今回のテーマは、「人に優しく親切に」は心のバランスを崩す。
どういう事かというと…
「人に優しく親切に」は、世界中で『黄金律』と呼ばれています。
ビジネス書でも、自己啓発書でも、世界中の宗教でも、「幸せになる」のに黄金律以上の生き方はないと言っているのです。
![本](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/02/20190224image06.png)
それなのに!
世の中を見渡してみると…
お客様には笑顔で接客して、上司には気を配り、同僚にも親切にしているにもかかわらず、「ストレスでいっぱい」という人が現実にたくさんいます。
![ストレス](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/02/20190224image02.png)
むしろ、仕事をサボっている人や、自分勝手な人のほうが、幸せそうに見えるときもあります。
家庭でも、家族のために懸命にがんばっているにもかかわらず、「幸せな家庭生活とはほど遠い」ということもあるでしょう。
![不幸な家庭生活](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/02/20190224image03.png)
黄金律はインチキなのでしょうか?
人に優しくするのは、損する生き方なのでしょうか?
この世には神も仏もいないのでしょうか?
実は、そうではないんです!
人に優しく親切にしても、幸せになれない理由。
それは、やり方が間違っているから。
黄金律にも「正しいやり方」があります。
これを知らないと、「人に優しくすればするほど不幸になる」という残念なことになってしまうのです。
というわけで今回は…
「人に優しく親切に」の正しいやり方をお伝えさせていただきます。
人に優しくするほど不幸になる、2つの理由
人に優しく親切にしても、幸せになれない原因は2つ。
1つずつ、ご紹介させていただきます。
①ズルい人にも親切にしている
誰にでも優しくするのはOKですが、ズルい人にまで優しくするのはNG。
なぜなら、うまく利用されてしまうからです。
![ズルい人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/02/20190224image04.jpg)
これは、最近の研究でわかったのですが、
![幸福度](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/02/20190224image05.png)
会社でも学校でも…
●成績や幸福度が高い人は、黄金律を実践している人
●成績や幸福度が中くらいの人は、黄金律を実践していない人。ズルい人はここに含まれます
●成績や幸福度が一番低い人は、黄金律を実践しているけど、ズルい人にまで優しいくしている人
ズルい人にまで優しくしていると、うまく利用されるだけでなく、周りの人からも弱虫に見られたり、都合の良い人になってしまいます。
ズルい人に対しては、毅然とした態度で望まないといけないわけです。
②優しくする順番が違う
2つ目の理由は、優しくする順番が違う。
「人に優しく親切に」するにも、正しい順番があります。
どんな順番が正解かというと…
身近な人から
で、ここが重要なのですが…
一番身近な人とは、誰でしょうか?
はい、そのとおり!
「自分」
まずは「自分に優しく親切にする」ことが重要なのです。
「自分に優しく親切に」すると、自分がご機嫌になる
↓↓↓
ご機嫌になると、自然と親切心がわいてきて、人に優しくしたくなります
↓↓↓
そこで、友達や家族などの「身近な人」に優しく接する
↓↓↓
やがて、自分にも優しさが返ってくる
↓↓↓
いい人に囲まれて生活できる
![いい人たち](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/02/20190224image07.jpg)
↓↓↓
ますます幸福になる。上機嫌になる
↓↓↓
上機嫌になれば、お客様・職場・ご近所さんなどの、もう少し離れた人たちにも自然と優しくできる
![職場](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/02/20190224image08.png)
これが、「人に優しく親切に」の正しい順序。
自分の心の中心から、「ご機嫌の輪」を広げていくイメージです。
![波紋](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/02/20190224image09.jpg)
キャンドルサービスとおなじ要領
これを例えるなら、結婚式のキャンドルサービス。
![キャンドルサービス](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/02/20190224image10.jpg)
キャンドルサービスは、まず「自分のロウソク」に火をつけます。
そして、近い人から順番に、遠い人まで火を分けていく。
ロウソクの火は、いくら分け与えても無くならない。
むしろ、与えれば与えるほど、周りの光に照らされて、ますます自分が光り輝きます。
これが、黄金律の正しい順番。
最初にすべきは、「自分の心を暖める」ことなのです。
ご機嫌じゃないときに、人に親切にしても、ストレスになるだけですからね。
![会社のストレス](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/02/20190224image11.png)
優しくすればするほどツラいのです。
マザー・テレサは知っていた
![マザー・テレサ](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/02/20190224image12.png)
マザー・テレサがインドでボランティアをしていたときに…
たくさんの人たちが「私にも手伝わせてください!」と、世界中からインドに集まってきたそうです。
その人たちに、マザー・テレサはこう言いいました。
「家に帰って、身近な人から優しくしなさい」
マザー・テレサは知っていたのですね。黄金律の順番を。
「自分の身近なところから、幸せの輪を広げていかなければ、決して幸せにはなれないよ」
「外づらを良くするだけではダメですよ」
と、言いたかったのでしょうね。
自分をご機嫌にする方法
「自分に優しく親切に」といわれても、具体的には何をしたらいいのか?
