前向きになれない人の特徴は、ため息が多いこと。
「はぁ~、明日も仕事かぁ」
「はぁ~、毎日がつなんない」
「はぁ~、子どもが言うことを聞いてくれない」
ため息ばかりの毎日では、たった一回の人生が台無し。
どうせなら、もっと明るく前向きに生きていきたいですよね。
そこで今回は、前向きになれる思考法をご紹介します。
やることは、たった一つ。
考え方を、ほんのちょこっと変えるだけ。
覚えておいて損はないと思いますよ。
前向きになる方法
前向きになれない人は、「苦痛やトラブルが人一倍多い」というわけではないと思います。
それなのに、「悩み」だけは人一倍多い。
なぜでしょうか?
前向きな人と、前向きになれない人とで、いったい何が違うのでしょうか?
「突然、歯が痛くなった」ときのことを想像してみてください。
●前向きになれない人は…
「ゲッ!最悪。ツイてない」と考えます
●前向きな人は…
「歯医者の予約を入れよう」と考えます
たった、これだけの違い。
前向きになれない人にとって…
「苦痛や問題」イコール「悩み」。
前向きな人にとって…
「苦痛や問題」イコール「合図」です。
「苦痛や問題」というのは、無駄に起きているわけではありません。
「このままだと大変なことになるから、○○しましょうね」という合図なのです。
・「お腹がすいた」は、「食事をしましょう」の合図
・「喉がかわいた」は、「水を飲みましょう」の合図
・「寒い」は、「服を着ましょう」の合図
・「疲れた」は、「休憩しましょう」の合図
・「臭い」は、「雑菌がいますよ」の合図
この内、どれか一つ合図がないだけで、わたしたちは生きていけないでしょう。
100メートル走のハイペースで、マラソンを走ったら、心臓の限界を超えて倒れてしまいます。
「苦しい」という合図によって、わたしたちは守られているのです。
「お腹が痛い」は、「トイレに行きましょう」の合図。
その合図がなければ、お尻が大変なことになってしまいます。
「苦痛や問題」は、人を悩ますために起こるわけではありません。
わたしたちをを守るために、わざわざ起きてくれているのです。
それは、「神様からの合図」と言ってもいいかもしれません。
そう考えたとき…
ネガティブ感情も、「自分の味方だ。ありがたいものなんだ」と前向きにとらえることができるのではないでしょうか。
また、「合図がきた」と考えることで、「自分は何をしたらいいのだろう?」と具体的な対策を打つことができます。
それによって、人生がより良い方向へ流れていくことでしょう。
ここまでの説明だけでは、不十分だと思いますので…
次に、前向きな考え方の具体例を、いくつかご紹介していきます。
読むだけで、前向きな考え方が身についてくると思いますよ。
前向きな考え方・具体例
筋肉痛の痛みは…
運動のしすぎではなく、
「運動不足ですよ」という合図。
運動習慣を取り入れるときです。
「やる気が起きない」という感情は…
「サボりましょう」という合図ではなく、
「気のエネルギーが足りていませんよ」という合図。
「やる気」とは、文字通り「やる」ための「気」。
それを充電するために、自然の中で思いっきり遊んだり、パワースポットに行って癒される必要があるということです。
「イライラしがち」というのは…
自分の性格の問題ではなく、
「心に余裕がありませんよ」という合図。
たっぷり睡眠をとって、遊びを増やす必要があります。
不安は…
恐れるためではなく、
「用心しましょう」という合図。
地震が不安なら、避難袋と避難場所を確認すれば、それでOK。
発表会の本番が不安なら、もう少し練習をするときです。
「なんだか最近つまんない」という感情は…
ダラけるためではなく、
「生活がマンネリ化してますよ」という合図。
新しいことにチャレンジするときです。
「お金の心配」が出てきたら…
「安月給で…」と会社の愚痴をこぼすときではなく、
「もっと節約しましょう」又は「もっと稼ぎましょう」という合図。
収支のバランスを整えるときです。
「なぜか寒気がする」という感覚は…
風邪薬をのんで熱を下げるためではなく、
「今から熱を上げてウイルスをやっつるから、ご協力願います」という合図。
布団に横になって、体力を蓄えるときです。
「ああ悔しい!」という感情は…
嫉妬するためではなく、
「あなたも、がんばって追いつきましょう」という合図。
相手の足を引っ張るときではなく、自分が努力するときです。
「最近体がだるい」と感じるのは…
「不治の病だったらどうしよう」と悩むためではなく、
「体のどこかが故障しているかもしれませんよ」という合図。
一度、病院で診てもらうときです。
「情けない」という感情は…
落ち込むためではなく、
「もう少しがんばりましょう」という合図。
自分に足りないスキルを、身に付けるときです。
焦りは…
「もっと急ぎなさい」という合図ではなく、
「事前に早くやっておきましょう」という合図。
次回から、提出物は早めに済ませておくとか、家を10分早く出発するということです。
緊張は…
オドオドするためではなく、
「勇気をふり絞りましょう」という合図。
コブシを握りしめて「よし、やるぞ!」と気合を入れるときです。
「明日は仕事かあ」という日曜夜の嫌な気分は…
凹むためではなく、
「そろそろ気持ちを切り替えましょう」という合図。
両手で頬をパンパンと叩いて「よし!また明日から稼ぐぞ」と言えば、気持ちが切り替わるかもしれません。
「何度言ったらわかるの!」と子供に腹が立つのは…
もっと厳しくするためではなく、
「もうすこし言い方を工夫しましょう」という合図。
「ピーマンも食べなさい!」と叱るのではなく、「ピーマンを食べて体を強くすれば、きっとサッカーもうまくなるよ」と言えば、食べてくれるかもしれません。
このように、ネガティブ感情は、すべて「神様からの合図」。
そう考えたとき、悩みや苦しみですら「ありがたいもの」と思え、さらに生活も向上していく。
そんな生き方を、”前向きな生き方”と言うのだと思います。
「神様からの合図」を知るコツは…
ため息が出そうなときに、「今、自分に何ができるのだろう?」と考えてみること。
すると、神様の伝えたいことがわかってくる。
やるべきことが分かれば…
「じゃあ、こうしてみようかな」と、自動的に”前向き”に行動している自分がいるはずです。
イチローも、本田圭佑も、孫正義も、坂本龍馬も…
前向きな人はすべて、ネガティブ感情になったときに「自分に何ができるのだろう?」と考えるタイプだと思います。
しつこくて申し訳ありませんが、もう一度いいます。
ため息が出そうなときに、「今、自分に何ができるのだろう?」と考えてみる。
言い方を変えると…
「神様は、自分にどんな”答え”を期待しているのだろう?」と考えてみる。
これが、前向きになれるたった一つの思考法だと思います。
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以上、前向きになる方法◇一瞬で悩みを減らすたった1つの思考法でした。
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