【性格改善】強い心のつくり方

心理カウンセラー・ラッキー
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この記事でお伝えしたいこと

  1. 心が弱くなる原因
  2. 強い心のつくり方

 

「何事にも動じない、強い心をもちたい!」

強い心を持ちたい

 

そう思いながらも…

すぐに弱気になったり、イライラしたり、些細なことで落ち込んだり。

ネガティブ

 

「生まれつきだから仕方がない」とあきらめている方もみえると思いますが…

あきらめなくてもいいんです!

 

というのは、「オギャーと生まれたその日から、弱気で消極的な性格でした」という人は一人もいないと思います。

赤ちゃん

最初はみんな、純粋無垢でピュアな心。

 

ところが、あることが原因で…

心の強い人弱い人に別れていく。

心の強い人と心の弱い人

 

つまり、その原因を知り、改善すれば、誰だって強い心をもつことができるのです。

 

そこで今回は…

①心が弱くなる原因

②強い心のつくり方

この2つを順番にご紹介させていただきます。

 

「今よりもっと強い心をもちたい!」

「安心ほがらかで喜びに満ちた毎日を送りたい!」

という方は、ぜひ最後までご覧くださいね。

 

 

①心が弱くなる原因

まず1つ目の「心が弱くなる原因」

 

最初に結論から言ってしまうと…

心に入っている情報

 

どんな情報が心に入っているか。

それによって、人の性格は変わってくる

性格が変わる

 

たとえば、アメリカで生まれて、アメリカで育った人は、アメリカ人独特の考え方や感性になります。

アメリカ人

インドで生まれて、インドで育った人は、インド人のような考え方や感性になります。

インド人

日本で生まれて、日本で育った人は、日本人らしい考え方や感性になります。

日本人

 

なぜ、国によって違うのかというと…

当然ですが、「入ってくる情報」が違うから。

 

心に蓄積された情報によって、考え方や感じ方が変わってくる。

 

わかりやすいので、ラーメン。

ラーメン

 

ラーメンをズルズル食べる人を見て…

日本人なら「おいしそう!」と思うけど、

美味しそう

欧米人なら「きたない!」と感じていまう。

汚い

 

これも、心に入っている情報が違うからなんですね。

 

心の仕組みが分かる「ABC理論」とは

そして、ここが大切なポイント。

 

心は2重構造になっています。

心の構造

コップにフタをかぶせたようなイメージ。

 

フタの部分が「意識」

下のコップが「潜在意識」

意識と潜在意識

 

意識は、言うまでもありませんが考えや感情」

潜在意識は「情報の倉庫」

心

 

この潜在意識に入っている情報によって、思考や感情が変わってくる。

つまり、性格が変わってくる。

 

潜在意識に情報をいれる条件

それと、もう1つ。

情報を潜在意識に入れるには、「条件」があります。

潜在意識に情報を入れる条件

 

いろいろな条件がありますが、一番簡単なのは、これ↓

言葉のくり返し

いわゆる、暗示ですね。

 

さきほどのラーメンの話でいえば…

子供の頃に、お母さんから「音を立てたら汚い!」と何度も言われているうちに、それが潜在意識に入っちゃった。

親子

 

だから、ラーメンをズルズル食べる人を見て、「きたない!」と感じたわけです。

感情

 

心理学では、この「ズルズル食べる」という出来事が、A

潜在意識に入っている情報が、B

最終的に出てくる思考や感情を、Cとします。

ABC

 

すると、「A×B=C」という式が成り立ちます

ABC理論

 

これが、心理学に革命を起こした「ABC理論」

ABC理論さえわかってしまえば、性格改善なんて訳ないのです。

 

Bの「潜在意識にある情報」を書き換えれば、起きる出来事は同じでも、考えや感が方が違ってくる。

つまり、性格が変わるわけですからね。

Bを変える

 

ちなみに、心理療法の王様でもある「認知行動療法」も、このBを変えるテクニック。

今回は、そういうややこしい話はしませんけどね。

 

心が弱くなる情報とは

というわけで、やっと話の核心に入りますが…

ここまでの話で、ABC理論はわかりました。

 

では、心の弱い人は、潜在意識にどんな情報が入っているのか?

