嫌味な人の心理と対処法◇ウイルスを植えつけて嫌味な人を撃退

心理カウンセラー・ラッキー
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生活をしていると、ちょくちょく嫌味な人に遭遇します。

「なによ、その服。どこのバーゲンで安物買いしたの?」

「なんでこの店はセルフサービスなんだ!昭和か」

「この店の魚は、どうせ新鮮じゃないんでしょ。もっと安くしなさいよ」

嫌味な女性

 

嫌味な人に遭遇するだけでもイヤな気分になりますが、自分がターゲットにされたら、たまったもんじゃありません。

そんなときは、どんな対処をすれば良いのでしょうか?

 

ここでは、嫌味な人の心理と対処法をご紹介していきます。

かしこい防御法と反撃法を知っていれば、ストレスもグッと減らせると思いますよ。

 

 

嫌味な人の心理

嫌味な人は、なぜ人の嫌がることをわざわざ言うのでしょうか?

 

その心理は、とても単純。

”ストレスが溜まっている”からです。

 

「何でこの店は食券なんだ!」と嫌味をいう客は、店に入ってくる前から不機嫌だっただけ。

嫌味な客

ルンルンで店に入ってきたお客さんは、絶対にそんなことは言えません。

 

「自分が不機嫌だから、他の誰かも巻き込みたい」というのが、嫌味な人の心理。

 

「人の不幸は蜜の味」と言われるように…

嫌味で相手にダメージを与えて、自分より不機嫌な人をつくりたい。

そして、それを見て、心の中でせせら笑いたいのです。

 

もっとひどい人になると、嫌味を言うことが”クセ”みたいになっている人もいます。

・「ここの野菜は新鮮じゃないわね」と言って、値切りを迫る主婦

・「なんでテーブルの上にネギが置いてあるんだ」と言って、妻を困らせる旦那

 

そこまでいくと、ちょっと病的。

もう手がつけられません。

 

では、嫌味な人に遭遇したら、どう対処したら良いのでしょうか?

 

嫌味な人の対処法3つ

嫌味な人の対処法は、3つ。

「防御・反撃・対処」です。

 

それぞれ、”簡単で効果的な方法”をご紹介していきます。

 

嫌味な人の防御法

防御法は、2つ。

①攻撃されにくい人になる

②透明バリアをつくる

 

防御① 攻撃されにくい人になる

嫌味な人は、「ダメージを与えやすそうな人」を探して嫌味を言います。

 

その理由は…

・ダメージを与えられない人に嫌味を言っても、意味がない

・反撃してきそうな人であれば、逆に怖い

 

そして、”攻撃されやすい人”の特徴は、こちら。

・声が小さい

・目を合わせない

・ショボンとしている

嫌味を言われやすい人

 

反対に、”攻撃されにくい人”の特徴は、こちら。

・声が大きい

・笑顔をたやさない

嫌味を言われにくい人

 

お店で働いている人は、よくわかると思いますが…

・「いらっしゃいませ!」と、いい笑顔と大きな声で挨拶のできている店員さんは、お客さんから嫌味を言われることはまずありません

・声が小さかったり、ドンヨリした顔で接客している店員さんは、ちょっとしたミスで、こっぴどく嫌味を言われます

 

お店だけではありません。

嫌味を言われやすい人は、ご近所さん・友達・上司・家族・親戚など、どこへ行っても嫌味を言われやすい。

 

それを阻止するには…

「大きな声といい笑顔」を心掛けること。

 

単純なことですが、非常に大切です。

 

それと、もう一つ。

「自分から挨拶する」「自分から先に話しかける」というのも、とても効果的です。

 

防御② 透明バリアをつくる

感情は、感染します。

そして、嫌味を言う人は、”強いネガティブ感情”を放出しています。

嫌味なオーラ

 

そのマイナスエネルギーを浴びれば…

こちらの心の余裕が奪われ、相手のペースになってしまうことでしょう。

 

それを防ぐための方法が…

「透明バリアをつくる」こと。

 

透明バリアがあれば、たとえ嫌味を言われても、精神的なダメージを最小限に抑えることができます。

 

やり方は、簡単。

自分の周りに”透明バリア”をイメージするだけ。

 

その透明バリアは…

「ポジティブな感情」は通しますが、「ネガティブな感情」は遮断します。

「窓ガラスは、光を通すけど、雨風は遮断する」というのと同じ。

 

相手が不機嫌だろうが、嫌味を言おうが、こちらは余裕の笑顔でいられるという、便利なバリア。

周りでケンカをしていても、自分だけは「南国でトロピカルジュースを飲んでいる」ときのようにリラックスできるバリア。

それをイメージするのです。

 

