この記事でお伝えしたいこと
- 強運の法則とは『黄金律』
- 黄金律のポイント3つ
今回のテーマは、強運の法則ということで…
なぜか運がいい人と悪い人の違いをお伝えさせていただきます。
世の中には、運に見放され、苦労の多い人生を送っている人もいれば、
運がよく、順風満帆な人生を歩んでいる人もいます。
この差は、どこからくるのか?何が違うのか?
その違いがハッキリとわかれば、誰だって強運になれる。
今回は、そんなお話です。
運が良くなりたいと願わない人は、いないと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
強運の法則とは
では早速、「強運の法則」といきたいところですが、ちょっとその前に…
運とは、なにか?
よく言うのが、宝くじが当たるとか、クジ運がいいとか。
いわゆる、「ツイてる」というものですね。
実は、こういうものは、運のうちに入らない。
というのは…
宝くじなどで突然大金が舞い込んだ人を、3年5年と追跡調査してみると、不幸のどん底に落ちている人がかなり多いそうです。
やる気がなくなったり、性格がワガママになったりしますからね。
あと、八百屋さんでビルを3つ建てたという人は、いくらでもいると思いますが、
ギャンブル運がよくてビルを建てたという話は、聞いたことがありませんよね。
クジ運がいくら良くても、幸福な人生はなかなか手に入らない。
せいぜい、コンサートのチケットが当たるとか、最後のおまんじゅうをジャンケンでゲットできるとか、その程度のこと。
本当に運がいい人とは?
では、本当に運がいい人とは、どんな人か?
一言でいえば、人生が順調な人。困ったことが起こらない人。
たとえば、会社では、上司や後輩からなぜか慕われる。
お客さんからも慕われる。
たとえ会社がつぶれても…
「君、うちの会社に来なよ」と誘ってもらえる。
「そろそろ彼女がほしいな」と思ったら…
友達が、いい人をサッと紹介してくれる。
引越しするときには、友達みんなが手伝ってくれる。
独立して商売をはじめたいなと思ったら…
「うちの店舗が空いてるから使いなよ」と言ってくれる人が現れる。
実際に商売をはじめたら、たくさんのお客様にヒイキにしてもらえる。
従業員もよく働いてくれる。
そして、家族からも愛され、家庭は円満。
このように、本当に運がいい人というのは、人生が順調な人。
周りの人から愛される人。
何かを始めたら、協力してくれる人が現れたり、
困ったときには、救いの手が現れたり。
「運」は、人が運んでくるもの
「運」という字は「運ぶ」と書きますが…
すべては、人が運んできてくれるものなのですね。
お金や優しさに足が生えて、勝手にあっちから歩いてくるということはないんです。
つまり、多くの人から愛されることが、強運になるための条件。
多くの人から愛されるには
では、多くの人から愛されるには、どうしたらいいのか?
いちばん簡単な方法が、こちら。
黄金律(ゴールデンルール)
キリスト教に「人にしてもらいたいと思うことを、人にもしなさい」という有名な教えがありますが、これが、まさに黄金律。
もう少し簡単にいうと…
「人を喜ばせましょう」ということ。
ちなみに日本語では、これを「利他」と言います。
利他の教えは、キリスト教だけでなく、仏教・イスラム教・ヒンズー教・儒教など、世界中のありとあらゆる宗教に共通する「強運の法則」。
そのため、黄金律と呼ばれています。
また、それだけではなく、人間関係の本・成功法則の本・ビジネス書などを読んでも、利他について一言も書かれていない本は、一冊もないと思います。
それくらい重要なんですね。人を喜ばせるというのは。
黄金律で不幸になる人もいる⁉
ただ、ここが重要なポイント。
黄金律を実践するにしても、やり方を間違えてしまうと、とんでもないことになってしまうんです。
人から愛されるどころか、逆に不幸になってしまう。
どういうことか?
