、孤独な人ほど批判的になりやすいとも言われています。

 

克服法⑥掃除と多趣味

交通違反の罰金が2万円のとき、月収15万円の人は辛いけど、月収100万円の人はどうってことない。

 

何が言いたいのかというと…

「人は喜びが多いと 憂鬱にならない」ということです。

 

スキー・トライアスロン・ヨガ・釣り・天体観測…。

そんな多趣味の人が「自分に自信がない」と悩むことはありません。

人は活動的な喜びが増えると、エネルギーが湧いてくるからです。

 

つまり、「自信がないからやらない」ではなく、「やらないから自信がない」と認識をひっくり返す必要があるのです。

 

自分に合った趣味を見つけるには、とりあえず一度やってみること。

実際に体験してハートで感じることが大切です。

 

多趣味ともう一つ、徹底的な大掃除もおすすめです。

部屋の状態と、心の状態は比例します。

・部屋のホコリをとると、ストレスがとれます

・部屋を整理すると、頭が整理されます

・部屋を磨くと、心が磨かれます

 

綺麗に大掃除をした後の、あの清々しい気持ちになれば、「何か新しいことをはじめよう!」というエネルギーも湧いてくるはずです。

 

原因⑦姿勢が悪い

自信のある・なしは、その人の姿勢を見ればだいたいわかるもの。

姿勢の違い

単純に、自信のある人は姿勢がいいし、自信のない人は猫背になっています。

 

これは、「自信があると姿勢が良くなる」というのもあるのですが、その逆もまたしかり。

「姿勢を良くすると自信が湧いてくる」という現象も起こるのです。

 

堂々とした姿勢になると、雄性ホルモンが分泌され、元気や自信が湧いてきます。

ショボンとした姿勢になると、ストレスホルモンが分泌され、気持ちもショボンとしてきます。

 

背骨や筋肉は、神経という糸で心と直結しているのです。

 

克服法⑦ショボンとしても姿勢だけは崩さない

こんな面白い心理実験があります↓

・Aグループには「プラス思考で生活してください」

・Bグループには「姿勢を正して生活してください」

そうお願いした結果、大幅に自信を回復していたのは、姿勢を正したBグループでした。

 

プラス思考や楽観視は、自信を持つための効果的な方法ですが、それよりも「ただ単に姿勢を正す」ほうが遥かに効果が高かったのです。

 

堂々とした姿勢は、心の強壮剤。

落ち込もうが、自信がなかろうが、堂々とした姿勢だけは崩さないほうがいいですね。

 

自信を持つ方法・まとめ

これをしたら 明日から自信が持てるという方法は、残念ながらありません。

「潜在意識の情報」と「生活習慣」を、時間をかけて少しずつ変えていくことが必要です。

 

最後に今回ご紹介しました、7つの原因と克服法をまとめておきます。

できそうなものがあったら、早速今日からでも始めてみてくださいね。

 

原因①乳幼児期の周りの大人の影響

克服法:「認められる経験」「受け入れられる経験」を増やして潜在意識の情報を書き換える

・積極的に他人にモノを尋ねる

・自分の失敗談を陽気に話す

 

原因②人を否定すると自分の自信がなくなる

克服法:人の短所ではなく、長所や美徳を見つけていく

・身近な人のキャッチコピーをつくる

 

原因③お役に立てていないという喪失感

克服法:「ありがとうゲーム」と「募金」

 

原因④成長していないと自信を失う

克服法:成長できる何かを持つ

・趣味・スポーツ・投資・筋トレ・ダイエット・ファッション・お化粧・占い

・おすすめは読書と資格取得

 

原因⑤ネガティブな言葉が多い

克服法:強がりでもいいから「強気言葉」を使う

 

原因⑥だらしない生活による自己暗示

克服法:大掃除と多趣味

 

原因⑦姿勢が悪い

克服法:ショボンとしても姿勢だけは崩さない

 

 

以上、自分に自信が持てない原因と克服法7つでした。

●こんな記事もありますよ

【勇気がない…気が小さい…】度胸をつける方法
自信を高める方法|簡単!すぐできる方法を30個まとめました

著者:心理カウンセラー・ラッキー

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