今回の記事では「上手な断り方」をシチュエーション別でまとめてみました。
シチュエーション別「上手な断り方」のまとめ
相手を想像しながら読むと、頭に入りやすいと思いますよ。
A 遊び・食事の上手な断り方
遊び・食事に誘ってくれる相手は、「友人・同僚・先輩・取引先」など自分にとって大切な人だと思います。
なので、
人間関係が壊れないように、感じよく断ることが肝心です。
感じよく断るポイント
感じよく断るには、「枕ことば」を使うのが効果的。
- 「残念ですが…」
- 「あいにく…」
- 「折角ですが…」
これらを使うことで、
「とても行きたいけれど…」
「せっかく誘ってくれたのに…」
という気持ちを込めることができます。
次に、具体例を見ていきます。
(※堅苦しい表現をしていますが、相手に合わせて言葉を崩してくださいね)
「当日」の誘いを断るとき
「今夜、一杯どうかね?」
「これから遊びにいかない?」
と、当日の誘いを受けたときは、このフレーズ↓
「残念ですが、今日は体調が今ひとつで…」
「あいにく先約がありまして…」
1週間後など、まだ先の誘いを断るとき
忘年会やランチの誘いなど、
数日先の予定を断るときは、これ↓
「あいにくスケジュールがいっぱいで…」
「残念ですが、別の予定がありまして…」
「折角ですが、当日は外せない用事がありまして…」
さらに予定が1・2か月先のときは↓
「その時期はかなり忙しいからなぁ。また こちらからご連絡させていただきます」
週末の誘いの上手な断り方
週末のゴルフなどに誘われたときは「身内」をつかう↓
「折角ですが、週末は身内のことで用事がありまして…」
「あいにく、その日は法事がありまして…」
お酒の上手な断り方
アルコールが苦手な人は、
先輩や上司からお酒を勧めらると困ってしまいます。
そんなときは、このセリフ↓
「苦手な体質なもので…」
「どうぞ、お構いなく」
ドタキャンしたいとき
ただ、ドタキャンは大変失礼なことですので、なるべくなら無いほうがいい。
B デート・告白の上手な断り方
デートに誘われたり、告白されたとき…
既に付き合っている人がいるのなら
「お付き合いしている人がいますので…」と断ることができます。
しかし、
付き合っている人がいない場合は困ってしまいます。
「タイプじゃないから」
「恋愛対象じゃないんです」
と言ってしまえば、相手は落ち込むことでしょう。
では、どんな言葉をかければ、相手を傷つけることなく断れるのでしょうか。
具体例
「実は、気になっている人がいるものですから…」
「前から、ずっと憧れの人がいるんです」
このように、片思いしている人がいると伝えれば、相手を傷つけずに断ることができます。
さらに、
「でも、ありがとう♪」と付け加えれば、相手は満足しつつ諦めてくれるはずです。
C お見合いの上手な断り方
お見合いを断るときは、
お見合いに興味がないことを相手に伝えましょう↓
D 「お金貸して」の上手な断り方
お金の貸し借りは、人間関係を壊す原因になります。
また、連帯保証人になって、人生をダメにしてしまうケースもあります。
「お金貸して」
「連帯保証人になって」
と頼まれたときは、どう断ったらよいのでしょうか?
具体例
このように、自分も切羽詰っていると伝えれば、相手は諦めてくれることでしょう。
また、ご先祖様のチカラを借りるという手もあります↓
「『金を貸すな』がおじいちゃんの遺言で…」
「『連帯保証人にならない』というのが、うちの家訓で…」
E セールス・勧誘の上手な断り方
セールスや勧誘は、販売や入会が目的。
なので「見込みがない」と相手に思わせることが肝心。
基本は、
5秒以内にキッパリ
です。
電話での断り方
「うちはいりません!」
「いまから出かけるところなので」
電話の場合は…
「低い声」「不機嫌そうな声」
で話すと「手ごわい」という印象を与えることができます。
知らない番号からの電話なら、
第一声から低い声で「もしもし」と出たほうが無難でしょう。
インターフォンでの上手な断り方
インターフォンの場合は、忙しさをアピールして帰ってもらうのが一番です。
対面での上手な断り方
まったく興味がないという雰囲気で、すぐにドアを閉めたほうがいい。
新聞・保険の上手な勧誘
・近所の人からの新聞の勧誘
・友人からの保険の勧誘
を断るのは、かなり難しいものです。
そんなときは「義理」をつかいましょう↓
「今の新聞は、父の会社との義理があって断れないんですよ」
「親戚から頼まれて、いくつも保険に入っているから、もう余裕がないんです」
セールスの「ちょっとだけ」は危険!
「1分だけアンケートをお願いできませんか?」
「ちょっとだけお話し、よろしいでしょうか?」
このような声掛けに、
「なんでしょう」と乗ってしまうと、相手のツボ。
セールスの目的は販売や入会ですから、絶対に「ちょっとだけ」では終わりません。
「ちょうど今、キャンペーンやってまして…」
「それから、こちらのアンケートにもお答えいただくと図書券をお送りします」
と住所や名前を書かせ、
その後、しつこく付きまとわれることも少なくありません。
セールスの「ちょっとだけ」は、
フット・イン・ザ・ドア・テクニック
という名の、れっきとした心理テクニック。
5秒以内にキッパリと断らないと…
言い方が悪いかもしれませんが「いいカモ」にされてしまいます。
断るのは、スピードが命
断るのが苦手な人は「便利屋さん」にされてしまいがち。
たとえば、社内の先輩から…
先輩:「これ明日までにやっといてくれる?」
自分:「え…、あの~、まだこっちの仕事が…」
先輩:「じゃあ頼んだぞ、オレ忙しいからさ」
断るのは、スピードが命。
モタモタしていると、いつの間にか「便利屋さん」にされてしまいます。
断り上手になるために
世の中には、
断られると「なんでだよ!」と逆切れする人もいます。
でも、こういった人は「駄々をこねる子ども」と同じ。
このような人を恐れていては、いつまでも「断りベタ」のままです。
断るのが苦手な人は、「相手を不機嫌にさせたくない」という気持ちを捨てていくことも大切。
最初は難しいかもしれませんが…
今回ご紹介しましたフレーズを使い、成功体験を積み重ねていけば、きっと慣れていくはずです。
以上、『【上手な断り方】セールス.デート.食事の誘いなど』でした。