・友達なのに、必要以上に気をつかってしまう
・家族に対して、言いたいことが言えない
・職場で、自分の意見が言えない
これでは、長い人生、息が詰まってしまいます。
やはり、ある程度は「自然体の自分」で暮らしていきたいですよね!
というわけで今回は『素の自分を出すコツ』を5つご紹介させていただきます。
素の自分を出すコツ
今回は「素の自分を出すコツ」というテーマなのですが…
そもそも、「素の自分を出さない」って悪いことなのでしょうか?
実は、そうでもないんです!
「素の自分を出さない」というのは…
「大人になる」ということ。
乳幼児のように「素の自分をむき出し」で生きていたら…
仕事も、夫婦関係も、友達関係も、客商売もトラブルが絶えないことでしょう。
「素の自分を出さない」能力って、とても大切なんですね!
ところが…
「素の自分を出さない」が行き過ぎて、
「素の自分を出せない」となると話が変わってきます。
どうしてそこまで「素の自分」を出せなくなってしまったのでしょうか?
それには原因があります。
「原因」がわかると本題も理解しやすくなると思いますので、少しご説明させていただきます。
素の自分を出せなくなる原因
話を進める前に、どうしても知っておいてほしいことがあります。
それは…
「観念」が「感情」をつくる
ということ。
出来事⇒観念⇒感情です。
「観念」とは、
たとえばラーメンを「ズルズルー」と食べている人を見て、
日本人なら「おいしそう!」と思うけど、欧米人は「汚い!」と思ってしまう。
それは、欧米人に
「音を立てて食べてはいけない」という観念があるからです。
「観念」というフィルターを通して「感情」が生まれてくる。
そして観念のほとんどが、幼少期に大人から植え付けられたものです。
「素の自分を出せない人」の観念とは?
では、「素の自分を出せない人」はどんな観念をもっているのでしょうか?
●子どもの頃に、自分の意見を否定されてばかりいると…
「言いたいことを言えば、嫌われる」という観念をもってしまう。
●成績を親にガッカリされたり、人と比較されて育つと…
「相手の期待通りの自分でなければ、愛されない」という観念をもってしまう。
このような観念が強すぎると…
「相手にどう思われるか」が心配になり、本当の自分を出せなくなってしまうのです。
だったら「この観念を書き換えましょう」というのが、この記事の目的。
そのための簡単な方法を、厳選して5つお伝えいたします↓
素の自分を出す5つのコツ
①「素の自分」でも案外嫌われない
②「嫌われる勇気」を持つには?
③ 失敗談を人に話す
④ 自己受容する
⑤ 恥はかき捨てる
①「素の自分」でも案外嫌われない
あなたの周りの人を想像してみてください↓
A.意見をハッキリ言うタイプの人
B.目立たない人・ウジウジしてる人
どちらの方が、人から好かれていますか?
きっと、「意見をハッキリ言う人」ですよね。
「素の自分を出しても案外嫌われない。むしろ好かれることの方が多い」ものです。
この事実を心に留めておくだけでも、行動がだいぶ違ってくると思いますよ。
素の自分を出すコツ①
「素の自分を出したほうが好かれる」と肝に銘じる
②「嫌われる勇気」を持つには?
「すべての人から好かれる」ことは不可能です。
なので…
人から嫌われることを恐れて八方美人になっても、自分がグッタリするだけ。
更に!
自分の意志をはっきり伝えないと、周りに「ズルい人」が集まってきます。
その結果、ますます生きづらくなる。
では反対に、
「素の自分」を出したらどうなるのか?
残念ながら、それを嫌って「離れていく人」もいます。
でも、それがいいんです!
