「仕事にやりがいを感じない」
「今の仕事を好きになれない」
そんな悩みを抱える方も少なくないと思います。
今回は『仕事にやりがいを感じるコツ』をあのホリエモンに学びます。
【出典】
仕事のやりがいを感じるコツ
「仕事が楽しくないときは、楽しくするしかないんじゃないかな。どうするかは分からないけど」
これは、高田純次さんの言葉です。
では、どうしたら仕事が楽しくなるのでしょうか?
その答えを、ホリエモンこと堀江貴文さんが「ゼロ」という著書の中で明かしています。
簡単なコツで、仕事が楽しくなる
「ホリエモンは、欲にまみれた拝金主義者」
というイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれませんが…
いろいろと調べてみると、実は堀江さん 単純に「働き者」なんですね。
収監された日も、彼の脳裏によぎったのは…
「働きたい!」の一言だったとか。
逮捕される前も、睡眠の10時間を除いてはすべて仕事。
毎日14時間、地味にガンバっていたそうです。
彼にとって、仕事とは「生きがい」。
なぜ、そこまで仕事に「喜び」を感じることができるのでしょうか?
実は…
仕事を楽しくするコツというものがあるそうです。
コツといっても難しいことではありません。
とても単純なことです。
仕事を好きになるメカニズムとは?
堀江さんは、
仕事を好きになるメカニズムを、
このように語ります↓
人は「仕事が好きだから、営業に没頭する」のではない。
順番は逆で、「営業に没頭したから、仕事が好きになる」のだ。
心の中に「好き」の感情が芽生えてくる前には、必ず「没頭」という忘我がある。
読書に夢中で電車を乗り過ごしたとか、気がつくと何時間も経っていたとか、いつの間にか朝を迎えていたとか、そういう無我夢中な体験だ。
没頭しないままなにかを好きになるなど基本的にありえないし、没頭さえしてしまえばいつの間にか好きになっていく。
キーワードは、「没頭」。
無我夢中な体験を繰り返すことで
不思議とそれを好きになっていく。
- ゲームに没頭すれば、ゲームを好きになっていく
- 読書に没頭すれば、読書を好きになっていく
- 釣りに没頭すれば、釣りを好きになっていく
それと同じで、
仕事を好きになりたければ「まずは仕事に没頭したらいい」ということになります。
とはいっても…
ただでさえ仕事にやりがいを感じないのに、どうやって「仕事に没頭しろ」というのでしょうか?
仕事に没頭するための2つのポイントとは?
ここまで読んで…
「ホリエモンは実業家だから仕事に没頭できたんだよ!」と感じたかたもいるかもしれません。
しかし、そうではないようです。
彼が東京拘置所で与えられた仕事は
無地の紙袋を、ひたすら折っていく作業。
そんな単純作業でさえ、
3日後には「楽しくて嬉しい仕事」に変えることができたそうです。
では一体、どうやって単純作業に没頭していったのでしょうか?
堀江さんは「没頭するための2つのポイント」を紹介しています。
①創意工夫を凝らす
②遠くを見ないこと
1つずつ見ていきます。
①創意工夫を凝らす
堀江さんは、東京拘置所で最初に与えられた仕事を このように振り返ります↓
どんな仕事にも「やりがい」はある(中略)
東京拘置所で最初に与えられた仕事は、無地の紙袋をひたすら折っていく作業だった。与えられたノルマは1日50個。
担当者から折り方のレクチャーを受け、さっそく作業を開始する。
ところが、意外にこれがむずかしい。
当初は「たったの50個?」と思っていたのに、時間内にノルマを達成するのもギリギリだった。
いくら不慣れな作業とはいえ、くやしすぎる結果だった。
どうすればもっと早く、 もっとうまく折ることができるのか?
手順にどんな無駄があるのか?
