学力は「集中力」×「勉強時間」
なかでも「集中力」が最も大切。
集中力が高まることで、学習が楽しくなり、勉強時間の増加にもつながります。
今回の記事では「勉強の集中力を高める21の方法」をご紹介いたします。
勉強の集中力を高める方法21こ
テクニック編(9つ)
↓
食事編(5つ)
↓
上手な休憩編(3つ)
↓
その他 基本事項(4つ)
この順番でご紹介していきます。中でも「上手な休憩編」は重要です。
集中力を高めて、ライバルに差をつけましょう!
≪集中力を高める方法≫
テクニック編(9つ)
1.デッドラインテクニック
効果:
デッドラインテクニックとは「制限時間」を設定して集中力を高める方法。テスト中のような集中力を維持することができます。
心理学では、これを「締め切り効果」といいます。
やり方
キッチンタイマーなどを用意し、「制限時間」と「どこまでやるか」を自分で設定するだけ。あとは気合です。
「30分集中」⇒「5分休憩」が最も効果的。
2.ガムを噛む
効果:
ガムを噛むことで、脳の前頭前野が活性化し集中力が高まります。
眠気を飛ばすミント系がおすすめ。
3.スポットライト効果
効果:
夜は部屋を暗くして、デスクの照明だけの「スポットライト効果」で勉強に集中できます。
眠気があるときはやめておきましょう。
4.鏡を使う
効果:
人間は「誰かに見られていると作業効率が上がる」ということが証明されています。
心理学では、これを「ホーソン効果」といいます。
自分の顔が見える位置に鏡をおくことで、集中力が高まります。精神安定の効果もあり。
5.ライバルを意識する
効果:
ライバルを作り、常に意識することで、サボってなんかいられなくなります。集中力も高まります。
6.なにくそ根性を出す
効果:
上記「5.ライバルを意識する」に似ていますが、少し違います。
大嫌いな同級生などを思い浮かべて「いつか見てろよ!」「見返してやるからな!」と自分を奮い立たせてから参考書を開きます。
そうすることで、集中力と吸収力が格段に上がります。
7.友達と教え合う
効果:
友達と教え合いながら勉強すると、集中力と記憶力がアップするし、なにより楽しい。
2人がベスト。大勢はNG。友達選びも肝心です。
8.図書館を利用する
効果:
図書館は、「静まり返った緊張感」と「人から見られている感覚」で、いい緊張感が保て集中力がアップします。
悪友に注意。
9.アロマを使う
効果:
アロマは、成分が脳へ直接働きかけるので、簡単に集中力をアップできます。
勉強に集中できるアロマ
バジル・レモン・ローズマリー・ペパーミント・ユーカリ
アロマ選びのポイントは「効能」「好みの香り」「精油」
≪集中力を高める方法≫
食事編(5つ)
10.ブドウ糖
効果:
脳のエネルギー源は、通常ブドウ糖だけ。ブドウ糖をこまめに摂取することで、脳のエネルギー不足を解消。集中力の持続に役立ちます。
「飴」タイプのブドウ糖がおすすめ。スーパーなどでも販売してます。
※ご飯やパンなどの炭水化物でもブドウ糖を補給できますが、炭水化物の摂りすぎは疲労の原因となりますので、あまりお勧めできません。
11.カフェイン
効果:
カフェインは脳を覚醒させる効果があり、集中力アップに効果的。しかし、睡眠の質を落としてしまうので、就寝前5時間は控えましょう。
また、カフェインの過剰摂取は心を不安定にしますのでお気をつけて。
カフェインの多い食品
コーヒー・ココア・緑茶・ウーロン茶・栄養ドリンク
12.朝カレーライス
効果:
野球のイチローでおなじみの朝カレー。
脳科学者・茂木健一郎さんによると「ヤル気を高め」「集中力を持続し」「ストレスを抑制する」効果があるそうです。「IQが上がる」という嬉しい効果もあり。
13.ブルーベリー
効果:
勉強、テレビ、スマホ…。現代人の目は疲れ切っています。
目が疲れると集中力や睡眠の質がダウン。そんな疲れ目に効くのがブルーベリーです。
DHCのサプリなら、お手軽&安価でおすすめです。
14.腹七分目
効果:
満腹まで食べてしまうと、疲労感や睡魔に襲われ、集中力どころかヤル気まで失ってしまいます。
また空腹感も、集中力を阻害してしまうので、「1日5食」にするなど 自分に合った工夫をすることが肝心です。
ただし水分は充分に摂りましょう。水分不足は、記憶力・集中力の低下につながります。
≪集中力を高める方法≫
上手な休憩編(3つ)
ここ、重要です!