いまいちピンと来ませんよね。
というわけで最後に、自分をご機嫌する方法を3つご紹介させていただきます。
1.充分な睡眠
![睡眠](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/02/20190224image13.png)
「なんだぁ、睡眠か」と思われた方もみえると思いますが、これが馬鹿にできないのです。
人は、「6時間睡眠が2週間つづくと、脳は酔っ払い状態になる」ということが判っています。
もちろん、本人は気づきませんが。
その状態で、月火水木金と「毎日8時間」働けますか?ということです。
猛烈なストレスですよね。
反対に、充分な睡眠さえできていれば、人はご機嫌でいられるもの。
睡眠時間は個人差がありますが、基本的には8時間睡眠がベストだと思います。
2.平日にも楽しみをもつ
「平日にも楽しみをもつ」というのは、ご機嫌に生きるための必須条件。
ストレスが溜まりやすいのは「平日」ですからね。
- 美味しいものを食べる
- ショッピング
- おしゃれ
- 趣味や習い事
- 日帰り温泉
どんな事でもいいので、平日も「自分を楽しませる」ことが大切です。
3.感謝を増やす
ご機嫌になるには、「感謝を増やす」のが一番の近道。
ただし、1つ注意点があります。
感謝といえば、「ありがとう」と思ってしまいますが、実はそうではありません。
「ありがとう」は、厳密にいうと「お礼」です。
本当の感謝とは…
「ありがたい」「おかげさま」という気持ち。心の底から湧き上がってくるものです。
たとえば、イカリングを見たときに…
![イカリング](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/02/20190224image14.jpg)
「このイカも、真冬の夜の海で、がんばってくれてる漁師さんがいるから食べられるんだよな。ありがたいなぁ」
![イカ釣り船](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/02/20190224image15.png)
Amazonで注文したものが翌日に届いたら…
![宅配](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/02/20190224image16.png)
「自分が寝てるあいだも、夜通しでトラックを運転して、運んできてくれたんだな。おかげで助かるなぁ」
![トラック](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/02/20190224image17.png)
いつもの食事でも、目の前に運ばれてくるまでの手かずや、農家さんの笑顔を想像すると、感謝の気持ちはいくらでも湧いてくるはずです。
![食事](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2019/02/20190224image18.png)
このように感謝を増やしていくと、体内に「オキシトシン」というホルモンが分泌されます。
オキシトシンは、自分がご機嫌になるだけでなく、人に親切にしたくなるホルモン。
今回のテーマにピッタリですよね。
感謝は、いくらやっても、し過ぎることはないし、とても心地のいいものです。
ほんと、おすすめですよ。
まとめ
長い文章になってしまいましたので、簡単にまとめておきます。
やみくもに「人に優しく親切に」しても、ストレスが溜まるだけ。
黄金律には、2つのルールがあります。
①ズルい人にまで親切にしない
②まずは「自分に優しく親切に」
自分をご機嫌にして、身近なところから「幸せの輪」を広げていくイメージです。
自分をご機嫌にするには、具体的にどうしたらいいのか?
1.充分な睡眠
2.平日も楽しむ
3.感謝を増やす
天の神様が何を望んでいるのかというと、「いい人が幸せになる」ことです。
だから、「人に優しく親切にする人が一番幸せになる」という黄金律のシステムをつくったのだと思います。
ですのでね、みなさまもぜひ、「正しいやり方」で人に優しく親切にして、神様の望みどおりに、最高の幸せをゲットしてくださいね。
☆☆☆
以上、要注意!「人に優しく親切に」は心のバランスを崩すでした。
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