このブログで「メタ認知」を紹介するのは、3回目。
なぜ、3回も紹介するのかというと…
重要だからです。
メタ認知を身につけると…
●自分に自信が持てる
●自分の機嫌をとれる
●イライラを減らせる
●楽観的になれる
●未来に希望をもてる
●緊張を和らげることができる
●冷静な判断ができる
●ヤル気が湧いてくる
●心が安定する
など、メリットが盛りだくさん!
感情のコントロールも容易になります。
メタ認知で、感情をコントロールする
今回の記事では…
①メタ認知とは?
↓↓↓
②トレーニング法
↓↓↓
③メタ認知のコツ
の順で、駆け足でご紹介させていただきます。
①メタ認知とは?
「メタ認知」をネットで検索すると…
「自身の認知を認知すること」
とかって出てくるんですけど…
「認知を認知」って、
何のこっちゃ、さっぱり分からないですよね。
「のびのび太」や「寺門ジモン」を連想してしまうのは、僕だけじゃないと思います。
そういう難しい話は抜きにして、
「メタ認知」を、シンプルにご説明させていただきます。
メタ認知とは
メタ認知とは…
『第三者の目で、自分を見る』
『他人目線で、自分を見る』
ということ。
「なんか私、イライラしてる」
「不安になってるぞ」
「足がソワソワしてる」
「わたし、今、すねている」
というように、
『自分で自分を観察する』ことが、メタ認知。
これが上手くなると…
不思議と感情をコントロールしやすくなるのです。
たとえば…
「緊張」しているときに、
「胸が苦しくなってきたぞ」
「あっ、足が震えてる」
というように、
自分の「心や体の状態」を言葉していると、次第に緊張を和らげることができます。
また、
お坊さんの修行の1つも…
実は「メタ認知」。
「心を見つめる」修行です。
「あっ、頭に血が上ってきたぞ」
「気持ちがソワソワしてきたぞ」
と、常に「心を観察」している。
だから、
お坊さんは、いつも「冷静」でいられるわけです。
冷静といえば…
芸能人のタモリさん。
タモリさんは、子どもの頃、
超引っ込み思案だったそうですが、
今では、誰よりも「余裕」があります。
その秘訣も、やはり「メタ認知」。
タモリさんは、ナインティナインの岡村隆史さんに対して、こうアドバイスしています↓
余裕というのは、オーバーに言うと、幽体離脱したみたいに自分をちょっとズレた視点から見られるということだね。それはどんどんできてくると思うよ。
『パピルス』2008年10月号より
メジャーリーグの大舞台で活躍するイチロー選手も、
やはり、メタ認知の達人です↓
自分のナナメ上にはもう一人の自分がいて、その目で自分がしっかりと地に足がついているかどうか、ちゃんと見ていなければならない
感情コントロールの鍵は「メタ認知」。
「自分を客観的に見る」ことなのです。
②メタ認知のトレーニング法
タモリさんやイチローのように…
「もう一人の自分」を出現させる
ことが、最高のメタ認知になるわけですが…
そのために、
「長時間、座禅を組む」
とか、
「幽体離脱する」
なんてことは、なかなかできませんよね。
というわけで、
もっと簡単なトレーニング法をご紹介いたします。
そのトレーニング法とは…
鏡の中の自分に話しかける
鏡で自分の「表情」を見れば…
努力の必要もなく、
一瞬で自分を客観視できてしまう。
そして、
「もう少しだ!張り切っていこう!」
「今日はよく頑張ったね!偉いよ!」
「ちょっと疲れ気味じゃない?」
と自分に話しかければ、完全な「メタ認知状態」をつくれるわけです。
だから、いいトレーニングになるのですね。
③メタ認知のコツ
実はここからが、
今回の記事のメイン。
先日、
「メタ認知は理解できたけど、いまいちコツがつかめない」
というご意見をいただきました。
というわけで、
「メタ認知のコツ」をご紹介いたします。
メタ認知のコツ、
それは…
『心と魂は、別』と考える
わかりづらいですよね。
下の絵をみてください。
「肉体と心」はセット。
神様からのレンタル品。
そして、
「魂」こそが本当の自分。
みなさんも、こんな経験がありますよね↓
「先生から怒られている最中に、笑いが止まらなくなった」
このときに、
「笑っちゃいけない」と思っているのが「魂」で、
「笑っている」のが「肉体と心」です。
ガンダムでいえば…
「ガンダム本体」=「肉体と心」
「操縦士のアムロ」=「魂」
タモリさんでいえば…
「森田一義」という魂が、
「タモリ」というキャラクターを操っている。
イチローでいえば…
「鈴木一郎」という魂が、
「イチロー」というスーパースターを操縦している。
だから、きっと、
バッターボックスで、こんなセルフトークをしているはずです↓
「さあ、いよいよお前の打席だ。イチロー、この大きな声援が聞こえるか。お前はスーパースターだ。今こそ、本当の実力をみせてやれ!」
これが、メタ認知。
このように、
「魂」が本当の自分で、
「肉体と心」は神様からのレンタル品
と考えるのがメタ認知上達への近道です。
ちなみに、ぼくの場合は…
それぞれに「名前」を付けています。
「魂」=ラッキー
「肉体と心」=ふるいえいじ(本名)
なので、今は、
「ラッキー」が、「ふるいえいじ」を使ってブログを書いている感覚。
だから、
書いている最中は…
「もう少しだ、がんばろうぜ!」
と、ふるいえいじを励まし、
書き終わったら…
「よくがんばったね!偉いぞ!」
と、ふるいえいじを褒められる。
四六時中、ずーっとメタ認知状態でいられるわけです。
メタ認知の波及効果
メタ認知が上達すると…
「生き方・考え方まで変わってくる」という効用もあります。
「この『肉体と心』を使って、どんな人生をつくっていこうか?」と前向きになれたり、
人生でつまずいた時でも…
「おれの人生、おもしろいよなぁ~」と客観的になれたり、
「妻のやることに、また口出ししようとしてるなぁ。やめとけ、やめとけ」と冷静な判断ができたり、
ストレスが溜まったときでも…
「疲れているみたいだから、温泉に行ってゆっくりしようか」と、自分自身のメンテナンスが上手くなったり。
一言でいうと、
「生き方が上手くなる」ということですね。
メタ認知という「たった1つのこと」が出来るようになるだけで、その波及効果は計り知れないのです。
メタ認知・まとめ
ここまで、「メタ認知」という、目には見えないものの話ばかりで、分かりづらかったかもしれません。
うまく伝えられたかどうか、わかりませんが…
最後に、1つだけ言いたいのは、
「メタ認知は、やればやるほど上達する」ということ。
スポーツと同じで、
理屈より「実践」が大切です。
『100人に1人でも、「やってみよう!」と思ってくれる人がいたら嬉しいな』
という思いで書きました。
長い文章を最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!
以上、『【メタ認知】感情をコントロールし、気楽に生きる秘訣』でした。