悪口を言う人の心理と結末
あなたの周りにも「悪口ばかり言う人」がいると思います。
なぜ、その人は悪口ばかりなのでしょうか?
今回は『陰口、悪口を言う人の心理と結末』についてお話させていただきます。
悪口の『錯覚』と『不信感』
なぜ悪口を言うのか?というと…
自分に「劣等感」があるから。
他人を引きずり下ろすことで、自分の劣等感を忘れられるからです。
心理学では、これを「引き下げの心理」といいます。
だから、他人の悪口を話していると少し楽しいし、
一時的に、優越感や一体感がうまれたような錯覚もおこります。
しかし同時に、心の奥底では…
相手の二面性に対して、不信感も生まれてしまう。
「もしかしたら、よそでは、わたしの悪口も言ってるんじゃないかしら?」
「この人の前では、うっかりミスもできないわ」
と。
悪口を言うことで、結局は自分が嫌われてしまうし、
そんな人間関係は、すぐに壊れてしまいます。
悪口の危険性と常習性
悪口は、危険な娯楽でもあります。
人は、直接ほめられるよりも、
「あの人が、あなたのことほめてたわよ!」と間接的にほめられたほうが、ずっと嬉しいものです。
逆に、
「あの人が、あなたの悪口 言ってたわよ!」と聞けば、もう怒り心頭ですよね。
本人のいないところで悪口を言うことは、たいへん危険なこと。
「絶対に内緒よ!」は、
「話す価値があるわよ!」と言っているのと同じ。
知らぬ間に、広まってしまいます。
しかも、伝言ゲームのように…
本人に伝わるときには、「もっとひどい悪口」に変化している場合が多いもの。
もしも、言葉に「色」がついていて、悪口の悪影響を目で確認することができたなら…
怖くなって、悪口は言えなくなるはずです。
「悪口」の怖さは、それだけではありません。
悪口には「やめられない」という常習性があります。
他人のあら探しは、
すぐに習慣になってしまい、絶えず標的となる人を探し回るようになる。
朝から晩まで、ひっきりなしに、
良いとか悪いとか、評価するのがクセになってしまうのです。
あなたの周りにもいますよね。
あれって悪いクセなんですね。
悪口を言うことからくる「一時的な優越感や一体感」という快感がやめられない。
これが、悪口の常習性です。
そして、その人たちの結末は…
皆から嫌われる
なぜなら、悪口の多い人は信用ならないし、
悪口は独り歩きして、いつかは本人の耳にも届いてしまうからです。
「あいつは悪い!」と、人差し指を相手に向ければ…
中指・薬指・小指は自分に向いてしまう。
このように、
他人を非難すれば、やがて「三倍返し」で自分に返ってくるのです。
かわいそうですが、他人のクセを治してあげることはできません。
それよりも、自分が悪口をいわないように気を付けることの方が肝心です。
悪を探すのではなく、美徳を見つけていく
他人の欠点をさがして悪口を言うのは、誰にだってできます。
それよりも…
他人の欠点を見るのはやめ、長所を見る。
心の悪を探すのではなく、美徳を見つけていく。
そうすることで、自分自身も気分がいいし、
悪口を話すより何倍も、素敵な人間関係を築けるはずです。
悪口を言う暇があったら、まず他人をほめる。
それは、必ず自分にも返ってきます。
「あの人が、あなたのことほめてたわよ!」と。
貴方がたとえ氷のように潔癖で雪のように潔白であろうとも、世の悪口はまぬがれまい
(シェイクスピア)
以上、『【悪口ばかり言う人】陰口、悪口を言う人の心理と結末』でした。