「すぐに不安になる」の応急処置と改善方法

心理カウンセラー・ラッキー
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「ちょっとしたことで、すぐに不安になる」

「心配しても仕方ないとは分かっているけど、不安が頭から消えない」

不安

そんな方へ、とても簡単な”不安の改善方法”をご紹介させていただきます。

 

①不安が頭から離れないときの応急処置

②すぐ不安になる心の改善方法

この順番でお伝えいたします。

 

不安な気持ちをコントロールできれば、心の負担が減り、今まで以上に明るい毎日を過ごせると思いますよ。

 

 

はじめに

ここ重要です

不安から抜け出すために、ぜひ覚えておいてほしいこと。

それは、「人の心は2つある」ということ。

 

・1つ目は、頭で考える”意志”

・2つ目は、心で感じる”感情”

 

「ダイエット中だから食べたくない」というのが意志。

「ダイエット中だけど食べたい」というのが感情。

この2つの心が、同時に働いています。

 

さらに、2つの心を別の言いかたで表すと…

・意志=大人の心

・感情=子どもの心

 

「意志」がしっかりした大人で、「感情」は3歳児のような性質。

2つの心は、ちょうど母親と子どものような関係です。

母子

 

そして、

「不安だよ~、恐いよ~」

「この先、どうなっちゃうの?」

そうやって、感情がベソをかいている状態が「不安」

泣く子

 

つまり、3歳児のような”感情”を、上手くあやしてあげれば不安は消えるということ。

泣き止む子

これが、不安の応急処置。

 

さらに、3歳児のような”感情”に、自信をつけてあげれば、不安になりにくいということ。

自信

これが、「すぐに不安になる心」の改善方法です。

 

ここまで分かれば、あとは簡単。

まずは、不安の応急処置からお伝えしていきます。

 

不安が頭から離れないときの応急処置

「このままだと将来どうなっちゃうんだろう?」

「子どもの帰りが遅くて、不安で不安でしかたがない」

「明日の就職試験が不安で寝られない」

不安な人

 

これらは、”感情”がベソをかいている状態

大人の心(意志)で、感情をあやしてあげる必要があります。

 

そのための手順が、下の3つ。

①「不安だよね。つらいよね」と共感してあげる

②「不安を感じてもいいんだよ」とOKを出してあげる

③「~してみようか」と具体的なアドバイスをしてあげる

 

共感 ⇒ OK ⇒ アドバイス。

これは、子どもがヒザをすりむいたときの、お母さんの対応と同じ。

ヒザを怪我した子

 

共感「痛いよね~。よしよし」
↓↓↓
OK「泣いたっていいんだよ」
↓↓↓
アドバイス「お薬つけてバンドエイドを貼ろうか」

 

この3つの手順を踏むことで、子どもは安心して、落ちつきを取り戻します。

泣き止む子

 

不安の痛みも、同じ。

3つの手順を踏むことで、気分が軽くなり、落ちつきを取り戻すわけです。

 

共感・OK・アドバイスを、もう少し詳しくご説明させていただきます。

 

①共感

「そうか、そうか」

「こんなときは不安になるよね」

「心が重いよね」

「わかるよ。つらいよね」

 

このように、3歳の自分(感情)に共感してあげることで、心の重みが徐々に軽くなります。

 

コツは、胸の奥に「3歳のころの自分がいる」と思って話しかけること。

その子を、優しく包み込むように慰めてあげると効果的です。

慰める

 

②OK

「不安を感じてもいいんだよ」

「ソワソワしてもいいんだよ」

「暗く落ち込んだったいいんだよ」

 

このように、3歳の自分(感情)にOKを出してあげることで、心がフッと軽くなります。

 

「そのままでいいんだよ」と自分を受け入れてもらえることで、子ども(感情)は逆に元気になるものです。

元気になる

 

③アドバイス

「不安なら、一度電話をしてみる?」

「気分転換に、コンビニでスイーツでも買ってこようか」

「お笑い番組でも見たら、ちょっとは元気が出るかもね」

「気晴らしに、友達を誘ってカラオケでも行ってみようか」

「お風呂に入って、今日は早く寝ようね」

「もう少しだけ練習しておこうか」

「明日やることを、おさらいしておこうね」

アドバイスをする

 

このように、子ども(感情)に具体的なアドバイスをする。

そして、実際に行動に移したときに、不安は頭から離れていきます。

 

コツは、「今すぐできる具体的なこと」をアドバイスすること。

 

ここまで来れば、最初の「心の重み」がとれて、強い不安からは抜け出しているはずです。

 

 

☆☆

・共感で、約30秒

・OKで、約10秒

・アドバイスで、約20秒

トータル1分、そして行動。

 

つまり、1分後には不安から抜け出せる。

これが、不安の応急処置。

 

つづいて、「すぐ不安になる心」の改善方法です。

 

すぐ不安になる心の改善方法

「すぐ不安になる心」を改善するには、3歳の自分(感情)に自信をつけてあげることが必要。

 

そのための方法が…

寝る前に自分を褒めることです。

 

「今日もよくがんばったね!」

「今日もいろいろあったけど一日終わったね。偉いよ!」

 

眠たいときは、心の扉が開いているので、3歳の自分(感情)までメッセージが届きます。

心の扉

 

つまり、毎日寝る前に自分を褒めていると、3歳の自分(感情)もだんだん自信を持つようになるのです。

自信

 

1日20秒くらい褒めれば、それで充分。

毎日根気よく自分を褒めていれば、「ちょっとしたことで不安になる」ということも徐々に減ってくるでしょう。

 

おわりに……たった1秒でできる「超応急処置」

余談になりますが…

先にお伝えしました「不安の応急処置」。

 

「あれ、自宅ならできるけど、外出先とか仕事中はムリだよね」と感じた方もいらっしゃると思います。

 

そこで、たった1秒でできる「超応急処置」を最後にお伝えいたします。

ゆるキャラブームの火付け役・みうらじゅんさんの本に書いてあった方法です。

 

やり方は、簡単。

心の中で「不安タスティック!」と叫ぶ

 

・飛行機に乗り遅れそうで不安なら、心の中で「不安タスティック!」

・子どもの将来が不安なら、心の中で「不安タスティック!」

・クレーム処理がうまくいくか不安なら、心の中で「不安タスティック!」

 

この一言で、心がパッと明るくなります。

 

超簡単だけど、実際にやってみると、けっこう効果がありますよ。

外出先で不安に襲われたら、ぜひ一度試してみてくださいね。

 

 

☆☆☆

以上、「すぐに不安になる」の応急処置と改善方法でした。

●こんな記事もありますよ

心配性の改善|不安遺伝子を抑えて心の感度を下げる
【心配性克服法】不安を解消する方法

著者:心理カウンセラー・ラッキー

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