この記事でお伝えしたいこと
- 心と脳によい食べ物
- 心と脳に悪い食べ物
わたしたちの脳は、F1マシンとおなじで超高性能。
超高性能だからこそ、故障しやすい。
ちょっとした栄養不足で、「F1マシン」が「こどもの国のゴーカート」になってしまう。
頭はにぶくなるし、心は暗くなる。
ちなみにうつ病は、F1エンジンでいうと「オイル切れ」。
認知症のアルツハイマー病は、「エンジンのなかにゴミ」がつまった状態です。
つまり、脳がもっているポテンシャルをフルに引き出すには、適切な栄養素が必要。
脳が快適にはたらけば、驚くほど頭の回転がよくなります。
心も強くなり、性格まで変わってくるのです。
というわけで今回は、「心と脳によい食べ物」をまとめてご紹介していきます。
①頭が良くなる食品
②心が明るくなる食品
③エネルギーがみなぎる食品
④記憶力が良くなる食品
⑤心を落ち着かせる食品
⑥脳の老化を抑える食品
ちなみに、ぼくラッキーは、毎日こんなものを食べています↓
●おやつとして、「バナナ・ヨーグルト・アーモンド・クルミ・ビタミンC」
●朝ごはんに、「卵」を1つ
●昼ごはんは、ほぼ毎日「カレーうどん」
●晩ごはんは、「キムチ・じゃこ」
●ご飯に「胚芽押麦」を混ぜて炊く
これらを毎日食べるのには、深い深いわけがあるんです。
今回の記事を読んでいただければ、その理由がわかると思いますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
心と脳によい食べ物
①頭が良くなる食品
②心が明るくなる食品
③エネルギーがみなぎる食品
④記憶力が良くなる食品
⑤心を落ちつかせる食品
⑥脳の老化をおさえる食品
各2つずつの食品を、順番にご紹介させていただきます。
①頭が良くなる食品・ベスト2
オメガ3脂肪酸
頭が良くなる食品の1つ目は、「オメガ3脂肪酸」。
オメガ3脂肪酸は、簡単にいうと「脳の原材料」のひとつ。
不足すれば、当然、脳機能が全般的におとろえます。
また、オメガ3脂肪酸は、脳細胞を柔らかくする効果もあります。
脳細胞が柔らかければ、信号伝達がうまくいく。
これが、「頭が切れる」という状態。
反対に、脳細胞がかたいと、信号伝達がうまくいかない。
これが、「頭がにぶい」という状態です。
青魚に豊富ですね。
「青魚は苦手」という方は、こちらでもOK↓
クルミ エゴマ油 アマニ油
ちなみに、オメガ3脂肪酸は、心臓病やアルツハイマー病の予防にも効果的。
「週に1回以上青魚を食べる人は、アルツハイマー病が半減する」とも言われています。
また、WHOは、赤ちゃんのミルクに「オメガ3脂肪酸を配合」することを推奨しています。
カレー
頭が良くなる食品の2つ目は、「カレー」。
カレーは、食べた直後に脳が活性化して、IQが7ポイントもアップする。
インド人がかしこい理由も、どうやらカレーのようなんです。
また、インド人は認知症が極端に少なく、アルツハイマー病がアメリカ人の4分の1。
カレーに入っているクルクミンの効果らしいのですが…
クルクミンは、ほかにも記憶力アップ・幸福感アップなどの効果もあります。
カレーを食べると、頭が良くなり、さらに幸せになっちゃう!
