突然ですが、あなたは「苦手なもの」はありますか?
・運動が苦手
・片付けが苦手
・ピーマンが苦手
・オバケが苦手
など、いろいろあると思いますが、苦手なものがあっても、人は普通に生きていけます。

でも、「雑談」だけは別です。
「雑談が苦手」だと、人間関係で苦労したり、仕事で損をしたり、恋愛がうまくいかなかったり…。
これほど、生きづらさを感じるものは、他にありませんよね。

だから、「雑談が苦手」だけは、絶対に克服したほうがいい!
とは言っても…
「人と会っても、何を話せばいいのかわからない」
「話しかけられても、うまく返せない」
「会話が続かない、盛り上がらない」
「沈黙が怖い」
「初対面だと、緊張して言葉が出てこない」
これら、もし1つでも当てはまったら、今日の内容はきっと刺さると思います。
今回のテーマは、誰とでも話が弾む!雑談力・3選。
難しいことは1つもありません。
シンプルで、簡単に、誰にでも実践できるものばかりです。
これを知れば、「雑談って、こんなにラクなものだったんだ!」と驚くと思いますよ。

誰とでも話が弾む!雑談力①
誰とでも話が弾む!雑談力、その1つ目はこちら↓
脳内実況中継で、言語化力を磨く
雑談が得意な人と、苦手な人では、決定的な違いがあります。
それが、言語化力です。
言語化力とは、「思考」を「言葉」にするチカラ。
・見たこと
・思ったこと
・感じたこと
などを、瞬時に「言葉」にする能力です。
たとえばですが…
「山田さん。お久しぶり!あれ、髪型変えた?」
「わかります?床屋から美容院に変えたんですよ」
「美容院にしたんだ。似合ってるね!どこの美容院なの?」

このように、雑談が得意な人は、「見たこと・思ったこと・感じたこと」を瞬時に言葉にできる。
言葉が「勝手にスラスラ」出てくる。

だから、ネタに困らないし、緊張もしない。
これが、言語化力が高い、ということです。
それとは逆に…
雑談が苦手な人は、「見たこと・思ったこと・感じたこと」をスッと言葉にできない。
だから、「言葉が出てこない」「何を話していいのか分からない」と焦ってしまう。

これが、「言語化力が低い」ということです。
このように、雑談で何より大切なのは、「言語化力」。
思考を言葉にするチカラ、なんです。
言語化力を磨くには
では、言語化力を磨くには、どうしたらいいのか?というと…、
それが、脳内実況中継。
やり方は、簡単です。
たとえば、通勤途中の風景を、アナウンサーのように実況する。

「天気は秋晴れ。抜けるような青空です」
「たくさんの会社員が、駅に向かって歩いています」
「高校生が走っています。遅刻でしょうか?それとも、家に宿題を忘れてきたのでしょうか?」
「こちらは、優雅にダルメシアンの散歩をしています。お金を持っていそうなご婦人です」
「こちらには、インプラントの看板があります。黄色い背景に、医院長の笑顔。いつもこのパターンですが、どんな意味があるのでしょうか?」
このように、見たこと・思ったこと・感じたことを、次々と言葉にする。
たったこれだけで、言語化力が飛躍的にアップします。
2週間後には、「あれ⁈言葉がどんどん出てくる!」と、大きな効果を実感できるはずです。

たとえば、奥さんに「このバッグ、どう思う?」と聞かれたときに…
以前なら、「どう思うって言われても…」だったのが、

これからは、「落ち着いた色だね」とか、「これからの季節にピッタリだね」と、言葉が瞬時に出てくるようになる。

これが、実況中継の効果。
言語化力は、会話の基礎です。
ゴルフでも、基礎ができていなければ、どんなに高級なゴルフクラブを買っても、上達しません。

雑談も同じで、言語化が苦手なら、話し方の本をどれだけ読んでも、しゃべりは上達しません。

つまり、雑談上手になるための第一歩は、言語化力を磨くこと。
先ほどのように、通勤途中に実況中継するのもいいし、「孤独のグルメ」のように食事を実況中継するのもいい。

自然と言葉が出てくるようになれば、今まで以上に、雑談が楽しくなると思いますよ。
誰とでも話が弾む!雑談力②
誰とでも話が弾む!雑談力、その2つ目はこちら↓
「教わる姿勢」で話をする
「話し方の本」を読むと、よくこんなことが書いてあります。
・相手に興味をもつ
・相手に話をさせる
・質問する
・褒める
これらのテクニックは、たしかに効果があります。
話が続くし、相手もいい気分になります。

でも、実際にやってみると…
「質問しなくちゃ」「相手に話をさせなくちゃ」「褒めなきゃ」と、やる事がいっぱいで、頭がパニックになってしまいます。

逆に、緊張します。
では、この4つを無理なく実践するには、どうすればいいのか?というと…
それが、教わる姿勢で話をすることです。
これひとつで、今の4つが自然とできるようになるんです。

たとえば、課長とエレベーターで一緒になって…
「最近釣りはどうですか?」
「どこまで行くんですか?」
「何時に起きるんですか?」
「今は何が釣れるんですか?」
「釣った魚を自分でさばくんですか!」

