コミュ障は、病気ではありません。
単なる経験不足です。
「ぼく、コミュニケーションが苦手で…」
![コミュ障の男](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2018/04/20180428communication.png)
そんな人が、半年後には…
「実はぼく、コミュニケーションが苦手だったんですよ!」と胸を張って言える。
![コミュ障を克復した人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2018/04/20180428communication2.png)
それが、今回の記事の最終目標。
コミュ障の原因と克服法をお伝えしていきます。
コミュ障の原因
”コミュ障”とは、コミュニケーション障害の略で、ネットから派生した俗語。
一言でいえば、「会話が苦手」という意味です。
英会話が苦手な人を、「英語障害」と表現しているのと同じ。
![英語が苦手な人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2018/04/20180428english.jpg)
コミュ障は、病気でも障害でもありません。
病気ではないけど、症状はある
「コミュ障は病気ではない」とは言っても、症状はあります。
・人と話すと、緊張して頭が真っ白になる
・会話すると、異常に疲れる
・「空気読めよ」と怒られてしまう
実は、ぼく自身も、昔はそういう所がありました。
人とのコミュニケーションが、ぜんぜん面白くないんです。
では、なぜこのような症状がでてくるのでしょうか?
コミュ障の原因は?
コミュ障の原因は、単純に経験不足。
自転車の練習と同じです。
![自転車の練習](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2018/04/20180428bicycle-practice.png)
初めて自転車に乗って、いきなり「乗れた!」という人はいないと思います。
最初は誰だって、痛い目にあって苦労するもの。
「こんな厄介なものに、本当に乗れるのか?」
「歩いたほうが楽じゃないの?」
と疑ってしまいます。
でも、ある地点を超えると、突然乗れるようになるもの。
一度乗れるようになれば、今まで乗れなかったことが不思議なくらいになります。
![自転車に乗る子ども](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2018/04/20180428bicycle.png)
それと同じで…
コミュニケーションも、経験をつんで、ある地点を超えないとうまくならない。
逆から言えば…
経験をつめば、誰だって上手くなるのです。
会話は、自転車と同じ要領
自転車は、どうやってバランスをとっているのか?
・右に傾いたら、右にハンドルを切る
・左に傾いたら、左にハンドルを切る
それを無意識にできるようになれば、もうこっちのもの。
緊張することなく、自由にスイスイ走らせることができます。
会話も、これと同じ。
・相手がこう言ったら、こう返す
・相手がああ言ったら、ああ返す
一定のパターンを体が覚え、無意識にバランスをとれるようになれば、もうこっちのもの。
緊張感が抜けて、コミュニケーションが一気に楽しくなります。
話せば話すほど元気になれる、という感覚です。
![楽しくおしゃべりする2人](https://panda-ondo.org/wp-content/uploads/2018/04/20180428chatting.png)
コミュ障を克復する道は、ただ一つ。
経験をつんで、会話パターンを体に染み込ませること。
「そんな事をしていたら、上達するまでに何年かかるんだよ!」というご意見もあると思います。
というわけで…
次に、コミュニケーションをすばやく上達させるコツをお伝えしていきます。
コミュ障の克服法
ここでは、コミュニケーションを上達させるコツを、6つお伝えします。
どれも簡単なことですが、どれも大切なことばかりです。
①コミュニケーションの目的を知ると、コミュニケーションが楽になる
ここ重要です
コミュニケーションの目的は、たった1つ。
それは、雰囲気を明るくすること。
「沈黙による気まずさを解消して、雰囲気を明るくする」ことがコミュニケーションの目的。
つまり、内容はなんでもいいのです。
たとえば、エレベーターでご近所さんと一緒になったときに…
「新しい靴が合わなくて、靴ズレがひどいんですよ」
「あたたた、痛そうですね」
これで、完璧なコミュニケーション。
沈黙が消えて、雰囲気が明るくなるから、100点満点です。
それから、芸人の出川哲朗さん。
出川さんは、いつも噛みまくりで、日本語もハチャメチャです。
なのに、いつでもどこでも雰囲気を明るくできる。
つまり、しゃべりが下手クソでも、コミュニケーションの達人になれるのです。
●内容はなんでもOK
●うまく話さなくてもOK
それが、コミュニケーション。
そう考えると、一気にハードルが下がるのではないでしょうか。
「あっと驚くようなことを言わなければならない」
「これを言ったら、相手はどう思うだろうか?」
このように、コミュニケーションを難しく考えると、緊張して言葉が出てこなくなります。
コミュニケーションで必要なことは、たった1つ。
それは、しゃべること。
内容も、日本語も、どうでもいいのです。
②相手の目を見てはいけない
「目をみて話しなさい」
みなさんも、親や先生から、一度は言われたことがあると思います。
でも、目をみるのは、絶対にやめたほうがいい!
タモリさんは会話するときに…
相手の「目」ではなく、「鼻」をみるそうです。
その理由は、目線が合うと、お互いに緊張してしまうから。
人の目からは、得体の知れない強いエネルギーがでています。
特に、コミュニケーションに慣れていない人は、そのエネルギーの影響で、緊張して頭が真っ白になってしまうのです。
とはいっても、顔を見ずに話すと、「ちゃんと聞いてるの?」と思われてしまいがち。
なので、鼻を見るのがベスト。口でもOKです。
間違っても、目だけは見ないこと。
これは意外と重要です。
③気楽に話ができる自己暗示
他人と話すことは苦手だけど、家族と話すことは苦にならない。
だいたいみんな、そうですよね。
なぜ、家族となら気楽に話せるのでしょうか?
