●不安や心配事が頭から離れない
●ひとたび落ち込むと、なかなか立ち直れない
●「ダメな私」と自分を責めてしまう
![ネガティブ思考](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2018/09/20180929negative-thinking.png)
自分のネガティブな性格に、ホトホト嫌気がさしている人も少なくないと思います。
ぼく自身も、昔はそうでした。
「メールの返信が遅いのは、きっと嫌われているからだ」
「電車で席をゆずると、偽善者と思われるかもしれない」
「他人の何でもない一言が、イヤミに聞こえてしまう」
なんでもかんでも、悪いほうへ悪いほうへ考えてしまう。
その結果、一日が終わるころには もうヘトヘト。
そんなぼくも、今では自称「なかなかのプラス思考」。
おだやかで楽しい毎日を過ごさせてもらっています。
というわけで今回は、ネガティブな性格を改善する7つの方法をお伝えしていきます。
ポジティブな性格になると、心が強くなります。
心が強くなると、人生が楽しくなります。
顔つきや声のトーンまで変わってくるから不思議です。
ネガティブな性格を改善する7つの方法
①ネガティブな性格を改善する第一歩は、「人間の不完全さ」を受け入れること
ここ重要です
(※いきなり難しそうなタイトルですが、簡単な内容ですのでご安心ください)
そもそも、なぜ人はネガティブなことを考えてしまうのでしょうか?
それは、「防衛本能」。
自分の身を守るために、最悪の事態を考えてしまうのです。
![防衛本能](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2018/09/20180929defense-instinct.png)
では、ネガティブな人とポジティブな人では、一体なにが違うのか?
それは主に、「劣等感」。
「自分は劣っている」という気持ちが強いほど、防衛本能も強くなり、ネガティブに考えてしまうのです。
変なたとえ話で申し訳ないのですが…
動物の世界では、だいたい体の大きいものほどポジティブで、体の小さいものほどネガティブ。
![動物](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2018/09/20180929animal.png)
「自分は劣っている」という気持ちがあると、どうしてもネガティブな目でまわりを見てしまうのです。
つまり、自分の中にある「劣等感」を弱めれば、ネガティブ思考は減らせるということ。
「劣等感を弱める」イコール「ネガティブ思考を減らす」なのです。
「でも、劣等感を弱めるなんて簡単にできるの?」と思ってしまいますよね。
いい方法があるんです!
「人間の不完全さ」を受け入れると、劣等感が消えていく
世の中には、ちゃんと頑張っているにもかかわらず、劣等感の強い人がいます。
![劣等感](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2018/09/20180929inferiority-complex2.png)
反対に、チャランポランに生きているにもかかわらず、自分に自信がある人もいます。
![いい加減な人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2018/09/20180929lazily.jpg)
なにが違うのか?
それは、「人間の不完全さ」を受け入れているかどうか。
人間は、もともと弱い生き物。
・人前で緊張するのは当たり前
・サボりたくなるのも当たり前
・些細なことで腹が立つのも当たり前
・三日坊主になるのも当たり前
・ズルいことを考えてしまうのも当たり前
・自分で決めたことでも、なかなか守れない
・大切な約束をうっかり忘れてしまうことだってある
そんな弱さを抱えながら、がんばって生きているのが「人間」。
このような「人間の弱さ」を認め、自分を許し、他人も許す。
すると不思議なもので、劣等感は薄れていきます。
たとえば、こんな感じ↓
「この会社につとめて3年かぁ。うまくいかないことも多いけど、俺もよくがんばってるよなぁ。
ところで、部長は怒鳴ってばかりだけど、部長は部長なりにがんばってるんだよな。
田中は遅刻ばかりしてるけど、彼も彼なりにがんばってるんだよな。えらいよ」
弱いなりに、みんなそれぞれ頑張っている。
そう思えたとき、他人との比較がなくなり、自分への焦りが消え、劣等感も薄れていく。
結果、ネガティブ思考も減っていくわけです。
タモリさんは、ときどきこのような褒め方をします。
「毎日パソコンの前に8時間もすわって仕事してるんだ。おれには無理だな。あんた偉いよ」
![タモリ](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2018/09/20180929tamori.jpg)
このような考え方をできるのは、「人間の不完全さ」をしっかり受け入れている証拠。
だから、いつもポジティブでいられるのでしょう。
厳しい親に育てられた人ほど、人間の不完全さを受け入れられない傾向が強いようです。
![教育ママ](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2018/09/20180929education-mama.png)
「それ、私のことかも!」という方は、ぜひもう一度、ここを読み返してみてください。
POINT①「人間の不完全さ」をしっかり受け入れれば、劣等感が薄れ、ネガティブ思考が減っていく
②心をプラスエネルギーで満たせば、メンタルが強くなる
あったかいお風呂の湯に、洗面器1杯の冷水をいれる。
![風呂](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2018/09/20180929bath1.png)
すると、どうなるのか?
