【気持ちをコントロール】簡単に心を落ち着かせる方法

心理カウンセラー・ラッキー
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簡単に心を落ち着かせる方法「メタ認知」

イライラ・緊張・不安…

そういった気持ちを無理やり押さえこもうとしても、なかなか上手くいきません。

無理やり気持ちをコントロールしようとする人

 

「落ち着け!落ち着け!」

と、いくら自分に言い聞かせても、むしろ逆効果になってしまったり…。

 

でも、大丈夫!

感情は、ある程度コントロールすることができます。

落ち着いた女性

 

今回は『心を落ち着かせる方法・メタ認知』についてお話させていただきます。

 

いつでもどこでも気持ちをコントロール

気持ちを落ち着かせる方法として有名なのは、『瞑想』『座禅』『音楽』『アロマテラピー』など。

瞑想音楽を聴く

 

それらは大変効果が高いのですが…

『外出先では なかなか使えない』というのが欠点。

 

今回ご紹介する方法は『いつでもどこでも出来る』という優れモノ。

 

ただ少しばかり難点もありますので、ぜひ最後までお読みください。

 

『メタ認知』で気持ちが落ち着く

心を落ち着かせる効果的な方法は…

『メタ認知』です。

 

メタ認知とは、

『自分を客観視する』

『第三者の目で、自分を見る』

ということ。

 

「頭に血がのぼってるな」

「不安が湧いてきたぞ」

「足がソワソワしてる」

「今、すねている」

というように『自分で自分を観察する』のです。

不安になっている自分自分を客観視する自分

 

自分の体や心の状態を、そのまま言語化する。

 

それを、しつこいぐらい行えば…

わりと短時間で、気持ちを落ち着けることができます。

 

野球のイチロー選手も、こんなことを言っています。

自分のナナメ上にはもう一人の自分がいて、その目で自分がしっかりと地に足がついているかどうか、ちゃんと見ていなければならない

 

『自分を客観視する』、つまりメタ認知することで、心を落ち付かせているわけです。

 

この『メタ認知』という方法は、お坊さんも使っています。

お坊さん

 

お坊さんだって人間。

皆と同じように怒ったり、不安になったりするのですが、

イライラ・ソワソワしているお坊さんって、見たことないですよね。

 

修行をする目的の1つが、『自分を客観視する』こと。

つまり、メタ認知なのです。

 

だから、いつも落ち着いていられるわけです。

心が落ち着いているお坊さん

 

簡単にメタ認知できる方法とは

わりと簡単に心を落ち着けられるメタ認知ですが…

いざ実践してみると、意外と難しい。

 

お坊さんが修行して身につけるわけですから、難しいのは当然のことです。

 

それで、何が難しいかというと…

スピード

 

怒りや不安は、発生してから数秒でピークに達します。

怒りや不安に駆られる人

 

そのピークは、ある種のパニック状態。

 

そんなときに、自分を客観視することは非常に難しいし、

その努力自体がストレスになってしまいます。

感情を抑え込むストレス

 

なので、

ネガティブな感情が燃え上がる前に…

1秒でも早くその感情に気づき、メタ認知で鎮火する技術が必要なのです。

ネガティブな感情を消す

 

その技術を磨くのに、輪ゴムを使う方法があります。

輪ゴム

 

手首に、輪ゴムを1本つけておき、

ネガティブな感情に気付いたら、すかさずパチン!とやる。

 

『ネガティブ感情』=『痛い』

と、体に教え込むと…

反射的に、ネガティブ感情を感知できるようになってくる。

 

これを繰り返せば繰り返すほど…

ネガティブな感情に、いち早く気づけるようになります。

 

実は、ぼくと妻も1年間ほど、

輪ゴムを使ってパチン!パチン!

と訓練したことがあります。

 

確かに効果があります。

上手になります。

感情がピークに達する前に、自分を客観視できるようになります。

 

だけど、

腕が上がるまでには根気がいるし、なにより痛い!

痛みで泣く人

あまり、おススメしたくない方法です。

 

というわけで、

もっと簡単に自分を客観視できる方法をご紹介します。

 

鏡を見るだけで、緊張・イライラ・不安が減る

実は、鏡で自分の表情をチェックするだけで、メタ認知になることが証明されたのです。

 

あるコールセンターで実験が行われました。

ストレスが溜まるコールセンター

 

コールセンターは、電話でお客様に対応する仕事。

クレーム対応だったり…

同じ説明を、何度も繰り返したり…

 

とてもストレスが溜まりやすく、トラブルの多い環境です。

 

そこで、机の上に鏡を置き、

自分の顔が見えるようにして仕事をしてもらいました。

鏡を置き仕事する

 

すると、

トラブルが減り、仕事がスムーズに運ぶようになったのです。

トラブルが減ったコールセンター

 

感情は、顔に出ます。

 

つまり、鏡の中の自分を見ることで、自分の感情を知ることができる。

 

それがメタ認知となって、落ち着いた対応ができたのです。

 

鏡を見て、自分の表情をチェックする。

これが、一番簡単なメタ認知。

 

鏡を見れば…

努力するまでもなく、一瞬で自分を客観視できてしまう。

 

その結果、

怒りや不安などネガティブな感情を、コントロールできるようになる

というわけです。

 

こんな話もあります↓

ある建物で「エレベーターが遅すぎる!」と苦情が絶えなかった。

そこで管理人がとった行動は、エレベーターを速くするのではなく…

大きな鏡をエレベーターの横に取り付けた。

 

すると、あら不思議!

苦情が来なくなったそうです。

 

目の前に鏡を置こう!

『デスクの上に、鏡を置いておく』

『部屋やトイレに鏡を置いておく』

『普段から、手鏡を持ち歩く』

このような工夫をすることで、簡単にメタ認知ができるようになります。

 

他にも、

車の運転でイライラしがちな人なら…

『大きなバックミラーを取り付けて、自分の顔も映るようにしておく』というのもおススメ。

車の運転でイライラする人

 

そして、ネガティブな感情を感じたら、すかさず鏡で表情をチェック。

「怒ってるなぁ」

「不安になってるなぁ」

って。

 

できるなら、その時に、優しく話しかけてあげましょう。

「わかるよ、腹立つよね」

「大丈夫だよ」

「もう悩むのはやめよっ」

「それでも俺 がんばってるよなぁ」

とかって。

 

時間が許すなら、

『やわらかい微笑み』が戻るまで、鏡の中の自分と一緒にいてあげてください。

穏やかな心を、取り戻すことができます。

穏やかな心を取り戻した笑顔

 

このように、

鏡を使ってメタ認知していると…

徐々に客観視が上手くなります。

 

すると、鏡がないときでも、心をコントロールしやすくなる。

 

あと、

『普段の顔つきまで、良くなってくる』という嬉しい効果もあります。

イライラ・緊張・不安が消えたいい顔つき

 

まとめ

イライラ・緊張・不安など、ネガティブな感情を抑えてくれるのが、メタ認知。

自分の心や体を、客観視することです。

 

それを容易にしてくれるのが、鏡を使った方法。

 

何度かやってみると『心が落ち着いていく感覚』がつかめてきます。

「あ~、そういうことね」となるはずです。

心が落ち着いていく感覚をつかんだ瞬間

 

ちなみに、僕が机の上に置いている鏡はこちら。

僕が机の上に置いている鏡

百均で購入したものです。

ほんと、価値ある108円です。

 

 

 

以上、『【気持ちをコントロール】簡単に心を落ち着かせる方法』でした。

著者:心理カウンセラー・ラッキー

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