この記事でお伝えしたいこと
- ストレスに強い人と弱い人の違い
- ストレスに強くなる2つの方法
世の中には、ストレスに強い人もいれば、弱い人もいますが…
それを分けるものは「とても些細なこと」。
その「些細な違い」がわかれば、日々のストレスを大幅に減らすことができる。
ストレスに強くなることができます。
ホントに些細なことですからね、これを知らなきゃもったいない!
といわけで今回は、ストレスに強い人がコッソリやっていることをご紹介させていただきます。
ストレスに強い人と弱い人の「些細な違い」とは
では、その「些細な違い」とは何か?
まずは、こちらをご覧ください。
脳科学者キム・ジャクソンとデイビット・ダイアモンドによる「ストレスの定義」。
ストレスの3つの定義
①生理反応がある
血圧が上がったり下がったり、胃が痛くなったりする。
②原因は嫌いなものである
「徹夜の麻雀」や「ゴルフの早起き」など、好きなことはストレスにならない。
③自分でコントロールできないと思っている
これは、いまいち意味がわからないですけど…。
この3つのうち、たった1つでも取り除くことができれば、ストレスの定義から外れる。
それはもうストレスではなくなるというわけです。
自力で取り除くことができるものは?
では、①②③のうち自力で取り除くことができるものは、どれか?
その「答え」がわかる簡単な研究があるので、ちょっとご紹介させてください。
2匹のマウスを、別々のカゴに入れました。
このカゴには、ときどき「軽い電気」が流れるようになっています。
軽いストレスを与えるということですね。
そして、片方のカゴにだけレバーが付いていて…
レバーを押すと、両方のカゴの電気が止まる仕組みになっています。
すると、レバーのついてるほうのマウスは、電気の止め方を学習する。
電気が流れるたびに、レバーを押すようになります。
この実験で、2匹のマウスにどんな変化があったのか?
どうなったと思います?
レバーがついている方のマウスは、いつまでも元気なままでした。
もう一方のマウスは、電気のストレスによって潰瘍ができ、みるみる衰弱していきました。
かわいそうですけど…。
電気をうけた回数と時間は、2匹ともまったく同じ。
つまり、同じ量のストレスを受けていた。
それなのに、「自分でコントロールできる」と思っているマウスは、ストレスの影響をほとんど受けなかった。
一方、「自分でコントロールできない」と思っているマウスは、ストレスでどんどん衰弱していきました。
そう!「自分でコントロールできる」「なんとかできる」と思えれば、ストレスは激減するのです。
というわけで、答えは③。
ストレスの定義の3つ目。「③自分でコントロールできないと思っている」
これが無くなれば、レバーのマウスのようにストレスに強くなれる。
反対に、「自分でコントロールできない」と思ってしまえば、ストレスの影響は大きくなるというわけです。
身近な話でいうと…
たとえば、お母さんから「早く宿題しなさい!」と言われたときに、「もう、今やろうと思ってたのに!」と腹を立てる。
これも、「自分でコントロールしている」という感覚を失ってしまうから、ストレスが大きくなり、やる気を失ってしまうわけです。
それから、経営者と従業員。
経営者のほうが労働時間が長かったり、責任が重かったりするのが一般的ですが、疲れ知らずなのはたいてい経営者。
うつ病も、経営者のほうが比較的なりにくいという報告もあります。
これも、「仕事をコントロールしている」という感覚が、経営者にはあるからです。
それから、自分の話で恐縮ですが…
ぼくが高校生の頃はバンドブームで、ぼくもカッコつけて髪を伸ばしていたんです。
で、少し髪を切ろうということで、床屋のおばちゃんに「2センチくらい切ってください」とお願いした、、、
のですが……
おばちゃんが聞き間違えて、バッサリ2センチに切っちゃった!
残りが2センチ。
いきなりスポーツ刈りです。
切ってしまった髪は、どうあがいても伸びてきませんからね。
自分でコントロールできない!
恥ずかしいわ、もどかしいわで、ふたたび髪が伸びてくるまでのあいだは、すんごいストレスでした。
ちょっと話がそれてしまいましたが、ここからが本題。
「ストレスをコントロールできる」と思えるには、どうしたらいい?
では、私たち人間が「ストレスをコントロールできる」と思えるには、どうしたらいいのか?
方法は2つあります。
1つ目は「知る」こと。
2つ目は「考え方を変える」こと。
ストレスの原因は変わらなくても、頭の中が変われば、ストレスは小さくなるんです。
というわけで、この2つを順番にご紹介させていただきます。
①「知る」だけでストレスは激減
「知る」とはいっても、いったい何を知ればいいのか?