すごいですよね。
②心が明るくなる食品・ベスト2
トリプトファンとチロシン
うつの原因は、「セロトニン不足・ドーパミン不足・ノルアドレナリン不足」と考えられています。
セロトニンは、こころを安定させる物質。
ドーパミンとノルアドレナリンは、やる気をうながす物質。
そして、セロトニンの原料は、トリプトファン。
ドーパミンとノルアドレナリンの原料は、チロシンなのです。
つまり、トリプトファンとチロシンが不足すれば…
当然、心の元気がなくなる。うつ症状が出てくるというわけです。
さらにトリプトファンは、眠気の元であるメラトニンの原料でもあるんです。
ですので、寝付きの悪い方にも、トリプトファンはおすすめです。
バナナ
乳製品(ヨーグルト・チーズ)
大豆製品(豆腐・納豆・味噌)
バナナ 乳製品 大豆製品
アーモンド
ビタミンB6
心が明るくなる食品の2つ目は、「ビタミンB6」。
先ほどの、「トリプトファン→セロトニン」と変化するときに、必要なものがビタミンB6。
ですので、ビタミンB6が不足すると、心の元気がなくなってしまう。
また、ビタミンB6は、ストレスによって消費されてしまいます。
ストレスの多いときほど、たくさんのビタミンB6が必要ということですね。
青魚 鶏肉 バナナ レバー
③エネルギーがみなぎる食品・ベスト2
ビタミンB1
エネルギーがみなぎる食品の1つ目は、「ビタミンB1」。
脳のエネルギー源は、唯一「ブドウ糖」のみ。
そのブドウ糖を、エネルギーに変換してくれるのがビタミンB1です。
ですので、ビタミンB1が不足すると、エネルギーも不足する。
脳も心も、そして体も元気を失ってしまうというわけです。
豚肉 うなぎ
胚芽米 大豆製品
亜鉛
エネルギーがみなぎる食品の2つ目は、「亜鉛」。
亜鉛は、男性の精力剤として有名ですが…
実は、心の健康にとても大きな影響を及ぼしている。
亜鉛が不足すると、うつ・不安・摂食障害・多動・統合失調症など、心の病のリスクを高めると言われています。
しかも日本人は、亜鉛不足の人がとても多いそうです。
牡蠣 レバー アーモンド
ゴマ 納豆 チーズ
また出てきましたね!アーモンド。
ちなみにですが…
ストレスの多い人・飲酒量の多い人・月経前症候群・ホルモンがアンバランスな人は、人一倍おおくの亜鉛が必要になるそうです。
④記憶力が良くなる食品・ベスト2
レシチン
記憶力が良くなる食品の1つ目は、「レシチン」。
レシチンは、記憶力を高めるアセチルコリンの原料。
ほかにも、集中力アップや心を安定させる効果もあります。
鶏卵 大豆製品
ナイアシン(ビタミンB3)
記憶力が良くなる食品の2つ目は、「ナイアシン」。
ナイアシンは、「記憶力を上げるビタミン」とも呼ばれています。
ある研究では、毎日141mgのナイアシン摂取によって、記憶力が10~40%も上昇したそうです。
ナイアシンは心の健康にもよく、ナイアシンが不足すると心の病になりやすいと言われています。
キノコ 魚 アーモンド
レバー
またまた出ましたね!アーモンド。
⑤心を落ち着かせる食品・ベスト2
GABA
心を落ち着かせる食品の1つ目は、「GABA」。
最近、血圧を下げる効果があるとして、GABAを配合した特定保健用食品を見かけるようになりました。
GABAは、血圧低下だけではなく、脳の興奮や不安・イライラを抑え、自律神経のバランスを整える効果もあります。
ですので、寝つきが悪い人には特におすすめ。
以前は、「GABAを直接食べても、脳まで届かないから効果はない」と言われていましたが…
脳まで届かなくても、精神的ストレスを抑える効果は認められています。
ただ、そのメカニズムはわかっていないそうです。
トマト 発酵食品(キムチ・納豆)
ちなみにGABAは、ストレスによって消費される性質があるので、ストレスが多い人ほどたくさん摂ったほうがいいということですね。
カルシウム・マグネシウム
心を落ち着かせる食品の2つ目は、カルシウムとマグネシウム。
この2つは仲のいい兄弟みたいなもので、「天然の精神安定剤」とも呼ばれています。
カルシウムが不足すると、不安やイライラが起こる。
マグネシウム不足は、うつ病や月経前症候群に関与していると言われています。
魚 海藻類 乳製品
アーモンド
海藻類 アーモンド
ホウレンソウ ゴマ
⑥脳の老化を抑える食品・ベスト2