まだ、あったかいお風呂のままです。
![風呂](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2018/09/20180929bath2.jpg)
それと同様に、心が「プラスエネルギー」で満たされている人は、ネガティブな出来事が起きても心は乱れない。
たとえ落ち込んだとしても、すぐに立ち直ることができます。
プラスエネルギーとは、簡単にいえば「明るい気持ち」のこと。
うれしい、たのしい、ラッキー、しあわせ、最高!、すっきり、気分がいい、ワクワク
プラスエネルギーが心にぎっしり詰まっていれば、「すぐに落ち込む」「悩みつづける」ということができなくなるのです。
反対に、「つらい、めんどくさい、つまらない、イヤだ、気に入らない」というマイナスエネルギーが心に詰まっている状態だと、些細なことで腹が立ったり、心が折れたり、自暴自棄になったりします。
![落ち込む](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2018/09/20180929feel-down.png)
では、心にプラスエネルギーをためるには、どうしたらいいのでしょうか?
「美味しいものを食べる、旅行にいく、自然とふれあう、しゃべる、歌う、踊る、オシャレをする」などもとても良いのですが、それだとお金と時間がいくらあっても足りません。
もっといい方法があるんです!
1秒もかからず、しかもタダでできる方法が。
![無料](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2018/09/20180929free.png)
言霊の力でプラスエネルギーをためる
プラスエネルギーを手軽にためることのできる方法。
それは、積極的にプラス言葉をつかうこと。
プラス言葉とは「ポジティブな言葉」。
心の中の声も含みます。
●「めんどくさいな」と言いたい気持ちをグッとこらえて、「いっちょ、やるか!」
●「どうしよう、どうしよう」と言いたい気持ちをグッとこらえて、「まあ、いっか」
●「つらいなぁ」と言いたい気持ちをグッとこらえて、「こんなのへっちゃら」
●「失敗した」と言いたい気持ちをグッとこらえて、「いい勉強になった」
●「今日も疲れた」と言いたい気持ちをグッとこらえて、「今日も充実してた」
●「質素な食事だな」と言いたい気持ちをグッとこらえて、「三度の食事ができてありがたい」
●「課長に叱られてイヤになっちゃう」と言いたい気持ちをグッとこらえて、「なんだ、こんなもんか。もっと怒鳴られるかと思った」
昔から「言霊」と言われるように、言葉には良くも悪くもエネルギーが含まれています。
・プラス言葉には、プラスエネルギーが含まれている
・マイナス言葉には、マイナスエネルギーが含まれている
つまり、普段つかっているマイナス言葉をプラス言葉に切り替えることで、みるみるプラスエネルギーが溜まっていき、心が強くなるわけです。
![ポジティブ](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2018/09/20180929positive.png)
ただ、ここで1つ注意点が。
一日に2つか3つ プラス言葉をつかっても、心にプラスエネルギーを溜めることはできません。
少なすぎるからです。
大切なのは、積極的にプラス言葉をつかうこと。
●朝起きたら「ああ、よく寝た」
●カーテンを開けたら「今日もいい日だ」
●トイレにいったら「ああ、すっきり」
●顔を洗って「気持ちいい!」
●朝ごはんをたべて「おいしい!元気がでた」
●駅まで鼻歌をうたって歩く
●電車が時間通りにきたら「ありがたいなぁ」と感謝する
最初のうちは、こんなペースで一日100回をめざす。
すると、プラスエネルギーがたまっていく感覚をすぐにつかめるはずです。
しかも、プラス言葉に慣れてくると、マイナス言葉をつかうことに違和感を感じるようになります。
そうなれば、もうこっちのもの。
ネガティブな性格を改善できたも同然です。
それから、もう一つ。
プラス言葉は、「ウソ」でも「こじつけ」でもOK。
心理学者シェリー・テイラーは、こう言います。
「健康な心は、自分が気を良くするウソをいう」
「不健康な心は、現実を厳しく分析しようとする」
それを証拠に、弁護士さんは「現実を厳しく分析する」思考グセがあるので、3.6倍もうつ病になりやすいそうです。
嘘でもいいからプラス言葉をつかう。
これは、心の健康にとって欠かせない習慣です。
POINT②嘘でもこじつけでもいいから、積極的にプラス言葉をつかって、普段からプラスエネルギーを溜めておこう!
