心理法則まとめ◇これは使える！実践テクニック13連発

返報性（へんぽうせい）の法則

叩かれれば、叩き返したくなる。

親切にされれば、恩返しをしたくなる。

いわゆる「お返し」の法則です。

これは、とても応用範囲が広い。

使用例◇会社の人間関係

意地悪な課長がいたら、

「オレ、あの課長のこと尊敬してるんだ」と周りの人に言っていると…

それが、やがて課長の耳に入り「えっ！そうなんだ」となる。

すると課長は意地悪をやめ、可愛がってくれるようになる。

類似性の法則

「類は友を呼ぶ」と言われるように、似た者どうしが集まるという原理。

人間でも物質でも「波長」の合うもの同士が集まります。

使用例◇人間関係

たとえば、友達選び。

悪口が好きな人の友達は、悪口が好きな人が多い。

なので、

そのような友達をつくると、やがて自分が陰口を叩かれる。

反対に、いい人の友達は、いい人が多い。

アンカーリング効果

アンカーとは船の「いかり」。

つまり、基準点です。

基準点をつくると、そこから離れづらくなるという心理。

値引き交渉などで効果を発揮します。

◇使用例◇

たとえば、車の購入。

「200万円は高いよ！150万円（アンカー）なら絶対買うけどなぁ」

「お客さん、それは無茶ですよ～」

「じゃあ、170万円は？」

「仕方ないですね～」

ウィンザー効果

第三者を通したほうが効果が高いという心理。

「あの人が、あなたの悪口言ってたわよ」と、第三者から聞いたら怒り心頭ですよね。

褒め言葉も、

「女子社員たちが褒めてたぞ」と第三者から聞いたほうが、ずっと嬉しいものです。

使用例◇恋愛

友達に頼んで、さりげなく「好き」を伝えてもらう。

友達：「あいつ、君に惚れてると思うよ」

女の子：「えっ！本当に！？」

自己開示

秘密を打ち明けると、仲が深まるという心理。

使用例◇恋愛

・「ここだけの話だけど…」

・「相談があるんだけど、聞いてくれる？」

たったこれだけで、相手との距離がグッと縮まる。

単純接触効果

単純に「会う回数」が多いほど、好感度が上がるという心理。

通勤電車で毎日会う人をしばらく見ないと、「病気かな？」などと心配になりますよね。

使用例◇恋愛

・好きな人と、同じクラブ活動に入る

・イヤな人とは、会う回数を減らしていく

吊り橋効果

不安定な吊り橋の上でナンパすると、成功率が高い

という実験から明らかになった心理。

ドキドキ感を、脳が「恋してる！」と勘違いしてしまうのです。

使用例◇恋愛

告白するなら、遊園地がベスト。

ジェットコースターから降りた直後が一番いいかもしれませんね。

ピグマリオン効果

人は「期待された通り」に変わっていくという心理。

使用例◇人間関係

たとえば、子育て。

「優しい子ね」

「シッカリしてるわね」

と言われ続けていると、本当にそうなっていく。

部下や夫にも使えます。

ミラーリング効果

相手の鏡になったつもりで、

動作・テンションをまねると親近感を与えられる。

使用例◇人間関係

・相手が早口なら、こちらも早口で。

・相手が飲み物を飲んだら、こちらも飲む。

ランチョン・テクニック

相手を「説得」したいのなら、食事中が一番。

政治家が料亭をつかうのも、ランチョンテクニックです。

◇使用例◇

たとえば、親を説得するとき。

「彼と同棲したいんだけど」

「アメリカに留学したいんだ」

など、難しい交渉は食事中に。

ロミオとジュリエット効果

恋愛は、障害があるほど熱くなるという心理。

「思いどおりにならない」ことも、恋愛には必要なのです。

使用例◇恋愛

・たまにはデートを断る

・たまにはメールの返信を遅らせる

ユニフォーム効果

服装は、相手の心理に大きな影響を与えます。

「ポロシャツの医者」

「タンクトップの警察官」

では信用ゼロですよね。

◇使用例◇

たとえば、

「お嬢様を僕にください！」

という、相手の両親へのお願い。

たとえ、「茶髪」だろうが「ロン毛」だろうが、

スーツでビシッと決めていけば…

「今どきだけど、なかなかの好青年じゃないか！」

という高い評価をもらえる。

たぶん。。

ツァイガルニック効果

「中途半端で終わるのは、気分が悪い」という心理。

◇使用例◇

大掃除が面倒なら、とりあえず「窓ふきだけ」やる。

すると、いろんな所もピカピカに磨きたくなってくる。

●合わせて読んでほしい記事●

【嘘の心理学】嘘を見抜く10の方法

【人間関係に疲れた】2：8の法則を知ると人間関係が楽になります