その理由は、単純。
「味方」だからです。
阪神ファン同士なら、初対面でも気軽に話せるもの。
だけど、阪神ファンと中日ファンなら、なぜかギクシャクしてしまいます。
他人に気軽に話しかけることができない人でも…
アフリカで日本人に会えば、話しかけたくなるはず。
喫煙所で話が弾むのも、「愛煙家同士」という一体感があるからです。
これが、「味方となら話しやすい理論」。
つまり、話相手を「味方」と思えば、うんと話しやすくなるのです。
では、どうすれば、話相手を味方と思えるのでしょうか?
これは意外と簡単。
話す前に、「この人のことが大好き」と自己暗示をかける
嘘でもいいんです。
「山田さんのことが大好き。山田さんのことが大好き」みたいに。
それだけで、すごく話しやすくなります。
また、不思議と会話も弾むものです。
④会話は、質問からはじまる
「この部屋、ちょっと寒くない?」
「連休は、どこかに行った?」
会話のほとんどは、簡単な質問からはじまります。
つまり、会話に困ったら、質問からはじめればいいということ。
質問の種類は、無限にありますからね。
とはいっても、「肝心なときに限って、なかなか質問が思い浮かばない」もの。
そんなときの必殺技が…
「ホメ質問」です。
①相手をじっと見て、褒める部分を探す
②褒めて、質問する
自分「髪が綺麗ですね。どこのシャンプー使ってるんですか?」
相手「実は、韓国のシャンプーを使ってるの」
そうなれば、会話が弾むこと間違いなし!
「今度いっしょに韓国へ行こうよ!」なんてところまで、話が発展するかもしれません。
「体、鍛えてるんですか?」
「その靴、どこで買ったんですか?」
「どこの美容院ですか?」
そんなホメ質問も、グッドですね。
ただ、人を褒めると、「イヤミですか?」と返してくる人もときどきいます。
そんなときは、どうしたらいいのか?
そんな人とは、付き合わないのがベスト。
イヤな人と付き合うと、コミュニケーションまでイヤになります。
⑤テンションを合わせると、お互いが気持ちよくなる
会話で大切なのは…
言葉よりも、テンション。
合唱やダンスと同じで、お互いのリズムが合うと、気持ちよくなれるからです。
・相手が笑顔で話していたら、自分も笑顔にする
・相手がドンヨリしていたら、自分もドンヨリする
・相手がヒソヒソ話したら、自分もヒソヒソ話す
・相手が興奮していたら、自分も興奮する
テンションを合わせると、相手は気持ちよくなって、おしゃべりになるもの。
そうなれば、自分は「聞く側」へまわればいいOKです。
⑥愚か者になるのが一番!
「恥をかきたくない」
「バカにされたくない」
「イジられたくない」
「カッコ悪いと思われたくない」
「うまく話さなければならない」
そういう気持ちがあるかぎり、コミュニケーションは絶対にうまくなりません。
怖くて、何も言えなくなるからです。
コミュニケーションの目的は、「勝った負けた」の戦いではありません。
あくまで、雰囲気を明るくすることが目的。
そのためには、自分が愚か者になるのが一番です。
・自虐ネタや失敗談で、人を笑わせる
・イジられても、笑いに変える
相手「なにその服。宇宙人みたい」
自分「だよね。自分でもそう思ってるんだよ」
相手「落ち武者みたいな髪型だね」
自分「拙者、武士ではござらん」
自分が愚か者を演じると、話相手の肩の荷もおりる。
そして間違いなく、雰囲気も楽しくなります。
コツは、「笑われた」と思うのではなく、「笑わせた」と思うこと。
自分をひとつ落として、人を笑わせることは、意外と気持ちのいいものです。
まとめ
記事が長くなってしまいましたので、最後にポイントをまとめておきます。
ひとつずつ実践していけば、半年後には「気軽におしゃべりできる自分」に生まれ変わることができると思いますよ。
●コミュ障は、病気ではなく、経験不足
自転車と同じで、コミュニケーションは体で覚えるしかない
●コミュニケーションの目的は、雰囲気を明るくすること
内容も、日本語も、どうでもいい。しゃべればいい。
●相手の目をみてはいけない
ときどき鼻を見る程度でいい。
●味方だと話しやすい理論
話す前に、「この人のことが大好き」と自己暗示をかける。
●会話は質問からはじまる
困ったら、ホメ質問。
●言葉よりもテンションが大事
相手のリズムに合わせて、聞く側にまわる。
●愚か者になるのが一番
自虐ネタと失敗談。イジられても笑いに変える。
最後の最後に、一つ。
もしも、「そもそも話す相手がいないんだよ」という方は…
・道を尋ねる
・店員さんに尋ねる
・ご近所さんに挨拶する
この3つから始めるといいと思いますよ。
☆☆☆
以上、コミュ障は病気じゃない!コミュ障の原因と克服法でした。
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