子育てで絶対やるべき4つのこと

心理カウンセラー・ラッキー
YouTube Twitter Facebook

「子どもに幸せになってほしい」

「やる気のある人になってほしい」

「優しい人に育ってほしい」

親なら、誰だってそう思いますよね。

 

だからこそ、「勉強しなさい!」「優しくしなさい!」「しっかりしなさい!」と口酸っぱく言ってしまうものです。

 

でも、言っている本人も「このやり方では、上手くいかない」というのは、薄々気づいていると思います。

 

自分だって、上司から「仕事しろ!」「しっかりしろ!」と言われたら、逆にやる気を失いますからね。

 

では、どうすれば子育てが上手くいくのか?

これが、今回の本題。

 

というわけで今回は、子育てで絶対やるべきことを厳選して4つご紹介させていただきます。

 

今回は、あえて「お母さん」に向けて話をしますが、子育ては「お母さんひとり」で出来るものではありませんからね。

 

「お母さん」と言っているところを、「お父さん」「おばあちゃん」「おじいちゃん」「担任の先生」と読み換えても大丈夫ですよ。

 

 

子育てで絶対やるべきこと①

子育てで絶対やるべきこと、その1つ目は、こちら↓

両親がご機嫌でいること

 

お父さんお母さんが、ご機嫌かどうか。

これが、その子の運命を左右します。

 

たとえば、お父さんが、「ただいま!」と笑顔で帰宅すれば…

子どもは、「仕事って楽しいのかな」と思います。

 

お父さんが、「今仕事で、こんなプロジェクトをやってるんだ」と楽しそうに語れば…

子どもは、「早く大人になりたい。自分もがんばりたい!」と思います。

 

お母さんが、楽しそうに掃除をすれば…

子どもは、「大人は楽しそう。自分もやりたい!」と思います。

 

このように、両親がご機嫌でいることで、子どもの「やる気」や「希望」が湧いてくる。

 

それとは反対に、お父さんが「あ~、疲れた」とため息をつきながら帰宅すれば…

子どもは、「仕事って大変なんだ」と思います。

 

愚痴や文句ばかりこぼしていたら…

子どもは、「この世界は大変なところなんだ」と不安になります。

 

お母さんが、面倒くさそうに家事をしていたら…

子どもは、「大人ってつまらないんだ。子どものままでいたいな」と思います。

 

このように、両親が不機嫌でいると、子どもの「生きる意欲」がだんだん失われていくんです。

 

子供の成長にとって、最も大事なものは、「生きる活力」や「生きる喜び」を感じられること。

そのためには、両親がご機嫌でいるのが一番なんですね。

 

心の底からご機嫌になるには?

それから、もう一つ大事なことがあって…

ご機嫌じゃないのに、無理やり笑顔をつくると、切ない表情になります。

 

子供はそれを敏感に感じ取り、「お母さん、なんだか大変そうだな」と不安になります。

 

これでは逆効果ですよね。

 

なので、「表面的なご機嫌」ではなく、「心の底からご機嫌」じゃないとダメなんです。

 

では、どうしたらお母さんがご機嫌になれるのか?

 

ここで、お父さんの出番です!

 

実は、お母さんを一番ご機嫌にできるのは、お父さんなのです。

共感しながら話を聴く
感謝の言葉を伝える
ハーゲンダッツを買って帰る

 

お母さんがご機嫌になると、子どももご機嫌になり、思いやりのある暖かい家庭になります。

そうすれば、お父さんもご機嫌になれるのです。

 

「ハッピーワイフ・ハッピーライフ」という言葉がありますが…

家庭の幸せは、まずはお母さんから。

 

お母さんは、自分を幸せにする。

お父さんは、お母さんを幸せにする。

 

そうやって、お母さんからご機嫌の輪を広げていくことが、子どものすこやかな成長につながるのですね。

 

子育てで絶対やるべきこと②

子育てで絶対やるべきことの2つ目は、こちら↓

叱るときは「敬語」をつかう

 

