離婚原因ランキング・トップ10
今回の記事では、
男女別の「離婚原因ランキング」と、
そこから見えてくる「現代の男女の関係」について 、ひもといてみました。
妻が突きつけた離婚原因ランキング
司法統計年報より
妻の離婚申立て理由 | ||
1位 | 性格が合わない | 44.4% |
2位 | 生活費を渡さない | 27.5% |
3位 | 精神的に虐待する | 24.9% |
4位 | 暴力を振るう | 24.7% |
5位 | 異性関係 | 19.5% |
6位 | 浪費する | 12.1% |
7位 | 家庭を捨てて省みない | 9.9% |
8位 | 性的不調和 | 8.1% |
9位 | 家族親族と折り合いが悪い | 7.8% |
10位 | 酒を飲みすぎる | 6.6% |
(※離婚理由が重複する場合があるので、割合の合計は100%を超えています)
(※司法統計年報2013によると、妻からの離婚申立てが48,479件、夫からの離婚申立てが18,345件)
夫が突きつけた離婚原因ランキング
司法統計年報より
夫の離婚申立て理由 | ||
1位 | 性格が合わない | 63.5% |
2位 | 精神的に虐待する | 17.4% |
3位 | 異性関係 | 15.5% |
4位 | 家族親族と折り合いが悪い | 14.9% |
5位 | 性的不調和 | 13.0% |
6位 | 浪費する | 12.3% |
7位 | 同居に応じない | 9.5% |
8位 | 暴力を振るう | 8.1% |
9位 | 家庭を捨てて省みない | 6.9% |
10位 | 病気 | 5.2% |
妻の不倫が増えている?
夫が突きつけた離婚原因の第3位は、
なんと!異性関係
これを見て、
「ネットの時代だから、妻の不倫が増えているのかな?」
「テレビドラマの影響かな?」
と感じた方もいらっしゃると思います。
ところが、そうでもなさそうです
「妻の異性関係」による離婚申立て推移↓
司法統計年報より
さまざまな要因があると思いますが
「妻の浮気」が原因で離婚につながる割合は、大幅に減少しています。
妻の暴力が増えている?
夫が突きつけた離婚原因の第8位は、
妻の暴力
「妻の暴力」による離婚申立て推移↓
司法統計年報より
「妻の暴力」による離婚の割合は8%と少ないものの、25年で2倍以上に増加しています。
逆に「夫の暴力」は…
「夫の暴力」による離婚申立て推移↓
司法統計年報より
「夫の暴力」は、未だその割合は多いものの、減少傾向にあるようです。
この統計からも「女性が強くなっている」ことが伺えます。
夫婦の「性的不調和」が増えている?
「性的不調和」は、
夫側で第5位
妻側で第8位
にランクインしています。
性生活に不満をもつ夫婦は、増加傾向にあるようです。
「性的不調和」による離婚申立て(夫)↓
「性的不調和」による離婚申立て(妻)↓
司法統計年報より
「精神的な虐待」が増加傾向に
肉体的な暴力よりも「精神的な虐待」が増加中。
夫側の申立てで第2位、
妻側で第3位となっています。
「精神的な虐待」による離婚申立て(夫)↓
「精神的な虐待」による離婚申立て(妻)↓
司法統計年報より
男女共に「精神的な虐待」による離婚申立ては増加傾向にあります。
ただ2000年以降を見てみると…
「夫からの精神的虐待」が減少しているのに対し、
「妻からの精神的虐待」が急増していることが分かります。
結婚条件から「同居」がなくなりつつある?
昔は、
「長男の嫁は、同居が当たりまえ」
「長女の婿は、同居してくれないと困る」
という概念が強くありました。
ところが、最近は大きく変わってきたようです。
「同居拒否」による離婚申立て推移(夫)↓
「同居拒否」による離婚申立て推移(妻)↓
司法統計年報より
まとめ
離婚ランキングから、男女の傾向を探るうちに…
「最近は、女性が強くなって、男性が弱くなってきた」
という流れを改めて実感しました。
おそらく、これからは女性の時代になっていくのでしょう。
男性諸君、逆らってはなりませんぞ!
以上、『【離婚原因ランキング・トップ10】「妻の理由」と「夫の理由」』でした。