人生が素晴らしいものに変わる魔法の方法があったら、知りたいですよね。
実は、そんな方法があるんです!
それが、今回のテーマでもある「自分の弱さを認める」こと。
自分の弱さを認め、受け入れ、ありのままの自分で生きていく。
そこから、人生は劇的に好転していきます。

心が明るくなり、打たれ強くなり、お気楽で、自由で、幸せを実感できる毎日がやってくる。
さらに、人間関係も良くなるんです。
「ホンマかいな?」と思ってしまいますが、本当です!

ぼく自身、「生まれ変わった」と言えるのは、忘れもしない30歳のとき。
30歳までの自分は、「弱さを隠す」ことに必死でした。
ところが、ある出来事をきっかけに…
「弱くていい、情けなくてもいい。ありのままの自分で生きていこう。もう立派そうに見せるのはやめよう」。

そう決めたんです。
そこから僕の人生は、嘘のように好転しはじめました。
晴れ晴れとした充実した日々を送れるようになり、心から「生まれてきてよかった!」と思える自分になれたんです。
というわけで、今回お伝えするのは、この3つ。
①「弱さを認めない」と、どうなってしまうのか?
②「弱さを認める」とは、具体的にどういうことか?
③「弱さを認める」と、どんな良いことが起きるのか?
この3つを、僕の経験とともにお伝えさせていただきます。
ご覧のみなさんが、もしも今…
・「人からどう思われるか」が気になる
・心から信頼できる人がいない
・常に生きづらさを感じている
・なぜか心が満たされない
・他人にイライラしがち
・今の自分に満足できない
・自分を責めてしまう
・人といると疲れる
これら、もし1つでも当てはまったら、今回の話はきっと刺さると思います。
ぜひ、最後までご覧ください。
「自分の弱さを認めない」と、どうなってしまうのか?
まず最初は、「自分の弱さを認めない」と、どうなってしまうのか?
ぼく自身の話ですが…
高校生までの僕は、「自分の弱さ」を認めていました。

臆病で、無知で、時間にルーズで、面倒くさがり屋で、だらしなくて、勇気がない。
恥ずかしがりで、落ち込みやすくて、集中力がなくて、三日坊主で、欲張りで、気分屋さん。
これらの弱さがあることを知っていたし…
「人間誰でも同じだよね。親や先生だって、そうだよね」と思っていた。
だから、自己肯定感は高かったし、弱い自分のまま堂々と明るく生きてこれたんです。

弱さを認められなくなった
ところが、あることがきっかけで、僕の歯車は狂い始めます。
その「あること」とは、高校3年生で初めて彼女ができたことです。

「弱い自分ではダメだ」
「このままの自分では、受け入れてもらえない」

実際は、そんなことはないのですが、そのときの自分にはわからなかった。
見捨てられるのが怖くて、自分の弱さを隠し、自分を良く見せようとする自分がいるんです。
たとえば…
知らないのに「知らない」と言えない。
さみしいのに「さみしい」と言えない。
困ってるのに「助けて」と言えない。
本当はお金がないのに、見栄を張ってブランド物の財布を買ったり、金のネックレスを買ったり、バイクに乗ったり。

本当は興味がないのに、流行りの曲を聞いたり。

自分の弱さを隠すために、強がったり、格好をつけたりする自分になってしまった。
でも、これくらいならかわいいもので、20代になると さらにエスカレートします。
誰かが「あの人、すごいよね」と言えば…
「俺だって、やろうと思えばできる」と大口を叩いたり、
「お金」の話になれば…
「お金持ちはケチだ。お金の奴隷だ」と悪口を言ったり。

さらに、周りの人には…
「そんなことも知らないの?」
「そんなこともできないの?」
「そんなことが怖いの?」
「そんなことで落ち込むの?」
「そんなの常識でしょう」
と、平気で人にダメ出しする。マウンティングする。
それは、「学校の番長」と同じ心理。

