突然ですが、みなさんに問題です。
自分にとって一番の敵とは、何でしょうか?
これさえなければ、人生がとても順調になります。
理想の人生を手に入れることができます。
では、よろしいでしょうか。
自分にとって一番の敵、それは…
口やかましい部長でも、高い税金でもなく、自分の心の中にある「面倒くささ」です。
「成績を上げたいけど、勉強は面倒くさい」
「出世したいとは思うけど、やっぱり努力は面倒くさい」
「ダイエットをしたいけど、運動も食事制限も面倒くさい」
「本も読みたいとは思うけど、やっぱり読書は面倒くさい」
他にも…
「貯金をしたい」
「断捨離したい」
「資格を取りたい」
「副業をはじめたい」
「運動習慣をつくりたい」
「料理がうまくなりたい」
「英語も話したい」
「もっと健康になりたい」
人生でやりたい事はたくさんあるのに、いつもあいつが邪魔をする。
自分の人生の行く手をはばむ。
その結果、多くのことは達成できず、理想とは程遠い人生になってしまう。
だから、自分にとって一番の敵は「面倒くささ」。
で、ここでなんですが…
もしも、「面倒くささ」をギュギュっと小さくする方法があるとしたら、知りたいですよね!
ぼくも知りたいです。
では、そんな方法があるのか?というと、実は1つだけあります!
それが、今回のテーマでもある「モチベーションを高める」こと。
人は、モチベーションが高まると、面倒くささが驚くほど小さくなります。
思い出してみてください。
学校の席替えで、見事!大好きな人と隣どうし。
そんなときはモチベーションが上がって…
「学校へ行きたくない」が「学校へ行きたい!」に変わりますよね。
「授業は嫌い…」が「授業を受けたい!」に変わりますよね。
「明日は、待ちに待ったディズニーランド!」
そんなときは、仕事をするのも洗車をするのも、ちょっぴり楽しくなりますよね。
当日の朝は、「早起きしたくない」が「早起きしたい!」に変わりますよね。
不思議ですが、人はモチベーションが高い状態だと、面倒くささをあまり感じなくなるのです。
ということは!
モチベーションを自分の思いどおりに操ることができれば、今まで出来なかった「やりたいこと」が出来るようになる。理想の人生に近づけることができる。
モチベーションを高める方法さえ分かれば、人生を180度変えることだって可能なんです。
そんなわけで今回は、モチベーションをドカンと高める方法を3つご紹介させていただきます。
3つとも、簡単なのに効果の高いものばかりですからね。
自分に合った方法をみつけて、ぜひ今日から活用してみてくださいね。
モチベーションをドカンと高める方法①
というわけで、モチベーションをドカンと高める方法、そのまず1つ目は、こちら↓
昔をなつかしむ
「えっ?」と思われた方もみえるかもしれませんが…
「昔をなつかしむ」ことには魔法のような効果があり、心理学や脳科学でも熱い研究テーマになっています。
たとえば、ハーバード大学の「心の時計の針を巻きもどす実験」。
まずは20年前の家庭を再現します。
テレビは、20年前のバスケットボールやフットボール中継。
新聞・雑誌・ポスター・飲み物・音楽など、すべてが20年前。
この家に8人のお年寄りを招待して、5日間過ごしてもらいます。
お年寄りは皆、目も耳も記憶力もおとろえ…
なかには「足を引きずる人」「杖なしでは歩けない人」「自分の荷物をもてない人」もいました。
言葉は悪いですが、「よぼよぼのお年寄り8人」が、なつかしい部屋で5日間を過ごしたわけです。
その結果、どうなったのか?
5日後、お年寄りたちは、少年のようなハツラツとした笑顔で建物からかけ出してきました。
そして、なんと!フットボールをはじめたのです。
お年寄りたちを検査をしてみると…
5日前とくらべて、筋力が向上し、手先は器用になり、体もスムーズに動くようになっていました。
さらに、視力と聴力が向上。IQと記憶力も向上していました。
凄いですよね!
