この記事でお伝えしたいこと
- 幸運の法則とは?
- 運を良くする3つの方法
「お守り」や「おまじない」は、ある程度効果があるということが、心理学ですでに証明されています。
運について、さらに徹底研究したのが、元マジシャンの心理学者リチャード・ワイズマン博士。
ワイズマン博士は、こう言います。
「運は、天から降ってくるようなものではない」
「くじ運」や「棚からぼたもち」的なことは、確率のかたよりに過ぎないそうです。
さらに、ワイズマン博士はこう言います。
「運のいい人は、本人も気づかないうちに、法則にしたがって幸運をつくりだしている」
そう!
運には『法則』があるんです
つまり、法則どおりに生きていれば、誰だって幸運をつかむことができる。
法則に逆らえば、幸運はやってこないというわけです。
では、その法則とは…
幸運の法則とは?
では、「幸運の法則とは何ですか?」ということですが…
ワイズマンさんの説明は、非常に複雑なんです。
そのままお伝えすると、頭がこんがらがりそうな内容なので、ぼくなりにポイントを要約して、シンプルに説明させていただきますね。
運のいい人の3つの法則
運のいい人がやっている法則は、この3つ。
①知らない人とよく会話する
②チャンスを見つけるのがうまい
③直感で行動する
ちなみに、運が悪い人の法則は、この逆。
①知らない人とは話をしない
②チャンスに気づかない
③迷ったあげく行動しない
これだけでは、どうして運が良くなるのか、さっぱりわからないですよね。
というわけで、簡単な物語を1つ作ってみました。
「いつも笑顔のマル男さんと、いつも真顔のペケ男さん」というお話。
グラグラ建設で働く、いつも笑顔のマル男さんと、いつも真顔のペケ男さん。
2人とも30歳独身。設計を担当しています。
ところが、グラグラ建設。
不景気のあおりをうけて倒産。
2人は新しい就職先を探しに、ハローワークに通うことになりました。
ペケ男さんは、ハローワークの帰りに行きつけのハッピー寿司へ。
店のすみで、一人さみしくお寿司を食べて、そそくさと帰っていきました。
その10分後。
ハローワーク帰りのマル男さんもハッピー寿司へ。
カウンターに座り、いつもどおり大将に話しかけます。
「大将、聞いてよ!会社が潰れちゃってさ。職安の帰りなんですよ」
「あら、それは大変ですね。ところでマル男さん、建築の設計でしたよね?」
「はい」
「うちの常連さんにね、建築会社の社長さんがいるんですけど、仕事が忙しくて、設計士さんを探してるって言ってましたよ。連絡とってみましょうか?」
「マジっすか!ぜひぜひよろしくお願いします!」
ちょうどその頃…
ペケ男さんは、商店街をぬけて自宅へ向かっていました。
途中、「落ちている財布」にも気づかず、そのままトボトボ歩いていきます。
その10分後…
マル男さんは、商店街で財布を拾います。
交番に届けると、そこには涙目の女性が。
財布は、その女性のものでした。
「本当にありがとうございます!」
「お礼がしたい」ということで、後日食事にいく約束をしました。
その頃、ペケ男さんは、駅前に新しくできたスポーツジムの前を通りがかります。
「運動不足だからなぁ。スポーツジムもいいけど、どうせ続かないから…」と素通りしていきました。
その10分後、マル男さんもスポーツジムの前を通りがかります。
「新しいスポーツジムだ!1ヶ月7000円。運動不足だから、思い切って入会してみるか!」
マル男さんは、迷わずその場で入会しました。
それから3年後
マル男は、寿司屋さんから紹介してもらった建築会社に再就職。
給料は、前の会社の1.5倍。
景気のいい会社だから、社内の雰囲気もいい。
今はオリンピック関連の仕事を任されています。
スポーツジムの効果もあり、健康そのもの。
財布の女性とも仲良くなり、只今お付き合い中。
挙式は、3ヶ月後の予定。
結婚後は、自分の設計した一軒家で暮らすそうです。
一方のペケ男さんはというと…
職安で紹介してもらった工場でしぶしぶ働いています。
給料は、もちろんガタ落ち。
さらに定期検診では、お医者さんにこんなことを言われてしまいます。
「あなた内臓脂肪がすごいですよ。運動してくださいね。それからお酒は控えてください」
それを聞いて、「お酒くらいしか楽しみがないのに」と肩を落とすペケ男さんでした。
おわり
お気づきの方も多いと思いますが…
幸運とは、ドカンと凄いことが起こるわけではないんです。
宝くじが当たるとか、原宿でスカウトされるとか、そういうものではない。
あとから考えると、「そういえば、あれがきっかけだったな」と気づくもの。
きっかけは、些細なことなのです。
つまり、「きっかけ」という名の幸運のタネをたくさん植えておけば、やがて自分の好きなものを収穫できる。
ラッキーなことがたくさん起きてくるというわけです。
では、幸運のタネを植えるにはどうしたらいいのか?