自分の弱さを隠すために、強そうなフリをしていた。
必死に見栄と虚勢を張って生きていた。
今思い出してもゾッとするくらい、嫌な人間になってしまった。
これが、30歳までの僕です。
「自分の弱さ」を否定すると、人はこうして歪んでいくものなんですね。
自分は「裸の王様」だった
そんな僕に転機が訪れたのは、忘れもしない30歳のときです。
友達同士、居酒屋で飲んでいたとき、隣の女性に衝撃的なことを言われました。
「肩肘張らずに生きればいいのに。英次くんは、もっと英次くんらしく」

ぼくの本名は「英次」というのですが…
この言葉を聞いたとき、ドキッ!!っとして放心状態になりました。

そして、猛烈な恥ずかしさが込み上げてきたんです。
「バレてたんだ」って。

何がバレてたのか?というと、僕が「仮面」を付けていることです。
僕の仮面は、「欠点がない人・強い人・賢い人・正しい人」。

その仮面を10年以上も付けてきたから、すっかり顔になじんで、「これが本当の自分だ」と勘違いしていた。
仮面の下にいる「本当の自分」を忘れていたんです。

でも、この言葉を聞いて、ハッと思い出しました。
「そうだ。自分は、臆病で、だらしなくて、勇気がなくて、落ち込みやすくて、三日坊主の弱い人間。それをみんなに見透かされていたんだ」ってね。
このときの気持ちは、まさに「裸の王様」。
顔から火が出るほど恥ずかしくて、穴があったら入りたい気持ちでした。
それから、1週間ほど悩みました。

そして、決めたんです。
「弱くていい、情けなくていい、みっともなくていい。ありのままの自分を出していこう。つまらんプライドは、もう捨てよう!」と。

そう決めた瞬間、肩に入っていた力がスッと抜けたような気がしたのを、今でもハッキリと覚えています。
そして、この日を境に、僕の人生は劇的に好転し始めたんです。
タモリさんの言葉
では、どのように好転したのか?
ちょっとその前に、ここでタモリさんの言葉を紹介させてください。
「自分かいかに下らない人間か」ということを思い知ることで、スーッと楽にもなれるんじゃないかな。(中略)
確かに、それがわかると、一度はドドドーンって落ち込むけどね。
すぐに立ち直って、明るくなっちゃうんだよ。
「なんだ、俺はいままでこんなつまらんことにこだわってたのか」って。
そして楽になると同時に打たれ強くもなるんですよ。
これはまさに、ぼくが30歳で経験したこと。
タモリさんも、似たような経験があるのかもしれませんね。
「弱さを認める」ことのメリット
というわけで、ここからは後半。
「弱さを認める」ことのメリットをお伝えしますが、メリットは主に6つあります。
これを、順番にご紹介していきますね。
「弱さを認める」メリット① 本当の自由を得られる
「ありのままの自分で生きる」と決めた僕ですが、正直怖かった。
「否定されるんじゃないか?嫌われるんじゃないか?」って。

でも、勇気を出して、自分をさらけ出していったんです。
「いまだに注射が怖いんだよね」
「こんなことで落ち込むんだよね」
「大失敗しちゃってさ」
「あの映画見て、大泣きしちゃった」
「街で綺麗な女性を見ると、つい目が行っちゃうんだよね」
そうしたら、否定されるどころか…
「わかる、わかる!」
「そういうとき、あるよね」
「俺もそうだよ」
「俺なんか、もっとひどいよ」
と、誰もが受け入れてくれる。共感してくれる。

そのときに気づいたんです。
「今まで「弱さ」と思っていたものは、実は「人間らしさ」だったんだ」
「自分は、自分のままでいいんだ」と。
これで、ものすごく心が楽になりました。

「カミングアウトした人は、一気に性格が明るくなる」という話をときどき聞きますが、ちょうどそんな感じだと思います。

本当の自分を出すことで、何にも縛られない本当の自由を得られたんです。
本当の自由とは
ちなみにですが、自由とは何か?
よく言うのは、「選択肢が多いこと」。
たとえば、たくさんお金があれば、美味しいものを食べれるし、欲しいものを買えるし、行きたいところへ旅行に行ける。

このように、選択肢が多いことが自由だと。
でも、本当の自由って、そうじゃないと思うんです。
本当の自由とは、「竹は竹として、松は松として生きること」。
竹が、「松のような曲線美がないから恥ずかしい」とか、「バラのように美しい花がないから情けない」と思ったら、苦しくなりますよね。