このように、教わる姿勢で話をすれば…
・相手に興味をもつ
・相手に話をさせる
・質問する
・褒める
この4つが、自然とできる。
だから、話がつづくし、相手もいい気分になる。
友達との会話でも…
「わぁ!かわいい手帳」
「どこで買ったの?」
「種類とかあるの?」
「使いやすい?」
「いくらするの?」

元気な先輩との会話でも…
「どうやってモチベーションをキープしてるんですか?」
「どうしたら、その体形を維持できるんですか?」
「サプリとか飲んでるんですか?」
「どうしたら、ポンポンとダジャレを思いつくんですか?」

たとえ、相手が5歳の幼稚園児でも…
「今日は、幼稚園で何をしたの?」
「今、何が流行ってるの?」
「どんなダンスなの?」

このように、相手が誰であっても、教わる姿勢で話をすれば、会話はうまく回っていきます。
初対面でも「教わる姿勢」
ぼくは一人旅が好きなんですが、知らない人に話しかけるときの「決まり文句」があります。
それは、「地元の方ですか?」。
「地元の方ですか?」と聞いて、「生まれも育ちも島根ですよ」と返ってきたら…

「おすすめスポットとか、美味しいお店とかありますか?」と質問する。

もしも、「旅行中なんです」と返ってきたら…
「どこから来たんですか?いい所ありました?美味しいお店は?」と質問する。

このように、教わる姿勢で話をすれば、初対面でも、たいてい会話は盛り上がります。
しゃべり上手は、教わり上手
ちなみにですが、テレビのMC(司会者)は、しゃべりが上手い人ばかりです。
たとえば、明石家さんまさん、タモリさん、くりぃむしちゅーの上田晋也さんなど、MCはみんなしゃべりが上手い。
では、この「しゃべりが上手い」とは、具体的にどういうことなのか?というと…
それはズバリ「教わり上手」です。
さんまさんの場合は、こんな感じ。

「勝俣は、どう?」
「きっかけは?」
「ほいでほいで?」
「なんでや?」
「すごいなぁ!」
タモリさんの場合は…

「あれ?髪切った?」
「どこの美容院に行ってるの?」
「変わった美容師さんもいるでしょう?」
上田さんの場合は…

「えっ、内緒にしてるの?」
「それでバレないの?」
「もしバレたら、どうするの?」
「スゲーな!勇気あるわ!」
このように、しゃべり上手は、「教わり上手」。
「教わる姿勢」ひとつで、雑談は上手くいくものなんですね。
誰とでも話が弾む!雑談力③
誰とでも話が弾む!雑談力、その3つ目はこちら↓
「あの人に会ったら、この質問をする」と決めておく
雑談の一番の敵は、緊張です。
なぜなら、人は緊張すると、頭がフリーズするからです。
たとえば、エレベーターで上司と二人きりになったときに…
「何を話したらいいのか、言葉が出てこない」。

スーパーで、ご近所さんにバッタリ会って、「こんにちは!今日は寒いですね」。
でも、この後の会話が続かない。

このように、人はちょっとした緊張で、頭がフリーズしてしまうんです。
では、緊張を消すには、どうしたらいいのか?というと…
それが、「あの人に会ったら、この質問をする」と決めておくことです。
たとえば、
石川さんに会ったら、「花子ちゃん、来年から一年生ですよね?」と、質問を1つ決めておく。

そうすれば、石川さんにバッタリ会っても、緊張しません。
「花子ちゃん、来年から一年生ですよね?」から始まって…
・ランドセルの話
・小学校の話
・子育てあるある
というように、ネタがポンポン出てきます。
会話が芋づる式に広がっていきます。

この他にも…
・加藤さんに会ったら、「最近、ゴルフどうですか?」
・鈴木さんに会ったら、「この前の案件、どうなりました?」
・渡辺さんに会ったら、「資格試験、どうでした?」
・中村君に会ったら、「新婚生活は、どう?」
・山本さんに会ったら、「ポチ、元気にしてる?」
・小林さんに会ったら、「新しくできたスーパー、行きました?」
このように、質問を1つ準備しておけば、緊張しないし、会話もスムーズに進みます。
相手も、「私のことを気にかけてくれてたんだ。この人と話すと楽しい!また話したいな」となるはずです。

準備しているから緊張しない
結婚式のスピーチでも、「準備なし」で望めば、確実に緊張して言葉が出なくなります。

準備しているから、笑顔で話ができるんです。

雑談でも同じ。
「質問を1つ準備」しておけば、ネタに困らないし、人と会うのが楽しみになると思いますよ。
まとめ
人間は、「たくさん雑談した人」を好きになります。
なので、雑談の多い人は…
・みんなから好かれます
・優しくされます
・困ったときには助けてもらえます

雑談とは「どうでもいい話」ですが、人生においてとても重要なモノなんですね。
でも雑談は、意外と難しい。
ということで、今回ご紹介しました「誰とでも話が弾む!雑談力」は、この3つ。
①脳内実況中継で、言語化力を磨く
②「教わる姿勢」で話をする
③「あの人に会ったら、この質問をする」と決めておく
3つとも、簡単にできて、効果の高いものばかりです。
これらをマスターすれば、たとえ人見知りの人でも、雑談が「心地よい時間」に変わると思いますよ。
以上、誰とでも話が弾む『雑談力』・3選でした。
●こんな記事もありますよ