ペンシルバニア大学の研究ですが…
「黄金律は、本当に成功につながるのか」という研究。
エンジニア・営業マン・学生など、あらゆる業界を調査した結果、どの業界でも最下位にいる人。
ストレスが多くて、成績も上がらない人たちは、なんと!「人を喜ばせる人」だった。
黄金律を実践している人たちの多くが、不幸になっていたのです。
「黄金律なんて、ウソじゃねえか!」ということですね。
ところが、もっとよく調査してみたところ…
上位にいる人たちも「人を喜ばせる人」だった。
ちなみに、普通の人とズルい人は、中間に位置していました。
うまくいく人とうまくいかない人の違い
最下位の人は、黄金律を実践しているのに、なぜ不幸になってしまったのか?
上位の人との違いは何なのか?
主な原因は、2つ。
①下位の人は、ズルい人にまで親切にしていた
うまく利用されてしまう。エサにされてしまうということですね。
②世話の焼きすぎ
自分の仕事やプライベートを犠牲にしてまで、人に親切にしていた。
親切貧乏ということですね。
というわけで、ひとまず結論。
強運を手に入れるには…
- 周りのみんなを喜ばせる
- ズルい人を喜ばせてはいけない
- 無理してまで親切にしない
でも、ここで問題になるのが、3つ目の「無理してまで親切にしない」。
そう言われても…
たくさんの人を喜ばせようと思ったら、無理せざるを得ないですよね。
周りのみんなに親切にしていたら、自分の時間が削られてしまうのは当たり前。
無理するなと言われても、そんなことは無理!
上位の人たちは、どうやってみんなを喜ばせているのか
ではいったい、上位の人たちは、どうやってみんなを喜ばせているのか?
時間もお金も労力も使わずに、人を喜ばせる方法があるとでもいうのか?
実は、それがあるんです!
2つあるんです!
簡単に人を喜ばせる方法が。
上位の人たちは、この2つの方法をつかって、効率よく周りの人たちを喜ばせている。
では、その2つの方法とは、何か?
効率よく人を喜ばせる方法①
まず1つ目は、こちら。
普段から笑顔
「なんだぁ、笑顔か」と思われたかもしれませんが、笑顔を侮ってはいけないんです。
普段から笑顔の人は、とにかく運がいい。
たとえば、普段から笑顔の多い人は…
仕事でミスをしても、お客さんから「いいよいいよ」「気にしないで」と許してもらえたり、
会社に遅刻しても、「おお、何かあったのか?」と、逆に心配してもらえたり。
でも、笑顔の少ない人が同じことをすると、なぜかこっぴどく怒られる。
なんで、こうなるのか?というと…
「笑顔じゃない」=「無表情」
そして、無表情というのがいちばん、人を不安にさせる顔。
無表情って、意外と怖いのです。
むしろ、プンプン怒っている人のほうが、まだマシ。
で、人は不安になると、脳の扁桃体が興奮します。
扁桃体が興奮すると、脳は命令を下します。
「攻撃しろ」もしくは「逃げろ」と。
だから、笑顔の少ない人は、こっぴどく怒られたり、人から避けられたり。
つまり、人から愛されないということですね。
反対に…
笑顔の多い人は、みんなから愛される。
笑顔にしているだけで…
「あなたに会えてうれしい」「あなたといると楽しい」というメッセージが、自然と相手に伝わりますからね。
笑顔というのは、人間にとって最高の贈り物になるのです。
で、ちょっとここで、皆さんに1つ質問。
「この人のためなら!」と思える人を、一人思い浮かべてみてください。家族以外で。
思い浮かべましたか?
おそらくその人は、「笑顔の多い人」「笑顔の似合う人」ではないでしょうか。
ムスッとした感じの人を思い浮かべた人は、たぶんいないと思います。
人間は、笑顔の多い人を優遇したくなるものなんですね。
海外の研究でも、笑顔の多い人ほど…
●平均してお金持ちになっている
●もらえるチップの金額が、他の人より何倍も多い
●離婚率が5分の1
という結果が出ています。
笑顔の多い人は、とにかく優しくしてもらえるのです。
笑顔で幸運になるのは、本当か?