そうじゃなくて、「竹は竹らしく、胸を張って生きていく」。

これが、何にも拘束されない本当の自由。
人間も同じで、人間らしく、自分らしく生きることが、本当の自由。

「ありのままの自分で生きられる自由」というのは、何物にも代えがたい喜びになるんです。
「弱さを認める」メリット② 人との絆が強くなる
これは簡単な話で…
「こんなことも出来ないんだよね」
「おれも、そうだよ」

このように、互いに「弱さ」を出し合うことで、深いつながりができる。
このことに気づけたのは、30歳になってからです。
20代の僕は、その逆で…
「ダメなやつと思われたくないから」と弱さを隠すのに必死でした。
だから、友達は多かったけど、深くつながっている感じがしなかった。
上っ面だけの付き合いをしていたのですね。
「弱さを認める」メリット③ 人に優しくなれる
互いに「弱さ」を出し合っていると…
「自分だけじゃなく、人間誰もが弱いんだ」ということに気づきました。
それと同時に、「人への優しさ」が自然と出てくるようにもなったんです。

友達も、仕事仲間も、電車で見かけるあの人も、お隣さんも、自分の両親も…
「それぞれの事情と弱さを抱えながら、笑顔で生きてるんだよな」と思えたり、

スーパーで不愛想な店員さんに出くわしたときでも…
「何かあったのかな?この人も、自分なりに必死に生きているんだろうな」と思えたり、

ピンポーンと訪問販売が来たときは、「うちは結構です」と断りますが…
「あの人も大変だよな。断られまくってるんだろうな。自信をなくすだろうな」と思えたり、

公園のベンチにポツンと座っているお年寄りを見たときでも…
「なんだか寂しそうだな。一人暮らしかな?最近誰とも話していないのかな?よし、話しかけてみよう!」と思えたり。

「人間誰もが弱いんだ」と気づいたときに、はじめて人への優しさが出てきた。
そして、ここが重要なポイントですが…
優しい気持ちでいるとき、人は幸せでいられるんです。
このように、
自分の弱さを認めると、他人の弱さも理解でき、優しい気持ちになれると同時に、自分が幸せになるという好循環が生まれてきたんです。
「弱さを認める」メリット④ 感謝の気持ちが湧いてくる
20代の僕は、傲慢でした。
「自分は一人で生きていけるし、家族を養っているのも自分だ」みたいにね。

ところが、「自分は弱い存在だ」と認めたときから、あらゆるものに支えられていることに気が付きました。

たとえば、
・妻の「いってらっしゃい!」の声
・娘の元気な姿
・息子の寝顔
これらに癒され、励まされ、自分はがんばれるんだ。

部屋を見渡してみても、自分で作ったものは何一つない。
テーブルも、テレビも、エアコンも、冷蔵庫も、電気も、水道も、どこかの誰かが、自分の代わりに作ってくれている。

ギョーザひとつとっても…
材料を作ってくれる農家さんがいて、それを運んでくれる人がいて、販売してくれる人がいて、料理してくれる人がいる。
たくさんの人のおかげで、ギョーザを食べられる。

このように、「自分はたくさんの人に支えられ、生かされているんだ」という謙虚な気持ちになったときにはじめて…
「ありがたい、ありがたい」という感謝の気持ちが湧いてくるようになりました。
感謝って不思議なもので…
「ありがたい」と思うだけで、心は満たされ幸せになります。
たとえば、晩ごはんが「永谷園のお茶漬け」だったとしても…
「ありがたい」と思って食べれば、美味しくて幸せな食事になるんです。

そんな感謝の気持ちに気づけたのも、自分の弱さを認めたから、なんですね。
「弱さを認める」メリット⑤ 向上心が湧いてくる
「自分は、臆病で、だらしなくて、勇気がなくて、落ち込みやすくて、三日坊主の弱い人間だ」。
このように「自分の弱さ」がわかると、「もっとこんな自分になりたい!」という欲が出てくるんです。