「子どもに敬語?」と思われた方もみえるかもしれませんが…

でも、実はこれが、子どもの「自立心」や「やる気」を引き出す、非常に効果的な方法なんです。

 

たとえば、「こんなに散らかして!早く片付けなさい!」。

このように、上からモノを言うのは、子ども扱いするのと同じこと。

 

子ども扱いするから、その子は、いつまでたっても子供のまんま

 

だから、その子が大きくなっても、「もう!何回言ったらわかるの!」と同じことが繰り返されるんです。

 

では、敬語を使った場合は、どうなるでしょうか。

 

「散らかすと、お母さん困ります。片付けてもらえますか」

 

敬語で話せば、子どもがすぐに片づけてくれる、という話ではありません。

 

敬語で話すことは、大人扱いするということ。

 

すると、その子に「大人の自覚」が芽生えます。

「もっと、ちゃんとしなければ」と。これが自立心。

 

自立心が育つと、自分で考えて行動できるようになるんです。

 

アドラー心理学でも、「子どもに命令してはいけない。対等な存在として接することが大事」と言っていますが…

子どもを「一人の人間」として尊重することで、その子の自立心や責任感が育ち、自分で考えて行動できるようになる。

 

そのための最もシンプルな方法が、敬語で叱ること、なんですね。

 

子育てで絶対やるべきこと③

子育てで絶対やるべきことの3つ目は、こちら↓

お母さんが「失敗する姿」を見せる

 

「理想的なママでいたい」「ダメなところを子どもに見せたくない」というのは、親なら誰でも思うことですが、完璧なお母さんを目指さなくていいんです。

 

というか、むしろ、完璧にならないほうがいい!

 

お母さんが、真面目で、努力家で、家事も育児もそつなくこなし、何でもできて、何でも知っている。

 

そんな完璧なお母さんだと、子どもは「しんどい」です。

「ママは完璧なのに、自分はダメなところばかり」と自分を責めて、自己肯定感が下がってしまいます。

 

すると、人の評価が気になる、失敗するのが怖くなる、チャレンジできないなど、子どもの心が萎縮してしまうんです。

 

理想のママは「ちょっとダメだけど明るいママ」

子どもにとって理想のママは、「ちょっとダメだけど、明るいママ」です。

 

「ホットケーキ、まる焦げになっちゃった。テヘ♪」と笑っていれば、子どもは「ママもこんなにかわいい失敗をするんだ」と安心します。

 

「オバケ屋敷はムリムリ!」とジタバタすれば、子どもは「ママだって怖いものがあるんだ」と安心します。

 

「ママもこんな大失敗をしたことがあるのよ」と失敗談を話せば、子どもは「ママも僕と同じなんだ」と肩の荷が下ります。

 

すると、子どもは、「人間誰もが完璧じゃないんだ。不完璧でいいんだ!」と思うようになり、自己肯定感が高まる。

 

自己肯定感が高まれば、失敗を恐れなくなる、人の評価が気にならなくなる、自分を許せるようになる。

また、自分を許せる人は、他人のことも許せるようになるので、優しい人に育ちます。

 

お母さんが目指すべきは、完璧なママではなく、ちょっとダメで明るいママ。

 

失敗するし、出来ないこともあるし、ダメなところもたくさんある。

「それでもママは、幸せに生きているから」

 

そういう姿を見せることが、子どもの自信を育てる最高の教育になるのですね。

 

子育てで絶対やるべきこと④

子育てで絶対やるべきことの4つ目は、こちら↓

正しい褒め方をする

 

子どもを褒めることは、実は簡単そうで難しい!