子供ダマシみたいな方法ですが、上達すればとても効果があります。

仕事中や、買い物中に練習しておくと、すぐに上手くなると思いますよ。

 

 

嫌味な人の防御法は、ここまで。

次に、反撃法⇒対処法と続きます。

 

 

嫌味な人への反撃法

「嫌味は受け流す」というのが、嫌味に対する正攻法です。

しかし、嫌味を言われてカチンときたら、反撃したくなることもあるでしょう。

カチンときた女性

 

そんなときの反撃法が…

「相手にウイルスを植えつける」こと。

 

相手の脳にウイルスを植えつけて、攻撃力を奪うのです。

 

やり方には、ちょっとしたコツがあります。

 

嫌味な人「そんなことは幼稚園児だって知ってるぞ!」

自分「はぁ?あなたの言っていることは、赤いネズミにリンゴを食べさせるようなものね」

 

このように、トンチンカンな理屈で、逆に相手を攻撃するのです。

 

すると、相手は…

「なに、訳のわからないことを言ってるんだ」と返してくる。

 

そこで、こちらは…

「そんなことも分からないからダメなのよ。友達に聞いてみたら?あなたの友達だって、そう思っているはずだから」

 

これでウイルスの植えつけ完了。

相手の思考は混乱します。

 

「自分にどんな欠点があるのだろう?」と気になってしまい、嫌味をいう攻撃力を無くすのです。

頭を抱える嫌味な人

 

”トンチンカンな理屈”は何でもいいのですが、昔話やことわざにありそうな事を言うと説得力があります。

「あなたは、スズメの殿様みたいなことを言うわね」

「あなたの言っていることは、あずきの入っていない赤飯みたいなものね」

「ヘビの首に鈴をつけるようなこと言わないでよ」

 

当たり前ですが、この”ウイルスを植えつける”という方法は、仕事相手には使えません。

嫌われてもいい”どうでもいい相手”のみに使えます。

 

では、お客さん・取引先・上司・同僚、またご近所さん・友達・親戚などの場合は、どうしたらいいのでしょうか?

そんな相手に対しては、反撃ではなく、対処です。

 

嫌味な人の上手な対処法

嫌味な人の上手な対処法は、2つ。

 

①ひと言でやり過ごす

こちらは、ご近所さんや知人などの、身近な人向けです。

 

②オウム返しで確認する

こちらは、お客さんや取引先などの、仕事向けです。

 

①ひと言でやり過ごす

嫌味な人の対処で、いちばん簡単な方法は…

「ひと言でやり過ごす」こと。

 

相手の挑発に乗る前に、さっさと立ち去ることです。

 

嫌味な人「中古の車を買ったんですか。うちは先日、新車のベンツを買いましたけどね」

自分「あらそう。では」

 

嫌味な人「なに、その服。宇宙人みたい」

自分「ふーん。じゃあね」

 

嫌味な人の目的は、相手の機嫌を損ねること。

つまり、こちらがご機嫌なまま立ち去ることが、最大の防御になるのです。

 

②オウム返しで確認する

嫌味な相手が、お客さんや取引先であれば、「ひと言でやり過ごす」というわけにはいきません。

 

そんなときは、「オウム返し」が一番。

「嫌味な言葉を、相手に聞かせる」のです。

 

嫌味な人「なんでこの店は、水がセルフサービスなんだよ」

店長「水がセルフサービスというのが何か?」

嫌味な人「めんどくさいんだよ」

店長「めんどくさいのですね」

嫌味な人「そうだ!店員の態度も気に食わないんだよ」

店長「店員の態度も気に食わないとは?」

嫌味な人「なんか、ムカつくんだよ!」

店長「なんか、ムカつくのですね」

 

弁護士のように、あくまでも冷静に”事実確認”だけを行う。

すると相手は、理不尽なことや、筋の通らないことを言えなくなります。

 

そのうえで、こちらに非があれば、ちゃんと謝る。

単なる言いがかりなら、「無理なものは無理」と言うか、お帰りいただく。

 

”あくまでも冷静に”というのが、オウム返しのコツです。

 

嫌味な人の対処法・まとめ

長くなってしまいましたので、最後に嫌味な人の対処法をまとめておきます。

 

防御法①

いい笑顔と大きな声

 

防御法②

透明バリアで精神的ダメージを抑える

 

対処法①

トンチンカンな理屈で、相手にウイルスを植えつける

(※どうでもいい相手のとき)

 

対処法②

ひと言でやり過ごす

(※知人や身内など)

 

対処法③

オウム返しで事実確認

(※仕事中)

 

 

☆☆☆

以上、嫌味な人の心理と対処法でした。

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著者:心理カウンセラー・ラッキー

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