それが「法則通りに生きる」こと。
- 知らない人とよく会話する
- チャンスを見つけるのがうまい
- 直感で行動する
マル男さんは、法則通りに生きていました。
①寿司屋の大将に話しかける
②落ちてる財布に気づく
③直感でスポーツジムに入会する
一方のペケ男さんは、法則の逆をしている。
①行きつけの寿司屋なのに、誰とも話をしない
②落ちてる財布に気づかない
③迷ったあげく、スポーツジムを素通りする
幸運のタネを植えてないペケ男さんには、幸運は訪れない。
実力でいくしかないというわけです。
知人の「すごい幸運な話」
ぼくの知り合いに、「幸運の達人」みたいな女性がいるんです。
その方、仕事はリフォーム会社の営業。
趣味は温泉。
温泉が大好きだから、なんの迷いもなく直感でリゾートホテルの会員になって、あちこちの温泉に行っていました。
だから、各地に友達ができる。
すると、友だちになった人から、ときどき電話がかかってくるそうです。
「あなたリフォーム会社に勤めてたわよね。うちの息子がリフォームしたいって言ってるから、相談に乗ってくれない?」
で、そこの工事を請け負うと…
次は、その息子の友達からも依頼がくる。
さらに、そのまた親戚からも依頼がくる。
そんな感じで、営業しなくても、たくさん契約を取れるようになったそうです。
だから今では、週に一回土曜日に会社に行くだけ。
あとは、温泉に行ったり、おいしいものを食べに行ったり…。
知らない人と友だちになるきっかけさえあれば、いくらでも契約が舞い込んでくるそうです。
ちなみにこの女性、御年77歳。
年間で億単位の契約をとってくるので、仕事をやめたくても、社長がやめさせてくれないそうです。
この女性もマル男さんもそうですが、運のいい人というのは、生まれつき運がいいわけでも、天から幸運が降ってきたわけでもないんですね。
ヒマワリの種をまけば、ヒマワリの花が咲くように、幸運のタネをまいたから、幸運の花が開いた。
これが、運を良くする法則です。
話はここで終わらない!!重要なポイント
というわけで、運を良くするには…
- 知らない人とよく会話する
- チャンスを見つけるのがうまい
- 直感で行動する
この3つを普段から実践できていれば、だんだん運が開けてくるわけですが、話はここで終わらないんです。
問題は ここから!
というのは…
この3つを実践するって、簡単そうで簡単ではないですよね。
「知らない人に話しかける」というのは、かなりの勇気がいるし…
2つ目の「チャンスを見つけるのがうまい」なんて、何をどうしたらいいのかわかりませんよね。
チャンスに、「チャンス!」と書いてないですからね。
最後の「直感で行動する」というのも、優柔不断な人にとっては、かなり難しいと思います。
でも、安心してください!
いい方法があるんです。
ある1つのことを心がけるだけで、 3つとも簡単にできるようになる。
そんな方法があるんです。
その方法とは何かというと…
普段から笑顔
普段から笑顔でいると、オーラが大きくなって、魅力がアップします。
すると、人から話しかけられることが、自然と増えてくる。
さらに、自分から話しかけたときも、こちらが笑顔なら、相手もたいてい笑顔で返してくれます。
すると、だんだん「世の中はいい人ばかり」と思えてきて、人に話しかけることが容易になる。
反対に、こちらが「真顔」だと、人から話しかけられることが少なくなる。
自分から話しかけたとしても、相手は警戒して、ぶっきら棒な態度になりますからね。
笑顔の少ない人は、人に話しかけることがだんだん怖くなるんです。
それから、「②チャンスを見つける」のも上手くなります。
普段から笑顔だと、心がポジティブになり、心がポジティブだと、視野が大きく広がります。
不思議ですけど。
本屋で「自分の人生を変えてくれそうな本」が勝手に目に飛び込んでくるとか、アナウンサーの一言から「いいアイディアを思いつく」とか。
これを『拡張形成理論』というのですが、マル男さんだけが、落ちてる財布に気づいたのも、そういうこと。
笑顔でいると、いい情報が勝手に飛び込んでくるのです。
それから、「③直感で行動する」ことも、容易になってきます。
というのは、直感で行動できない原因は、「どうせ無理」とか「失敗したらどうしよう」とか、あれこれネガティブなことを考えてしまうから。
ですが、普段から笑顔でいれば、ネガティブなことを考えるのが難しくなりますからね。
マル男さんがスポーツジムに入会したときのように、自然と直感で行動できるようになるというわけです。
このように、笑顔ひとつで「運を良くする3つの法則」を簡単に実践できるようになる。
幸運の種をたくさん植えることができる、というわけです。
まとめ
幸運を手に入れるのに大切なことは、まず笑顔。
笑顔によって、良好な人間関係・チャンス・積極的な行動が生まれてくる。
この3つが幸運の種となり、やがて花開く。運が開けてくる。
これが、運を良くする法則。
で、最後に1つ、おすすめの本をご紹介したいのですが、それがこちら↓
著者の喜多川さんは、ご存じの方もみえると思いますが、横浜で学習塾を経営するかたわら、小説を書かれている有名な作家さん。
この『運転者』もシンプルな小説ですが…
不幸のどん底だった主人公が、ほんのちょこっと行動を変えるだけで、運勢がみるみる良くなっていくという物語。
幸運をつかむ方法が、とてもわかりやすく、具体的に書かれています。
読んだらすぐに実践できます。
「もっと幸運になりたい!」という方は、ぜひ一度、手にとって読んでみてくださいね。
☆☆☆
以上、【幸運の法則】科学的に運を良くする3つの方法でした。
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