 

結論から言ってしまうと…

ネガティブな情報

ネガティブな情報

 

潜在意識に「ネガティブな情報」がたくさん詰まっていると、出てくる思考や感情は、弱々しくて消極的なものになってしまうのです。

心の弱い人

 

それを分かりやすくするために、1つ、簡単な物語をつくってみました。

「わがままオヤジの太郎さん」というお話。

 

わがままオヤジの太郎さん

太郎さんは、三人家族のお父さん。

いつも強気なのは良いのですが、頑固でワガママ。

わがままなお父さん

 

そんな性格に困っている、奥さんと息子。それから会社の後輩。

この3人がタッグを組んで、太郎さんをこらしめることにしました。

こらしめる

 

太郎さんは、いつも通り、元気に出社。

出社

 

そこに後輩が近づいてきて、こう言います。

「あれ?先輩、顔色悪くないですか?」

「なに言ってるんだよ。俺はピンピンしてるよ」

後輩と会話

 

夕方になり、太郎さんは、仕事を終えて我が家へ帰宅。

帰宅

 

玄関に出迎えた奥さんは、こう言います。

「おかえりなさい。あら?あなた顔色悪いわよ」

「えっ、そうか?実は後輩にも同じことを言われたんだよ」

奥さんと会話

 

そこに息子もやってきました。

「あれ?お父さん、顔の色がいつもと違うよ」

息子も参加

 

太郎さんは、いよいよ気になって、鏡をのぞき込みました。

鏡をのぞき込む

そこにいるのは、いつもの自分。

 

だけど、なんだか元気が出ない。

食事もあまり喉を通らず、すぐにごちそうさま。

食事

早く寝ようとするけれど、なかなか眠れない。

眠れない

口から出てくるのは、ため息ばかり。

 

翌朝、太郎さんは、念の為、病院へ行くことにしました。

病院

 

「先生、どうも体調がすぐれなくて。顔色も悪いんです」

「あっ、そう。では精密検査しましょう」

診察

 

それを聞いて、太郎さんは、こう思います。

「大病だったらどうしよう?」

「このまま入院かな?」

「仕事はどうなるの?家族は?家のローンは?」

肩を落とす太郎さん

ガックリ肩を落とす太郎さんでした。

 

おしまい

 

中途半端なところで終わってしまいましたが、お分かりいただけたと思います。

 

たった3回、「顔色が悪い」と言われただけで、それが潜在意識に入っちゃった。

潜在意識

 

それだけのことで、あれほど元気で強気だった太郎さんの心が、弱々しいものに変化してしまいました。

太郎さんの変化

 

これが、ABC理論。

潜在意識にネガティブな情報を入れると、消極的で暗い考えになってしまうのです。

心が弱くなる

 

もう1つ。わかりやすいので…

お母さんから、「あんた、ダメな子ね」と言われ続けてきた花子さん。

花子さん

お母さんから、「シッカリしてるわね」と言われ続けてきたひろし君。

ひろし

 

中学生になって、マラソン大会がありました。

マラソン大会

 

先にへこたれるのは、どちらでしょうか?

 

ABC理論に当てはめれば、すぐに答えが出ますよね。

ABC理論

 

「私はダメな子」が潜在意識に入っている花子ちゃんは、「私にはムリ」「がんばってもムダ」「やる気にならない」という消極的な考えが浮かんできてしまう。

だから、花子ちゃんのほうが、すぐに音を上げてしまう、というわけです。

 

お分かりいただけましたでしょうか?

言葉のくり返しによって、潜在意識にネガティブな情報が入ると、出でくる考えは弱々しいものになる。

 

ネガティブな情報がたくさん入れば入るほど、人の心は弱くなる。

弱い心

これが、心が弱くなる原因。

 

②強い心のつくり方

ここから2つ目の、強い心のつくり方

 

前提として、こうイメージすると分かりやいと思います。

●潜在意識は「水の入ったコップ」

●ネガティブな情報は「墨汁」

水と墨汁

 

ネガティブな情報をポタリポタリとコップに入れれば、水はやがて真っ黒になります。

弱い心

これが、弱い心

 

そこに、きれいな水をポタリポタリと垂らしていけば、やがて透明感が戻ってきます。

これが、本来の人間の心であり、強い心

綺麗な心

 

本来の人間の心とは、無邪気で誠実、優しくて前向き。希望にあふれた、安心ほがらかな心。

人間本来の心

 

ちなみに…

閻魔さまが塩をなめたような顔をして「イバッてる俺は強いんだ」というふうに、勘違いしている人をときどき見かけますが、

閻魔様が塩をなめたような顔

あれは、「恐れ」から出てくる行動で、弱い心の部類に入ります。

恐れ

 

本当に強い心とは、「優しさ・やる気・安心感」が同居しているような心。

本当の強い心

 

心の水を「無色透明」に戻すには

では、その強い心を手に入れるには、どうしたらいいのか?