(※今回の記事は「ネガティブな性格を改善する7つの方法」ですが、2つ終わった時点で、すでにかなりの長文になってしまいました。ごめんなさい。
というわけで、ここから先は駆け足でご紹介させていただきます)
③マイナス言葉は見ない・聞かない
「耳かき1杯の薬」で健康になることはできませんが、「耳かき1杯の毒」で人は死んでしまいます。
何が言いたいのかというと…
「マイナスエネルギーは非常に強力」ということ。
ネガティブな性格を改善するのに「マイナス言葉を使わないほうがいい」というのは、先ほどお伝えしましたとおり。
それに合わせて、マイナス言葉を「見ない・聞かない」というのも、心の健康にとって非常に大切なことです。
そのために出来ることは、主に2つ。
・愚痴や悪口の多い人とは距離をおく
・暗いテレビはみない
愚痴や悪口の多い人とは距離をおく
カウンセラーやセラピストは、自分の心の健康にとても気をつかいます。
なぜかというと、マイナス言葉をたくさん浴びるだけで、心を病んでしまうからです。
![心を病む](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2018/09/20180929depression.png)
耳から入ったマイナス言葉「うざい、いやだ、さいてー」などは、マイナスエネルギーとして潜在意識に染みこみます。
それが蓄積されると、奇妙なことに「ネガティブな考え方しかできなくなってしまう」のです。
ネガティブな性格を克復したいのなら、「愚痴や悪口の多い人とは距離をおく」のは必須といってもいいかもしれません。
暗いテレビはみない
テレビの中の芸能人が、梅干しをパクリとたべる。
![梅干し](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2018/09/20180929salted-plum.png)
すると、見ているこちらまで唾がでてきますよね。
潜在意識は、テレビの中の出来事を「自分が経験している」とカン違いします。
だから、暗いテレビは極力見ないほうがいい。
事件・事故・病気・不祥事・衝撃映像などの番組は、自分の「不安と心配事」をふやすだけ。
「この番組、暗いな」と感じたら、ピッとチャンネルを変えることが大切です。
POINT③マイナス言葉をたくさん浴びると、ネガティブな性格を形成してしまう
・愚痴や悪口の多い人とは距離をおく
・暗いテレビはみない
④落ち込んだときは、「下方比較」をつかってネガティブから脱出する
プラスエネルギーがたっぷりあれば、落ち込むことは少なくなりますが、やっぱり落ち込むときだってあります。
そんなときの、おすすめの対処法が「下方比較」。
下方比較とは、自分よりも深い悲しみをもった人を想像することです。
●「仕事でミスをして赤っ恥をかいた」としても、「今日リストラになった人」と比べたら、どうってことありません
●「踏んだり蹴ったりの一日だった」としても、「難病で明日の命も保証されていない人」と比べたら、どうってことありません
![入院](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2018/09/20180929hospitalization.png)
自分よりツラい状況の人のことを想うと、「こんなことでウジウジしてちゃいけない。もっとシッカリしなくちゃ!」とエネルギーが湧いてきます。
ネガティブな気持ちを、ほんの数秒で吹き飛ばせるわけです。
POINT④落ち込んだときは、「下方比較」をしてエネルギーをもらおう!
⑤不安が頭から離れないときは、この呪文
・不安や心配事が頭から離れない
・過去のイヤな思い出を、なんども思い返してしまう
![不安](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2018/09/20180929anxiety.png)
このような「脳のリピート」を止めるのは、とても難しい。
でも、方法がないわけではありません。
やり方は、こちら↓
脳に向かって「ああ、またやってるよ」と言う。
お坊さんがいつも落ち着いていられるのは、「心をみつめる修行」をしているから。
「あっ、心に怒りがわいてきたぞ」
「あっ、心が緊張しはじめたぞ」
このように、自分の状況を「第三者の目」でみることをメタ認知といいます。
メタ認知は、心の暴走を止めるための優れた方法。
脳に向かって「ああ、またやってるよ」と言うのも、メタ認知です。
不安が頭から離れないときなどに、ぜひ一度試してみてください。
POINT⑤不安が頭から離れないときは、脳に向かって「ああ、またやってるよ」
⑥有名人からアドバイスをもらう方法
ツラいとき、凹んだとき、悩んだとき、不安なとき…
そんなときに、「憧れのあの人なら、どうするだろう?」と考えてみる。
これを「モデリング」といいます。
わかりやすい例として、「憧れの人が矢沢永吉さん」とすると…
●「落ち込んだときに永ちゃんならどうするだろう?」と想像すれば、「こんな夜はパーッといこうぜ!」とアドバイスしてくれるかもしれません
●「彼女にフラれたときに永ちゃんならどうするだろう?」と想像すれば、「こんなときこそロックでしょ!」とアドバイスしてくれるかもしれません
●「仕事がつらいときに永ちゃんならどうするだろう?」と想像すれば、「明日は思い切って休んじゃいなよ!」とアドバイスしてくれるかもしれません
憧れの人に背中を押してもらえれば、勇気100倍!