身体の疲れは自覚できますが、脳の疲れは気づきにくい。
勉強は長期戦なので、「疲れを残さない自己管理」が何より肝心です。
15.集中時間と休憩時間
効果:
個人差はありますが、集中と休憩は「30分集中」⇒「5分休憩」が最も理想的。
「小学校でさえ45分授業なのに短くない?」という疑問もあると思います。
その理由は2つ。
- 授業よりも集中度が高い
- エネルギーは20パーセント残せば、簡単に増える
休憩は、こまめに取ることが肝心です。
20パーセント以上のエネルギーを残して休憩をとると、すぐに復活します。
こまめに休憩をとることで「集中力に必要なエネルギー」をすぐに回復できるわけです。
16.休憩時間は動く
効果:
休憩とは「何もしないこと」ではありません。「エネルギーを回復する時間」です。
少しでも体を動かして血行を促進し、脳へ新鮮な酸素を送り込みましょう。
「ストレッチ」「首回し」「眼球回し」、冬場は「足湯」も効果的。
世界の「記憶力大会」でも、出場者は休憩中にランニングをしています。
17.上手な仮眠
効果:
集中力にとって、睡魔は天敵。上手に仮眠をとって、眠気を追い払いましょう。
勉強中の仮眠のコツ
- 眠気のピークに仮眠開始
- 時間は15分前後
- 机に伏せて寝る
- よだれ注意!
≪集中力を高める方法≫
その他、基本事項(4つ)
18.睡眠時間の確保
効果:
集中力の源は、睡眠と栄養。
睡眠不足になると「集中できている」ようで集中できていません。
個人差はありますが、最低6時間睡眠が基本です。
「夜4時間+昼2時間」というような、変則的なパターンのほうが上手くいく人もいます。
19.目標を立てる
効果:
「2週間で問題集3冊を終わらせる」というような目標を立てると、今日やるべき分量が見えてきます。
すると、モチベーションが高まり、集中力もアップします。
20.机の整理整頓
効果:
机の上は、スッキリと片付けましょう。
目から入った情報(ピントが合っていない部分)も、脳は常に情報処理しています。なので、机の上が散らかっていると、脳の情報処理能力が落ちる原因となります。
必要な物(文房具・参考書・ノート・タイマー)以外は目に入らないようにしましょう。
21.音楽は聞かない
効果:
音楽は休憩中のみ。勉強中はかけないほうが良い。
脳は、耳から入った情報も常に処理しています。情報処理能力が落ちないよう、できるだけ静かな環境で勉強しましょう。
勉強は長期戦だから…
勉強において、集中力は最も大切な能力です。
ご紹介しました21の方法をぜひ試していただきたいのですが、1つだけ注意点があります。
それは…
「21の方法」を全部やろうとしないこと。
やるべきことが多すぎると、長続きしません。
21の中から「これならできそう」というものだけを、数個ピックアップして試してください。
それによって起こる変化は、きわめて劇的なものとなるはずです。
勉強は、長い長い自分との戦い。
「集中力を高める方法を続ける」ことが、勝利への近道です。
以上、『【勉強に集中できない…】集中力を高める21の方法』でした。