昔をなつかしむだけで、モチベーションが劇的に高まり、脳も体も実際に若返ったのです。
なぜ、こんな不思議なことが起きたのかというと…
理由は簡単で、ドーパミンがドバドバ分泌されたから。
昔をなつかしむと、ドーパミンが大量に分泌されて、精神的にも肉体的にもモチベーションが劇的に高まるのですね。
この「心の時計の針を巻きもどす実験」…
2011年にイギリスのテレビ番組「ザ・ヤング・ワンズ」で、そっくりそのまま再現されたのですが、やっぱり結果は同じ。
参加したお年寄りたちは皆、活力がみなぎり、「まるで生まれ変わったようだ!」と口をそろえて言いました。
ちなみに、このテレビ番組は大変な反響で、イギリス・アカデミー賞を受賞しています。
これまた凄いですよね!
でもここで、こう思われた方もみえるのではないでしょうか?
「それって、お年寄りだからじゃない?」
ちゃんと若い人の研究もあって、一番若いのだと20歳。
20歳前後の大学生たちに、「一日に2回、昔の楽しかった出来事を思い出してください」とお願いしました。
その結果、幸福感が長期間持続するようになり、考え方や行動がより積極的になりました。
若者からお年寄りまで、誰がやってもモチベーションを高める効果があるのですね。
ただ、この「昔をなつかしむ」という方法、一つだけ問題があって…
「モチベーションを上げるために、今から昔をなつかしむぞ!」
このように行ってもいいのですが、あんまり現実的ではないですよね。めんどくさいですよね。
というわけで、昔をなつかしむ簡単な方法を2つご紹介します。
昔をなつかしむ簡単な方法
1つ目は、音楽。
なつかしい曲を聴くと、昔の記憶がよみがえってきますからね。
ぼくの場合は、思い入れのある歌77曲をスマホに入れて、モチベーションを高めたいときに聴いています。
YouTubeの録音をする前にも、かならず1時間ほどなつかしい曲を聴いて、モチベーションを高めてから録音しています。
2つ目は、デジタルフォトフレーム。
いちいちアルバムを開くのは、面倒ですからね。
ぼくの場合は、昔の写真を大量に保存して、ときどき電源を入れています。
で、今「ときどき」と言いましたが…
昔をなつかしむときのコツは、「ときどき」。
頻繁に昔をなつかしんでいたら、なつかしさが薄れてしまいますからね。
モチベーションを高めたいときや、心が曇って元気がでないときなど…
「ここぞというときだけ、昔をなつかしむ」というのがベストだと思いますよ。
モチベーションをドカンと高める方法②
モチベーションをドカンと高める方法の2つ目は、こちら↓
「つらい経験」と「喜び」をセットで記憶する
「なんのこっちゃ?」と思われた方もみえると思いますが、これはとっても重要な話。
みなさん、テレビでアスリートの練習風景をみて…
「よくもまぁ、毎日毎日努力できるよな」
そう考えたこと、ありますよね。
なぜ、アスリートは高いモチベーションをキープできるのか?
その答えが、こちら。
つらい経験と喜びをセットで記憶している
「練習はキツかったけど、レギュラーになれた」
「特訓したおかげで、試合に勝てた」
「合宿はツラかったけど、大会で優勝できた」
このように、「つらい経験」と「喜び」をセットにした記憶がたくさんあると…
脳は、「つらい経験のあとには、喜びがあるんだ!」「つらいことを乗りこえた先には、ご褒美が待っているんだ!」と思うようになる。
すると、努力することが好きになってくる。
だからアスリートは、きつい練習でも高いモチベーションをキープできる。
これを「強化の原理」というのですが…
勉強ができる子もまったく同じ。
がんばってがんばって、いい点をとる。親や先生にも褒められる。
そんな経験を繰りかえすことで、脳は「がんばった先にはご褒美が待っているんだ」と思うようになり、努力すること自体が楽しくなる。
地面に穴を掘ったら、大判小判がザックザク!
そんな経験を何度もしたら、もっと穴を掘りたくなりますよね。
それとまったく同じ原理。
「つらい経験」と「喜び」をセットにした記憶が多ければ多いほど、人は努力家になれる。
つらい状況でも、高いモチベーションをキープできるのです。
「つらい経験」と「喜び」をセットで記憶する方法
では、どうすれば、「つらい経験」と「喜び」をセットにして記憶できるのか?
簡単な方法があるんです!
