「娘の乗った飛行機は大丈夫かしら?」
「友達からメールの返信が来ないけど、私、嫌われてるのかしら?」
何事も、悪いほうへ悪いほうへと考えてしまう心配性。
「考えても仕方がない」とはわかっていても、つい考えてしまうんですよね。
ぼくも、昔はそうでした汗。
というわけで今回は、心配性の原因「スプラリミナル知覚」についてお伝えしていきます。
原因がわかれば、同時に改善法もわかりますよ。
心配性の原因「スプラリミナル知覚」とは
スプラリミナル知覚は、難しそうな言葉ですが、実は超簡単。
誰もが、すでに知っていることです。
例えば、ラーメンのテレビをみたら…
次の日、無性にラーメンが食べたくなったりしますよね。
あれです。
見聞きした情報は、行動に影響を与える
これがスプラリミナル知覚。当たり前のことですね。
このスプラリミナル知覚が、心配性の最大の原因。
「なんで?」と思ってしまいますが、これまたすごく簡単な理由です↓
スプラリミナル知覚で、どんどん心配性に!
ここ重要です
突然ですが…
アメリカで生まれて、アメリカで育てば、アメリカ人みたいな考え方や感性になります。
日本で生まれて、日本で育てば、日本人みたいな考え方や感性になります。
また、アメリカで育った人が 日本で暮らすようになると、だんだん日本人みたいな考え方や感性になります。
どういうことかと言うと…
情報によって、その人の性格が変わってくるということ。
性格=「生まれながらの気質」プラス「心に入った情報」
つまり、心に入った情報で、その人の考え方はガラッと変わるのです。
ということは…
心配性の人の心のなかに、どんな情報が入っているのか?
もう、だいたい分かりますよね!
心配性の原因は、ネガティブな情報の詰め込みすぎ!
心配性になってしまう一番の原因。
それは、ネガティブな情報の詰め込みすぎ。
たとえば次の2人、「心配になる」のはどちらでしょうか?
太郎さん:飛行機が墜落するニュースをみた
花子さん:機内での豪華料理をテレビでみた
答えは言うまでもないですね。
ネガティブな情報を知れば知るほど、人は心配性になっていくのです。
心のなかで、一体なにが起きているのか?
心のなかには「潜在意識」という情報の倉庫があります。
たとえば、ガンの番組を観たとする。
すると、番組のことはすっかり忘れてしまったとしても、「ガンは怖い」というイメージだけは潜在意識に残ってしまいます。
1日3個のネガティブな情報が入れば、1年で1000個以上。
心の中は、ネガティブなイメージで一杯!
これが、心配性の心の状態。
こうなると、何事も悪いほうへ悪いほうへと考えてしまいます。
「最近忘れっぽいけど、若年性アルツハイマーかしら?」と。
ネガティブな情報が、勝手に意識に上ってきてしまうのです。
ちなみに子どもたちは、あまり心配しないですよね。
単に、ネガティブな情報が少ないからです。
そういう意味では、昔の人も心はとても健康。
テレビもネットもありませんからね。
「最近忘れっぽいなぁ。おれも歳をとったなぁ」で終わり。
ぜんぜん心配にならない。
ちなみに、健康な心はこんな感じ↓
ポジティブな情報がいっぱいで、ネガティブな情報がすこし。
この状態にもっていくことが、心配性の改善にいちばん大切なことです。
では、どうすれば健康な心を取り戻せるのでしょうか?
心配性の改善法
心配性の改善でいちばん大切なことは、ネガティブなスプラリミナル知覚を減らすこと。
簡単にいえば、「暗い情報は見聞きしない」ということです。
ネガティブな情報の代表選手は、3つ。
簡単にご紹介させていただきます。
①暗いテレビ番組は、自分に必要なもの以外見ない
ニュースやワイドショーなど情報番組の約8割は、事件・事故・病気・トラブル・詐欺・不正などの情報なのだとか。
ネガティブな情報の宝庫ですね。
しかもテレビは、目と耳から同時に情報が入ってくるので、スプラリミナル効果倍増です。
ですので、心配性の人は、そのような番組を極力控えたほうがいい。
・自分に必要なニュースだけみる
・「この番組暗いな」と感じたらチャンネルを変える
情報量が少なくなると「さみしいな」という気持ちになると思いますが、1か月もすれば慣れてきます。
安心してください。
もちろん、「テレビが全部ダメ」ということではないですよ。
明るい番組はどんどん楽しんでくださいね。
あと、週刊誌やスポーツ新聞などの「ドロドロとした記事」もやめたほういいですね。
興味本位で読みたくなりますが、人間不信や社会不安の原因になる可能性があります。
②ネットも明るい情報だけみる
ネットは、あからさまに他人を攻撃するものや誹謗中傷がかなり多いですね。
ああいうのを読んでしまうと、世の中に対して漠然とした不安が出てきてしまいます。
「SNSで発言するのが怖い」とか、「街で道をたずねるのが怖い」とか。
そうならないためにも、「明るい情報だけみる」と決めておいた方がいいですね。
③悪口・陰口・噂話
あなたの周りに「悪口の多い人」がいませんか?
これは、かなり危険です!
悪口ばかり聞いていると、今度は「自分が言われてるんじゃないかしら?」と心配になってきます。
たとえば、メールの返信が来ないだけで…
「私、嫌われてるのかしら?」「みんなで私の陰口をいってるんじゃないかしら?」と臆病になります。
そうならないためにも、悪口・陰口の多い人とは距離をおくことが大事。
逆に、褒め上手な人と付き合うと、だんだん自信がでてくるものですよ。
まとめ
心配性の主な原因は、ネガティブなスプラリミナル知覚。
そして、心配性を改善するのに一番大切なことは、「暗い情報は できるだけ見ない聞かない」ことです。
体に取りいれる栄養とおなじように、心に取りいれる情報も自己管理する。
「毒は入れない」ということですね。
それを続けることで、健康な心を取り戻していく。
それが、今回ご紹介しました心配性の改善法です。
「わたし、心配性で困ってるの」という方は、ぜひぜひ実践してみてくださいね。
☆☆☆
以上、【心配性の原因と改善】スプラリミナル知覚とは、でした。
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