心の水を無色透明に戻すには、どうしたらいいのか?

 

そのための2つの方法をご紹介します。

①特別無条件同化暗示感受習性を利用する

②心に取り入れる情報を選択する

順番にご紹介させていただきます。

 

①特別無条件同化暗示感受習性を利用する

まず1つ目の、特別無条件同化暗示感受習性。

漢字ばっかり並んでいて、難しそうな気がしますけど、簡単なことです。

 

「眠たいときは暗示にかかりやすい」という人間の習性。

これが、特別無条件同化暗示感受習性。

 

具体的にいうと…

「夜、眠る直前」「朝、起きた直後」

根掛けと寝起き

ボーッとしているときは、意識が薄っぺらになっているので、潜在意識に情報が入りやすい。

意識が薄い

 

ポタリポタリどころか、ジョボジョボと水が入る。

チャンスタイム

チャンスタイムですね。

 

横になるとネガティブなことを考えがち

でも、人はとかく、眠たくなると暗いことを考えがち。

 

「今日の花子の言い草はなによ!」と、ネガティブな出来事をおさらいしちゃったり。

出来事のおさらい

朝であれば、「今日も仕事か。イヤだな」と弱気なことを思っちゃったり。

寝起き

 

そんな毎日を続けていたら、潜在意識の中はすぐに真っ黒になってしまいます。

真っ黒

 

そうではなくて…

今日からは、枕に頭をつけたら、明るいこと・積極的なことだけを考える。

 

ルールはありませんけどね。

 

たとえば…

「今日もよくがんばったなぁ」

「コンビニのコロッケ、意外と美味しかったな。明日もまた食べよう!」

「明日こそは、憧れの山田くんとお話するぞ!」

明るいことを考える

 

何でもいいのですが…

今日の良かったこと、感謝できること、ワクワクすること。

考えれば考えるほど楽しくなること。思えば思うほどうれしくなること。

とにかく、心が明るくなることだけを考えながら眠りにつく。

 

朝の寝起きには…

「ああ、よく寝た。今日も一日突っ走るぞ!」

「よーし、今日も笑顔で、人に親切にするぞ!」

積極的なことを考える

 

何でもいいんですけど、心が積極的になることだけを考える。

 

もしも、言葉が思いつかなければ…

げんこつを握りしめて「強気・強気・強気…」と10回くらいくり返すだけでもOK。

強気

「絶好調・絶好調…」でもいいですね。

 

これを聞いて、「馬鹿らしい方法だな」と感じた方も見えるかもしれませんが、この馬鹿らしさの中に「真理」があるんです。

 

なにはともあれ、朝晩のチャンスタイムに、ポジティブな情報を潜在意識にジャブジャブ入れてやる

潜在意識の掃除

これが、1つ目の方法です。

 

②心に取り入れる情報を選択する

2つ目の方法は、心に取り入れる情報を選択する。

 

夜の寝がけと朝の寝起きに、潜在意識にきれいな水を入れたとしても…

起きてる昼間、墨汁をポタポタ入れていたら、どうしようもないですよね。

綺麗にならない水

プラマイゼロで、一向にキレイにならない。

だから、心に取り入れる情報を選択する必要があるのです。

 

一番わかりやすいのが、テレビやインターネット

テレビ・インターネット

事件・事故・詐欺・トラブル・衝撃映像・誹謗中傷など。

ネガティブな情報は、心を弱くします。

 

ですので、自分に必要なもの以外は観ないと決める。

 

テレビであれば、「この番組 暗いな。要らないな」と感じたら、ピッとチャンネルを変える。

週刊誌であれば、ページをペラっとめくるというように。

 

あとは、自分の心の中の声

特にいけないのが、自分の悪口

 

「わたしはダメだ」「おれは情けない」「どうせ無理」など。

自分の悪口

自分の悪口を言いつづけていると、心が弱くなるどころか、心の病になってしまう。

ですので絶対厳禁!