 

褒め方を間違えると、逆に子どもをダメにしてしまうんです。

 

褒め方は、大きく分けて4種類あります。

才能褒め…「天才!」「頭がいいね!」など

結果褒め…「100点!すごい!」など

努力褒め…「よく頑張ったね!」「優しくできたね」など

感謝褒め…「ありがとう!」「助かるわ」など

 

で、結論から言うと…

①× ②× ③◎ ④◎

 

やっていいのは、努力褒め感謝褒めだけなんです。

 

その理由はというと、まず才能褒めですが…

「天才!頭がいいね!」と才能を褒めると、子どもは、「その勲章に傷をつけたくない」という心理が働きます。

 

すると、「努力して成果が出なかったら、頭が悪いと思われてしまう」と思い、努力しなくなる

「失敗したら、才能がないと思われてしまう」と思い、チャレンジをしなくなる

また、「自分を良く見せよう」として嘘が増える、ということも心理学研究でわかっています。

 

これは怖いですよね。

 

結果褒めですが…

成績が良いときは「100点!すごい!」と褒めて、成績が悪いときは「あらまぁ」とガッカリする。

 

これを「条件つきの愛」と言ったりしますが、これを繰り返すと…

子どもは、「成績のいい自分は、愛されるんだ」「成績の悪い自分は、愛されないんだ」と思ってしまう。

 

「親から無条件で愛されている」ことを信じられなくなってしまうんです。

 

すると、「ありのままの自分ではダメなんだ」と自己肯定感が下がってしまう。

 

自己肯定感が下がると、先ほども言いました通り、

・人の評価が気になる
・失敗するのが怖くなる
・チャレンジできない

など、子どもの心が萎縮してしまうんです。

 

努力褒めですが、これは素晴らしい!

 

「100点!嬉しいね!よく頑張ったもんね!」と努力を褒めれば…

子どもは、心の底から「努力してよかった!」という達成感を味わえます。

がんばることが好きになります。

 

テストが30点だったとしても、「あなたが元気に学校に行ってくれるだけで、お母さん嬉しいから♪」と頑張りを褒めれば、子どもは、無条件の愛を感じます。

自己肯定感が高まります。

 

徒競走で子どもがビリでも、「よくがんばったわね!お母さん感動したわ」と言えば…

子どもは、「がんばるって、カッコいいんだ」と思うようになります。

 

このように、努力を褒めることで、「ツラい努力」を乗り越える力が育っていくんです。

 

感謝褒め、これも素晴らしい!

 

「ありがとう!助かるわ」と褒めれば、子どもは「自分は価値のある人間だ」と自尊心が高まります。

また、「人の役に立つって、嬉しいんだ!」と気づき、親切な人になります。

 

その結果、優しくて自信のある子に育つ。

 

ちなみに、異性にモテる人の共通点は、優しくて自信のある人ですからね。

そういう意味でも、子どものためになるのですね。

 

そんな訳で、努力褒め感謝褒めをたっぷり行い、才能褒め結果褒めはしない。

 

これを続けることで、子どもの「やる気」と「自信」が高まり、自然といい方向に成長してくれると思いますよ。

 

まとめ

「子どもに幸せになってほしい!」

この願いを叶えるために親ができることは、今回ご紹介しました、この4つ。

 

①両親がご機嫌でいること(まずはお母さんから)

敬語で叱る

③お母さんが「失敗する姿」を見せる

努力褒めと感謝褒め(才能・結果褒めはNG)

 

これらを実践することで、子どもは…

生きる活力が高まります

自己肯定感も高まります

人への優しさも身に付きます

自分で考えて行動する力もつきます

続ける力が育ちます

 

今は激動の時代で、先行きが不透明ですが…

この5つの能力があれば、どんな未来が来ても、たくましく生きていけるはずです。

 

ですので、ぜひ、この4つを日々の生活に取り入れて、子どもの心の成長をしっかりとサポートしてあげてくださいね。

 

 

以上、子育てで絶対やるべき4つのことでした。

●こんな記事もありますよ

自己肯定感アップ!かしこいお母さんの子育て術

著者:心理カウンセラー・ラッキー

★YouTube 始めました★

きっと役立つ知恵をお届けします

☆ラッキーのTwitter☆


★読むだけでみるみる幸運になる「ラッキー語録」も、TwitterとFacebookで無料公開中!