自信をもって前へ進めるはずです。
POINT⑥ネガティブな気分になったら、憧れの人からアドバイスをもらおう!
⑦親切は、精神安定剤になる!
ある大学の研究で、「親切とストレスには大きな関係がある」ということが判明しました。
●親切の数が多かった人は、ストレスが多い日であってもポジティブでいられた
![ポジティブ](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2018/09/20180915positivity.png)
●親切の数が少なかった人は、ずっとネガティブなままだった
![ネガティブ](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2018/09/20180915negative.png)
つまり、親切は精神安定剤になるということ。
ネガティブな気持ちを洗い流してくれるのです。
親切は、些細なことでOK。
・ドアを開けておいてあげる
・エレベーターで「何階ですか?」とボタンを押してあげる
・トイレ掃除のおばちゃんに「ありがとう」という
一日に5つの親切をすると、効果が高いそうですよ。
POINT⑦「親切」という安全な精神安定剤を活用しよう!
☆☆
ここまでは、「ネガティブな性格を改善する7つの方法」でしたが…
ここからは、おまけで「ネガティブな性格になってしまう3つの原因」を簡潔にお伝えします。
こちらも大切な内容ですので、ぜひ合わせてお読みください。
すぐに読み終わります。
ネガティブな性格になってしまう3つの原因
「自分を責めるの癖」はとても危険
ネガティブな性格の人の最大の特徴は、自責の癖。
「ダメな私」「かわいそうな私」
![自責](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2018/09/20180929self-attribution.png)
幼い頃、何かのきっかけで「自分を責める」ことを覚えてしまう。
そして怖いのが、自分を責めることに「小さな快感」すら感じてしまうことです。
そうなると、自分を責めることが癖になってしまう。
やがてネガティブな性格を形成し、最悪の場合はうつ病へと至ります。
自責の習慣をやめるには時間がかかりますが、それが幸せになるための最短の道。
この記事の最初にご紹介しました「人間の不完全さを受け入れる」ことが、最初の一歩になると思います。
「睡眠不足」でネガティブな性格になる
睡眠不足になると、脳の扁桃体の働きが活発になり、「否定的な刺激にのみ反応してしまう」ことが判っています。
もう少しわかりやすくいえば、「睡眠不足だとネガティブな脳になる」ということ。
ポジティブに生きるためには、たっぷりと睡眠をとることが必要不可欠です。
「運動不足」でネガティブな性格になる
極端な水不足になると、水道局が水を制限します。
それと同じように、極端な運動不足になると、脳がセロトニンの分泌を制限します。
セロトニンが不足すれば、どうあがいてもポジティブな気持ちにはなれません。
ポジティブに生きるためには、睡眠だけでなく、運動も大事。
週3日・1回40分程度の早歩きがおすすめです。
まとめ
ネガティブな性格を改善する7つの方法は、いかがでしたでしょうか。
最後にポイントだけ まとめておきます。
「これなら簡単にできそう」「この方法、わたしに合ってる」というものがありましたら、ぜひ今日から実践してみてください。
自分を変えていくというのは、案外たのしい努力になると思いますよ。
ネガティブな性格を改善する7つの方法
①「人間の不完全さ」を受け入れれば、劣等感が薄れ、ネガティブ思考が減っていく
②嘘でもいいから積極的にプラス言葉をつかって、普段からプラスエネルギーを溜めておこう!
③マイナス言葉をたくさん浴びると、ネガティブな性格を形成してしまう
④落ち込んだときは、「下方比較」をしてエネルギーをもらおう!
⑤不安が頭から離れないときは、脳に向かって「ああ、またやってるよ」
⑥ネガティブな気分になったら、憧れの人からアドバイスをもらおう!
⑦「親切」という安全な精神安定剤を活用しよう!
おまけ
自責・睡眠不足・運動不足は厳禁
☆☆☆
以上、ネガティブな性格を改善する7つの方法でした。
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