夫婦仲を良くする簡単な方法
夫婦で会話をしていても…
「すぐに、口げんかになってしまう」
「会話が噛み合わない」
だから…
「もう話したくない！！」
と、あきらめているご夫婦も少なくないと思います。
このような『夫婦の対立』をグッと減らせる、不思議な方法があります。
やり方も、とても簡単。
今回は『夫婦仲を良くするユニークな会話法・スティンザー効果』についてお話させていただきます。
話すポジション次第で、夫婦仲がよくなる
夫婦で会話をしていて…
「そうそう！」
「だよね～」
「わかるわかる～！」
というように『共感』が生まれてくると、会話が楽しく弾みます。
逆に…
「でも…」
「だって…」
「それは違うんじゃない？」
と『反対意見』が出始めると、一気に会話がつまらなくなります。
そして、それが夫婦喧嘩に発展してしまったり…。
口げんかのほとんどは、ちょっとした「反対意見」から始まります。
つまり、
「反対意見」が減り「共感」が増えれば、夫婦仲はグンと良くなるわけです。
では、どうしたら「反対意見」を減らすことが出来るのか？
反対意見が減る「座り位置」がある？！
会話をするときに、
『相手が反対意見を言いづらくなるポジション』というものが存在します。
ポジションとは、座る位置（立つ位置）のこと。
それを知ることで、
『つまらない対立』や『無駄な口げんか』をグッと減らすことができるのです。
相手が反対意見を言いづらくなるポジション
心理学に、スティンザー効果というものがあります。
それは…
『正面の人には、NO！と言いたくなる』
『正面に座った人とは対立しやすい』
というもの。
人は、
真正面に向き合って会話をすると『反対意見』を言いたくなる。
横に並んで会話をすると『反対意見』を言いづらくなる
という奇妙な習性があるのです。
たとえば、
妻：「今日コンビニのレジで、前のお婆さんの支払いが遅くてイライラしちゃった」
に対して…
横にいる旦那さんなら、
「わかる！俺もこの前さ…」
と共感してくれる。
ところが、
真正面にいる旦那さんは、
「そんなことで怒るなよ、お前もいづれそうなるんだから…」
などと否定したくなる。
つまり、
夫婦で話をするときには…
正面に向き合うよりも、横に並んで話すほうが会話がうまくいくのです。
- 同じソファーに座る
- テレビを見ながら話す
- 一緒にウォーキングをする
- 外食では、テーブル席よりもカウンターにする
このような、ちょっとした工夫がとても大切。
顔が「同じ方向」を向くことで…
『反対意見が言いづらくなる』
『共感が生まれてくる』
そして、夫婦仲が良くなる。
というわけです。
夫婦以外でも役立つスティンザー効果
温和な関係を築くコツは、
『真正面を避けて会話する』
『横に並んで会話する』
こと。
これは、夫婦関係以外でも役立ちます。
宴会や会議など、
『自分と意見が合わない人』や『反対意見を持っている人』の真正面はできるだけ避け、横に座るのが賢明。
また逆に、
ハッキリ「NO！」と断りたいときは、真正面に立ったほうがいい。
とくに、街頭での しつこいキャッチセールス。
彼らは、このような人間の特性を熟知していて、
断りづらくするために、スッと横に立って話しかけてきます。
そんなときは、
クルッと向き返って真正面に立ちましょう。
それだけでキッパリと断る勇気がでてきます。
スティンザー効果まとめ
『夫婦の会話時間』と『夫婦仲の良さ』は比例する
というデータがあります。
とはいっても、
そもそも会話が噛み合わないのなら、話せば話すほど夫婦仲が悪くなってしまう。
それを少しでも解消してくれるのが、
『横に並んで会話する』こと。
これを常日頃から心掛けることで、
反対意見が減り、きっと共感が生まれてくるはずです。
ちなみに、ぼくら夫婦も、
「でも！」「だって！」「それは違うって！」
と、会話が熱くなってしまうときがあります。
そんな時は、かならず正面で話してる。
それで、
「対面になってるよ」とどちらかが気づき、横に並んで話ようにすると…
あら不思議！
さっきまでの『対立した感じ』がなくなり、話がスムーズに運ぶようになります。
簡単に実行できることですので、ぜひ一度お試しください。
「あー、そういうことね！」と効果を実感できるはずです。
以上、『【スティンザー効果】夫婦仲を良くするユニークな方法』でした。