さきほどのマウスと同じで、対処法を知ればいいのです。
たとえばですけど…
人間関係に不安があるのなら、図書館にいって「人間関係の本」を読んでみる。
すると、「あっ!こんな方法があるんだ」「あっ!こういう言い方をすればいいんだ」と、対処法をいっぱい知ることができます。
「いざとなれば、なんとかできるんだ」と。
つまり、コントロール不能と思っていた問題が、コントロール可能な問題に変わる。
さきほどのマウスでいえば、レバーを手に入れた状態。
すると、実際の問題は解決していなくても、ストレスをウンと減らすことができるというわけです。
ほかにも、お金のストレス。
とくに商売をしている方や、病気のある方は、お金の不安が大きいと思うのですが…
そんなときも、図書館にいって「お金に関するの本」を読んでみる。
そうすると…
たとえば、借金の精算のやり方は「特定調停」「個人再生」「自己破産」の3つがあって、その手続き方法も、本には詳しく書いてあります。
借金を精算したあとは、市役所にいけば「補助金」「職業訓練」「住まい」のことなど、相談に乗ってくれるということも本には書いてあります。
そうやって、最悪の事態に陥ったときの対処法を知っておくだけで安心できる。
ストレスは小さくなる。
借金のストレスで、自ら命を立ってしまう人も少なくありませんが…
このような対処法を最初から知っていたなら、ストレスを大幅に減らせたと思うんです。
こういうことは、ホントは高校とか、学校で教えるのが一番いいと思うのですが…。
ん~、なんで教えないのでしょうね?
で、それから他にも、子育てのストレスや夫婦関係のストレスなど、いろいろあると思いますが…
ほぼすべての悩みの「対処法」は、本に書いてあります。
いくつかの対処法を頭に入れておけば、それだけでストレスを減らせる。
あとね、本を読むと「悩んでるのは自分だけじゃないんだ」とか、「自分はまだましな方だ」ということも分かったりして、そういう意味でもストレスを減らせます。
もちろん、本でなくても、ネットで調べるとか、専門家に聞く、セミナーを受けてみるというのでもOKです。
あと、手前味噌で申し訳ないですが…
このブログ「パンダの温度」も、対処法や改善法をたくさんご紹介しています。
たとえ実践しないとしても、これらを頭に入れておくだけで、毎日のストレスがだいぶ違ってくると思いますよ。
②ちょっと「考え方を変える」だけでストレスが減る
「自分でコントロールできる」と思えるための2つ目の方法は…
考え方を変える
たとえば、「この仕事、辞めるわけにはいかない」と思っていると…
「自分でコントロールできない」という感覚になります。
↓↓↓
するとストレスが大きくなる。
ひどいと心の病になる。
↓↓↓
で、結局やめることになる。
反対に、「最悪、こんな会社いつでも辞めてやる」と考え方を変えれば…
「自分でコントロールできる」という感覚になる。
↓↓↓
すると、無駄な気を使わなくなる。
ストレスが小さくなる。
↓↓↓
で、結局やめなくてすむ。
ほかにも…
「この仕事、5時までに終わらせてくれ」と部長に指示されたら、自分でコントロールしている感覚がなくなりますよね。
だから、ストレスが大きい。
これを「3時までに終わらせてビックリさせてやる!」という自分の目標に置きかえれば…
自分でコントロールしている感覚が生まれて、ストレスが小さくなるものです。
私生活で「イヤな友達がいる」というのなら…
「最悪、友達関係を切ればいい」と頭の片隅に置いておけば、つき合いが楽になる。
現状は変わらなくても、ストレスは小さくなるはずです。
ちなみに、我が家の場合は、もしもご近所さんと上手くいかなければ、いつでも引越す気でいます。
そうすると不思議なもので、ざっくばらんにお付き合いができて、意外とうまくいく。
「引越すわけにはいかない」と思っているより、ずっとうまくいく気がします。
このように、「自分でコントロールできる」という考え方に意識して切り替えれば、ストレスを小さくすることができる、気楽に過ごすことができるということですね。
まとめ
マウスの実験で証明されたように…
「自分でコントロールできない」という感覚があると、ストレスの影響が大きくなる。体や心に悪影響が出てくる。
反対に、「自分でコントロールできる」という感覚があれば、ストレスの影響は小さくなる。ストレスに強くなれる。
そのための方法は2つ。
①対処法を知ること
②考え方を変えること
どちらかの方法を使えば…
現状は変わらなくても、ストレスは小さくなり毎日が楽になります。
そのためには、自分に必要な本を読むのが一番いいと思うのですが、「本を読むのが苦手」という方もみえると思います。
そんな方はぜひ、ラッキーのYouTube、もしくはブログをたくさん見てくださいね。
それだけできっと、毎日のストレスを大幅に減らせると思いますよ。
☆☆☆
以上、ストレスに強い人がコッソリやっていることでした。
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