気の合わない人が離れていけば、すがすがしく生きていける。
そして、自分を大切にできる。
「居心地のいい環境をつくるには、少々嫌われるぐらいがちょうどいい」のです。
そのことに気づいていれば、「素の自分を出す勇気」も出てきます。
素の自分を出すコツ②
いい人間関係をつくるには、少々嫌われるぐらいが丁度いい
③失敗談を人に話す
「この前、買い物に行ったら財布忘れちゃって!」
「それ、サザエさんじゃん!」
失敗談は、どんどん人に話しましょう。
失敗談で笑いを取れると…
不思議と「素の自分を出すこと」が楽しくなっていきます。
素の自分を出すコツ③
失敗談で笑いをとると、素の自分を出すことが楽しくなる
④自己受容する
ここ、重要です!
「自己受容できていない人は、本当の自分を出せない」と言われています。
自己受容は、聞き慣れない言葉ですが…
簡単にいうと、「ありのままの自分を受け入れる」こと。
「アナと雪の女王」みたいですが…
自分の「不完全さ」も含めて、
そのままの自分を受け入れることで
本当の自分を出せるようになっていきます。
たとえば、ぼくの場合…
●大勢の前にでると赤面するタイプ
●褒められると、舞い上がるタイプ
●髪が前からハゲはじめた
という弱点があります。
これらを、「いい」とか「ダメ」とかジャッジすることなく、そのまま受け入れている。
「ぼくは、こんなタイプなんだ」と。
だから、こうして堂々と さらけ出せるわけです。
(※これ以上ハゲてきたら、すぐには受け入れられそうにありませんが…)
ちなみに、自己受容できてない人は…
「赤面してしまう自分は情けない」
「ハゲてる自分ではダメだ」
と、自分のことを裁いてしまう。
だから、恥ずかしくなって、「素の自分」を出せなくなってしまうのです。
では、
自己受容できるようになるには、どうしたらいいのか?
それは、
事あるごとに、
「私は○○なタイプだ」と認めることです。
「私って、ハッキリと意見を言えないタイプなんだぁ」
「私って、緊張すると声が震えるタイプなんだぁ」
こんなことを繰りかえしていると…
ありのままの自分を、人に見せられるようになってくる。
たとえば、こんな会話↓
「花子はいいよね、いつも自然体で。私は、本当の自分が出せないんだぁ」
この発言自体、もうすでに、素の自分をさらけ出している証拠!
「本当の自分を出せないんだぁ」と、本当の自分を発表しているのです。
ここまで来れば、「自己受容できた」も同然!
素の自分を出すことが、次第に容易になってくるはずです。
自分の不完全さを認めることは、「弱み」ではなく、「強み」になります。
素の自分を出すコツ④
欠点を「いい・悪い」とジャッジしない。
「私は○○なタイプなんだ」とそのまま受け入れる。
⑤恥はかき捨てる
「思い出すだけで、顔から火が出るほど恥ずかしい!」
このように、「恥ずかしい思い出」を頭の中で繰り返しリピートすると、
「恥ずかしい」=「怖い」
という観念が出来上がってしまいます。
そうなると、「素の自分」を出すことが怖くなってくる。
「旅の恥はかき捨て」という言葉がありますが…
どんな恥も、かき捨ててしまった方がいい!
恥ずかしさは、1回だけで十分です。
心の痛みは、何度もそれをリピートしないかぎり徐々に弱まっていきます。
もしも、思い出しそうになったら…
頭をブルブルッと振って、吹き飛ばしてしまいましょう。
「恥ずかしい思い出」のリピートは厳禁です!
素の自分を出すコツ⑤
恥ずかしい思い出を、頭の中でリピートしない
本当の自分を出すのまとめ
記事が長くなってしまいましたので、以下に要点をまとめておきます↓
素の自分を出すコツ
①素の自分を出しても案外嫌われない。むしろ好かれることの方が多い
②居心地のいい環境をつくるには、少々嫌われるぐらいがちょうどいい
③失敗談を人に話すと「素の自分を出すこと」が楽しくなってくる
④事あるごとに「私は、○○なタイプだ」と認める
⑤「恥ずかしい思い出」のリピートは厳禁!
他人にどう思われるかを心配しているかぎり、あなたは他人のものだ
ニール・ドナルド・ウォルシュ
以上、『【本当の自分を出せない…】素の自分を出すコツ』でした。