それは…
「つらい経験」と「喜び」をセットで思い出す
たとえば、
「受験はキツかったけど、あのとき頑張ったから、この会社で働けるんだよな」
「富士登山はキツかったけど、頂上から見る景色は最高だったなぁ」
「炎天下での仕事はキツいけど、仕事のあとの一杯は最高だよな!」
「サウナは毎回ツラいけど、このおかげで元気でいられるんだよな」
「はじめてのプレゼンは緊張したけど、今ではずいぶん上手くなったもんだよな」
ときどき、こうやって「つらい経験」と「喜び」をセットで思い出す。
すると、別々に保存されていた記憶につながりができて…
脳は「がんばったあとに、ご褒美が待っているんだ」と思うようになってくる。
だんだん努力自体に、価値を感じてくる。
ここまで来れば、もうこっちのもの!
運動習慣をつくることも、読書習慣をつくることも、ダイエットを続けることも、どんな努力も、以前とは比べものにならないほど楽になると思います。
で、あと1つ。余談になってしまうかもしれませんが…
子育て中のお父さんお母さんに、ひとつお願いがあります。
それは…
子どもを褒めるときは、「結果」ではなく「努力」を褒めること。
たとえば、テストでいい点を取ってきたときに、「よくがんばったわね!」みたいに。
努力を褒められると…
子どもの脳は、「努力」と「喜び」をセットで記憶する。
「がんばった後には、喜びが待っているんだ」と思うようになります。
すると、子どもはがんばり屋さんになる。
ですので、子どもを褒めるときは、「結果」ではなく「努力」を褒めてあげてくださいね。
モチベーションをドカンと高める方法③
というわけで、最後。モチベーションをドカンと高める方法の3つ目は、こちら↓
熱い人のテレビなどを見る
これはシンプルな話で…
情熱大陸・プロフェッショナル仕事の流儀・熱闘甲子園などを観て、熱い人の心にふれることが、モチベーションを高める最も手軽で最も効果的な方法なんです。
なぜかといえば、モチベーションは人から人へと簡単に感染するからです。
わかりやすいのが、ハーバード大学の2000人を対象にした研究で…
●隣にやる気のある社員が座ると、自分の生産性が117%までアップする
●隣に消極的な社員が座ると、生産性が最大で70%までダウンする
この差はすごいですよね!
モチベーションは、良くも悪くも簡単に感染します。
だから、熱い人のテレビなどを定期的に見ることが大事。
もちろん、テレビだけでなく、映画でもYouTubeでも小説でもマンガでも長渕剛さんのDVDでもOK。
ぼくの場合は、「プロジェクトX」や「ドラゴン桜」のDVDボックスを買って、少しずつですが、ほぼ毎日見ています。繰りかえし見ています。
ほかにも…
孫正義さんの場合は、小説「龍馬がゆく」。
松岡修造さん・大谷翔平さん・稲盛和夫さんなどは、「中村天風」さんの本や講演テープ。
ヨーロッパの一流サッカー選手たちの多くは、「キャプテン翼」。
エネルギッシュな人たちは皆、なにかしらのメディアを定期的に見て、高いモチベーションをキープしているのですね。
熱い人の心にふれると、「自分ももっとやりたい!」という気持ちになります。
簡単にモチベーションが高まります。
こんなに手軽な方法は他にないので、ぜひ活用してくださいね。
コツは定期的に見ること。できれば毎日がベストです。
まとめ
自分にとって一番の敵は、心の中にある「面倒くささ」。
モチベーションが高まれば、「面倒くささ」が小さくなります。
↓↓↓
「面倒くささ」が小さくなれば、自然と行動が変わります。
↓↓↓
行動が変われば、やがて習慣が変わります。
↓↓↓
習慣が変われば、運命が変わります。
すべてはモチベーションから始まります。
というわけで、今回ご紹介しましたモチベーションを高める方法は、この3つ。
・昔をなつかしむ
・「つらい経験」と「喜び」をセットで思い出す
・熱い人のテレビなどを見る
モチベーションを自分でコントロールできるようになれば、人生はイージーモード。
その気になれば、人生を180度変えることだって可能です。
また、誰かが思い出す「自分の顔」が、いつも元気でイキイキしていたら、それだけでも素敵ですよね。
ぜひ、この3つをうまく活用して、理想の自分、最高の人生を手に入れてくださいね。
以上、やる気満々!モチベーション爆上げする方法・3選でした。
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