自分なりに創意工夫を凝らしていった。
その結果、3日後には79個折ることができた。初日の1.5倍 を上回るペースだ。
単純に楽しいし、嬉しい。
「もっと早く もっと上手く」を追求し、創意工夫していくことで作業に没頭できる。
その結果、その仕事が「ゲーム感覚」になり楽しくなってくるというわけです。
このようにゲーム化することを「ゲーミフィケーション」とも言います。
もしも、
堀江さんが「紙袋を折る会社」に就職していたとしても、きっと「やりがい」を感じながら仕事をしたことでしょう。
そして、1年後には…
200個折ることに成功するかもしれません。
3年後には…
紙を折るロボットを設計するかもしれません。
5年後には…
そのロボットを改造して「ギョウザ製造器」を販売し、海外進出するかもしれません。
きっと、その頃には、
会社の重役などに出世し、もっと大きな「やりがい」を手に入れていることでしょう。
創意工夫することで、仕事をゲーム化できる。
さらに創意工夫を重ねることで、「やりがい」を高めることもできるのです。
②遠くを見ないこと
仕事に没頭するための2つ目のポイントは…
遠くを見ないこと
遠くを見ないとは「大きな目標を掲げない」ということです。
堀江さんは、こう言います↓
長期的で大きな目標を掲げると、迷いや気のゆるみが生じて、うまく没頭できなくなる。
そこで「今日という1日」にギリギリ達成可能なレベルの目標を掲げ、今日の目標に向かって猛ダッシュしていくのである。
これはちょうど、フルマラソンと100メートル走の関係に似ている。
フルマラソンに挫折する人は多いけれど、さすがに100メートル走の途中で挫折する人はいない。
どんなに根気のない人でも、100メートルなら集中力を切らさずに全力で駆け抜けられるはずだ。
ペース配分なんかいらない。
余力を残す必要なんかない。
遠くを見すぎず、「今日という1日」を、あるいは「目の前の1時間」を、100メートル走のつもりで全力疾走しよう。
「1時間で100個作るぞ!」
「今日中に10件訪問するぞ!」
このような短期目標に全力で立ち向かう。
それが「没頭」。
これを繰り返していけば、自然とその仕事を好きになっていく。
それが、堀江さんの「仕事にやりがいを持つための理論」です。
仕事にやりがいがなければ、人生はねずみ色に…
堀江さんの『仕事にやりがいを感じるコツ』をまとめると…
①創意工夫でゲーム化する
②小さな目標を掲げ 猛ダッシュ
↓↓↓
没頭できる
↓↓↓
仕事を好きになっていく
この流れを好循環させて、仕事を充実させていくわけです。
ところで…
なぜ堀江さんは、この方法を編み出したのでしょうか?
なぜ、そんなにも「仕事のやりがい」にこだわるのでしょうか?
仕事はそこそこで終わらせて、「遊び」に生きがいを持つことだってできるのに…
堀江さんは、こう語りかけます↓
あなたはいま、働くことを「なにかを我慢すること」だと思っていないだろうか?
そして給料のことを「我慢と引き替えに受け取る対価」だと思っていないだろうか?
もしそうだとしたら、人生はねずみ色だ。
我慢に我慢を重ね、耐え忍んだ対価として金を受け取っているのだから。
仕事を嫌いになりお金を色めがねで見てしまうのも当然だろう。
人生の中で、仕事はもっとも多くの時間を投じるもののひとつだ。
そこを我慢の時間にしてしまうのは、どう考えても間違っている。
人生の大部分を占める仕事を「我慢の時間」にしてしまうと、つまらない人生になる。
確かにその通りですね。
充実した人生を送りたければ、仕事の充実も必要。
そのための第一歩が、
ご紹介しました『仕事にやりがいを感じるコツ』ということになります。
もしも、今のあなたが、
「今の仕事を好きになれない」
「やりがいのある仕事をしたい」
と考えているのなら…
もう少しだけでも今の仕事に留まって、1ヵ月間だけでもいいので『仕事にやりがいを感じるコツ』を試してみてはいかがでしょうか?
今の仕事に対する思いが、徐々に「楽しいもの」へと変化してくるかもしれませんよ。
以上、「仕事にやりがいを感じない◇仕事を好きになる方法」でした。