この記事でお伝えしたいこと
- 内向型の7つのメリット
- メリットを活かす方法
「友達と一緒に遊びなさい」
「ハッキリ意見を言いなさい」
内向的な子は、学校の先生から、そう言われることが多いと思います。
「内向型=欠点」みたいな扱いですが、科学的には 決してそんなことはないんです!
内向型な人の割合は、約30%。
ところが、「一流と呼ばれる人」のほとんどが内向型ということが判っています。
たとえば、トップアスリートの89%は内向型。
ほかにも…
- 一流のアーティスト
- 一流の起業家
- 一流の科学者
- 一流のクリエイター
- 一流のお笑い芸人
- 一流の漫画家
そのほとんどが、内向型。
内向型というのは、欠点ではなく、あくまでも個性。
内向型にも、たくさんのメリットがあるのです。
そのメリットを知ると、自分に自信がもてます。
「内向型って、すごいじゃん!」と。
さらに、そのメリットを活かすと…
イキイキと自分らしく生きられる。
イチローの行動や話し方をみていると、あきらかに内向型。
でも、自信があって、イキイキと自分らしく生きています。
イチローさんは、内向型の素晴らしい成功例です。
というわけで今回は…
内向型の7つのメリットとメリットを活かす方法を、合わせてご紹介させていただきます。
「自分は内向型だ」、もしくは「子どもが内向型で悩んでる」という方には、きっと役立つ内容だと思いますよ。
そもそも内向型とは?
心理学で性格を分類するとしたら…
まずは、「外向型・内向型」で分けるのが一般的。
では、外向型と内向型では、一体何が違うのでしょか?
実は、そもそも神経が違うのです。
熱々のお茶を平気で飲める人もいますが、反対に猫舌の人もいます。
それと同じように…
●周囲からの刺激に強い人が、外向型
●周囲からの刺激に敏感な人が、内向型
なので、外向型の人は…
刺激が少ないと退屈してしまうし、大勢でいるときのほうが落ち着きます。
「他人の評価」にも強いので、気軽に発言したり、自由に行動することもできます。
反対に、内向型の人…
一人やリラックスできる空間のほうが落ち着きます。
「他人の評価」も気になるので、よ~く考えてから発言したり、黙り込んでしまったり。
恋愛も、相手の反応が気になるので、苦手だったりします。
学生時代に磨かれる、内向的な人の才能とは?
内向的な人がツラいのは、小・中・高の学生時代。
毎日、にぎやかな学校へ行き、先生からは評価され、ときには発言を求められる。
友達をつくるために、ムリして明るく振るまうこともあると思います。
内向型の人にとって、学生生活はストレスがとても多い。
でも、悪いことばかりではないんです!
この学生時代に、内向型の才能が磨かれていきます。
自分でも気づかぬうちに。
では、どんな才能が伸びていくのでしょうか?
内向型の7つの才能
内向型の人は、学生生活のストレスの中で、さまざまな才能が磨かれていきます。
①思考力
学校では、つねに周りの目があります。
そのため、内向型の人は、よく考えてから発言したり 行動したり。
つまり、「じっくり考える」という習慣が身につくわけです。
②観察力
内向型の人は、外からの刺激に敏感なので、周囲をよ~く見ています。
「こういう事をされると、人は怒るんだ」
「人は、こういうことで笑うんだ」
人の心が読めるようになる、ということですね。
③聞き上手
外向型の人は、思ったことをポンポン口にできます。
ところが内向型の人は、自分のことをあまりしゃべりたがらない。
そのため、いつの間にか「聞くこと」が上手くなるというわけです。
④発想力
内向型の人は、口かずが少ないぶん、頭の中でおしゃべりしたり イメージしたり。
この脳の活動を、脳科学では「デフォルト・モード・ネットワーク」といいます。
そして、デフォルト・モード・ネットワークが、アイディアやひらめきの源なのです。
⑤自制心
内向型の人は、グッと我慢することが多いぶん、自制心が身についていきます。
⑥集中力
外向型の子どもは、にぎやかなほうが好きだから、なかなか集中力を保てません。
一方、内向型の子は一人が好きなので、すぐに没頭できる。
そうやって、幼いころから集中力を鍛えているわけです。
⑦コツコツとがんばれる
外向型の子は、刺激を求めるタイプなので、1つのことを長く続けることが苦手。
反対に、内向型の子どもは、変化を嫌います。
そのため、好きなことさえ見つければ、毎日だってできる。
一日中、絵を描いたり、パソコンを触ったり、機械いじりをしたりできるわけです。
というわけで、内向型の7つの才能を見てきましたが…
この才能が、いったい何に役立つのでしょうか?