たとえば、お正月に…
「だらしないままの自分では嫌だ。どうしたらいいかな?そうだ!早寝早起きから始めよう」

そした、何冊か本を買って実践するうちに、早寝早起きが普通になったし、だらしなさも少しは消えました。
「三日坊主を何とかしたい」と思ったときも、習慣化の本を何冊かかってきて、コツをつかんだら、コツコツ努力できるようになりました。

このように、自分の現在地がわかると、向上心が湧いてきて、成長できる。
そして、自信も湧いてくる。
現在地がわからなかった20代
ところが、20代までの僕は、現在地がわかっていませんでした。
「偽りの仮面」をかぶってましたからね。

カーナビでも、「現在地」がわからなければ、どうあがいても目的地にはたどり着けませんよね。

それと同じ。
人は、「自分の弱さ」をしっかりと受け入れたときに、はじめて、理想の自分へと歩んでいくことができるのですね。

「弱さを認める」メリット⑥ 打たれ強くなる
これも簡単な話で…
自分の弱さを受け入れていれば、そう簡単には凹まないんです。
たとえば誰かに、「そんなこともできないの?」とか、「頭、ハゲてきたんじゃない?」と嫌なこと言われたとしても…
それは低評価ではなく、本当の評価。

だから、「そうそう。自分でも困ってるんだよね」と肯定できる。

何かにチャレンジして結果が出なくても、落ち込んだりイライラしたりすることはなくなりました。
「自分はまだまだだな」って、謙虚な気持ちでいられるんです。

今になってわかるんですけど…
人間は「自分の弱さ」を受け入れることで、強くなれる生き物なんですね。
「自分の弱さ」を認めることは、幸せな人生の第一歩
いろいろご紹介してきましたが、
「自分の弱さ」を認める前の僕と、認めた後の僕とでは、全くの別人ですよね。
認める前の僕の心は、何かに怯え、ゴリゴリに凝り固まっていた。
だから、常に生きづらさを感じていました。

逆に、弱さを認めた後の僕の心は、マシュマロのように、軽くてやわらかい。
そして、いつも満たされているんです。

このように、生まれ変われたのも、「自分の弱さ」を認めたおかげ。
「自分の弱さ」を認めることは、幸せな人生の第一歩になるのですね。
まとめ
ぼくは、19~23歳まで、4年間付き合っている彼女がいました。

最後はあっさり振れらたのですが、そのときに言われた一言が、これです。
「もっと強くなればいいのに…」

このときは、何を言っているのか、さっぱりわかりませんでした。
でも、今ならわかるんです。
本当の強さとは
強さとは、肉体的に強いとか、精神的にタフとか、そういうことではありません。
本当の強さとは…
1、自分の弱さを受け入れ、等身大の自分で生きる勇気。つまり自己肯定感
2、自分の現在地を知り、そこから成長していくこと。つまり自信をつけること
3、他人の弱さを知り、思いやりを持つこと。つまり優しさ
4、自分の限界を知り、おかげさまの気持ちを持つこと。つまり感謝
この4つを兼ね備えている人が、本当に強い人であり、本当に自由で、本当に満たされた毎日を送ることができる。
そして、本当の強さを手に入れる唯一の方法が、「自分の弱さ」を認めること。
自分の弱さを認め、謙虚に生きていれば、この4つは自然と手に入るものだと思います。
ソクラテスの「汝自身を知れ」という有名な言葉がありますが…

その本来の意味は、「人間は神でもなく完璧でもない。人間の弱さを認めるところから人生を始めようね」ということなんだと思います。
往年の大女優、オードリー・ヘップバーンは、お金も美貌も名誉もすべて手に入れた人です。

そんなオードリーが、こんな言葉を残しています。
私にとって最高の勝利は、
自分と他人の欠点を
受け入れられるようになったこと
今回の内容は、ぼくの話ばかりで、論理的でもなければ、エビデンスもない。
支離滅裂だったかもしれません。
でも、このブログを読んで、
「自分の弱さを認めよう」とか、「他人の弱さも受け入れよう」とか、そう思ってくれる人が一人でもいてくれたら、ぼくはもう幸せです。

以上、【最高に自由な生き方】「自分の弱さ」を認めたとき、人は生まれ変わるでした。
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