心と体の疲れ、溜まっていませんか?
今回は「疲れを溜めない口ぐせ」をご紹介させていただきます。特に、めんどくさがり屋さんは必読ですよ。
心の疲れを溜めないコツ
生きることは、厳密にいうと「作業の連続」。
「掃除しなければならない…」
「宿題しなければならない…」
「残業しなければならない…」
そして…
「一日が終わると、心も体もグッタリ」
そんな人も、少なくないと思います。
「やらされ感」が疲労の原因
「面倒くさいこと」を避けては通れないわけですが…
実は、多くの人が「面倒くささ」を増幅してしまう思考グセを持っています。
その思考グセとは…
「~しなければならない」
「6時に起きなければならない」
「7時の電車に乗らなければならない」
「午前中に企画書を完成させなければならない」
「残業しなければならない」
「歯医者に行かなければならない」
「早く寝なければならない」
こんな一日では、もうグッタリですよね。
「~しなければならない」という言葉には、
「やらされ感」があります。
その「やらされ感」が、「面倒くささ」を増幅してしまうのです。
しかも、
「~しなければならない」という思いで作業を始めると…
その作業をしている間、ずーっと気が重い。
それは、心に「足かせ」をぶら下げて作業をしているようなもの。
心と体のエネルギーを消耗し、一日が終わる頃にはもうグッタリ。
無駄な疲れを溜めこんでしまうのです。
このような生き方を、専門的には「ねばならぬ思考」と呼びます。
面倒くささを減らす口グセ
「~しなければならない」を
ある言葉に変換すると…
心が軽くなって、面倒くささをグッと減らせます。
疲れにくくもなります。
その「ある言葉」とは…
「~しよう」
「6時に起きなければならない」
↓↓↓
「6時に起きよう」
「宿題をしなければならない」
↓↓↓
「宿題を終わらせよう」
「掃除しなければならない」
↓↓↓
「ピカピカに掃除しよう」
「運動しなければならない」
↓↓↓
「脂肪を燃やそう」
「~しよう!」は自主性のある言葉。
「やらされ感」が一切ありません。
だから、心が軽くなってチカラが湧いてくるんです。
想像してみてください。
帰宅途中に、傘がないのに突然の雨。
「雨に濡れて帰らなければならない」
と思うと…
家に着くまで、ずーっと気が重たいですよね。
でも、
「今日は、雨に濡れていこう!」
と言い換えると…
心がスーッと軽くなり、スキップしたくなる。かもしれません
「~しよう!」は、魔法の口ぐせ。
「~しなければならない」を、
「~しよう」に言い換えるだけ。
たったそれだけで…
自主性が出てきて、心のエネルギー消費量を減らせるのです。
みなさんも、こんな経験があると思います↓
母:「早く宿題をやりなさい!」
子:「も~、今やろうと思ったのに!」
母の一言で、
「やらされ感」が発生した瞬間です。
「自主性がなくなると疲れる」ということを、子どもは体感的に知っている。
だから、カッとなって怒るのです。
面倒くささを減らすためのキーワードは
「自主性」。
つまり、「~しよう」。
ちなみに心理学では、「~しよう」を自己決定感とよび、やる気の大切な要素に位置づけしています。
「~しよう」でイチローが誕生した?!
イチローは、努力の天才。
なぜ、あそこまで努力できるのか?
その秘密は…
やはり「自主性」にあります↓
イチローが「人生の師」と仰ぐ、
高校野球時代の中村豪監督。
中村監督は、
「自主性の大切さ」を徹底的に教え込みました。
また、プロ入り後の仰木監督も、
自主性をとても大切にする人でした。
その影響で…
イチローの辞書に、
「~しなければならない」という文字は無い。
常に、「~しよう」なのです。
イチロー自身も、こう言っています↓
「強制されるのはイヤですが、自分の自主性に任されると、自分はやることはやるほうでしたから」
(イチロー「勝利の方程式」より)
もしも、
「~しなければならない」という思考グセをイチローが持っていたなら、
今のような活躍は見られなかったことでしょう。
「~しよう!」思考の人は、伸びる
スポーツでも、勉強でも、仕事でも、
「~しよう」という思考グセの人は、伸びが違います。
飲食店に行くと、
それがよく分かります↓
「~しなければならない」
という思いで働いている人は…
声・表情・動きが、なんとなくだらしない。
イヤイヤ働いているから、
疲れが溜まちゃってるんですね。
反対に、
「~しよう!」という思いで働いている人は…
動きがキビキビしていて、声にも張りがあります。
疲れにくいから、バイタリティーもあります。
・「店の前を掃除しなければならない」
・「店の前を掃除しよう!」
あなたは、どちらのタイプを望みますか?
疲れを溜めないコツまとめ
「~しなければならない」を
「~しよう!」に変える。
たったそれだけで、無駄な疲れを溜めずにすみます。
それは、ダンプカーから、プリウスに乗り換えるようなもの。
⇒
エコだから、長く走り続けることができるし心も軽い。
ぜひ、今日から始めてみませんか?
きっと、「心と体の軽さ」を体感できるはずです。
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以上、『【疲れを溜めないコツ】心と体が疲れない口グセとは』でした。