ビタミンE
脳の老化を抑える食品の1つ目は、「ビタミンE」。
わたしたちの体の中では、有害な活性酸素が毎日発生していますが、その活性酸素を無毒化してくれるのがビタミンE。
脳を老化から守り、若々しい脳を維持できます。
アーモンド ホウレン草
ブロッコリー うなぎ
ビタミンC
脳の老化を抑える食品の2つ目は、「ビタミンC」。
ビタミンCは、ビタミンEと同様に活性酸素をやっつけてくれる。
それだけではなく、体中のいたるところで活躍しています。
ビタミンCは、大工さんでいえば「釘」。
釘が不足していたら、家が崩れてしまいますからね。
人間も同じ。
ビタミンCは、絶対に切らしてはいけない、とても重要な栄養素です。
果物 野菜
ストレスの多い人や心の病がある人は、ビタミンCが不足しやすいので、ちょっと多めに摂ったほうがいいですね。
心と脳に悪い食べ物
ここまで「心と脳によい食べ物」をお伝えしてきましたが…
最後に、「心と脳に悪い食べ物」も簡単に紹介させていただきます。
トランス脂肪酸
トランス脂肪酸は、マーガリン・スナック菓子・ファーストフードの揚げ物などに多く含まれていて、非常に体に悪い油です。
心臓病や脳卒中の原因になるだけでなく…
脳の機能をおとろえさせることも分かってきました。
そのため、トランス脂肪酸を減らす企業努力が進められている最中。
WHOは、2023年までにトランス脂肪酸の根絶を目指しているそうです。
白砂糖
砂糖の摂取量が多いと、血糖値が乱高下して、精神不安定になりがち。
また、砂糖は、体内のビタミン・ミネラルを奪い取ってしまうので、脳の機能がおとろえてしまう。
ある研究では、砂糖を多く摂る人は、少ない人より、IQがなんと25ポイントも低かったそうです。
言い方は悪いですが、食べ過ぎると頭がダメになるということですね。
アルコール
酒の飲み過ぎは、うつの原因になるだけでなく、脳細胞を破壊します。
ただ、一日1杯までなら悪影響はないということです。
ぼくもお酒が大好きですが、最近はちょっとずつ減らす方向でがんばっています。
カフェイン
カフェインの摂り過ぎは、うつや疲労・やる気の減退の原因になります。
ちなみに、摂り過ぎとは、コーヒーに換算して5杯以上。
ただ、カフェインは、コーヒーだけでなく、緑茶・紅茶・ウーロン茶・ココア・栄養ドリンクなど、いろんなものに入ってますからね。
飲み物は、ちょっとだけ気をつけたほうがいいということですね。
まとめ
「心と脳によい食べ物」をたくさんご紹介してきましたが…
もちろん、「食べれば食べるほど頭が良くなる」とか、そういう話ではないですからね。
「不足しないよう安定供給すれば、脳のポテンシャルをフルに引き出せる」ということですので、無駄に食べ過ぎないよう、よろしくお願いします。
それから、「食べ物に共通点がある」ことに、みなさん気づかれたと思います。
特によく出てきたのは、アーモンド・バナナ・魚。
ラッキーが下のものを毎日食べている理由も、お分かりいただけたと思います。
これらからエネルギーをもらい、やる気や集中力、また知能や心の安定を保っているんです。
でも、「毎日こんなにたくさん食べたくないよ!」という方もみえると思います。
そんな方には、サプリメントがおすすめ。
サプリのほうが手軽だし、食事でとるよりリーズナブルだったりしますからね。
ただ、サプリとなると、「どのサプリを飲めばいいのか、わからない?」というのが必ずでてくる疑問。
そんなときは、マルチビタミンとマルチミネラルがおすすめ。
「全部ひっくるめて飲んでしまえ!」ということですね。
ちなみに、「マルチビタミンとマルチミネラルを毎日摂ると、IQが上がった」という研究がたくさんあります。
それだけ、脳が快適に働くようになる、不具合が減るということですね。
それから、「マルチビタミンとマルチミネラル、2つも飲みたくないよ!」という面倒くさがり屋さんにおすすめなのは、マルチビタミン&ミネラル。
旅行用でぼくも持っていますが、アマゾンで200粒入り2400円くらい。
毎日2粒だから、一日約24円。
これなら毎日つづけられますね!
☆☆☆
以上、心と脳に良い食べ物・気分上々!頭脳明晰!でした。
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