でも、「笑顔ごときで、本当にそれほど運が良くなるの?大げさじゃないの?」と疑ってしまいますよね。
実はこれ、ちゃんと検証されていて…
カリフォルニア大学の疑い深い心理学者が、卒業アルバムにいい笑顔で写っている人たちを、徹底的に追っかけ調査しました。
「30年後はどうなっているのか?」と。
その結果、平均するとやはり、結婚も人生もすべてにおいて満足度が高かった。
心と体の健康状態も、すこぶる良かったそうです。
さらに、大阪のローカル番組。今田耕司さんの番組ですが。
「卒業アルバムに笑顔で写っている女性が、順風満帆な人生をおくっているというのは、本当に本当なのか?」というようなコーナーがあるんです。
実際に街にでて、卒業アルバムをみせてもらい、
その中から、「一番いい笑顔の女性」を直撃訪問する。
これでもやっぱり、出てくる人出てくる人、みんな幸せいっぱい。
さらに、若い頃よりずっと素敵な顔つき、キラキラした顔つきになっているんです。
これもきっと、笑顔の効果でしょうね。
もう、これだけ証拠がそろったら、疑いようがないですよね。
というわけで…
効率よく人を喜ばせる方法の1つ目は、「普段から笑顔でいる」。
誰だってもうすでに、運が良くなる筋肉がほっぺについていますからね。
挨拶するときも笑顔。
会話をするときも笑顔。
仕事をするときも、家事をするときも笑顔。
笑顔の筋肉を鍛えれば、うなぎのぼりに運勢が良くなってくると思いますよ。
効率よく人を喜ばせる方法②
つづいて、効率よく人を喜ばせる方法の2つ目は、こちら。
相手の自己重要感を上げる
自己重要感とは、「人から認められたい」「価値のある存在でありたい」という欲求。
非常に強い欲求であるにもかかわらず、めったに満たされることがない欲求。
自己重要感を、みんなが欲しがっているんです。
だから、自己重要感を上げてくれる人は、喜ばれる存在になれる。愛される存在になれる。
簡単に自己重要感を上げる方法
では、どうすれば相手の自己重要感を上げられるのか?
盛大な誕生日パーティーをひらいたり、プレゼントを贈ったりすれば、簡単に相手の自己重要感はあがりますが…
でも、そんなことは、しょっちゅう出来ませんよね。
では、どうしたらいいのか?
いい方法があるんです!
それが、こちら。
- よく話を聞く
- 褒める
- 感謝する
この3点セットだけで、もう十分、相手の自己重要感を上げることができます。
たとえば、ちょっと変わったところで、スナックのママ。
なぜお父さんは、直接家に帰らず、スナックに足が向いてしまうのか?
その理由は…
スナックのママは、よく話をきき、よく褒め、よく感謝してくれるから。
人は、自己重要感を上げてくれる人を、大好きになるんです。
反対に…
離婚したがっている妻の、いちばんの原因はこの3つだそうです。
- 自分を見てくれない
- 褒めてくれない
- 感謝してくれない
人は、自分の自己重要感を上げてくれない人を、愛せないのですね。
それから、コンビニの前でタムロしている若者。
彼らが何をしているのか?というと…
ただの「お話」です。
家では、まともに話を聞いてくれない。誰も自己重要感を上げてくれない。
でも、ここに来ればみんなが話を聞いてくれる。ときには褒めてくれたり、感謝してくれたり。
みんなが自己重要感が上げてくれる。だから集まってくる。
蝶々が花の周りに集まるように…
人は、「自己重要感を上げてくれる人」の周りに集まります。
だから、みんなの自己重要感を上げる人は運勢がよくなる、という図式。
自己重要感を上げる天才・松下幸之助
これ、一番わかりやすいのが松下幸之助さん。
小学校中退で、火鉢屋さんの丁稚奉公から、世界のパナソニックをつくったという強運の持ち主ですが…
松下さん自身も、「実力が10%、運が90%」と断言しています。
では、どうやって運を引き寄せたのか?