内向型の才能を活かす方法
成功法則は、ざっくり分けると2つあります。
1つ目は、「人脈を広げる」こと
ビジネス書には、「人脈が一番大事」とたいてい書いてありますが…
実はこれ、外向型向けの成功法則です。
外向型の人は、コミュニケーションが好きだったり、人脈が増えてもストレスになりませんからね。
つまり、学校の先生がよく言う「友達を増やしましょう」というのは…
本来、外向型の子に言うべきアドバイスなのです。
2つ目の成功法則は、「一万時間の法則」。
「どんな分野でも、10000時間 前向きに取り組めば、その道のプロになれますよ」という法則です。
これが、内向型向きの成功法則。
内向型の人は、たくさんの才能を磨いてきましたからね。
その才能を総動員して、1つのことに10000時間集中すれば、どんなに凄いことになるのか、だいたい想像がつくと思います。
はじめに、「一流と呼ばれる人のほとんどが内向型」とお伝えしましたが、その理由はこういうことなのです。
では、内向型の才能を活かすには、具体的にどうしたら良いのでしょうか?
才能の活かす具体例
内向型の才能を活かすには…
①自分の「自分の好きなこと」や「強み」をみつける
②それに一点集中で努力して、伸ばしていく
③やがて才能が花開く
④イキイキと自分らしく生きられるようになる
これを、自由特性理論といいます。
今回の記事のメインです。
というわけで、もう少し具体的にご紹介させていただきます。
たとえば、お花が大好きな女性。
その方が、花屋にアルバイトに行くとします。
すると、いろんなことが勉強になります。
「冬にも、こんな花が咲くんだ」
「花の苗は、こうやって育てるんだ」
さらに家でも、本や図鑑をみて、上手な育てかたや花言葉などを覚えたり…
ネット検索して、綺麗な花束のつくり方を勉強したり…
そうこうしているうちに、仕事が得意になってくる。
で、得意になると、人はおしゃべりになるんです。
たとえば、お客さんに…
「どんな花をお求めですか?」
「この花には、こんな花言葉があるんですよ」
「今の時期はこれがおすすめですよ」
つまり、イキイキしてくるということですね。
そして、イキイキしていると、気の合う仲間が自然と集まってくる。
そんな環境に身をおけば…
- ストレスが少なくなる
- 自信が湧いてきてくる
- 自分らしく生きられる
さらに、成長することが楽しくなってくると、チャレンジ精神もでてくる。
「自分も小さなお店を持ちたいなぁ」
「いっそのこと、大学でもっと学んでみようかな」
人生全体がイキイキしてくるのです。
これが、自由特性理論。
内向型の人の、成功法則です。
でも中には…
「ぼくは毎日、パソコンでゲームばかりしてるから、他にやりたいことなんてない」という方もみえると思います。
でも、「一日中パソコンの前に座っていられる」というのは、それだけで内向型の強みです。
強みがわかったら、次は「自分の好きなこと」を考えてみる。
たとえば、もしアニメが好きなら…
パソコンをつかって、自分でイラストを描いてみるとか、アニメーションを作ってみるとか。
試しに、いろいろやってみて…
もし、「これ!おもしろいな!」と強いワクワクを感じることなら、続けてみる価値は充分にあります。
たとえば、専門学校で勉強して…
それを活かして、広告会社に就職するのもアリ。
独学で勉強して…
それを動画サイトに投稿して、副業にするのでもいいですね。
紅白歌合戦にも出場した、米津玄師さん。
あの方も、このような道をたどってきたそうです。
パソコンと歌とマンガが大好きで、パソコンでアニメーションを作ったり、歌を作ったり…。
途中、専門学校にもいったけど、すぐにやめてしまったそうです。
でも、独学でがんばって、動画サイトに投稿したら大ブレイク。
今ではスーパースターですからね。
まさに、自由特性理論の素晴らしい成功例。
ぼくも含めて、内向型の人は勇気がもらえるのではないでしょうか。
まとめ
内向型というのは、短所ではなく長所。
たしかに、学生生活は我慢やストレスが多いけど、同時に才能が芽生えている。
その才能を、自分の好きなことに一点集中すれば、やがて大きな花が咲く。
それだけでなく、まるで外向的であるかのように、イキイキと自分らしく生きられる。
それが自由特性理論であり、内向型の成功法則。
「自分は内向型だ」という方や、「子どもが内向的で困っている」という方は、自由特性理論を頭の片隅に入れておくと、きっと役立つと思いますよ。
また、周りに内向的で悩んでいる人がいましたら、ぜひ、この話を教えてあげてくださいね。
もしかしたら、その人の人生が、素晴らしいものに変わるかもしれませんよ。
☆☆☆
以上、【内向的な人は得をする!】内向型の7つのメリットでした。
●こんな記事もありますよ