 

たとえ部長から「お前はダメな奴だ」と、直接言われたとしても、頑として受け入れちゃいけない

部長にけなされる

 

「部長に、俺のなにが分かるんだよ!」

「ダメじゃなくて、今はまだできないだけ」というように。

反論

心の中で、部長の言葉に反論する。

 

この方法は、心理学で「反論」といいますが、ネガティブな情報を潜在意識に入れないためのテクニックです。

 

もちろん、反省する点があれば、そこは素直に受け入れて改善することも必要ですけどね。

 

それと、悪口・陰口の多い人とは付き合わないというのも大切。

悪口の多い人

 

悪口・陰口をたくさん聞いていると、「自分もどこかで言われてるんじゃないかしら?」という気になります。

人の目が気になる

人の目や世間の目が気になるようになるということですね。

 

最後に、もう1つ。

普段から「積極的な言葉」をつかうのも大事。

 

「疲れた」ではなくて、「よくがんばった」

「忙しい」ではなくて、「充実してる」

「めんどくさい」ではなくて、「一丁やるか!」

「退屈だな」ではなくて、「自由だな」

「どうせムリ」ではなくて、「できるかも」

「ムカつく」ではなくて、「これネタになる」

「最悪」ではなくて、「いい勉強になった」

「コンビニしかない」ではなくて、「コンビニがあって助かる」

「心配だわ」ではなくて、「なんとかなる」

 

このように、弱い言葉強気の言葉に切り替えていくことを「リフレーミング」というのですが…

リフレーミングするだけで、潜在意識は汚れなくなる。

 

それどころか、潜在意識がどんどんキレイになっていきます。

潜在意識がきれいになる

 

いろいろご紹介して、ややこしく感じたかもしれませんが、やることはたった1つ。

ネガティブな言葉や情報を、潜在意識に入れない。

これだけ。

 

でもね、説明を聞いて「なんだか大変そうだな」と思った方もみえると思います。

大変ではないんです。楽なんです!

 

きのこ狩りを想像してもらうと分かりやすいのですが…

手当り次第にキノコを採って、食べるのか、

毒キノコ

体にいいキノコだけを採って、食べるのか。

体にいいキノコ

 

どっちのほうが大変でしょうか?

どっちのほうが楽でしょうか?

どっちのほうが、丈夫な体になるでしょうか?

 

言うまでもないですよね。

 

心に取り入れる情報も、キノコと同じ。

あとで苦しみたくなければ、強い心をつくりたければ、「心にいい情報」だけを取り入れる。

 

それを続けることで…

潜在意識がだんだん綺麗になってきて、「自分の心はこんなに強かったんだ!」とビックリする日がきっと来ると思いますよ。

心が強くなった

 

まとめ

「出来事A」×「潜在意識の情報B」=「思考や感情C」

潜在意識に「ネガティブな情報」が溜まっていると、出てくる考えは弱々しいものになります。

心が弱くなる

 

強い心を手に入れるには、潜在意識の大掃除が必須。

 

そのためには…

①朝晩の寝床では、明るく楽しく積極的なことだけを考える

②昼間の生活では、ネガティブな言葉を極力聞かないように、極力言わないようにする

心の中の声も含めて、自分で選択する。

 

これが、今回ご紹介しました、心を強くする方法。

 

本を読むと、「心を強くする」「メンタルを強くする」など、さまざまな方法が山ほどありますが…

今回ご紹介しましたこの方法が、一番の正攻法だ思います。

 

ちなみに、次にいいのが運動習慣

3番目が、腸内環境を整える

 

この3つが、心を強くするためのビッグスリー。

もちろん、ぼくも、毎日実践しています。

 

「一度試してみよう」という方は、心の大掃除だと思って、最初の1ヶ月間だけでも真剣に取り組んでみてください。

 

眠い目をこすりながら、「今日も一日、突っ走るぞ!」なんて言うのは…

最初は「強がり」みたいになってしまいますけどね。

強がり

 

でも、だんだん、それが本物になっていきます。

ハツラツ

ハツラツ、颯爽とした心もちになってくるはずです。

 

心が強くなれば、チカラがみなぎり免疫力まで上がります。

風邪を引くことも減ってくるはずです。

 

自分の心と体に変化を感じられれば、きっと楽しい努力になると思いますよ。

 

 

☆☆☆

以上、【性格改善】強い心のつくり方でした。

 

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著者:心理カウンセラー・ラッキー

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