やっぱり、この3つ。
よく話を聞く。褒める。感謝する。
松下さんは、相手が高校生だろうが、小さな工場のおじさんだろうが、もうとにかく真剣に話を聞いたそうです。
で、その後に…
「いい話やなぁ」「君のアイディアはなかなか面白いな」「大いに参考になったよ」と褒めて、感謝した。
褒めるのを忘れてしまったときには、わざわざその人ところまで足を運んで、褒めていたそうです。
「さっきの話、大いに為になったよ。ありがとう」と。
すると、自己重要感が上がった人たちは、松下さんのことが大好きになる。
全面的に協力してくれる。
「もっと頑張ろう!」「今度は、もっといいアイディアをもっていこう!」と。
その結果できあがったのが、パナソニック。
ちなみに、松下さんのこの知恵は、ある人のパクリ。
それは誰かというと、豊臣秀吉。
秀吉も、貧乏のどん底から、天下統一という、世界でも類を見ないほどの出世をした人ですが…
なぜ、そんなことができたのかというと、自己重要感を上げる天才だったから。
たとえば、敵の武士を捕まえたら、ふつうは打首。
でも、秀吉は、そんなことはしなかった。
まずは、相手の話をじっくり聞いて…
その後に、「おれも足軽をやっていたから、お前の気持ち、わかるよ。国のために頑張ったんだよな。偉いよ。おまえ家族もいるんだろ。国に帰って 幸せに暮らしなよ」と逃してやった。
そんなことを、しょっちゅうやっていたそうです。
信長の命令をそむいてまでも、たくさんの敵を逃していたそうです。
もちろん、まわりの仲間は呆れ顔ですけどね。
でもね、国に帰った武士は感激のあまり、みんなに話をします。
「尾張に素晴らしい殿様がいるぞ!おれの話をきいてくれた!おれのことを褒めてくれた!ホントに優しい殿様だ」とね。
そんな噂が日本中に広がることで、秀吉は、あっという間に天下を統一できたというわけです。
秀吉は知っていたんですね。
相手の自己重要感を上げれば、それが何倍・何十倍にもなって返ってくるということを。
ちょっと話がそれてしまった感じがありますけど…
とにもかくにも、よく話を聞き、褒めて、感謝する。
この3つで、相手の自己重要感を上げることができる。
苦労することなく、多くの人を喜ばせることができる。
そして、やがては自分に運が回ってくる、というわけです。
まとめ
運をつかむ、いちばん簡単な方法は、黄金律。
「人を喜ばせる」こと。
そして、誰もが喜んでくれる贈り物が…
笑顔と自己重要感。
いつも笑顔で、よく話を聞き、よく褒め、よく感謝する。
これだけ出来ていれば「周りの人から愛され、ビックリするほど運が良くなる」というのは、今回ご紹介しましたとおりです。
ただ1つ、気をつけなければならないのは、ズルい人。
ズルい人に好かれたら、不幸の始まりですからね。
決して喜ばせてはいけない。親切にしてもいけない。
それから最後に…
犬と人間には「人を喜ばせると快感を感じる」というシステムが、遺伝子の中に組み込まれています。
つまり、黄金律は、快感を感じながら、人に愛され、運が良くなるという一石三鳥の幸せ法則。
こんなに素敵な方法は、他にないと思いますからね。
まずは試しに、明日1日だけでもいいですから…
「いつも笑顔で、よく話を聞き、よく褒め、よく感謝する」を ぜひ実践してみてください。
自分を取り巻く雰囲気が、いい方向へ変化していくのをすぐに実感できると思いますよ。
☆☆☆
以上、【強運の法則】なぜあの人は運がいいのか?でした。
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