悩み・愚痴の正しい聞き方
「ちょっと聞いてくれる?」
「実は 今日会社で…」
など、大切な人の『悩みや愚痴』を聞くケースがあると思います。
![友人の悩みを聴く](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/02/20150223nayami21.jpg)
そこで聞き方を間違えてしてしまうと…
「冷たい人」と思われ、その後の人間関係を悪くしてしまいます。
逆に、聞き上手なら…
「愛のある優しい人」と思われ、頼りにされるようになるでしょう。
今回は『悩み・愚痴の正しい聞き方』についてお話させていただきます。
アドバイスは厳禁
人は、悩みや不満を抱えているとき
「人に話したい!」という衝動にかられます。
![悩みを話すおばあちゃん](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/02/20150223soudan.jpg)
それは、話しを聞いてもらうだけで気持ちが晴れることを、カラダは本能的に知っているからです。
これは、カタルシス効果と呼ばれるもので…
人に話すだけで、悩みの半分ぐらいはウソみたいに解消してしまいます。
![悩みの半分が解消](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/02/20150223good.jpg)
なので、
『余計な口をはさまずに、最後まで話を聞いてあげる』というのが話を聴くときの基本姿勢。
ここで注意したいのが…
アドバイスをしないこと。
![悩みを聴くときはアドバイスをしない](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/01/20150102yubi.jpg)
相談者が求めているのは、
『アドバイス』ではなく『聞いてくれる人』です。
![相談者](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/02/20150223fuufu.jpg)
たとえ「相談に乗ってくれる?」と会話が始まったとしても、それは聞いて欲しいから言っただけ。
相手の心の中は、いろんな想いがいっぱいで…
「こうしてみたら?」というような解決策は耳に入りません。
アドバイスが「説教話」に聞こえてしまうのです。
![アドバイスは厳禁](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/01/20150113okotowari.jpg)
相談者は『自分が変わりたい』のではなく
『今の気持ちをわかってほしい』という思いが胸中にあります。
「相手の悩みを解決してあげたい」という気持ちは素晴らしいものですが…
アドバイスは、相手の気持ちが落ち着いてから。
「解決方法を教えたい!」という衝動に負けないチカラが大切です。
どうやって悩みを聞いたらいいいの?
当たり前ですが、
アドバイスしないからといって「ただボーっと聞いてればいい」というわけではありません。
![間違った聞き方](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/02/20150223boke.jpg)
どんな聞き方が、理想なのでしょうか?
人間は、十人十色。
理想の聞き方も、相手次第。
ですが…、
基本的な聞き方は共通です。
聞く側に大切なの、次の2つ。
①あいづち
②共感
1つずつ見ていきます。
①『あいづち』
あいづちで、話の流れを作ります。
![話の流れ](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/02/20150223bagare.jpg)
「へ~、ほんと!」
「それから、どうなったの?」
「そうなんだ~、わかるよ」
など。
余計な口を挟まずに、相手の話に「興味」を持てば、あいづちは口から勝手に出てきます。
普段の会話と同じことなので、難しくないと思います。
②『共感』
共感することで…
相手は、自分の感情を整理することができ、心の重荷を下ろすことができます。
![共感で悩みが解消](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/02/20150223sukkiri.jpg)
やり方には、ちょっとしたコツが必要↓
オウム返し + 相手の感情
難しくはありません。
たとえば、こんな感じ↓
「実は…、昨日彼女に振られたんだ…」
![愚痴を言う友人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/02/20150223naku.jpg)
「昨日彼女に振られたんだぁ(←オウム返し)、胸が痛むよね(←相手の感情)」
![上手に愚痴を聞く人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/02/20150223sounanda.jpg)
「連帯責任で、私まで怒られたんだって!」
![愚痴を言う友人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/02/20150223rentai.jpg)
「連帯責任で怒られたの!(←オウム返し)、納得いかないよね(←相手の感情)」
![上手に愚痴を聞く人2](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/02/20150223natoku.jpg)
このように、『相手の鏡』になって、感情を言葉で表現してあげる。
相手の気持ちに寄り添っていく。
そうすることで…
相手は気持ちが整理され、次第に表情がゆるんでいくはずです。
聞く姿勢
聞く態度は『背中と背もたれの距離』に出ます。
![悩みを聞く正しい姿勢](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/02/20150223semotare.jpg)
つまり『少し前のめり』がいい。
![理想的な聞く姿勢](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/02/20150223mae.jpg)
椅子がなくても『やや前のめり』で話を聴くのが理想です。
とはいっても、これはやり過ぎです。
![間違った聞く姿勢](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/02/20150223maenomeri.jpg)
男性は、聞くのが苦手
いろいろと聞き方について書きましたが…
ほとんどの女性は、こういうことを、意識しなくても自然とできているものです。
![女性は悩みを聞くが上手い](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/02/20150223kaiwa.jpg)
しかし、ほとんどの男性は苦手。
「こうしてみたら?」とアドバイスをしたり、
![悩みを聞くのが苦手な男性](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/02/20150223ado.jpg)
「それはお前が悪いんじゃない?」と否定したり…。
![ジャッジしながら話を聞く男性](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/02/20150223hitei.jpg)
男性の脳は、論理的。
『何が正しいか』を考え、ジャッジしながら話を聞きがちです。
しかし、人間の感情は複雑なもの。
論理的に正しければ正しいほど、相手は感情的に反発します。
![感情的に反発する人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/02/20150223hanpatu.jpg)
正しいことが『常に正しい』わけではないのです。
また男性には「愚痴をこぼしてはいけない」という道徳観もあるようです。
![道徳心の強い男性](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/02/20150223faito.jpg)
たとえ、あなたが愚痴をこぼさない立派な人だとしても、大切な人の愚痴は優しく聴いてあげましょう。
愛があってこそ、立派な人です。
ちなみに、
テレビを見ながら「ふん、ふん」と鼻で返事をしている旦那様は、論外です。
![テレビを見ながら聞く旦那様](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/02/20150220tv.jpg)
悩みの聞き方まとめ
テレビやラジオの人生相談のように…
「ズバリ言うわよ!」とばかりに、
『ダメ出し』や『アドバイス』が中心になってはいけません。
悩みや愚痴の、聞き方の基本は…
- アドバイスをしない
- あいづちを打って最後まで聞く
- 共感「オウム返し+相手の感情」
あなたが聞き上手なら、
相手は…
「あ~スッキリした!」
「やっぱ仲間っていいな」
と感じてくれるはず。
その結果、あなたの好感度まで上がることでしょう。
![好感度アップ](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2015/01/20150116appu.jpg)
上手に聞く能力は、すべての人を幸せにします。
聞くことは、愛の行為です
(M.スコット・ペック)
●こんな記事もありますよ●
以上、『【聞き上手は好かれる!】悩み・愚痴の正しい聞き方』でした。