病院を受診する前の対処に困らない2つのこと
子どもの急な発熱・咳・ケガ・湿疹・ケイレン・やけど・ムシ刺され…
病院の診療時間外だと、
「どう対処したら良いのか?」
「救急外来を受診する目安は?」
と迷ってしまうこともあると思います。
そこで今回は、
『病院を受診する前の対処に困らない2つのこと』をご紹介させていただきます。
お子さんがいる方はもちろん、
そうでない方も、ぜひ覚えておいて欲しい内容です。
まずは、小児救急電話相談「#8000」に電話する
夜間や休日に子どもの具合が悪くなり、どうして良いのか分からなかったら…
「#8000」に電話
最寄りの「小児救急電話相談」の窓口につながり、小児科医師・看護師が電話に出てくれます。
そこで、適切なアドバイスを受けられます。
- 病院へ行くべきかどうか
- 症状に合った対処方法
- すぐに診てくれる病院の案内
携帯電話からも繋がるので、番号「#8000」を登録しておくと便利。
それから、当然のことですが…
子どもの状態が重篤・重症の場合は「#8000」ではなく、
迷わず「119番」ですので、くれぐれもお間違えなく。
「#8000」の電話受付時間は、都道府県によって異なります。
(※詳しくはこちら⇒厚生労働省・小児救急電話相談事業(#8000)について)
もしも繋がらないときは、
「こどもの救急」というサイトを利用しましょう↓
#8000に繋がらないときは「こどもの救急」
「小児救急電話相談#8000」に繋がらないときは…
日本小児科学会のサイト内にある
「こどもの救急」を利用しましょう。
【こどもの救急】
http://kodomo-qq.jp/
(公益社団法人 日本小児科学会監修)
子育て中の方には、もの凄く便利なサイトです。
●対象年齢:生後1ヵ月~6歳
●症状:発熱・けいれん・ふるえ・吐き気・せき・ゼェゼェする・腹痛・便秘・皮膚のブツブツ・下痢・泣き止まない・おしっこが出ない・意識がおかしい・耳を痛がる・頭痛・誤飲(間違えて飲み込んだ)・ウンチが変・鼻血・動物に咬まれた・虫に刺された・やけど・頭を強くぶつけた
子どもの、あらゆる症状に対応しています。
しかも、使い方は簡単!
①まずは、左側の項目から「似た症状」を探してクリック↓
②ページが切り替わったら、子どもの症状に「チェック」を入れ、「結果をみる」をクリック↓
すると…
どう対処したらいいのかを、驚くほど丁寧に解説してくれます。
たとえば、救急を要する場合…
●救急車を要請する指示
●救急車の呼び方
●準備するもの
●注意事項
このように、事細かく指示してくれるので、慌てて頭が真っ白になることもありませんね。
他にも、
症状に合わせて様々な「指示」「アドバイス」「応急処置」などを教えてくれます↓
「こどもの救急」は、病院を受診すべきかを迷ったときだけでなく、お子様の体調管理にも使えるとても便利なサイト。
スマホにも対応していますので、お出かけ先でも安心です。
お気に入りに登録しておけば、きっと役立つと思いますよ。
【こどもの救急】
http://kodomo-qq.jp/
それから、最後にもう一つ。
この「こどもの救急」では、すぐに診てもらえる病院を知ることができません。
もしくは、
「消防本部 電話番号」でグーグル検索すると、最寄りの消防本部の電話番号が出てくるはずです。
まとめ
夜間や休日など、子どもが急に具合が悪くなったときは…
①「#8000」へ電話する
②「こどもの救急」のサイトを使う
子どもの症状を自分で判断することは大変難しいし、安心できませんよね。
この2つを知っているだけで、心の余裕がたいぶ違ってくると思います。
周りの人たちにも、ぜひ教えてあげてくださいね。
以上、『子供の急な発熱.ケガなど…病院を受診する前の対処に困らない2つのこと』でした。